ゴーストライダー


アメリカのマーベルコミック『ゴーストライダー』に登場するヒーロー。
名前で分かる通り、同作品の主人公である。
日本のマスクドライダーとは多くの共通点が見られるが
髑髏モチーフの顔、悪によって与えられた力で正義のために戦う等)、恐らく関係はないと思われる。
悪魔と契約をかわした者が、その契約を解除する為に力を与えられ、
罪深き魂を地獄へ落とし、地獄から逃れた魂を追跡する事で世界の均衡を保つ存在
――即ち『復讐の精霊(スピリット・オブ・ベンジャンス)』の一人である。



キャラクター設定

1972年に開始した初代(1983年に一旦終了)と、1990年に再度開始した話の二代目とが存在する。
コミックの主人公として二人存在するため、便宜的に初代・二代目と表現しているものの、
ゴーストライダーは『復讐の精霊』に与えられる称号である為、彼ら以前にも多くのライダーが存在する。
コミックの主役になった前述の二人と、2010年代に入ってから新たに登場した三人目のライダーの他にも
世界中にゴーストライダーは存在するようで、インドや日本で戦っているゴーストライダーの存在が語られた事も。
この辺りはスポーンにも良く似ている。

有名なのは映画版にも登場した「ケアテイカー」。ただし原作とは設定が異なるので注意。
ちなみにそれ以前にも同名のヒーローがいたのだが、設定的に別物。
当項目の方が有名になった為か「ファントムライダー」と改名した。
おそらく両方とも1940年代後半にスタン・ジョーンズによって発表された、
(カウボーイたちの間で言い伝えられていた怪談を元にした)カントリーソング、
「ゴースト・ライダーズ・イン・ザ・スカイ」が由来と思われる。(後述)


初代

本名は ジョニー・ブレイズ 。映画版での主人公も彼である(やや設定は異なるが)。
サーカスのスタントライダーだったジョニーは、不治の病に冒された養父を救うために
悪魔メフィスト(ブラックハートの父)と契約する。
しかし、養父は完治した直後にスタントに失敗し、事故死。狡猾なメフィストは「病気を治した代償」として
ジョニーの魂を奪おうとするが、ジョニーは恋人ロクサーヌによって助けられ、メフィストは退散させられてしまう。
メフィストは報復の為に悪魔ザラゾスをジョニーへ憑依させる。
その結果、彼は夜になるとゴーストライダーへと変身するようになってしまった。

その悪魔の力を弱き人々の為に行使していたジョニーだが、やがて戦いの中でザラゾスがジョニーの意思を乗っ取ろうとし始める。
ザラゾスとの壮絶な争いの末、全ての力を振り絞ってザラゾスを追い出し、彼はゴーストライダーとしての使命から開放されたのだった。

だがその後、再びゴーストライダーとなり、一時期地獄へ落ちたりしていたが現在は再び現世で活動している。
ちなみに原作初期や映画版、UMVC3ではトップ絵のようなライダースジャケットを羽織ったコスチュームだが
現在は後述の二代目との差別化のためかロングコートを着用している。

『アースX』というストーリーでは、二代目パニッシャーとなったり、三代目ヒューマン・トーチとなったり。
いずれにしてもゴーストライダーである事には変わりなく、その力を使って悪党を退治しているようだ。

『アマルガムコミックス』では、フラッシュと融合し、 スピードデーモン となる。
妻の魂を救う為に悪魔と契約し、罪人を裁き、逃亡した魂を地獄へ連れ戻す――と設定自体は変化していないが、
超音速で走ってきては、罪人へ地獄の業火を浴びせ、一瞬で灰にして走り去る為、割と効率が良くなっていたり。

+  映画版では

二代目

本名は ダニエル・ケッチ 。通称 ダン
ニューヨークに住む貧乏青年ダンは、ハロウィンの夜に姉共々犯罪組織の抗争に巻き込まれてしまう。
ダンは逃げた先のゴミ山の中で怪しく光るバイクを発見するが、同時にギャング共は彼と姉を包囲していた。
姉を護るため、誘われるかのように光の源であるオイルキャップに触れた瞬間、ダンの体は炎を纏い……
次の瞬間、その姿は ゴーストライダー へと変わっていた!
以後ダンは罪なき者の血が流れる度にバイクに導かれ、『復讐の精霊』ゴーストライダーとして悪と戦うことになるが、
ゴーストライダー自身もダンに憑く以前の記憶を失っており、何故己が弱者の復讐を遂げる衝動に駆られるのか解らず苦悩する。
そしてかつてのゴーストライダーであるジョニーも己に憑いていた魔人ザラゾスの復活を確信し、ゴーストライダー抹殺に動き出す。
やがて彼らは魔界と人間界を揺るがす大きな戦いへ否応なく巻き込まれて……。
+  実は
なお、ウルヴァリンパニッシャーと共闘してブラックハートを撃退したこともある。

能力

チェーンを巻き付けた黒い体に、炎をまとった骸骨の頭部という、もはや
ダークヒーローもヴィランも通り越したまさに「悪魔」か「死神」のどちらかとしか言いようのない姿をしている。
元ネタは、「黙示録騎士」ではないかと推測される。

全身に纏った炎をチェーンに絡めて戦うが、その戦闘力はかなり高い。
チェーンを振り回して物体を切り裂いたり、腕などに生えたスパイクを用いた刺突などといった攻撃を得意とする。
また取り立てて語られることは少ないが結構なパワーハウスであり、旅客機や高層ビルを片手で持ち上げる程度は軽く、
ビルや戦車を持ち上げて振り回し、打撃武器として使用したことすらあるほど。
流石に勝つことは出来なかったものの、理性を持ったままブチ切れた最強状態のハルクと渡り合ったこともある。
これがいかに凄いかといえば、他のアベンジャーズや、強化されたハルクバスターアーマーを纏ったアイアンマン
ストームとブラックパンサーを加えたファンタスティックフォー、さらにはブラックボルトのような、
通常時のハルクならば倒せる一流どころのヒーロー達がハルクにほぼ一撃で倒されていく 中、
ゴーストライダーは圧されながらも互角に戦い続けた末、
ハルクが陰謀によって宇宙に放逐され、その先で手に入れた平穏な幸せも、ロケットに仕掛けられていた爆弾で全てを失った事を知り、
最終的に「ハルクに復讐の資格あり」と認めてほぼ五体満足のままその場を去っている。

ジョニーの乗るバイクは、父の形見であるハーレー・ダビッドソン・グレイスが変化したもの。
一方のダンが乗るバイクは、ゴミ山で拾った謎のバイク。
どちらも車体から炎を吹き上げ、水面や壁面を疾走できる。ただし空は飛べない。
尚、これは彼らが現代のゴーストライダーである為にバイクを使っているだけで、
それ以前のライダー達は馬を変化(ゴーストライダーと同じく炎を纏った骸骨になる)させて使っていた。
馬であろうとバイクであろうと、ゴーストライダーが操る限り性能に差は無いようなので、
見た目以外は別物の『何か』へと乗り物を変化させる能力なのだろう。
現に、ブラックハートにいつも使っているバイクを盗まれた際、別なバイクに乗ってブラックハートを追おうとした時に
そのバイクが炎につつまれ、ゴーストライダーに変身した事もあった。(バイクはなんでもないただのバイク)
ちなみに変化したバイクは「ヘルバイク」(原語では「ヘルサイクル」)という総称で一括りにされている。
また、ショットガンやジャケット、チェーン等も炎を纏わせ変形させることができるので、
「物体(生物でも可)に炎と魔力を纏わせ強化する」という能力なのかもしれない。
もしもゴーストライダーがガンダムのパイロットだったらきっと面白いことになる。

ちなみに普段のゴーストライダーはジョニー及びダンが力を制御しているためにそこまで強くは無いが
もしその制御を解き放った場合、ジョニーの方はこの全開状態のハルクを倒すことすら可能
そしてダンの方は世界そのものを崩壊させる事が出来るのだとか。
このクラスの戦闘力の奴が世界中にいるってどうなんだろうマーベル世界。

また他にも、誤解からパニッシャーと戦闘に発展した際にパニッシャーを圧倒し続け、
あのパニッシャーをして「こいつはヤバイ」と言わしめている。
ここまでパニッシャーが手も足も出ない相手といえば、それこそバットマンくらいのもんであろう。
……あ、そういやデッドプールにも負けてたっけ、フランク。

他にも二代目特有の能力として「贖罪の目」という魔眼を持っており、
彼と目(眼球無いけど)が合うと、これまで犯した全ての罪とこれまで他人に与えた全ての苦痛が
フィードバックされる(映画版ではジョニーもこの能力を持っていた)。
ただし、悪魔のような魂を持たない存在には効かない。
逆に言えば 魂さえあれば問答無用で誰にでも効く という恐ろしい技でもある為、
アニメ版では神にも等しい存在である ギャラクタスを怯ませた 事さえあり、
ことオカルト系ヒーローの中でも最強の一角と言えるかもしれない。
ちなみに近年に入ってからはジョニーの方のライダーも贖罪の目を使えるようである。ていうか割と最近まで主役はジョニーがやってたしね

登場した最初期の頃は「殺しはご法度」のアメコミヒーローの中では珍しく割りと簡単に人を殺すタイプのヒーローだったが
後にその考えを改めたのか「ゴーストライダーは殺しはしない」と明言している。
前述の「贖罪の目」も、死に値するような罪を犯した相手にも、生きたまま罪を償わせることが出来る技とダンは解釈しているようだ。

また「復讐の精霊」であるためにダン・ジョニー共に自由に変身することは出来ず、
あくまで罪の無い人々の復讐のためにしか変身できないとされる。
つまり被害が出た後にしか行動することが出来ず、その行動は基本的に手遅れなのである。
このことに二人とも多いに悩んでいた。

変身中はゴーストライダーとしての意識が顕在し、人格は保っていられるものの変身前と比べて荒々しい性格へと変化する。
余談ながら変身中は非常に丁寧な教科書的な英語でしゃべるため、日本語で言えば丁寧語口調なのだと思われるが
その内容やキャラが物騒なため各種メディアでの邦訳では荒々しい口調にされることが多い。


一時期アイスマン・エンジェル・ブラックウィドウ・ハーキュリーズらと共に
チャンピオンズなるチームを結成し、あのゴジラと戦ったこともある。

また近年、三代目のゴーストライダーが登場し、ゴーストライダー誌の主役を張っている。
正体は黒人の女性で、ゴーストライダーの状態でも胸があったり腰がくびれていたりと女性らしいシルエットである。顔は燃えた骸骨だけど

+  そして、この度

MUGENにおけるゴーストライダー

wucash氏の制作した二代目ゴーストライダーが存在する。
格闘戦の他、超必殺技などでバイクに乗って戦う。通常投げの演出が長いのも特徴か。
また、超必の一つ「デーモニックドラッグ」は、チェーンを絡めた相手をバイクで引きずるという、
北斗の拳の悪役がやりそうな素敵な技である。
また、勝利演出ではブラックハートが登場。
ダンを挑発?するもチェーンで腕を斬られて、すごすごと退散する。バイト乙。
更新で技が多数追加され2011年6月の最新版では前述の「デーモニックドラッグ」は削除され
ブレイズと協力して攻撃し贖罪の目で〆る「ブレイズ」、前述のフラッシュと合体して攻撃する「キッドデーモン」等が搭載され
バイクで引きずる技はその一部として残っている。
……が、commonファイルが古いのか ガード硬直中にガード方向を切替えられない
よってプレイヤー操作の際はcommonを弄っておくことをおススメしたい。
贖罪の目は7:15あたり
ちなみに余談だが某赤いタイツが贖罪の目を食らったところ、一時的にマトモになった。
恐るべし復讐の精霊。


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