人間弾幕

「おめえら、5対1だぞ!卑怯だとは思わねえのか!?」
「勘違いするな!俺達は1の力を5分割して戦っているだけだ!」
‐『激走戦隊カーレンジャー』第46話「突然失効!?変身パワー」より‐

複数のストライカーを使った人海戦術のこと。
大勢の人間がSTGの弾のように展開され、画面を制圧する様子から弾幕になぞらえてこう呼ばれる。
弾幕という性質上、ガンガン前衛で攻めるキャラとタッグで組ませると大暴れする。

元々は春日舞織が出た時に付けられるコメントの一つ。
その名の通り姉や妹をストライカーとして使役して攻撃を行い、
基本的にコンボゲーである『アルカナハート』の中で一人東方顔負けのまったく新しい弾幕戦術を駆使することから。
これぞ、姉妹の絆コンビネーションだね!
だが、タイマン勝負が基本の格ゲーでは出るゲームを間違っていると言わざるを得ない
なお、格ゲーにおいて最初にこの戦法を確立させたのは某アメコミ風ヒーローである。

似たような言葉に「数の暴力」があるが、こちらはカンフーメンのような、
ストライカーが常時出っぱなしのキャラにも用いられる言葉である。


春日舞織の人間弾幕筆頭たる所以

「我ら春日一門に何か御用でしょうか?
 古来より春日一門は無敗であること、先にお伝えしておきます」

確かにこういったストライカー戦法はある意味強力ではあるが、キャラによっては人間弾幕にも個別に喰らい判定があり、潰されることも多い。
また、本体が攻撃されると帰ってしまうというパターンもある
(特にヴァニラさんは仲間達に個別のライフが設定されていて、ライフがゼロになった仲間は呼べなくなると言う凝った仕様になっている)。
そういった相殺可能な人間弾幕は闇雲に出しても本体諸共攻撃されてしまうため、使い所の見極めが肝心となっている。
さらに一回呼ぶとしばらくの間使えなくなったり(MegaMariユダ)、呼べる回数自体が決まっていたり(KOF系のストライカー)、
呼び出す際にパワーゲージを消費する(タクアン和尚涼宮ハルヒエルルゥ)等、人間弾幕としては自重しているものも多い。

が、人間弾幕筆頭である巫女姉妹は喰らい判定が無く(相殺判定はある)、
攻撃も帰還も一瞬で何度でも呼べるという鬼仕様なので非常に弾幕強度が強かい。
原作では鬼キャラではなかったこの巫女がなぜここまで強くなったのかというと、MUGENの仕様上…ぶっちゃけ画面の狭さの問題である。
MUGENはスタンダードな1画面での左右上下スクロールのスタイルである。
原作の『アルカナハート』は『龍虎の拳』でもお馴染みである「間合いによる画面のズームイン・アウト」のスタイルのため、
互いの間合いを空けた場合かなりの広さとなる。
画面が広い=ストライカーの密度がそれほど濃くないため、そこまで脅威ではない。
しかし、根本的な機能として画面のズームイン・アウトを持たないMUGENは必然的に1画面に全てが収まるように展開してしまう。

特に目立った改変をしてないのにMUGEN上では強キャラになってしまった良い例とも言える。
東方Projectのキャラ達もこれと同じ理由で弾幕密度が上がってしまっている。
しかも、東方キャラの方は弾数を多少減らすなり弾のサイズを小さくするなりして弱化調整することも一応出来るのだが、
人間弾幕の場合なまじ弾が人間であるが故に減らすわけにも縮小するわけにもいかないという事情がこれに拍車を掛けている。
それでも良いからモブごと減らせ?…鼓音ファンと小糸・小唄ファンによるリアル人間弾幕を食らいたいのか
見た目はそのままで判定サイズだけ小さくすれば済むだろう、というのは内緒だ。

ズームイン・アウトが可能になったMUGEN1.1でキャラランクが変動するかどうか、検証が待たれる所である。

+ 人間弾幕の活躍ぶりはこちら
人間弾幕の真髄
ここまでいくと戦争である
上杉軍VSサムチャイ軍

なお、サポートキャラが多くても、同時に複数体出せないキャラや弾幕として認識されないキャラ
タクアン和尚ジルなど)は人間弾幕とは呼ばれない(ジルのは元人間だが)。
呼び出したキャラが縦横無尽に暴れたり多種多様であることが弾幕たる所以なのかもしれない。
前述の通り、ストライカーが常時画面に存在している場合、弾幕よりは「数の暴力」と呼ばれる。
また、司令塔としての役割故か、自らがあまり攻撃していない様に見えるため、「ニート(無職)」と呼ばれてしまうことも。
一応、連係を決めていたりするのだが。

また、豆乳(ケフィアカラー)やアノマロカリスも画面を覆い尽くすストライカーを展開する。
だが彼らは人間ではないため人間弾幕とは呼ばれない(当たり前だが)。


主な人間弾幕キャラ

アビゲイル
安藤みなわ
泉こなた柊かがみ柊つかさシャナ(汚れ猫氏)
イカデビル
ヴァニラ・アッシュ
エルルゥ
オリジナルゼロ
春日舞織
カムラナート
カンフーメン
キャプテンコマンドー
クリザリッド(コートあり)(珍屋氏アレンジ)
コブン
サムチャイ・トムヤムクン
サラリーマン
三宮紫穂
神雷功(とけい氏)
涼宮ハルヒ
ゼロアテナ
高木義志(とけい氏)
タクアン和尚
ダムド
月宮(つくみや)あゆ(イヨ氏作)
デュナ・ハイゼン(7~12Pカラー)
豆乳(ケフィアカラー)
ドラえもん
長門有希(呼び出すキャラは製作者によって異なる)
福沢祐巳小笠原祥子藤堂志摩子(死門氏)
プチ・キャラット
北方棲姫
松平瞳子二条乃梨子きらきら(サクラカ氏)
(アフロン氏作アレンジバージョン)
毛利元就
八尺薙
萬三九六
ユダ
ライオン
ルナサ・プリズムリバー
Evil Soul
KOHAKU氏の東方シリーズの全キャラクター
MegaMari
wind_MCXX
勇者30
ウルトラマンゼット ガンマフューチャー


「これでガタガタ…ガタキリバ!!」
‐『仮面ライダーオーズ/OOO』 第16話「終末とグリードと新ライダー」より‐




最終更新:2023年06月13日 16:24
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