エンヤ婆





     

正義( ジャスティス )は勝つ!」

+ 担当声優
高木早苗
カプコン版
深見梨加
OVA
三輪勝恵
『オールスターバトル』
鈴木れい子
2014年アニメ版

高木女史はボインゴを兼任。
三輪女史は『パーマン』のミツオ君で有名。
鈴木女史は「ねるねるねるね」のCMの魔女の声など老婆役に定評がある。
予言者現る
やると思った

ジョジョの奇妙な冒険』第3部の前半のボス的な役割を持つ老婆。
霧のスタンド「正義(ジャスティス)」を操るスタンド使いでもある。
DIOにスタンドの存在を教えたのも彼女であり、DIOへの心酔ぶりは他の側近にも劣らない。
DIOのために、雇ったスタンド使いと自分の息子とをジョースター一行に次々と差し向けた。
また、彼女の「左手」は「右手」である。要するに両右手。息子のJ・ガイルにもこれは遺伝している。
フルネームは「エンヤ・ガイル」。PS版でも「ENYA GAIL」と表記されている(※GUILEではない)。

ポルナレフは「両右手」という情報のみを頼りに、妹を殺したJ・ガイルを探していた。
その復讐が果たされた後、今度は逆にエンヤ婆がポルナレフへの復讐に燃え、直接出向く。
ついでにJ・ガイルとコンビを組んでいながらも一人だけ逃げ延びたホル・ホースに対しても逆恨みしている。


「逃がすかァアアア ポルナレフ 脳みそ!ズル出してやるッ!
  背骨バキ折ってやるッ!タマキンブチつぶしてやるッ! 息子の恨み 今晴らしてやるッ!」

「キイイイイイ!!エェエエ──ッ」

パキスタンにて小さなホテルの主人を装ってジョースター一行を待ち受け、まんまと彼らを誘い込む事に成功。
自身のスタンド能力でポルナレフ(とホル・ホース)を追い詰めるが、Q太郎承太郎の機転により敗れる。
その後ジョースター一行が情報を聞き出そうとするも、スティーリー・ダンにより肉の芽を植え付けられて殺害される。
利用されていただけと理解した後も、DIOを信頼したまま逝った
(小説『OVER HEAVEN』では、J・ガイルの死に正気を失ったエンヤ婆を落ち着かせるため、
 やむを得ずDIOが肉の芽を刺すと決めたとされている)。

このように第3部序盤から中盤にかけてややあっさりと退場した感はあるが、その名前は以後本編に度々登場しており、
当時エジプトで偶然スタンドが発現する矢を発掘した第五部のラスボス・ディアボロから矢を数本買い取って、
DIOがスタンドを発現する切っ掛けを作ったり、能力を開花させるアドバイスを与えたり、
スタンド使いを増やすため、部下に矢を持たせ世界中を回らせたり、
第四部の舞台である杜王町で第四部のラスボス・吉良吉影の父である吉良吉廣に矢を渡したりと、
物語に与えた影響力が非常に大きい重要人物である。

なお、エンヤ婆と息子のJ・ガイルが何故に両右手という身体なのかは原作では特に触れられていないが、
小説『OVER HEAVEN』ではDIOの推測という形で、第1部の頃にDIOが屍生人を増やした際に、
戯れとして様々なタイプの異形の屍生人を作ったため、そのいずれかの血族ではないかとも示唆されている。

+ スタンド「正義(ジャスティス)」
破壊力 - D スピード - E 射程距離 - A
持続力 - A 精密動作性 - E 成長性 - E
タロットカード大アルカナ11番目のカード「正義」の暗示を持つ霧状のスタンド。
王冠を被った骸骨のような頭部と両腕という不気味な姿をしている。
幻覚効果に加え、霧が傷口に触れると傷口を貫通する穴が開き、その穴に糸を通すように霧が入りその部位を操る。
これは死体に対しても同様で、原作では墓地一つを町一つに見せかけるほどの幻覚と死体を操った。
しかも霧なのでスタンドの直接的な攻撃が効かず、正攻法においてはある意味最強のスタンド。
似たような性質のスタンド使いも後々出てきているが、攻撃範囲の広さなどの点で大きく差がある。
ちなみにスタンドの像は原作だと普通の左手だったが、TVアニメ版ではエンヤ婆同様に両右手になっている。

ただし、逆に言えば霧が敵を直接殴打したり切り裂いたり粉砕したりする事は出来ず(ただしあくまで傷が無ければだが)、
原作では承太郎のスタープラチナが、ジャスティスのスタンド像の頭の部分を吸い込んで押さえ付け窒息させるという強引な手段で倒している。

OVA版にも登場した時には、何と霧に身を包んで美女に化けると言う荒技までやってのける(若作りってレベルじゃねーぞ!)。
また、漫画原作とは展開も異なり、承太郎のタバコを使ったカマ掛けを初めて使った相手になっている。


ゲームにおけるエンヤ婆

ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』では、『未来への遺産』のデータ内に没スプライトの残骸らしきものが残されているが未登場
その後、PS版のスーパーストーリーモードにてCPU専用キャラとして登場した。
アクションゲーム的ステージで、スタンドと無数の死体を操りながら右へ左へと逃げ回る。
直接攻撃してこない(スタンドによる攻撃はある)が、常に距離を取ろうとする上に、
回り込み(無敵移動)の距離がやたら長いので「死体を蹴散らして近付き殴る」の繰り返しとなる。
設定と違ってスタンド像の手で叩き潰すように殴打してくる。
5:05~

『アイズオブヘブン』ではNPCとしてストーリーに登場。
他の部下のようにジョースターエジプトツアー御一行様を返り討ちにした平衡世界のDIOによって復活し、彼のために動いている。
『未来への遺産』同様、「正義」の霧で死体を操ったり、こちらも設定と違って「正義」の爪で引っ掻き攻撃を行う。

『ラストサバイバー』ではカイロ市街の侵入禁止エリアが「正義」の霧で表現されている。
ゲームの性質上DIOだろうと普通に影響を受ける。

ちなみに、上の画像では右手に包帯を巻いており左手は普通だが、これは彼女が2P側基準だから。
山崎竜二の左手と同じ理屈である。


MUGENにおけるエンヤ婆

Corntortillas氏による、PS版のドットを用いたものが存在。
代理公開先であった「Random Select」は2019年10月に閉鎖されてしまったが、
後述するLilliesMADs氏(Lillie's MADs氏)のAIに本体が同梱されている。

スタンドや原作再現ハサミでの攻撃、スーパーストーリーモードのゾンビ達を呼ぶ技で戦う。
流石に元ゲーと違いゾンビが自動で湧いたりはせず、ゲージを消費して召喚する仕様となっている。
スタンドは発動中オートで攻撃してくれるので、ゾンビと組み合わせて相手を翻弄していこう。
ただし、本体が攻撃を受けると消えてしまう上に、出現してから動き出すまでが遅い点には注意。
超必殺技は相手をロックしてゾンビの大群でフルボッコにするプリーズヘルプミー「Zombie pile」、スタンドで引っ掴んで便器に叩き込む「Toilet Smash」、
相手を弓矢(恐らくスタンド能力を発現させる「弓と矢」)で射抜く3ゲージ技「Golden Arrow」の3つ。
なお、「Golden Arrow」以外の超必殺技にはトレーニングモードで使用するとダメージが0になるという謎の仕様がある。

この他、イントロや挑発で美女の姿になったり、ボイスもアニメ版のものになっているなど、OVA版の要素も取り入れられているが、
絵と台詞が合っておらず、尊敬する上司に向かって、

「息子を殺したカス共がぁ…!」

などとのたまってしまう事もある。
気になる場合は発動しないように設定するか、特殊イントロの記名を書き足そう。

AIは未搭載だが、前述の通りLilliesMADs氏(Lillie's MADs氏)による外部AIが本体同梱で公開中。
人間弾幕ならぬゾンビ弾幕を展開し、スタンドとの複合攻撃で封殺する戦法を得意としているが、
ガードが緩いのでスタンドやゾンビ召喚時に隙があり、接近戦には滅法弱い。
また、ゾンビの召喚にゲージをバンバン使うためか超必殺技を使用せず、立ち回りがやや単調なのが難点。
しかも基本的に「スタンドを発動してからゾンビ召喚」という行動パターンであるため、
スタンド発動→相手に潰される→スタンド発動…という流れで逆に封殺されてしまう事も多い。
とはいえ、上手くハマれば相手を一方的に蹂躙出来るポテンシャルを持っているので油断は禁物。
この他にakuaku氏もAIを製作していたのだが、残念ながら公開には至っていない。
LilliesMADs氏AI紹介動画
akuaku氏AI

お前ら、子持ちババアだけど夫なんて影も形も無いから求婚を躊躇わなくてもいいんだぞ?
CFJ』じゃデミトリエンヤ婆から吸血してるくらいだしな!
あ、OVAで化けてる姿(イントロや挑発で拝める姿。原作や元ゲーには無い)は却下な。





「DIO…様は… このわしを信頼してくれている

     言えるか」

出場大会

更新停止中
削除済み

出演ストーリー



最終更新:2023年10月27日 12:18