ロゼ


「私は……進むしかないのです」

アイディアファクトリー(以下『IF』)製作のSRPG『スペクトラルフォース』シリーズの続編、
『ジェネレーションオブカオス』(以下『GOC』)の初代主人公。
超サイヤ人の亜種形態このJKの偽名やテイルズオブシリーズの登場人物ではない。
本名はロゼ・レイタム。初見で間違えてゼロと読む人もいるとかいないとか。
CVは李香緋や『ときめきメモリアル』の藤崎詩織などで有名な 金月真美 女史(『スペクトラルVSジェネレーション(以下『スペジェネ』)』除く)。
『スペジェネ』では 磯村知美 女史。

公式で明言こそされていないが、恐らくヒロの姪である。また、ヒロと同じ魔族と人間のハーフ。*1
魔王の血筋を受け継いではいるものの、赤ん坊の頃に人間の夫婦によって拾い育てられる。
元来争いを好まぬ穏やかな性格から、義理の妹エミリアと共に山奥で隠れるように暮らしていた。
だが、エミリアが人間によって殺されたのを機に、彼女もまた人間への復讐に身を投じることとなった。

後に「魔皇軍」の君主として第二次ネバーランド大戦を制し、ネバーランド皇国を建国、初代皇帝となった。
戦いの中、復讐の虚しさと自分が怒りをぶつけても自分と同じ不幸を生み出すだけいう事に気付き、
最終的に「人魔共存」の結論に至り、その理想に身を捧げるつもりだった。

七年戦争終結後はネバーランド皇国を解体、ネバーランド共和国を建国。
その首脳メンバーとして政治に関与し、ネバーランド大陸から戦乱が無くなり共和国の政治が滞りなく運ぶのを見届けた後、
永久凍土で眠りに就く。
しかし、第三次ネバーランド大戦が勃発した事により眠りから覚め、新たな世代への試練として立ちはだかる……。



出自、立場、テーマなど、色々と美味しい要素を備え、
当初はヒロと同じく看板キャラになる……と思われたが、
彼女のデビュー作があまりにも微妙な出来であった(IF的には割といつもの事だが)ため、
看板どころかそのまま日陰者となってしまった。

とは言え全く人気が無いかと言えばそうでもなく、ネバーランドシリーズでは出演も多い方で、
『GOC4』の公式人気投票では、ゲスト出演キャラにもかかわらず2位という好成績を修めた。

ストーリー的に『GOC』の続編(?)となる、
新紀幻想スペクトラルソウルズII』にも重要人物として登場した。
また、SRPGであるそのゲームでは、
周囲のキャラのクラスが普通に「アーチャー」とか「剣士」とかの中、
一人だけクラスが「皇帝」
しかも読み方は「カイザー」という大物っぷり。素敵。

……ただし、参戦が遅い上に能力もかなり微妙というか、はっきり言って使い辛い。
まるでどこぞの帝王(初期)のようだ。

また、上位職へとクラスチェンジすると、なぜか「皇帝」から「皇女」へと格下げされる
「女皇」じゃないのかよ。なんなんだアンタ
ストーリー的にも苦労が報われず、
馬鹿な部下が離反したり、敵に監禁されたり、暗黒面に落ちたり……。
真EDでは、ストレスの溜まりすぎでまたしても永久凍土で眠りに就く。
叔母のヒロといい正に定番、言い換えれば様式美である。

『スペクトラルフォースジェネシス』では特に理由も無く、ただのゲストとして再登場。
あんたの人生それでいいのか?

「エミリア……ようやくあなたの元へ……逝けそうです……」*2

参考動画:髪の長いロゼは貴重

なお、彼女は産まれた時に強大な力を持ち過ぎていたため、その一部が分離・独立し、「アシュレイ・ロフ」と名乗る一個の人格を持つに至った。
…いくらかこの人と設定が似ているような。


格闘ゲーム『スペクトラルVSジェネレーション』におけるロゼ

格ゲーではヒロと同様、『スペクトラルVSジェネレーション』に登場。
ク○ゲー量産メーカーとして名高いIFとしてはかなりマシな出来……と思ったら外注でした。
納得いったような、それならそれでもう少しマシな(ry

キャラ設定は『GOC』初代準拠のようで、憎しみと矛盾の真っ只中で苦しんでいる最中。
それでも叔母のヒロに負けず、モーションによっては妖艶な下着を披露したりしている。
一部(主に女性ファン)から「やめて!」という悲痛な声も聞こえるが、聞こえんなぁ


MUGENにおけるロゼ

ヒロと同様にIF氏が製作したものが存在していたが、現在は代理公開先のサイトが削除されており入手不可。
必殺技などは一通り揃っており、起動コマンドが一つしかないがAIも搭載されている。
未実装のシステムもあるが、氏曰く「もういいかな」との事。
また、【MUGEN】ゲージMAXおまけタッグトーナメント【おまゆ】において味方殺し技を持っている事が判明した。

+ あ……? あ……?
以下、ヒロのreadmeより抜粋。

(昔)
ロゼ作り直したい・・中身が酷すぎる
再現度・・・なるべくしてるつもり
(今)
ロゼ?そんなの作ったっけ?
再現度・・・自分には無理です、ごめんなさい。


……という風に、何かと不遇だったロゼも2009年に入って事情が変わった。
エス氏がニコロダにてボイスパッチを公開。その後の更新で爆炎覚醒も実装された。現在はカッ昏倒氏のOneDriveで代理公開中。
さらにえりんぎ氏が爆炎覚醒装備・未装備両方のAIを公開した(ただし現在はYAHOO!簡単HP作成サービス終了によるサイト消滅で入手不可)。
その後の本体更新で完成度88%になり、システム面ではカオスブレーキングと投げ抜けを実装。
攻撃パターンやゲージ技でのKO演出も追加された。
また某ストーリー動画製作者のAzmix氏の手により88%から89%へ細部調整されるパッチも公開。ってすばらしいね!

+ 技+システム

必殺技

  • 魔法剣
一見挑発のような演出だが、0.3ゲージ消費で一部必殺技を1度だけ強化する。
6回分までチャージでき、使用可能回数は剣のアイコンの横に表示されている。
また、強化版と通常版は任意に使い分ける事が可能。
強化版は発生が速くなり、威力が高くなる。
チャージの手間はあるが、ゲージ消費量で見るとかなりダメージ効率は良い。

  • 魔凰降臨弾
飛び道具。やや発生が遅いが追撃用としてコンボに使える。
特殊な演出がないので解り難いが強化版は発生が速くなり、HIT数が増加し、威力が格段に高くなっている。

  • 真・流星撃
突進しつつ突きを連射する技。
強化版は発生&突進の速度が上昇し、HIT数が増えるので反撃や削り狙いにも使える。

  • 闇境幻魔陣
急降下しつつ蹴りを当てる空中専用技。
相手の足元を狙うようにヒットさせるとそのまま地上攻撃が繋がる。
また、相手のガードが堅いときは下判定の強いJ中攻撃を昇りで当てつつキャンセルでこの技を出すと中々強力な固めになり、
昇りJ中・屈攻撃・投げの三択を迫る事ができる。

  • 幻魔鳳凰
所謂ワープ技で、ボタンにより出現位置が異なる。
X…その場に出現
Y…相手の裏(地上)に出現
A…相手の裏(空中)に出現
B…相手の目の前(空中)に出現。このB使用時のみ追加コマンドで攻撃する技が使用可能。

超必殺技

  • ギルティ・ディサイド
『GOC』シリーズでの必殺技。
周囲に極太の落雷を複数落とす技で、コンボにもカウンターにも使える優れ物。

  • 光魔集魂弾
魔凰降臨弾の強化版を更に少し強化した感じの飛び道具。

  • 真・魔界粧黒霊陣
乱舞技で、途中に立ガード不能攻撃が含まれている。
非ロック系の乱舞技だが技の間はほとんど無敵。

  • ローゼ・サクリファイス
3ゲージ消費技。
幻影ハリケーンのような技だが、発動時とヒット中にそれぞれ違うカットインが入り、結構派手である。
威力は高いものの、始動時に大きく後ろに飛び退くためぶっぱは厳禁。ヒットが確定する状況も少ない。

システム

  • 時の封印
特定の技ヒット中に使用可能で1ゲージ消費。
相手の動作を遅くする事ができる。つまりはサムスピの『無の境地』。

  • 剣魔連斬
ヒットすると相手を打ち上げ、そこから特定ルートのコンボを決める。

  • 爆炎覚醒
ライフ30%以下&1ゲージ以上で使用可能。
一定時間ゲージMAX状態でDEFが上昇する。時間が切れるとゲージは0になる。

また、12Pカラーマユラを吹き飛ばすイントロが発生すると、マユラの技をラーニングした「マユラーモード」となる。
マユラ1000mg配合に偽りなし!!

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー



*1
ロゼの母は地球人であり、ネバーランドの人間であるヒロの母とは、厳密に言えば色々と違う存在。
ついでに言うと、詳細はややこしいので割愛するが、父親の方も厳密に言えば魔族とは異なる生命体だったりする。

*2
『ソウルズII』で敵に撃破された際の台詞。
40年経っても今際の際に真っ先に名前が出るのが妹なあたり、シスコンとか言われたりもする
(実際に死にはしないけど。ストーリー的な都合もあるし)。
ただ、彼女の人生の中で幸福だったのは妹と過ごしたわずかな時間だけと思うと、色々切ない気持ちにさせられる。


最終更新:2023年12月09日 09:43