ターンX


「今までの時代は間違っていたのだ、人類は戦いを忘れる事など出来はしない。
 だから、このターンXで全てを破壊して、新しい時代を始める!」

  • 型式番号:Concept-X 6-1-2(Concept-X Project-6 Division-1 Block-2)
  • 全高:20.5m
  • 本体重量:50.6t
  • 稼働重量:30.2t
  • ジェネレータータイプ:unknown
  • ジェネレーター出力推定(kw換算):68,000kw(±5000~50.000+)
  • 装甲材質:unidentified
  • 武装:背部ウェポンプラットフォーム(ビームライフル、バズーカ、他)、溶断破砕マニピュレーター
               3連装ビーム投射システム、脚部メガ粒子砲(推定)、他
(1/144 モビルターンX 説明書より引用)

サンライズのアニメ作品『∀ガンダム』に登場する、∀ガンダムと対を成すMS(モビルスーツ)。
デザインは∀ガンダム同様シド・ミード氏によるものである。

ムーンレィス所属ギンガナム艦隊の御大将(おんたいしょう)、
ギム・ギンガナム(CV 子安武人 )の手によって月のマウンテンサイクルより発掘され、彼の愛機となった。
従来のMSとは異なる技術で作られたらしく、それらを遥かに超える性能を持ち、MS単体では最強クラスの戦闘能力を有する。

全てにおいて正体不明の機体であり、スペックや来歴には謎が多い。
上記の御大将の台詞や、劇場版での主人公ロラン・セアックの発言から∀ガンダムの兄弟機であるとされる。
一説によれば、戦火を逃れ外宇宙に進出したニュータイプの移民達の子孫が生み出した機体が偶然地球圏に漂着したものがターンXであり、
外宇宙の技術力に恐れを感じた地球人達がターンXの技術を元に黒歴史当時の全技術を結集して作り出したのが∀ガンダムであるとも言われている。
機体の各所に補修や改造の跡が見られる事から、過去に幾多の戦いで用いられて来た事だけは確かなようだ。
腕や足の形が左右非対称な上、明らかにバックパックだけ形状的に浮いているのはそのため。
また、は過去の戦いで∀ガンダムにより付けられたものらしい。
ちなみに名前の「X」は「10番目(X)の星により道を曲げられたもの」という意味で、
作中でも「ターンXって言ったって、Xに変わりないじゃないですか。」「何なんだ、ターンって?」とツッコミを入れられている。
この他にも小説版では「XはターンしてもX。すなわち時代の揺り戻しに屈する事もない。故に普遍の真理である」とも言われている。

主な武装としては、背部バックパック「キャラバス」に搭載されているものに、
ビームライフル、ビームバズーカ、ハンドビームガン、および3連装ミサイルランチャー(ただし殆どの武装が使われていない)。
右手には3本のワイヤークローに加え、ターンXの代名詞とも言える溶断破砕マニピュレーターを装備。
右腕を展開し、ビームをIフィールドで成形する事で、掴んだ物を破壊する必殺技「シャイニングフィンガー」が使用可能。
機動武闘伝Gガンダム』の主役メカ・シャイニングガンダムの必殺技と同名だが、
最高にハイな御大将「シャイニングフィンガーとは、こういうものか!」と叫んだ事からそう呼ばれるだけのもの。
シャイニングガンダムの物は高熱の液体金属を流した掌で相手の頭部を掴み、熱と握る圧力で破砕する攻撃であり、
ターンXのものは恐ろしく高熱なマニピュレーターで敵機体表面を溶解し、敵機体内部に連続で輻射波動を打ち込んで内部から爆散させるものである。
高熱のマニピュレーターで掴みかかって敵を粉砕すると言う共通点はあるものの、シャイニングガンダムの物とは原理がまるで違う。
また右腕マニュピレーターのクロー部には3連装ビーム投射システムが搭載され、
ビーム砲としての使用はもちろん、ビームを長く伸ばして収束し、ビームサーベルとして使用する事も出来る。

さらに、∀ガンダムなどのMSに用いられている「Iフィールド・ビーム・ドライブシステム」をより高度な形で搭載しており、
宇宙世紀でいうサイコミュシステムのような制動をする事が可能。
これによって機体を頭部・両腕・両肩・胸部・背部・腰部・両足の各部位単位で自在に分離合体して戦う事ができ、
頭部以外の各パーツに装備されたビーム砲を遠隔操作してのオールレンジ攻撃「ブラディ・シージ(和訳すると惨たらしい包囲攻撃)」を使用する他、
緊急離脱の手段としても用いられる。
分離のアイデア自体はジオングが考えられた時に既に出ており、初代ガンダムから実に20年という長い期間をかけて初めて映像化されたものだったりする。

各パーツにはそれぞれ独立した機能があるらしく、頭部(通称エックストップ)は機体全体の制御は勿論、
巨大衛星砲カイラス・ギリ」をコントロールする事が出来る。
また腰部ユニットには相手の武器をコピーする機能が備わっており、
最終決戦では∀ガンダムからデータを吸収、ナノマシンでありとあらゆる物を分解して砂や土へと還元する禁断の兵器「月光蝶」までもが使用可能になった。

その高性能故か起動に莫大な電力を必要とするらしく、初めて機体本体を起動させた際には月の都ゲンガナムを停電させてしまった。
が、前述の腰部ユニットは相手のエネルギーを吸収する事も出来るらしく、劇中でもハリー・オードの搭乗するスモーのエネルギーを略奪していた。

と、ここまでターンXの性能を書いたが、これでも外宇宙においてはただの量産機に過ぎないという恐ろしい説があったりする……。

「ギム・ギンガナムッ!
 刺し違えてその命、貰い受けるっ!」
「このターンX凄いよ!さすが∀のお兄さん!
 スモーのエネルギーは全て貰っている、ゲンガナムの電力を頂いたようになぁっ!
 解っているのかハリー・オードォォッ!」
「ユニヴァァァァァァス!!」

「月光蝶である!」

ギンガナム艦隊は、月を守る武人として2500年の軍事演習を続けていたが実戦経験はただの一度もなく、劇中でも部下が初歩的なミスを犯す場面があった。
それでも流石に御大将自身は即座に実戦に対応し、数機のモビルスーツを撃破する活躍を見せた。尤も、味方も巻き込んでいるのだが。
だが、その御大将も乗機を捨てて挑んだロランとの生身での一騎打ちにおいて、素人のロランに刀をポッキリと折られている
しかし、折れた刀でロランの刀を弾き飛ばすだけの強さは見せているので、完全に敗北したわけではない。

パイロットの御大将は戦闘技術こそ卓越してるもののニュータイプではないため、
本来ニュータイプ用に開発されたターンXの真価を発揮させる事は出来なかったようだ。
しかし、それでもなお恐ろしい戦闘力を誇り、欲望のままに戦火を拡大する御大将の手によって、
一機でハリー率いる親衛隊を撤退に追い込むなど多大な活躍を見せるが、
最終決戦においてロランが搭乗する∀ガンダムと相打ちになり、お互いの「月光蝶」の光に包まれて御大将共々消息不明となった。
ちなみに初登場時は頭だけの状態で部下のマヒローに抱えられていた。かわいい。

なお、初期プロットに基づいて書かれた福井晴敏の小説版では、月に向かうロラン一行を襲撃するもののその戦いで戦死するという中ボス程度の扱いだった。
アニメ版の脚本完成までの間に御大将に何があったのだろうか……。

御大将の素晴らしき活躍&名台詞集

+ 各ゲームでの活躍
+ 『ガンダムVS.ガンダム』シリーズでのターンX
『VS.』シリーズには『ガンダムVS.ガンダムNEXT』から参戦(前作には背景としてのみの登場だった)。
兄弟の∀共々、作中最高のコスト3000枠で参戦している。
武装は劇中で披露したそのほとんどが再現されており、
メイン射撃は背中にマウントされたビームライフル・バズーカを打ち切るごとに交換する方式で、最終的には右手からのビーム砲になる。
その他シャイニングフィンガー、脚部からのメガ粒子砲、全身を分離してのオールレンジ攻撃、
腕を飛ばしてのワイヤークロー、そして切り札の月光蝶と一通り揃っている。

一言で言うなら「近距離向け変則万能機体」。
ユニークな見た目に反して多くの武装は素直な挙動であり、弾切れで種類が変わるメインや、
2つの攻撃方法があるオールレンジ攻撃の癖を理解さえすれば、そう扱いにくい機体ではない。
特に特殊射撃のオールレンジ攻撃はこの機体にしかない強みであり、
自機の当たり判定を一瞬消しながら攻撃出来る特射、高弾速の腕を飛ばしつつ相手を包囲して射撃するレバー入れ特殊射撃と、どちらも強力。
レバー入れ特殊射撃によって近距離戦主体の機体に強いプレッシャーをかけられるのが強力で、
腕前の差が開いていなければこの特射をちらつかせ、あわよくば当てる事でかなりの優位に立てる。

余談だが、このゲーム、子安氏がCVを担当している人物御大将を含めて4人いるため、
やろうと思えばスーパー子安大戦が可能。すごいうるさい。

続編の『EXTREME VS.』にも引き続き参戦。相変わらずコストは最高値。
武装的には前作と変わらず「武装を満載したオールラウンダー」なのだが、前作のような武装を取っ換え引っ換え使っていく方式ではなくなり、
メイン射撃のビーム砲とバズーカが独立した上に、優秀なサブ射撃の脚部メガ粒子砲はCSに移動。
弾幕を張る性能が前作に増して向上した。
ただし、格闘や前作の肝であった特殊射撃の分離攻撃の性能は全体的に下方修正されている。
他の3000コストのような強烈な技は持たないものの、射撃・格闘ともに攻撃の選択肢が多いのが強みとなっており、
これら豊富な武装を使い分け、相手の機体の苦手な部分を突き、
あわよくば豊富な近接択の数々で戦いのペースを握るのが『EXVS.』以降のターンXの基本スタイル。
御大将の「マニュアル通りにやっていますとはアホの言う事だ」という台詞を体現するかのような機体に仕上がっている。

本作の肝は特殊格闘で繰り出せるシャイニングフィンガーであり、
これはレバー移動で対応した方向に高速で回り込みながらシャイニングフィンガーを繰り出すというもの。
格闘としての性能はいまいちだが、この技の肝は「高速で移動出来る事」であり、
この格闘と横幅の広いCSを組み合わせた連携は非常にいやらしい。

月光蝶はエクストリームバースト(覚醒)中にのみ発動出来る、所謂必殺技のような立ち位置に移動。
前作と違いきちんと相手に向けて銃口補正がかかり、コンボに組み込む事も可能。

『FULLBOOST』でもその性能は相変わらず。
新技が多数追加された兄弟と違い武器はほとんど前作と同様だが、
武器の性能はそのままにロック距離の延長+足回りの強化というアッパー調整を受け、まるで穴の無い強機体に躍進。
当時の強機体であった格闘機体のエクストリームガンダム・ゼノンフェースと相性が良く、
「ゼノンに前線を荒らしてもらい、自身は中距離で立ち回って相手の攻めは高い自衛力で拒否」という、
後のシリーズにおける「後衛型高コスト」の先駆といえる動きも可能としていた。
我が世の春春期には5強に数えられる安定した戦果を上げ、6月末の更新でさすがにやりすぎたと判断されたのか、ロック距離は短縮され、
前線で押し込んでいけていたゼノンも下方修正を受け最上位からは陥落した。

だが、御大将はこれで終わらなかった。
有志の研究により、兄弟ともどもA覚醒の性能が異常な事が露呈したのである。
本作は覚醒の仕様が変わり、機体選択時に「攻撃性能を引き上げる攻め向きの「アサルトバースト」(A覚醒)」
「防御力やリロード時間を強化する守り向きの「ブラストバースト」(B覚醒)」
という二種の覚醒が選べるようになったのだが、そのA覚醒でかかる性能補正がB覚醒を食いかねない攻撃・防御補正である事が判明したのだ。
具体的に言うとA覚醒は攻撃力補正が格闘機並なのに防御補正もブラスト系最高の30%の補正がかかる
…本機のB覚醒の防御補正は25%である。
この覚醒選択の意味を消滅させかねない狂性能から、
プレイヤーからは「AでもBでもない、新たな覚醒」という意味も込めて「C覚醒」と呼ばれていた。
ちなみにこのCはCompleteとかCheatとか、なんの頭文字かは意見が分かれる。

これもやりすぎたと判断されたか、C覚醒もアップデートで修正された。もっと早くやれよバンナム
しかしそれでもA覚醒は攻撃20%防御15%、B覚醒は攻撃力補正がないものの防御力補正30%と全機体トップクラスの性能であり、
プレイヤーからは「ターンタイプの圧倒的性能の原作再現なんじゃ?」と言われている。
この修正の後、『FULLBOOST』のゲーム環境は待ち立ち回り重視へとシフトしていき、
効果時間やBDの燃費の問題で、格闘機体やよほどの理由がない限りB覚醒が優先して選ばれるようになった。
そもそもの時点で覚醒中にダメージを貰う事自体が御法度であるため、このA覚醒の防御補正が下げられる修正は残っていても、
最終的な評価は大きく違っていた可能性もある。

あと、本作の御大将はTV版が落ち着いて聞こえるくらいにハイテンションで叫ぶので、やかましいゲーセンの中でも比較的彼の声はよく通る。
特に、先ほど紹介した特格を連続で使用すると非常にやかましい

以降のシリーズにも、コンセプトをそのままに継続参戦している。
しかし、『マキシブースト』以降は周囲の機体が新武装や大幅な強化を受ける中、微妙なアッパー調整ばかりが続き、
『マキシブーストON』では、大幅な上方修正を受けたにも拘らず周囲の機体がそれ以上にヤバかったため
最終的に3000コストの中でも下位の立ち位置に落ち着いてしまった。

『ガンダムバーサス』では、『ON』では換装式だったサブ射撃がコマンド入力で使い分ける形式に変化。
従来の格闘CSによるモードチェンジを使った落下テクニックと、振り向きメイン→サブ射撃による落下テクが消滅したものの、
『GVS』における全機体の落下テク剥奪、という調整のおかげで痛手とはならず、基本的には強化された形となった。
が、『GVS』は新システム「ブーストダイブ」を絡めた回避行動が強力であり、ターンXは各種ダイブを狩れる武装を持っていなかったため、
最終的な評価は『MBON』同様下位に落ち着いてしまった。

『EXVS2』では、『GVS』をもとにコマンド整理&新規技追加。
特に新技の、『NEXT』時代のCSを思わせる照射シャイニングフィンガー(前特殊格闘)が強力で、
射程こそ短いものの判定が一瞬で伸びるため近距離での奇襲性が高く、ヒットすれば追撃猶予の長い砂埃ダウンでコンボ可能、
ここからのコンボは自由度が高くダメージとカット耐性を両立できる、とリターンも大きい。
その他の要素も『MBON』『GVS』から強化されており、これまでの不遇を払拭するハイパワーな機体に生まれ変わっている。
元々立ち回りが強かった所からの強化であったため、使いこなせばそれにどこまでも応えてくれる機体となり、
結果として『FULLBOOST』以来の3000強機体の立ち位置に復活。
現在3000最上位をゆくHi-νガンダムには半歩ほど譲るものの、その使用率は高い。


+ ガンダム無双』シリーズでのターンX
ガンダム無双2』にも登場しているのだが、条件を満たさなければ使用出来ない∀と違い、
ターンXはただパーツを揃えるだけで使用出来るという簡単な物。
そのためか性能は∀ガンダムに及ばない上攻撃モーションも少ない。と言うか∀がチート(ry
その上、ロランのストーリーモードでは御大将の乗るターンXを撃破すると御大将が武者ガンダムに乗り換えて再戦してくる。
発売前の第2回人気投票ではサザビーに次いで2位だったのに……。

「このターンX凄くないよ!本当に∀のお兄さん!?」

パイロットとしての御大将の性能は、格闘と防御は中々良好だが、射撃が壊滅的。具体的に言うとワースト3位
全体的には中の下と言った所。まあパーツとスキルでどうにでもなるので、そんなに気になる差でもないが…。

また御大将を選択すると「絶好調である!!」と叫んでくれる。

そして『ガンダム無双3』では念願のメイン機体に昇格!我が世の春がきたあああ!!!
シャイニングフィンガーが新要素の「誘爆」と相性がよく、雑魚MSの集団に突っ込んでいって一撃→雑魚の連鎖爆発で、
瞬く間にフィールドが更地に!というような御大将の高笑いが聴こえてきそうな素敵な活躍が可能になっている。
なお、選択時のセリフは「今回も、絶ッッッ好調であるッ!!!(高笑い)」に悪化
それにしてもこの御大将、ノリノリである。

+ 『Gジェネレーション』シリーズでのターンX
『Gジェネレーション』シリーズでは、
初出の『F』では月光蝶(マップ全体の全機体の武器エネルギーを低下させるマップ兵器)を持っており、
自軍の全機体にマップ兵器無効のオプションパーツを装備させ、
大量のターンXを購入して毎ターン月光蝶を繰り出し続ける事で、敵軍を完全にハメ殺す事が可能であった。
だが、そんな特別な使い方(自軍の半数近くが月光蝶用ターンXになり、作業プレイなのでつまらない)ではなく普通に戦わせた場合はかなり微妙で、
近距離で使えるシャイニングフィンガーは上の説明と異なりGガンと同じ必殺技になっており、
ゲーム内では必殺技の使い勝手が異様に悪かったために近接戦闘はむしろ苦手な部類。
おまけに射程の長いブラディシージまで必殺技扱い(ギンガナムがニュータイプじゃない故の措置だろうが)なので、遠距離もやっぱり苦手。
HPとEN値は流石に高いものの、不思議な事に飛行能力が無い・Iフィールド防御が無い・頭部脱出機能が無いと、
本来あるべき能力からは程遠い姿であった……(頭部脱出機能以外は後の作品で装備)。

しばらくはこんな扱いだったものの『WARS』でその武器特性が一気に改善。
待望のビーム格闘武器「溶断破砕マニピュレータ」を実装。
更には通常兵器版月光蝶も付き、シャイニングフィンガーも必殺技属性の見直しにより、
性能が強化されるなど、近接戦の火力を重視しつつも、ブラディシージが覚醒武器(要するにファンネル化)となって遠距離戦も実現、
マップ兵器版月光蝶で敵機を無力化する事も可能と、万能性に優れた良機となった。
通常の射撃武器はバズーカしかなく、ビーム射撃がないのが欠点だが、そこは勘弁してやって欲しい。
正直、より優秀な気がする。あれ?他にもそんな例があったような……。

…とか言ってたら、『WORLD』では弟はそれに対抗するかの如く核ミサイルが使えるようになった。酷い主人公機があったものである…。
とはいえ、主人公機三体を手玉に取るムービーがあるなど、本作では凄まじい優遇っぷりである。
『OVER WORLD』では月光蝶が覚醒武器化したため、攻撃力は非常に高いが、MP消費武器が3つもあるというピーキーさに磨きがかかった機体となった。
そのためか御大将より同じ声で覚醒武器を強化出来るアビリティを持つムウ・ラ・フラガの方が能力を発揮出来る。オノーレ!

「当たれぇ!!」
「当たるわきゃねぇだろおおおおおおおお!!!」


『CROSSRAYS』ではDLCにて参戦。ドモンを載せて溶断破砕マニピュレータを使うと、ちゃんとシャイニングフィンガーの口上を言ってくれる。
本作にシャイニングガンダムは参戦していないため、この方法以外で口上を聞くことはできない。

ちなみに御大将はと言うと、機体乗り換えにより超ノリノリでシャイニングフィンガーやゴッドフィンガーに興じていたりする。

「このゴッドガンダム凄いよぉ!さすがシャイニングのお兄さんだぁ!!」
どっちかと言うとゴッドガンダムは弟じゃないかとか突っ込んではいけない

+ ヴァンガード版『Gジェネレーション』シリーズでのターンX
この他にもヴァンガード版『Gジェネ』シリーズの『モノアイガンダムズ』やそのリメイク(に近い)『DS』、『CROSS DRIVE』などに登場。
これらの作品にはIDコマンドと呼ばれるもの(スーパーロボット大戦における精神コマンドのようなもの)があり、
御大将もそれを容赦無く使ってくるため非常に手強い。
また『DS』では遂に本家とのフィンガー対決が実現した。
19:47~
ちなみにこの『DS』の隠しストーリーにきれいな各作品のライバル達がメインの「ライバルルート」があるのだが、
ある条件を満たすとシーマジェリドゼクスや『モノアイガンダムズ』のラスボスなど数キャラの内条件を満たした一人が、
御大将からターンXを強奪するという衝撃的な展開が見られる。

+ 『スーパーロボット大戦』シリーズでのターンX
『スーパーロボット大戦』シリーズでは『α外伝』と『Z』に参戦。
『α外伝』では性能が凄まじく高く、ユニット性能だけならあのネオ・グランゾンにも匹敵するほど。
特にハードルートの場合は、ザンネック4機の援護防御も合わせて厄介。
しかもHPが減ればド根性で回復し、おまけにターン制限もあってプレイヤー泣かせのシナリオであった。
また、初めて御大将絶好調である!と発言した作品である(ネタに定評のある中断メッセージにて発言)。
もともとは発音から生まれた空耳だが、めでたく公式で御大将のセリフとして採用されたようだ。
ちなみに後述の『Z』の中断メッセージでは同じ声の『キングゲイナー』のキャラ、アスハム・ブーンが御大将に対抗してこの台詞を放ち、
それに「月光蝶である!!」で返すというやり取りを演じている。そりゃネオ(ムウ)も呆れようというもの

『Z』ではオールレンジ攻撃が全体攻撃で射程の長いP武器、特殊効果がサイズ補正無視とバリア貫通という鬼仕様。
そして「自機中心型+装甲値ダウン効果付き」のマップ兵器の月光蝶を使ってくるなど、更に厄介な敵となった。
しかし、1話限りだがなんと味方としてスポット参戦するのである
HP以外は敵時のデータそのままなので、御大将の能力と合わせて無双が出来る。
無論、スポット参戦なので経験値やPP(パイロットポイント)は無駄になってしまうが。
その際に、元祖シャイニングフィンガーの声も務めたイザーク・ジュールのグフイグナイテッドとの戦闘も可能である。

「俺にシャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!」
「シャイニングフィンガーとはこういうものだ!」

『Z』本編では月光蝶で生命の木に大打撃を与え、(本人にその気は無いが)堕天翅の計画を阻止したのであった。
世界の危機を一つ防いだのだが、直後にあわや時空崩壊という事態に陥る。
その後死亡したかと思われたが、『Zスペシャルディスク』の後日談シナリオで、
エグゼクターシステムにその資質を見込まれてまさかの再登場。
文明の破壊の一翼を担う存在として、∀ガンダムや同じく復活したアクエリオンと剣を交えた。
今度こそターンX諸共戦死したらしく、以降の『Z』シリーズに登場する事は無かった。御大将の事なのでちゃっかり生きてる可能性も捨て切れないが

なお、『スパロボ』においては前述の「パイロットの実戦経験が乏しい」という短所も、
他勢力や異星人との対決を経ている事によって緩和されている可能性がある。
もし、そうだとすると強敵なのも道理かもしれない…。

+ 戦闘デモまとめ
『α外伝』版
『Z』版
『X-Ω』版

+ SDガンダムシリーズでのターンX
『SDガンダムフォース絵巻 武者烈伝 武化舞可編』では、
武者頑駄無真悪参の直系の子孫「抜刀武者逆伐(ぎゃくばつ)」として登場したが、商品化されていない。
西洋騎士甲冑風のアレンジでカッコいいのだが…。
しかし『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』では、なんと「項羽ターンX」として登場し、
ゲーム『真三璃紗大戦』の同梱プラモとして商品化された。

SDガンダム外伝では、「Xソウル」というターンXだけでなく何かに似ているような謎のキャラが登場。その正体は……?

+ 他作品におけるターンX
ガンプラを題材にしたアニメ『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』では、
後半にターンXを模した敵機体(ガンプラではない)「リバースターンX」が登場。ターンしたXをリバース(逆にする)とかこれもうわかんねぇな
主人公機「コアガンダム」を模した「アルスコアガンダム」に、ターンXの機能を持たせたアーマー「ターンXアーマー」を装備する事で完成した機体で、
割とスタンダードなフォルムのアルスコアガンダムを、異質な姿のターンXに近付けるのには無理があったのか、
溶断破砕マニュピレーターに相当するアームは右肩に特殊武装として装備され、頭部はアルスコアガンダムの頭部が丸出しで襟部分に装甲が集中している。
ターンX同様に頭部と四肢の分離によるオールレンジ攻撃すら可能になっているが、素体のアルスコアガンダムの間接も分離している。
月光蝶は再現不能だったようだがそれでも強敵であり、主人公達を苦しめた。

ちなみにターンXと関係するのかは不明だが、Vガンダムの外伝漫画(1994年2月初出、∀ガンダムは1999年放映)に、
戦火の絶えない地球圏に見切りをつけ外宇宙への移民を計画するΖΖガンダムらしき機体・ガンプを駆る謎の老人と、
ジオングを模して造られた全身が分離するMSが交戦するものがある。
先述のターンXの出自についての一説と併せると、何やら色々想像してしまう話である。

なお、グレイ・ストーク、或いは木星爺さんを名乗るこの御老人は、
後の『クロスボーン・ガンダム』(時系列的には『F91』と『V』の間)にも時々チョイ役で顔を出したりもしているが、
その正体は不明である。幾つかのゲームでジュドーと共演出来ない理由も不明、いいね?


MUGENにおけるターンX

+ gen氏製作
  • gen氏製作
現在は入手不可。
∀ガンダムの製作者でもあるgen氏によって公開されたターンX。
氏の∀ガンダムと同じく『スーパーロボット大戦α外伝』の画像をベースにしており、
劇中で使用したほぼ全ての攻撃と御大将の名台詞・珍台詞がふんだんに盛り込まれ、見ても使って楽しめるキャラに仕上がっている。
他にもギンガナム艦隊旗下のマヒロー隊やメリーベル・ガジェットの搭乗するバンディットなどのストライカーも呼ぶ事が出来る。
もともと当たり判定が小さい上に、拘束時間の長い3連ビームやマヒロー隊にAI殺しのメリーベルと中々強力。
「相手のエネルギーを吸収する」機能は「相手のゲージを吸収する」当身技として再現されている。
この技によって相手のゲージを吸収するため、ゲージ技を使いづらくする効果も有る。
また、瀕死状態で3ゲージあると全画面防御不能大ダメージ技「月光蝶」を容赦なくぶちこんでくる。
しかし中途半端な体力とゲージだと自己修復に回してしまうため、ガード自体が甘い事もあって「月光蝶」が使えなくなって敗北なんて事も割とあったりする。
いずれにしろ、相手にする場合は瀕死状態での反撃のスキを作らせず、一気に倒してしまわないと危険になる。

「純粋に戦いを楽しむ者こそッ!」
「自分を捨てて戦える者には!」

「オ・ノーレ!」

+ 大会ネタバレ
大会では特に幻想浮遊島タッグバトルでの西行寺幽々子とのタッグが印象的。
「パワーゲージ吸収」→「バンディット呼び寄せetc」の極悪コンボを始めとした高威力・高火力の各種攻撃に始まり、
反撃を受けて体力を減らされても瀕死必殺技の「月光蝶」を叩き込んでねじ伏せるなど、活躍ぶりが半端ではない
(相方にお株を奪われるという失態もやらかしているが)。
優勝目前での敗退となってしまったが、
本来主役であるはずの東方キャラを遥かに超える濃い弾幕を披露するその姿は多大なるインパクトを残した。
もしかしたら、この動画の影の主役は彼なのかもしれない…。

また、このキャラをゲジマユにするととんでもない事になる。
良キャラ揃いの作品『別々』ランセレチームバトルロワイヤルでは、
追い込まれてゲジマユ状態となったものの愛原奈都美(と和樹の旦那)の前に苦戦。
このまま敗退かと思われた所ででまさかの「月光蝶」を二連続発動し逆転。
その後も当身「生体反応収集」を2連発してみせてもおり、ゲジマユ状態の恐ろしさをまざまざと見せ付けている。

同様に力が・・・勝手に・・・トーナメントでは、我が世の春が何度も到来したり、月光蝶重ねがけで大ダメージを叩き出したりと正に絶好調
ターンXで視聴者の腹筋を破壊してカニミソへの引導を渡し、と並んで暴虐の限りを尽くし、大会の問題児と呼ばれた。

特に音速丸との戦いでは御大将ならではの迷言を生み出した
(7:22~8:44)

「ターンXで全てを破壊して・・・

 我が世の春が来たあああああ!!!」

「ターンXで全てを破壊して、新しい

月光蝶である!!!」

末期は『スーパーロボット大戦Z』のドットを使いリメイクしたものも作られていた。
こちらも長らく入手不可となっていたが、現在はhamer氏によって後述の外部AIとセットで代理公開されている。
ドットのサイズがちびキャラだった旧ターンXと比べかなり大きくなっている他、
ストライカーが専用ゲージを消費するものになったり、月光蝶がガード可能になったりと性能はややマイルドになっている模様。
ちなみに製作者様曰く「AIに関しては自由に公開して下さって構いません」との事である。

外部AIはwinnie氏によるものが存在し、上記の通りhamer氏が代理公開中。
ガードは硬すぎずそれでいて強く、なにより挑発をよく使うのが特徴的で、誰彼構わず勧誘したり、死亡フラグを解説してくれたりする。
まぁ、全てのセリフを聞く事は、AI同士の対戦が主流のニコニコ動画ではまず無いのだが。

+ かっちぇ氏製作
  • かっちぇ氏製作
いたちの作者であるかっちぇ氏によるリアル頭身のターンX。
特徴的な左右非対称のシルエットを表現するために、なんと左向き右向き両方の画像が用意されており、
シャイニングフィンガーが左右反転してしまう事もない。芸コマ。
ストライカーの類は無く、ターンX単体で戦闘を行う。
コマンドがボタン同時押しや順押しなど非常にシンプルな上、喰らい抜け出来るメガクラッシュも搭載されており、人操作でも扱いやすいのが特徴。

性能は全般に打撃の当たり判定が強く、また、多方向に撃ち分けが可能な飛び道具や、
ほぼ常時展開のIフィールドバリア(飛び道具を1HIT分無効化する)により、ある程度弾幕戦にも対応可能。
攻撃面でも無敵で飛び回りながらビームを撃つオールレンジ攻撃や、近距離では0F投げになる溶断破砕マニピュレータなど、
原作の武装もしっかり技として再現されているが、格闘ゲームの土俵においてはゆっくりと飛ぶ3連誘導ミサイルが特に鬼畜。
2段ジャンプ中に発動して着地キャンセルを行うと、Helperで管理されているミサイル発射自体はキャンセルされないため、
本体は自由に行動しつつ上空に誘導ミサイルを撒く→敵にガードor反撃されても時間差で誘導ミサイルがフォロー、
といった行動が可能になっており、優秀な無敵技もしくは演出中無敵の強い掴み技を持たないキャラは、これだけで簡単に封殺が可能
(挙動としては非常にバグ臭いが、デフォルトAIも意図的に多用してくる事から、恐らくは仕様と思われる)。

AIもデフォルトで搭載されており、上記の3連誘導ミサイルを用いた連携を多用してかなりの強さを見せる。
しかし、そのために遠距離においてジャンプを繰り返しながらミサイル弾幕を張る行動が多くなり、
その上ミサイルには削りダメージが無いため、ガードの堅い相手だと倒しきれずにタイムアップになる事も。
また迷言を生み出したよ!さすが御大将!(9:02)

「シャイニングフィンガーを使う

ディアナがそんなに好きかあああああ!!!」


「戦場でなぁ!恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなぁ!
 瀕死の兵隊が甘ったれて言う台詞なんだよぉ!」

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「オ・ノーレェェェ!!」


最終更新:2023年09月01日 22:59