ラスプーチン



「ワーオ!!」

 コピー:愛と至福の使者!!(『WH2』)
     愛と平和の伝導師(『WHP』)
 出身地:ロシア
 身長:180cm(自由自在らしい)
 体重:68kg(自由自在らしい)
 誕生日:1864年 2月29日
 年代:1914年
 年齢:不詳
 血液型:AB型(?)
 職業:魔法使い(『1』~『JET』)、教祖(『WHP』)
 格闘技:魔術
 趣味:カラオケ
 好きなもの:、平和、神様、人類皆兄弟、ショートケーキ、信者
 嫌いなもの:戦争、闘い、血、チーズケーキ、悪の宗教家
 知能指数:(愛あるかぎり限界はない)
 宝物:愛

「私の使命、私の宿命はこの地球を愛の惑星にすることなのです!!」


WH2
ロシアはペテルブルクの郊外、人々が「魔法使いの居城」とウワサする古城に彼は住んでいた。
彼の名はラスプーチン、人は彼のことを魔法使いと呼び恐れていた。ウワサでは悪魔に魂を売ったともいう。

しかし彼はその居城の中で日夜書物とにらめっこしながら世界中の知識を学び、術を完成させていたのである。
今日もせっせと書物の整理をしている彼。どうやら東方の国の書を手に入れたらしく、うれしそうに作業をしている。

「あとはこの本をあそこに置いて…ウワッタッタ」
ドターンという音とともにバランスをくずした彼は床にくずれ落ちた。
「アイタタ…、やっぱ本の整理の術でも研究するかな」
やはり変な彼だった。


ワールドヒーローズ』シリーズに登場した自称魔法使いで教祖も兼ねる。
担当声優は『WH』ではADK社員、『WH2』以降は三浦真次氏。
モデルはロシア帝国を揺るがし崩壊へ導いた(と言われる)怪僧「グリゴリー・ラスプーチン」。
でも某尊師の成分も混ざっており、2Pカラーの紫色の衣装がそのヤバさを加速させている。
戦うことの虚しさ、愛の素晴らしさを説いて回っており、マッドマンをライバル視している。
なお『戦国BASARA』にも「実際の宗教関連の人物(フランシスコ・ザビエル)をモデルにした胡散臭い愛の教祖」という、
似たようなコンセプトのキャラ「ザビー」がいる。

「なぜこの者は愛を拒むのでしょう?私の愛がまだ足りないのですね」

+ 史実から言うと
ヒーローと言うにはほど遠く、ロシアではその名前を口にすることすらタブー視されている
こいつの名前と同じと思われたくない為「ラスプーチン」姓の国民全員が「プーチン」に改名したという逸話すらあるほどである
(某大統領の家もそのクチと言われている)。
ヒーリング能力を持っており、その能力でロシア帝室に取り入って政治を掌握したとされる。

特徴的な長い顎鬚に大柄な体格の持ち主で、股間のモノも大層ご立派だったと伝えられている
(真贋は不明ながら、彼のモノとされるホルマリン漬けのアレがサンクトペテルブルク某所に展示されてるそうな)。
多数の女性信者と淫らな関係を持ち、それを新聞にすっぱ抜かれた事があり、その辺りのイメージがゲームでの彼の姿になっていったのだと思われる
(いつの間にかゲイ扱いされているのは気にしないでおこう…)。

その最期は「青酸カリによる毒殺>拳銃による至近射撃>殴る蹴るの暴行の後、寒空の道路に放置>凍った河に投げ込まれる」
という壮絶なもので、死因は溺死(つまり河に入るまでは生きていた事になる)。
通常の人間なら3回は死ぬようなものであったため3個の心臓を持つとか言われた。

なお別説として「彼は皇后個人に気に入られただけで、政治そのものへの興味は無かった」とも言われている
(そもそも、当時のロシア帝政は非常に保守的で官僚が強く、一個人が立ち入れる物でもなかったらしい)。
「農民の出だったため、意見を求められた際に民衆に優しい提案をしたこともあった」というので、
この解釈が正しければ、彼は当時の悪政の責任だけを押し付けられたスケープゴートということになるが……。
真相は彼がタブー扱いにされていることもあって、未だに解明されていない。

1978年には、ドイツのディスコバンド「ボニーM」が彼の生涯をもとにしたダンサブルな楽曲「Rasputin」を発表。
大ヒットし、彼らの代表曲となった。
更に、この曲に影響を受けた別のバンドがこれまた有名なヒット曲「ジンギスカン」を作るきっかけになったとされる。
奇しくも『ワールドヒーローズ』シリーズにはどちらもレギュラーキャラとして出ている事になるが…。
Ra-ra-Rasputin ロシア最高のラブマシーン♪

そのミステリアスな存在感から、創作においても本人・子孫・名前だけ拝借を問わず様々な形で登場している
(『ルパン三世』のTVSP「ロシアより愛をこめて」の敵役・読心術を操る怪僧ラスプーン、
 葛葉ライドウと対峙した不死身のダークサマナー・ラスプーチンなど)。
MUGEN関連の創作作品としては、『X-MEN』のコロッサスがラスプーチンの子孫とされている他、
ファイターズヒストリー』のカルノフも津雲幻一郎氏による漫画版では同様の裏設定が存在していた模様。

「あなたに足りないのは愛。さあ、この胸に飛び込んで来なさぁい!!」

色物キャラが多いこのゲームの中でも、最も突出したキャラの一人。
手足を大きくして攻撃したり、つま先立ちで回転して(下着丸出しのまま)スカートで攻撃したり、相手を潰して小さくしたりとやりたい放題。

特に究極奥義「秘密の花園」は『相手を掴んで薔薇の園に入り込み、怪しい事をする』という格ゲー界でも奇抜な技である。
この技のイカレっぷりが台詞やキャラ選択絵にまで飛び火(逆かもしれないが)し、
2JETまではまだ変わり者や色物で済んでいたのが、今や完全に変態で定着してしまった。
初代とパーフェクトを見比べてみると、最早格好と設定流用した別人にしか見えないレベル。
マッドマンが「へんたいザマス」と突っ込んでる事や後述のADKワールドを見るに、故意犯と思われるが。
ただし、愛に生きる彼は決してゲイなどではない。その証拠に女性キャラも漏れなく花園へ御招待する。
要はバイである。{バイ=バイセクシャル(両性愛者、両刀使い)}

『熱闘ワールドヒーローズ2JET』では「愛の裁き」という究極奥義が追加されている。
ハートマークの飛び道具を飛ばす技で、喰らった相手に痺れる→燃える→凍るの3連コンボをお見舞いする。
ただ、超必殺技にも拘らず直前ガードによる飛び道具跳ね返しで反射可能な上、
自分が喰らうと体力満タンでも即死するというリスキーな技。

色物キャラではあるが全体的に判定が強く、遠近バランスよく技が揃っており、見た目と裏腹に安定した戦いが出来る。
ただし、無敵切り返し技がないため至近戦闘は苦手としている。
参考動画

なお、例によってワーヒーの仕様として、連続判定の技でKOすると何度もやられボイスが再生される
秘密の花園でKOすると悶絶しまくりなのでヤバイ。

「さあ、恥ずかしがらずに私の愛の花園で一夜を明かすがよい」


「私が愛の調べを歌ってしんぜよう。ほっほっ、もう感激しておるわ」

「いつでもこの大いなる愛の手で、握りしめてしんぜよう!!」

+ ADKワールド
知ってる人は知っていますが、私とマッドマンとジャックのデザイナーは同じ人です。
この話をすると誰もがうなずきますが、どうしてでしょう?私をあんな変態たちと一緒にしないでほしいですな。
大体私も含めて最初はもっとカタイ、真面目な性格だったのですが、いつのまにかどんどん色モノじみてきてしまったのです。
恐るべしADK。

私の「秘密の花園」の中で何が行われているか知りたいですと?よろしい、特別にお教えしましょう。
魔法で慈愛に満ちた空間を造りだし、その中で愛の素晴らしさを身をもって知ってもらっているのです。
裸になるのはより深い愛を示すためです。文字通り裸の付き合いというわけですね。
さあ、あなたも素の姿となって飛び込んで来なさぁい。

マッドマン……彼は神の教えを広げる立派な人物です。宗教の目的は尊重します。私が彼を許せないのは私より目立つことです。
思えば最初の大会では私の素晴らしい愛の力には皆が見とれていました。しかし、彼が登場して以来私の影が薄れてきてます。
おかげで私は秘密の花園を使うことになってしまいました。これでまた私が一番の人気ものです。

おや、私の孫娘、ラスプーチコをご存じですか。まだ小さいのに魔法の上達もなかなか早いのでおどろいています。
ただ、生意気な盛りでいたずらが多く、世話が焼けます。あの子も私が説いている愛についてはなかなか理解してくれません。
孫にも理解されないとは……いや、まだ私の誠意が足りないのです。いつかきっと解ってくれるでしょう。




MUGENにおけるラスプーチン

+ Mouser氏製作 WHP仕様
  • Mouser氏製作 WHP仕様
原作再現仕様で、config.txtから字幕のON/OFFが可能(表示位置のy軸・x軸もいじれる)。
MAX奥義と究極奥義はゲージ使用技になっているが、HEROゲージによる性能の変化に対応。
「秘密の花園」の断末魔エコーも完全再現。「つぶれなさぁ~い!!」こと「愛の拷問」もヘルパー技術により搭載されている。
氏のサイト閉鎖後は長らくRandomselectで代理公開されていたが、2013年に氏のMediafileで再公開された。
2014年に公開停止されたが、再度公開された。

ザッパAIでお馴染みの司氏製AIも公開されており、再公開前の旧版に対応。
期待の「秘密の花園」はアイスボールで相手を凍らせてから狙ってくる。
アイスボールさえ当たってくれればそのまま確定する事も多い(そのアイスボールに相手が当たってくれるまでが問題ではあるが)。
それ故、シングル戦よりもタッグ戦で戦った方が「アイスボール⇒秘密の花園」のコンボを披露する事が多ったりする。

また、2012年4月25日には斑鳩氏によるAIパッチが公開された。
AIレベルを8段階の間で、反応速度を10段階の間で変更可能。
こちらはそれほど積極的に「秘密の花園」を狙ってこないが、狙える場面ではきっちり使ってくる。
2013年版の本体更新に対応して新たに作り直しされたものの、現在は公開されていない上「完全に動画使用禁止」の規約に当てはまるAIとなっている。

そして、2017年2月6日にカサイ氏によるAIパッチが公開。
こちらは積極的に「秘密の花園」を使う上に、特にEX版の「秘密の花園」は相手が瀕死の際に狙ってくる故、
動画で使用する際には相手の禁止事項に特に注意。

+ ですからー氏製作 愛の伝道師LOVEプーチン
  • ですからー氏製作 愛の伝道師LOVEプーチン
2021年10月6日に公開された、Mouser氏製ラスプーチンの改変キャラ。
製作者のTwitter(2021年10月2日15時7分のツイート)によると、「待ちキャラになりがちなので攻め技を各種追加した」とのこと。
ワープ技「恋の駆け引き」、地面から伸びる手で相手を拘束する「捕まえてラブミー」、
自身の周囲を分身が螺旋状に昇っていく「嵐の予感」、最後に地上で出した必殺技を分身が繰り出す「ときめきメモリアル」など、
鈍重な動きをカバーする技が追加されている。
また、『熱闘ワールドヒーローズ2JET』における超必殺技「愛の裁き」がMAX対応の必殺技として搭載。
ハートが当たると相手を硬直させるが、ガードされるか画面端に当たると跳ね返り自分にぶつかるとダメージとマイルドな形でアレンジされている。
既存の必殺技も一部性能が変化しており、「愛のコサックダンス」が空中でも出せて軌道を変更可能、
「アクセルスピン」の空中版が発動中に下降しないなど全体的に強化されている。

「秘密の花園」は原作の演出の他、
ですからー氏曰く、
「原作の演出がそのような事実が無いのにも拘らず卑猥なことをしていると連想し、事実無根な風説を垂れ流すドスケベモンスター達へ配慮した技演出」
である自重版への切り替えが可能。
その演出だが、ラスプーチンがお花畑に潜り込み相手の下半身を揉みしだくという、文だけ見ればヤバそうな表現ではあるが、
実際は足も含めて握っているので確かに怪しさは薄れている。
しかし、MAX版の後半は超巨大なラスプーチンの分身が複数昇っていくという強烈な演出があり、原作とは別の意味で印象に残る。

AIはデフォルトで搭載されており、11段階のレベル設定、AI制限の有無やオリジナルのガードキャンセルを使用するかが設定可能。
飛び道具を織り交ぜつつ、ワープや必殺技で積極的に攻める動きで、強さは並~強クラス。
超必殺技は「秘密の花園」か「愛の裁き」のどちらかを使う傾向にあり、前者を積極的に狙うというわけでもない。
ガードが硬い相手には「愛の裁き」を跳ね返されて自滅する事も。


「どんな悪人であれ、救いを求める者には愛を与えよう!!」

出場大会

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出演ストーリー



最終更新:2023年07月15日 22:57