正体は 自衛隊員兼 秘密結社「東京」のメンバーで、階級は 二尉(=中尉)。
「富竹ジロウ」という名もペンネームであり、劇中でも明かされないので 正確な本名は不明。
フリーカメラマンを装っているのも、雛見沢で行われているとある秘密計画の連絡員を務めるためである。
性格は秘密組織のスパイとは到底思えないほど実直でお人好し。そして精神力が強い。
鷹野三四に対しては、富竹の片思いだが向こうもまんざらではない……といった感じで、相思相愛と言えなくもない。
だが富竹は、その恋人(?)に100年間毎回綿流しの夜に殺されている。愛<目的。
つまり富竹にとって「時報」とは、エロゲー的に言えば 「鷹野フラグ回収ミスによるバッドエンド」なのである。
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いや、むしろ…… |
正確に言うと、鷹野の方が当初の使命を裏切って、かつ富竹に対し「仲間になれ」と誘っているのだが、
毎回断られ結果的に殺さざるを得なくなっている。
「仲間になってくれたら貴方のモノになってあげる」とか「私を好きにして良い」とか言っているにも拘らず。いや毎回かどうかは分からないが。
そんな訳で、むしろ 「鷹野が富竹フラグを立て損ねた」と言った方が正確かもしれない。
もうちょい正確に言うと、鷹野は「祭囃し篇」で富竹が彼女の凶行を止めるために部活メンバーに協力し姿を消した際、
初めて自身の富竹へのはっきりした感情を自覚したようである。
つまり富竹が 古手梨花の警告を真剣に受け入れる事こそが、富竹と鷹野の運命を変える鍵であったという事になる。
それにつけても、 断ったら間違いなく殺される状況で好きな女からの誘惑を使命と人道の為にことごとく断り続ける富竹は、
正に男の中の男と 言わざるを得ない。
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古手梨花が、この長らく続く地獄のような事件を解決する為の鍵として示した三人の内の一人(内、もう一人は鷹野)。
つまり、 「彼が死ぬ=雛見沢の滅亡」という事であり、ネタキャラ扱いされている割に物語中屈指のキーマンである。
そして、原作最終話「祭囃し編」で 遂に生還。更にはクライマックスの感動を根こそぎ持っていく活躍を果たし、正に時報の面目躍如。
現在は事務屋だが、元々自衛隊では事故で目を怪我するまで不正規部隊の射撃教官をやっていたので、実は銃撃戦のスペシャリスト。
自衛隊員だけあって、身体も見た目通り良く鍛え込まれており戦闘力は高いが、ケガの後遺症で引退した身なので本来の戦闘力は発揮されない。
そんな状態でも組織「東京」の秘密部隊「山狗」の隊員 多数を相手に単身で機関車の如く突っ込み、
山狗隊長の小此木が戦慄する程の凄まじい活躍をするほどの身体能力を持っている。まあ、結局取り押さえられるのだが。
しかし車で敵の追跡を振り切る際には面目躍如しており、相手の射撃の技量から有効打を受ける事が無い事を見切り、
威嚇射撃だけで追跡を断念させるほど腕の冴えを見せつけている。
ん?従軍した事があって複数人相手にできるほど戦闘力が高く、しかもカメラを所持している上に感染経験有り…どこかで聞いたような。
…が、アニメ版では彼の肝心な見せ場がカット。尺の都合とはいえ富竹に対して厳しすぎやしませんか。
漫画版では描写されているのでかっこいいトミーを見たい方はそちらを読んでみよう。
なお携帯アプリの「贄捜し編」「心崩し編」では、主人公の梶原稔がとんでもない事をした結果、
時報である彼を(間接的だが)救い、昭和58年の6月で富竹生存。… 彼女は別だが。
「昼壊し編」では、胸板でスタングレネードを防ぐというとんでもないシーンがある。流石ネタキャラ、 補正バリバリである。
また彼のキャラクターソングは曲が始まる前にニコニコ動画の時報が入り、曲の随所に、
「富竹フラッシュ、ダダッダー!富竹フラッシュ、シュシュッシュー!」とか
「お前を倒してババッバーン!西から東へシュポッポー!」などが入っているという、
彼に関するネタを集約しているといっても過言ではない仕上がりになっている。何気に鷹野への想いも歌われている。
因みに歌いだしが「光る汗とランニング( 緑のキャップもキュート)」と意外と ナルシストな面まで出てきている。
…が、最もインパクトがあるのはパッケージだったりする。
ニコニコ動画においては、
カメラマンという職業から連想される負のイメージや美少女が沢山登場するゲームという事、おまけや派生作でのネタ性などから、
「変態カメラマン」「ロリコン」「覗き魔」という印象が固まり、
その手のMADが大量に投稿され、サブキャラながらニコニコオールスターに名を連ねるほどの人気を得た経歴を持つ。
そのおかげか当時のニコニコオールスターが集結した二次創作ゲーム『ニコニコRPG』では、
竜宮レナや前原圭一を差し置いてプレイヤーキャラの一人に抜擢されるという高待遇を受けた。
ただし先ほど述べたように富竹は鷹野に想いを寄せており、上記のロリコンネタは二次設定に過ぎない事を忘れてはいけない。
当然ながら二次ネタの無闇な使用は禁物である。
また『うみねこのなく頃に』では富竹に酷似した顔のキャラ、 右代宮譲治が登場。
登場当初から富竹ネタが囁かれていたためか、EP2の私服のシャツに「TOMITAKE FLASH」と書かれ、富竹ネタは公式となった。
おいたわしや譲治さま…。ちなみに、アニメ版ではキャラデザや中の人的に 失敗作版の彼(あるいは この人の彼氏の方が近いか)っぽい。
だが、WEB次回予告で「『フリーのカメラマン2世』だとか『アニメでは無駄にイケメン』とか言われている」なんてセルフパロを披露している。
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