ネス

ぼくはネスだ。 ぼくはここまできた。
ぼくはもうすぐ ぼくはもうすぐ…
ぼくはもうすぐ? どうなるのだろうか。

コピーライターとして有名な糸井重里氏がゲームデザインを担当したスーパーファミコン用ソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』の主人公。
「ネス」はデフォルトネームであり、便宜上の本名は「ぼく」。プレイヤーが別の名前を設定した場合、その名前が本名となる。
この「ネス」とはファミコンの海外版の名称「NES」が由来で、正式名称「 N intendo E ntertainment S ystem」の略。
ただし、キャラの方の「ネス」の綴りは「NESS」と、Sが1個多くなっており、
『MOTHER2』がリリースされたスーパーファミコンの海外名「SNES( S uper NES の略)」のアナグラムにもなっている。

第一作目『MOTHER』の主人公「ニンテン」とは容姿・服装共にそっくりだが全くの別人であり、縁も所縁も無い。
『2』の漫画版(『MOTHER2 ネスの冒険記』)でも、
ネスが前作の事件を本などで調べて、「ニンテンという少年が解決したらしい」と他人事のように言う場面がある。
だが、糸井氏は「(二人を)同一人物としてプレイして頂いてもかまわない」と、何とも意味深な発言をしている。
なお、海外では第一作『MOTHER』及び第三作『MOTHER3』は正式発売されておらず、『2』がシリーズ初作『EarthBound』として発売された。
当初は第一作をリメイクして『EarthBound ZERO』として海外発売する計画もあったようだが没になった。
…のだが、2015年に日本版と共にWiiU用のバーチャルコンソールタイトル『EarthBound Beginnings』として、
海外でも配信販売の運びとなった(「ZERO」から変更されたのはやはり向こうでのイメージの悪さ故か)。何はともあれ、めでたや。
レジー!『MOTHER3』出してくれよ!!!

余談だが「赤い帽子・黄色いリュックの少年」というスタイルは、
本作品の影響を受けている『ポケットモンスター』の初代主人公に引き継がれ、
以降ポケモンの主人公は「帽子とカバンをつけた子供」というスタイルを一貫している。
スマブラでもポケモントレーナーのいない初代や『DX』で、見た目が似合うネスをポケモンと組ませてみた人は多いのではないだろうか?


原作におけるネス

とある経済大国・イーグルランドにある小さな町、オネットの外れに住む少年。
トレードマークはパパからもらった赤い野球帽と黄色いリュックサック。
大の野球好きで、さる伝説のベースボールプレイヤーである「ミスター」なる人物を尊敬している。*1
一見ごく普通の少年だが、ココロのチカラ「PSI(サイ)」を持っている。
あと「チェーック!」とか言って物を調べる癖があるらしい
(ただし他のNPCがその姿を目撃したと言っているだけで、ゲーム中では一部を除き一切喋らず無口)。
両親と妹・トレーシー、ペットの犬(チビ)の4人+1匹家族の長男。
父親は単身赴任中で実家にはおらず、作中でその姿を見る事はできないが、銀行にお金を振り込んでくれる他、電話で会話もできる
(エンディングでも来週のネスの誕生日には帰ると電話で会話している)。
場合によってはプレイヤーに対して電話をかけてくる事もある。
「パパだって世界を救うヒーロー!…の父親になれるなら悪い気はしないぞ!」

好物は「ハンバーグ」。カッコイイと思うものは「キアイ」。
ただしプレイヤーによって変更が可能なので、とんでもないものを好きになる可能性も無くはない
(CMにSMAPが出演している関係から、カッコイイと思う物などの候補なんかには「SMAP」なんてのもある)。
これに限らず、ゲーム中にいくつか「質問の答え」を入力する事になるが、どれも真面目に答えないと心の底から後悔する羽目になるので注意。

隣の家には悪友、ポーキー・ミンチが住んでいる。なおネスのパパはミンチ一家に借金があるらしい
ポーキーのパパ、アンブラミ曰く「何百万億ドルに、ちょっと欠けるくらい」。何処まで本当の話かは知らないが。*2

ある日、オネットの外れにある山の頂上付近に落下した隕石を見に行った際、落下した隕石の中から未来人(?)ブンブーンが現れる。
そして銀河宇宙最大の破壊主ギーグを倒し、世界の危機を救える四人の少年少女の一人だとブンブーンに告げられ、ネスは世界を守るための冒険の旅に出た。
その冒険は世界規模にまで広がり、さらには彼自身も信じられないような場所にまで到達する事になる。
ちなみに、その話を一緒に聞いたポーキーもまた独自に世界を巡る旅に出たらしく、そして行く先々でネスと対立している。

『MOTHER』の主人公と同じく、主に野球のバットを武器にして戦う
その他にはヨーヨーやスリングショット(スポーツ用に強化されたパチンコ。決して水着ではない)なども武器として使用する。
専用攻撃PSIは上記の「カッコイイと思うもの」が名前として付く(例:「カッコイイと思うもの…キアイ」⇒「PKキアイ」)。
この専用PKは無属性の全体攻撃で、序盤から覚える為使いやすく強力である。たまに外すのが難点。

他のRPGの主人公には見られない特徴としてホームシックに陥る事がある。
ホームシックになると戦いの虚しさを感じる、家に帰りたくなる、母親が恋しくなる、大好物が食べたくなるなどして、
あろうことか「戦闘中であるにも拘らず、無条件で行動できなくなる」という恐ろしいバッドステータスである。
ただし実家に帰ったり、母親に電話をするとホームシックは解消される。面倒だが、発症率は高くないので、ゲーム中にそう何度もかかる事はない。
まあ、12歳の男の子なのだから仕方ないとしか言いようが無いのだが、ほぼ同い年の他のパーティメンバーはホームシックにならない。
三人の仲間の内一人(ジェフ)は元から寄宿舎暮らし、もう一人(プー)はそもそも親がいる描写が無いし歳も少し上、さらに禅の修業を積んだので分かるが、
同い年のヒロイン(ポーラ)は両親共に健在で、しかも序盤に仲間になるので親に会えない期間はネスとほぼ一緒。
発売当時の四コマではそこら辺が弄られるネタもあったりする。
尤もポーラもテレパシーが使えるし、宗教団体に誘拐されているので慣れちゃったのかもしれない。
誘拐犯のキンタマを蹴り上げたとウワサされる子だし

しかし戦闘力は主人公らしくトップクラスであり、攻撃・防御・アシストすべてに隙がない万能キャラ。
但しスピードは遅いので大抵の行動順は最後付近。また、攻撃以上に回復も優秀……というより全体回復技はネスしか持っていない。
そのためアタッカーをやったりサポートしたり回復したりアイテム使ったり、色々とやる事が忙しい。
更にゲーム終盤において覚醒(パワーアップ)イベントがあり、全体的に能力値がおかしいほど上昇し、「公式チート」と呼ばれる程の状態となる。
特にHPに至っては、運がいいとほぼカンスト(999)、PP(このゲームにおけるMP)も二倍以上になるため、
敵の攻撃が激しい最終局面でも割と無茶できてしまう。
ただし、ラスボスに打ち勝つためにはみんなの(そしてプレイヤーの)協力が不可欠。

+ どせいさんについて

上記のキャラが、イーグルランドのどこかにあるといわれている「サターンバレー」*3に住んでいる「どせいさん」。
どう見ても地球の生物じゃないが、「どせいじん」ではなく宇宙人とも断言されてない不思議な人。
非常に独特な文化を持ち、「個人」という概念が無いので、個々に名前が付いてない。みんなみんなどせいさんです
また、「どせいさん語」という独自の言語を用いる。
言葉や意味はネス達と同じなのだが言い回しが非常に特殊で、上記の通りメッセージフォントも特殊なものとなっている(糸井氏の愛娘の文字が原型)。
そもそもどせいさん達には口という器官が存在せず、鼻で喋っている(食べ物の摂取も鼻から)。鼻声の結果がこのどせいさん語なのだろう。

+ 余談
ちなみに50音全てのフォントがデータとして存在するのだが、実は作中でどせいさんは「ぬ」の文字を含んだセリフを話さない為、
通常のプレイではどせいさんフォントの「ぬ」は見る事ができなかったりする。
また、有志によって製作されたPC用のどせいさんフォントも存在している。

人間とは非常に友好的で、その見た目とは裏腹に非常に高い技術力を持ち、タイムマシンをも容易く作ってしまう。
しかし争いを好まない性格からか、自衛の科学兵器はおろか原始的な武器さえ持っていない為、
ギーグの手下である「ゲップー」にあっさり仲間をさらわれてしまい、
続編の『MOTHER3』でも侵攻してきたブタマスク軍に脅迫されていた。

『MOTHER2』のマニュアルエディターを担当した伊藤あしゅら紅丸氏の漫画『MOTHER2 ギーグの逆襲 ネスの冒険記』では、
口や手足が付いたデザインに変更されており、まともな言語を発している。
しかも「土星さん」と漢字表記な上に、しれっと自身が宇宙人だという事をカミングアウトしていた。

他の任天堂作品の出演も多く『星のカービィ スーパーデラックス』のモードの一つ「洞窟大作戦」で「どせいさんのぞう」というお宝が登場したり、
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降では投擲アイテムの一種として登場したりしている。
(威力は皆無だがシールド(ガード時に生じるバリア)を削る効果が高く、相手に投げ付けると「ぷ~」という音が出る
 あくまで「生き物」であるため、放っておくとひとりでに歩き出したり、攻撃が当たると吹っ飛んでいく)。
また『MOTHER1+2 どせいさんのほん。』では真空パック詰めにされ、糸井氏に「エンターブレインのやつら、ひでえことをしやがる。」と言わしめている。
どせいさん本人は「くっくるしいです」と言っている。真空パック詰めにされた理由は本に入れるためで、パックから救出すると結構大きい事が分かる。

ちなみに、『スマブラDX』ではスペシャルボーナス(所謂評価制スコアのボーナス)として、
「どせいさんを保持(1500点)」や「どせいさん3回以上(4000点)」なんていうものもある。

+ 小説版『MOTHER2』について
小説版『MOTHER2』では、旅の途中でハンバーガー用のハンバーグを焼いている父親に再会したり
(小説内ではパパはネスバーガーチェーン店のオーナーという設定)、
ブンブーンがポーキーを一目見ただけでギーグの本体と見抜きネスにポーキーを殺すよう説得したり、仲間の一人であるジェフが義足だったり、
ストイッククラブで何気なく手渡されたメニューの内容がオンリーであるにも拘らず、何故か種類が豊富だったり
(メニューが水のみである事自体はゲームでも同じ)、
ネスがオリジナルキャラクターのホモに狙われたりと、ゲームではなかった設定やストーリーがかなりある。
しかし『MOTHER2』自体シリアスとギャグとの温度差が激しいゲームなので、それほど違和感が無かったりする。なんなんだこのゲーム。

…というのも、作者の久美沙織女史はドラゴンクエストの天空シリーズ等の小説版を任せられたりと、
ゲームのノベライズでの仕事も多い方なのだが、オリジナルアレンジの量の多さで有名だったりする。
「中々微笑ましい恋愛描写を読めるからオススメできる」、という人も多い一方で、
「改変しすぎでダレる」「特定のキャラ贔屓が目立ちすぎ」等の声もあり結構賛否両論である。
前述のジェフが新しい設定の追加が多く、出番もネスに次ぐ多さなのに対して、
四人目の仲間のプーなんかは、原作ゲームでも出番がやや少なめなのを差し引いても、相当の空気っぷりである。

一方、厳密には小説ではないが、徹底的に原作に沿ったゲームブックとして存在するのが『マザー2 ひみつのたからばこ』である
(月刊ファミコン通信編集部/アスペクト刊)。
こちらは位置付けこそ「攻略本」となっているが、アイテムや敵の攻撃力やHPといった効果は記載されていない。
しかし、本書の最大の特徴は本編中におけるストーリーの解説と所々に挿入される挿絵。
本書の本編部分は徹底して「読者に対してネスがその時の思い出を語る」という形式が取られており、
ストーリーは全てネスの視点で描かれる。一人称は「ボク」。

作中は無口なネスだが、「自分にはどうしようもない小言をポーキーの両親にぶつけられまくった結果、逆に心の中でおしゃべりになった」との事。
この為、読者に対してはストーリー中の様々な出来事に対する感想を饒舌に、
それでいてネスというキャラクター像をすんなり定着させる絶妙な塩梅で述べてくれる。
上記の小説版とは異なり、徹頭徹尾、原作そのままの構成が魅力。
話の流れの中で大まかな行動のフローチャートが分かる他、中には「借りた自転車のベルを鳴らしまくってはしゃぐ」
「『グルメとうふマシン』や『グレオレマシン』のしょーもない効果」、「タカの目を持ったプーが修業で離脱してしまう」といった、
大半のプレイヤーが経験した「あるある」もキッチリ描写している。

また、旅を終えたネスの語りである為、思い出のグッズもいくつか登場。
キャラの挿絵は「ネスの描いた似顔絵」という設定でイラストレーターが描き下ろしたものが載っている他、
一部のアイテムなどは、説明書のアイテム紹介でも使用されていたクレイフィギュア(新規作成含む)が載っている事も。
中には「途中で落ちていたパンフレットを拾った」として、実写の写真を編集して、実にそれっぽくした画像も載っていたりする。
また、町のマップは、本編中でネスが最序盤に図書館で借りられる「まちのちず」の設定に倣い、アメリカのタウンマップをモチーフにした画像を掲載。
ダンジョンのマップは、序盤はネスがフリーハンドで書いた「自分が分かればいいやってパパっとテキトーに書いた物」なのに対し、
ジェフ合流後のダンジョンは全て、ジェフが「方眼紙に定規まで使って書いた」きっちりとしたもので描かれるようになる。

純粋な攻略本としての用途には少々力不足。前述の通り、詳細なデータが無い為、PSIやアイテムは大まかな効果、
敵はネスの交戦した所感という形で弱点や厄介な部分が記載されている程度。
ダンジョンマップも役には立つが、「魔境」ではその地形による苦戦故か、
「このへんは行かなかった」として書かれていない箇所があり(よりにもよってそこに有用な防具アイテムがあったり)、
ネスの心の中の世界であるマジカントや、「ボクもおぼろけにしか覚えていない」というラストダンジョンのマップや情報は最低限しか無い。
巻末袋綴じのおまけページではゲーム中の様々な謎の考察も書かれているが、編集者の推論と想像にすぎず公式設定ではないので資料としての価値はあまりない。

しかし、この「ファンによるファンのための一冊」とも言える出来は、文字通りファン垂涎の一冊。
現在では完全にプレミア扱いであり、通販サイトで買おうとすると定価の数倍の値段は覚悟しなければならない。


大乱闘スマッシュブラザーズにおけるネス

作品ごとのデザインの変遷

『MOTHER』枠の代表として、全作品に参戦している皆勤賞。
『DX』と『for WiiU』以外では隠しキャラとしての登場だが、
このうち初代以外では対戦回数や時間経過による出現順が1番目となっており、ほとんど初期キャラと言っても差し支えない。
初代当時は『EarthBound』は全然売れずにマイナーであったため、本作での出演がきっかけとなって原作が知られるようになったという経緯を辿っている。

担当声優は同シリーズでカービィも務める 大本眞基子 女史。アメリカンな雰囲気を出すためか英語で喋る。
カービィとの兼ね合いもあってか、『for』まで毎回ボイスが新しく撮り直されていた。
スマブラでのCV繋がりからか、『星のカービィロボボプラネット』より登場したコピー能力「エスパー」や、
それをコピーできるザコキャラのネスパーは彼がモデルとなっている。

独特の軌道を描く空中ジャンプや、自分にPKサンダーを当てて復帰するなど、トリッキーな性能が特徴。
使えるPSI(必殺ワザ、最後の切りふだ)のほとんどが本来原作で使う事ができないものだが、
これに関しては『X』で参戦したリュカにも同じ事が言える。色々と事情があるのだろう……
(フィギュアの解説では「おそらく教わったのだろう」と説明されているにしては原作と性質が違うし自分にぶつける使い方を教えるのは一体…)。
登場シーンは「テレポート」で飛んでくる。
テレポートに成功しているのに黒焦げになっているのはご愛嬌(原作では障害物に衝突しテレポートに失敗すると黒焦げになる)。

+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
  • PKフラッシュ(『DX』からのNB)
『MOTHER』シリーズ(『1』除く)で、主人公が取得するPSI。『MOTHER2 ギーグの逆襲』ではネスが取得する、原作で唯一使えるPSI。
原作での効果はスマブラとは大きく違い、敵に状態異常を引き起こすものだった(稀に敵を戦闘不能にする事がある)。
スマブラでは当てにくいが溜めて、タイミングよく解放すれば大ダメージを与える発光体を出すワザになっている。
タイマンだと相手の復帰際に使うくらいしか出番はないが、乱闘では有効。
上手くいけば全員纏めて星にしてしまえる事も。

  • PKサンダー(上B)
『MOTHER』シリーズで、主人公以外が取得するPSI。『MOTHER2 ギーグの逆襲』ではポーラとプーが取得する。
原作の効果はランダムで敵一体に高威力の雷を落とす。MOTHER2ではろくにヒットしなかったがMOTHER3で改善された。
スマブラでは操作可能な電撃を発射。ネス自身に当てると電撃を纏って体当たりする。
予備動作が大きすぎるので乱闘でないとまず当たらない上に、方向制御が難しく妨害・無効化されやすいこの体当たりを、
「復帰ワザとして使う必要がある」という点が、ネスがトリッキーで使い辛いと呼ばれる主因の一つ。
『DX』では体当たりが大幅弱体化してしまったが、『X』では初代に近い性能で凄まじい吹っ飛ばし力を誇る。
『for』では発射直後は貫通性能になり潰されにくく、体当たりの威力も更に増している。押し出し系に弱いのはご愛嬌
更にサンダー弾のスピード・操作性・威力・後隙の少なさ全てが向上しており、タイマン時での追撃性能がとにかく強力となった。
『SP』ではネスにあたる直前のタイミングで矢印が表示されて体当たりの方向が見えるようになり、
どの方向に体当たりできるかが分かるようになっている。
逆に言えばより相手に対策されやすくなっている

  • サイマグネット(下B)
『MOTHER』シリーズで、主人公以外が取得するPSI。『MOTHER2 ギーグの逆襲』ではポーラとプーが取得する。
原作での効果は「敵のPPを奪う」。一見便利そうだが、吸い取れる量は微々たる物なので回復には時間がかかる。
スマブラでは敵のエネルギー系飛び道具のダメージを無効化して、その分を回復する(受けるダメージ×2)バリアを出す。
相手キャラによってはかなり鬱陶しいワザとなるが、決して隙は小さくないので基本はプレッシャーを与える為のワザ。
性能の差別化の影響で『X』ではリュカのサイマグネットと完全に性能負けしてしまっていたが、
『for』では発生の速さ・範囲が強化されており、更に吸収できるものが増えた。意外な所ではアイテムのボム兵やリンクの爆弾なんかも吸えたりする。
『SP』ではバリアに攻撃判定が付与され、触れた相手にダメージを与えられるように。

  • PKファイヤー(初代のみNB、『DX』からは横B)
『MOTHER』シリーズで、仲間の女の子が使うPSI。『MOTHER2 ギーグの逆襲』ではポーラが取得する。
原作での効果は直線上の敵全員にダメージを与えるもの。ダメージこそ大きくはないが、中々使い勝手がいい。
スマブラでは、ヒットした相手を拘束して連続ダメージを与える火柱を発生させる。
前後の隙が多くて当てにくいが、当てた際には火柱による拘束ができ、様々なワザで追撃可能。ガードされると火柱は上がらない。
タイマンではハイリスクハイリターンであり、どう当てるかが腕の見せ所である。多人数乱闘では当てやすくなる為単純に驚異。
ちなみに任天堂は炎(Fire)を「ファイア」で統一しているが、
MOTHERシリーズでは「ファイアー」、スマブラシリーズでは「ファイヤー」表記になっている。

『MOTHER』シリーズで主人公以外が取得するPSI。『MOTHER2 ギーグの逆襲』ではプーが修行により会得する「ほしを おとす ほうほう」。
原作では必中大ダメージかつコストパフォーマンスのいいPSIであり、プーのアイデンティティ。
これとネスの必殺PSIを連続で放てば、大抵の敵は瞬時に沈む。
しかし厄介な事に敵キャラであるスターマンもガンガン使ってくるため、モタモタしてるといきなり全滅させられる事も……。
スマブラではネスとリュカの「最後の切りふだ」として登場、上空から無数の隕石を落とす。
『X』では隕石の軌道がランダムな性質上、ステージの影響を大きく受ける為に安定性に欠ける。
しかし威力は申し分なく、ある程度ダメージが溜まった相手なら一発当たっただけでバーストさせてしまう。
また隕石の軌道と当たり方次第だが、連続ヒットして0%から即バーストなんて事も可能。
並びに復帰の不安定さ等から、地続きで狭めのステージではその真価を十分に発揮できる
(偶然にもネスのホームステージ「オネット」はこの条件が見事に当てはまっている)。
『for』では性能が変わり、範囲が狭くなった代わりに密度が上がり、
前作のルカリオの最後の切りふだ「はどうのあらし」のように軌道を変えられるようになった。
『SP』ではルカリオの切りふだが「はどうのあらし」に戻ったため、こちらも『X』での性能をベースに末広がりの軌道に再変更された。
発動する際にはヒロインのポーラと原作で会得できるプーが加勢に来てくれる。
ジェフ?既に『X』からアシストフィギュアとして登場してる上に超能力が使えないので仕方ない
「最後の切りふだ」はキャラによって性能差が激しく、中には出してしまえば相手が0%でも一撃でバーストできてしまうキャラもいる。
が、中にはろくにふっとばない切りふだや、外すと発動せずにスキだらけな切りふだもあるため
安定性に欠けるが基本出し得で威力の高いPKスターストームは可もなく不可もなくといった所か。

また、横スマッシュ「バットスイング」で飛び道具打ち返す事が可能。

で、本来の必殺技「PKキアイ」は使えない。どうしたんだ、ネス。
…まあ原作は上記の通り自由に名称が変更できるし、再現が難しいのでパスしたのかも知れないが
(ちなみに念動波による爆発みたいな感じである)。

+ シリーズごとのネスの性能
全シリーズ通してタイマンより乱闘、地上戦より空中戦が得意。
また『DX』以降、大半のキャラにおいてコンボや仕切り直しが主流となっていった「投げ」が十分な決め手に成り得る希有なキャラでもある。

+ 初代におけるネス
初代では空中下攻撃(ニードルキック)が物凄く強力。強くて長く残る判定のお陰で相手をメテオしやすく、
地上でも所謂「ぺち」を使用した空中下攻撃始動から、上Aを絡めるコンボで4,50%のダメージをたたき出し
(空中ジャンプ中に攻撃を出すとジャンプの上昇が中断され、斜め下に飛び込みながら攻撃が出るネスとヨッシー限定のテクニック)、
おまけにゆったりしたジャンプのお陰で、起き上がりの相手を更に空中下攻撃で追撃→起き攻め続行orそのままフィニッシュする事が可能。
他の攻撃も高い威力とふっとばし力を誇り、特に攻めに関してはハイレベルな性能で、PKサンダーの派手さ、
そして出現条件が(本作においては)一番厳しい為、発売当初の子供達にはスマブラ最強キャラという認識が強い。
しかし空中ジャンプの上昇と移動速度がやや遅く、攻められている時の切り返しに弱い事に加え、
元々軽くて吹っ飛ばされやすい方なのにPKサンダーは扱いにくい上に致命的に隙だらけで、
一度場外に出されると、ダメージが少なくても追撃で落とされる危険が大きい。
意外と攻めパターンも少なめで、相手に立ち回りを対策されるときつい戦いを強いられるため、
タイマンルールキャラダイヤは、やくものやギミックに影響されないステージ下では中堅辺りに落ち着いている。
即死コンボ自体は豊富だったりするので、いかにこの癖の強さを扱いきれるかが勝負。上手くいけば上位陣とも十分以上に渡り合える。

ちなみにタイマンではない4人対戦などでは復帰を邪魔され辛い事や、
隙はでかいが範囲も広く、攻撃力もある強い下スマッシュ攻撃や、PKサンダー体当たりのぶっぱなし等、タイマン時とは違う強さを持っている。
家に4人以上で集まってわいわい遊ぶタイプの子供がネスを強く感じるのは、ある意味当然の結果かもしれない。
時間制乱闘(時間内の撃破数で勝敗を競う)では、メテオ性能も相まって無類の強さを誇る。
以上のように、環境によって強弱が変わるネスは正に「トリッキー」という言葉が相応しいキャラかもしれない。

余談だが、初代ではルイージと同様にマリオの骨格を流用して作成されていた。

+ 『DX』におけるネス
『DX』では全体的に攻撃力もふっとばし能力も下方修正を受け、攻撃力が無い、ふっとばす力も無い、復帰力が無い、
さらに『DX』における重要なテクの一つでもある「絶」の恩恵が無いなど、ないない尽くしでタイマンキャラダイヤは下位。
ただ、横スマッシュ攻撃のバットスイングは全キャラ中のスマッシュ攻撃でも妙に高性能発生そこそこ・リーチ長・威力&吹っ飛ばし力強)で、
これをどう当てていくかが勝敗の分かれ目となる。
空中性能も中々良いため、「絶」で縦横無尽に動ける上位陣はともかく中~中の上位ならプレイヤーの腕前で十分カバーできる。
その上位陣も厳しいが詰んでるというレベルでもない。まあ強みすら無い奴もいるしね
一応多人数乱闘なら通常必殺ワザのPKフラッシュも出番はあるし、
投げの威力に至ってはナンバー2に位置する(1位はミュウツー)ので、そんなに弱く感じない。
また、本作から追加された「スマッシュホールド」(Aを押しっぱなしで威力が強化するテクニック)を、
上下スマッシュのヨーヨーで使うと威力が上がらない代わりに攻撃判定を置く事ができ、
本作で変更された空中前A(空中PKハンドスタンプ)は、『for』に至るまでネスの主力技として活躍している。

+ 『X』におけるネス
『X』ではヨーヨーを使った上下スマッシュ攻撃やPKサンダー体当たり等がパワーアップし、バットスイングがやや弱体化した以外は特に変化なし。
全体的に決め手となる技が増えたお陰で、決定打には事欠かなくなった。
相変わらず投げは強烈で、特に前後の投げはトップクラスの性能になっている。
「画面中央付近でネスの後投げでバースト」「画面端付近で待機してたらネスの前投で0%だったのにバースト」なんて事もあり得る。
これらの事や最後の切りふだの性能から、使い道次第では相当な強さを誇る(後述)。
反面、挙動のトリッキーさから来るタイマンの弱さも健在。
特につかみ(投げの予備動作)を解いた際の硬直が他キャラよりも膨大という弱点があり、一部のキャラだと半永久コンボに持っていかれたりする。
ついでに言うとタイマンを好むプレイヤーが良く選ぶステージである「終点」が苦手。
結局、「タイマンが弱くて乱闘が強い」という根元は変わらないままである。
また、シングルゲームの一つ、「亜空の使者」に登場するボスとの戦いを勝ち抜いていくモード「ボスバトル」では、
性能のいい空中技や飛び道具・回復技・反射持ちと理想的な性能をしており、ベリーハードクリアも十分狙える強キャラとなっている。

+ 『for』におけるネス
『for』では他の軽量級・中量級の多くがふっとばし力低下を食らった中、ふっとばし力がむしろ強化された
特に顕著なのが上下スマッシュのヨーヨーであり、ホールドで攻撃判定が置けなくなった代わりに、
ホールドで威力とふっとばし力を強化でき、決定打として十分な技となった(特に下スマ)。
ワザのいくつかにPSI判定が付与される、バットの発生と威力・ふっとばし力の再強化、PKサンダーの強化(後述)など、
空中下のメテオの計算式が変わり、低%バーストが望めなくなった以外は大幅に強化面の方が目立つ。
他キャラは軒並み弱化された投げの強力さは相変わらずトップクラス、
『X』で致命的だった投げ連・掴み連の廃止や崖捕まりシステムの大幅変更も追い風となっている。
最後の切りふだである「PKスターストーム」は性能が変わった(前述)。
しかし、復帰の難しさや差し込みの弱さといった全シリーズ共通する弱点は本作でも健在。タイマンでは慎重な読みと立ち回りが要求される。
その分読み勝った時の強力さは他キャラ以上であり、ガチタイマンランクでも今までと比べ高めの評価を得ており、
前作での長所がそのまま強化された形なためか、今までになく乱戦・チーム戦では強力なキャラとなっている。

カスタマイズで設定できる必殺ワザの中にはリュカの必殺ワザに準じた性能のものも用意されている(後にDLCとしてリュカが復活した)。

+ 『SP』におけるネス
空上がヘッドバッドからPSI攻撃になった他、
性能面以外ではPSIのエフェクトが原作と同様に独特なマークが現れる。これは『MOTHER3』の主人公であるリュカも同様。
また、上下スマのヨーヨーが再び攻撃判定を置けるようになり、ホールドによる強化も据え置きと、結果的に『for』と『X』以前のハイブリッドとなった。
さらにスマッシュ攻撃のヨーヨーを崖際でホールドすると、崖下にひっかけられるようにもなった。
これを置いておくだけで復帰が貧弱なファイターはヨーヨーにひっかかってしまう上、そこでホールドを解除すればふっ飛ばしに繋げる事も可能と、
地味に凶悪な性能である(後にアップデートによりホールド中に攻撃判定が出る時間が減少した)。
前作からの弱体化部分がほぼ無い上に『SP』全体の方針である着地隙の減少の恩恵を大いに受けており、
総合的にはネスの中でもシリーズ中一番の性能となっている。
鈍足・リーチの短さ・復帰難といったシリーズ通しての弱点は健在だが、腕前次第で相性の悪い相手も薙ぎ倒していける。

+ 亜空の使者での活躍
アドベンチャー「亜空の使者」では、エリア「荒廃した動物園」で初登場。
キングのぞうに襲われ、絶体絶命だったリュカの命を救い、そのままポーキーとの戦闘に入る。
見事撃破する事に成功したが、直後にワリオが現れ、リュカを庇ってフィギュア化されてしまう。
そのままカーゴに乗せられ、他のフィギュア化した二名(ルイージピーチまたはゼルダ)と共に連行されるが、
今度はデデデが襲い掛かり、バッジを付けられて彼の根拠地に安置される。
それからしばらく出番は無く、終盤にタブーのOFF波動によって数多くのファイターがフィギュア化され、
「この世界」があわや亜空間に完全に取り込まれるかどうかの瀬戸際でバッジの効果が発動し、ルイージと共に復活。
隣でフィギュア化していたデデデを救出し、共に亜空間へ向かった。

余談だが、『DX』以降でMOTHER枠のホームステージが登場するようになったのだが、
『DX』のオネット、『for』のマジカントの曲はいずれもファンなら感涙もので、乱闘どころじゃなくなるとも言われている。
DX
オネット マザー裏
for3DS/WiiU
マジカント スマイルズアンドティアーズ


"OK!"


MUGENにおけるネス

ドロウィン氏製作のものとK.Y-Shanxi氏製作のものが存在する。
いずれも基本的に『スマブラ』の原作再現となっている。

+ ドロウィン氏製作 MOTHER2ドット仕様
  • ドロウィン氏製作 MOTHER2ドット仕様
一時期公開停止になっていたが、五右衛門氏によるAIが本体同梱で公開されている。
技は基本的にスマブラ再現だが、PKキアイを搭載していたり、PKサンダーに慣性が無く体当たりがノーモーションでできるなどいくつかの違いがある。
また、その大きさからか、コンボを抜けやすいという隠れた利点も持っている(体格の差が大きければより顕著)。
リーチの短さが気になるが、攻撃範囲の広い必殺技でカバーできる。
ネスvs超能力チーム

+ K.Y-Shanxi氏製作 スマブラX仕様
  • K.Y-Shanxi氏製作 スマブラX仕様
各システム・スマッシュ攻撃・必殺技など、原作での動きがかなり細かく再現されており、
最後の切りふだのPKスターストームも3ゲージ超必殺技として搭載されている。
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了によりサイトが消滅したため、現在は「MUGEN初心者用簡易AI講座」にて代理公開されている。

コマンドが簡単で操作しやすい『スマブラ』仕様のため、かなり原作の感覚でプレイ可能。
格ゲーらしいコンボ技が皆無な代わりに一撃が重く、判定も強い。特にPSIを使った攻撃は見た目以上に判定が強く、打ち負ける事が少ない。
通常必殺技はゲージを消費せずにいくらでも発動可能。
PKサンダーはキチンと操作できる上に、自分に当てると「PKサンダー体当たり」に繋がるのも再現されている。

超必殺技「PKスターストーム」は、威力&判定の大きいガード不可能の流星弾を辺りにばらまく技。
原作では広いステージなら割とあっさりかわせたり、動かないでいても当たらなかったりする不安定な技だったが、MUGENでは激変
格ゲーの使用上相手の行動範囲が制限されてしまう為、移動でかわすのが非常に難しくなっている。
ブロッキングなどの特殊防御で防ぐ事はできるが、「頭上から何発も落ちてくる」という仕様が非常にAI殺しであり、
COM戦では相手が'面白いようにひっかかる}。
一発の威力が非常に大きいため(一発300=カンフーマンの体力ゲージ3割程度、並キャラの超必の威力とほぼ同じ)の為、
一発当たるだけでもかなり痛い。戦況をひっくり返す事も十分可能。
原作通り発動から行動に移れるようになる数秒間、ネスが無敵になる
その為、「敵の攻撃をやり過ごしながら攻撃する」というSTGのボムのような使い方もできる。
流星弾が降り終わる直前に無敵が切れて行動可能になるため、追撃可能。
逆に相手は弾を避けきってもすぐ迎撃態勢に入れなければ、ほぼ確実に手痛い追撃を食らう。

下強技「クラウチングキック」も中々に鬼畜技。
原作でもスピードキャラの弱攻撃ばりの連射性能とパワーキャラの弱攻撃ばりの威力を併せ持つ優秀な技で、
原作では「ヒットストップずらし(ヒットストップ中にスティックをはじいて脱出)」で割と容易に脱出できたが、
MUGENでは一度ハマるとガスガスと削られる。
一応連続しているとネスの方から自動的にずれて脱出しやすくなる救済機能が搭載されているが、一定のダメージは覚悟しなければならない。

横スマッシュ「バットスイング」で飛び道具打ち返す事が可能。
これだけだと『スマブラ』やMUGENでのパワプロくんと変わらないが、
これに加えてスマッシュホールド(溜め打ち)してから打ち返すと反射物のダメージ増加+軽いホーミング機能が付き、
最大まで溜めると大ダメージを与える事ができるという、MUGENオリジナル仕様となっている。
これだけでも飛び道具に強いが、それに加えて彼は飛び道具を吸収してHPの回復ができる「サイマグネット」を持っている為、弾幕キャラに滅法強い。

れいむのれいりょくを すいとった!
飛び道具を吸収してダメージ回復に加え、HP全快の時はゲージを回復できる。
原作ではファイアボールやブラスターなどのエネルギー系飛び道具しか吸収できないが、
MUGENでそんな設定は土台の都合上無理なため、全ての飛び道具判定の攻撃を吸収してしまう万能技と化した
(後に『for』でもリンクの爆弾やボム兵といったエネルギー系には見えない飛び道具も吸収できるようになった)。
ちなみに飛び道具の攻撃力×2倍の値を回復できる。
そのため飛び道具弾幕しかしてこないキャラには、基本的に負ける要素が無い(HP全快→ゲジマユ→PKスターストームの流れ作業)。
たとえストーリーモードが相手でミスして大ダメージをくらってもサイマグネットですぐ全回復、なんて芸当も可能。

防御面も、元々が中々固い上に、地上では「シールドガード」を使用可能。
これは上段・中段・下段・削りの概念が無く、大抵の通常攻撃はノーダメージで受け流せる高性能な物。
ただし時間制限付きで、調子に乗って出し続けていると「シールドブレイク」してピヨり状態になってしまう。
また当然だが、投げやガー不等の攻撃は防げない。
シールド中に横移動で移動中無敵の「緊急回避」、シールド中にしゃがむ事で、その場で無敵になれる「その場緊急回避」を発動できる。
ジャンプ中でガードボタンを押すと「空中緊急回避」もできるため、上手くいけば相手のコンボ、空中コンボをサラリとかわす事も可能。
ちなみに『スマブラX』仕様のため「ぺち(低空空中攻撃)」や「絶(絶超低空空中緊急回避)」は使用不可能(ぺちは前述の項目、絶は こちら を参照)。

弱点としてはリーチが短い技が多い事と、ジャンプ力が高く落下が遅い事(所謂ティッシュジャンプ)等が挙げられる。
ただし、前者は豊富な飛び道具、後者は豊富で判定の強い空中技をうまく使えばカバーし様がある。
また全体的に技の隙が大きめで、AI戦の場合コンボで圧倒してくるタイプには何もできなくなってしまう事もある。

性能だけみると結構アレなせいか、付属のAIは各種PSIやバット反射等一部の技や行動を封じた超有情なAIとなっている。
が、それでもスターストームやクラウチングキック等一部の壊れ技はあいかわらず使用、通常技も中々に強力なため、意外と勝率は悪くない。
戦法的には接近しての小足や上投げからの空中技を多用し、ゲージMAXになればよほどネス有利な状態でない限り、
躊躇わずスターストームを放ってくるので注意。
また飛び道具にはサイマグネットを使ってくる為、弾幕戦法はAI戦でも鬼門である。
しかし、説明書に書いてある通り、AIよりもプレイヤー操作の方が真価が発揮できる面白いキャラである。
原作と同じくシングル戦よりもタッグ戦が得意。誰と組ませてもかなりの実力を発揮するキャラだが、
ゲージ技が1種類しかないネスの性質上、強力なゲージ技を持つキャラや、逆にゲージ技を使わないキャラと相性が良い。

また、NINTEN氏によってスプライト改変パッチ「Refine Ness」が公開されている。
このパッチを適応すると全体のドットと一部のアニメーションが変更され、さらに原作(スマブラX)に近付いたモ―ションになっている。
キャラのバランスは元と同じなので、気分を変えたい人はどうぞ。

登場動画はまだ少ない方ではあるが、そのほとんどでPKスターストームが猛威を振るっている
特に大会特別ルールなどでゲジマユ状態になれば最後、無敵の連続スターストーム砲台と化す。
これが何を意味するのかというと、
「一発で体力の3割近くを持っていくガー不の流星群が降り注ぐ中、ネスの無敵効果が切れて次の発動に移る一瞬を狙って攻撃を当てていかなければならない」
という事である。
狂ランク中位クラスとなり、ぶっちゃけまともに格ゲーしている凶キャラレベルでは無理ゲー

+ 大会ネタバレ
超鬼畜!ゲージMAXサバイバル大会」ではランセレの障害として何度も登場。
順調に進んできたチームを絶望の底へ叩き落とした。
よく分かるゲジマユネスの恐ろしさ(4:47~5:11)

                           /
                        |\ノ/|
                        |/|\|
       ,、                 /
    / ̄ ̄ ̄\,,       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
__/_____ ヽ     / ⊂⊃  ⊂⊃  \
   |/ (人人)  ヽ|    /    ・    ・     ヽ
   |  ∩ ∩     l、  / ̄ ̄ ̄ ̄  __     |.
   |  ∪ ∪   6 l  |                 |.
.   ヽ   __   ,-′ ヽ        \      |.
     ヽ ____/ヽ      ̄ ̄ ̄ ̄   `     l
     /─── l ^ヽ    \              l
     | |─‐─‐|  |     l             l
◆だれに はなしているのだ。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー



*1
公式ガイドブック『MOTHER2 ひみつのたからばこ』では、「レッズ」なるチームの「チート・ローズ」という人物らしい。
ちなみに彼のサイン入りキャップを、オネットの何処かにいるネスの友人から貰う事ができる。
普段被っているキャップはパパのお下がりでちょっと古ぼけているが、被っているとパパといつも一緒にいるような気になるため、捨てようとは思わないそうだ。

*2
その割にネスのパパは息子の銀行口座に平気で何千ドル、何万ドルと振り込んでくる
(この作品はRPGのお約束である「敵を倒してお金を入手」がパパからのおこづかいの振込みという形になっていて、
 敵を倒せばその分だけ銀行にお金が振り込まれる)。
物価が現実と違うんじゃない?と思うかもしれないし、確かにこの世界の物価はちょっと高い(ハンバーガーが14ドルもする)のだが、
それでも普通にダイヤモンドの腕輪がゴロゴロ買える金額である(高い所で買うと9998ドル)。
おまけに、ミンチ家は内装こそ豪華なものの、ネスの家よりも狭く部屋数が少なかったりする。
何よりこれらの話が家族間に広まっているにも関わらず、弟のピッキーがネス家族に冷たくしてる描写は特に見られない。
おそらく食事代や飲み代といった些細な貸しを大げさに表現しているだけの可能性がある
3000000$×0.00001でも「何百万億ドルに、ちょっと掛けるくらい」と言えるので…)。
なにしろポーキーの歪んだ性格は親の影響が強い、と糸井氏も語っていたのだから。
ちなみにポーキーの父親は家を放って失踪し、エンディングでは母親が家に若い男を連れ込んでいる。
ピッキーの将来がちょっと…いや、かなり心配である。

*3
続編『MOTHER3』では「どせいだに」で会える。そのまんまとか言うな


最終更新:2023年07月20日 19:15