テーレッテー


YouはShock 愛で空が落ちてくる
YouはShock 俺の胸に落ちてくる
熱い心クサリでつないでも 今は無駄だよ
邪魔する奴は 指先ひとつでダウンさ

アニメ版『北斗の拳』では山場のシーンや次回予告に使われる挿入曲。サントラでの曲名は「戦闘」となっている
テーレッテレー だと ねるねるねるねのCM に、 テッテッテー だとアイドルマスターになってしまうので注意しよう。
 あとテレッテッテー テレレレー でもない)。
オープニング曲「 愛をとりもどせ!! 」のイントロが『燃えよドラゴン』のテーマに似たものに変更されたアレンジである。

アーケード『北斗の拳』では一撃必殺奥義が決まった時などに流れるBGM
クリスタルキングのOP主題歌「 愛をとりもどせ!! 」のインストゥルメンタルアレンジで、元は「YOUはSHOCK(ユーワッシャー)」の部分。
ちなみにこの歌詞、「You are Shock!」ではない。年齢を重ねて意味を知り、ビックリしたファンも多いのではなかろうか
(まあどっちにしろ「You are Shock」だと英語的におかしいが)。

PS版では最後の「微笑み忘れた顔など 見たくはないさ 愛を取り戻せ」の部分のアレンジが流れる。

なお、第1部~第3部(第1話~第82話)までの間毎回の如く流れていたが、第4部(第83話~第109話)以降は、
OPが「 SILENT SURVIVOR 」(サイサバ)に変更されると共に予告BGMも同曲のイントロになり、劇中BGMとしても極端に使用が少なくなった。
またアニメ『北斗の拳2』では「 TOUGH BOY 」(タッポイ)となっており、サイサバはたまに流れる事があるが、テーレッテーはほとんど流れなくなった。
「北斗」といえば「テーレッテー」のイメージが強いが、実はそんなに使用期間は長くないのである。
「愛をとりもどせ!!」「SILENT SURVIVOR」「TOUGH BOY」の三つを合わせて「北斗3大テーマ曲」とも言われている。

初使用シーンは記念すべき第一話、ジードを北斗百裂拳で葬る際に流れる。
この時に原作ではミスミのじいさんを殺したスペード相手の、
「てめえらに今日を生きる資格はねえ!」時に初披露した代名詞の上着破りも前倒しで同時に披露しており、
「テーレッテー」→「上着破り」→「あたたたたたた!」のテンプレレベルの流れはアニメ北斗の拳の代名詞ともなった。

アニメでは「YOUはSHOCK」「俺との愛を守るため~」「イントロ」等シーンによって始動が異なったり、
また格ゲーでの曲名は「FATAL K.O.」となっており「俺との愛を守るため~」以降がカットされている等のアレンジが施されている。
ちなみにアミバ様の最期となるシーンではイントロから完全ノーカットのフルコーラスで流れていた。

しっとりとした曲調のアレンジバージョンも存在するが、サントラ未収録曲となっており曲名は不明。
こちらもTVアニメ版記念すべき第一話でケンシロウとリンが初めて出会った牢獄のシーン(前半終了アイキャッチ直前)で使われている。
しかし、これ以外で使われている場面を探すのに苦労するくらいマイナーである。

+ アニメ版OP
PS版OP
PS版テーレッテー(というよりテーテレテテレテテテー)
「戦闘」
「FATAL K.O.」
「愛をとりもどせ!!(北斗無双ver)」
「愛をとりもどせ!!」を集めてみた
+ おまけ
社員の拳
聖帝様ご乱心
アイアムショーック!
北極神拳の使い手
かき氷買ってきて!スタッフー!!
WeはShock!
哀を取り戻せ
肉を取り戻せ&自宅を取り戻せ
形を取り戻せ
全部だ

その威力は絶大でドリフのテーマに勝るとも劣らないネタ的汎用性を誇る。
取り敢えず、アニメでこの曲がかかると敵は死ぬ。アーケードでこの曲がかかると相手が死ぬ。
つまり、この言葉の意味は簡単に言うと「死亡フラグ」である。

また作業用BGM」をもじって「処刑用BGM」とも呼ばれ、タグとしても存在しているが、
AC版の対戦動画ではテーレッテーのコメントが流れる事はほとんど無いので注意。
世紀末においてはテーレッテーなど日常の事であり、わざわざコメにする事ではないのだ。
「テーレッテー」は通称として覚えておこう。
一撃必殺奥義集
判定の優劣が良く分かる動画

+ 余談
「愛をとりもどせ!!」のオリジナル版は、特にクリスタルキングの高音ボーカル担当こと田中昌之氏のハイトーンボイスが印象に残るが、
田中氏はこの曲のヒット後の1986年に脱退、1995年に復帰するも1998年には再び脱退してしまった。
そのためパチンコ化やゲーム化によって作品が再び注目された2000年代以降に発表されたこの曲のリメイク版では、
オリジナル版で低音パートを担当していたムッシュ吉崎氏が高音パートも担当している
(ちなみに2000年代から現在においてのクリスタルキングはムッシュ吉崎氏のソロバンドとなっている)。
元々高音ボーカル担当ではない吉崎氏が愛をとりもどせ!! MOVIE ver.」(『ラオウ伝 殉愛の章』挿入歌)を歌い切った歌唱力は凄いと言わざるを得ない
(以上の事情があるので、以前と違うからと言って決して批判をしてはいけない)。

ちなみに脱退した田中氏は主にソロシンガーとして活動しているが、草野球の最中にボールが喉に当たるという事故に遭ったため、
現在は過去に3オクターブあったという声が出せなくなり、当時の高音パートは歌えなくなっている
(後に氏が担当した『仮面ライダークウガ』OP主題歌においてもそれはお分かりになるであろう。
 しかしながら、声質の変化を逆手に取った実にソウルフルな歌い口で好評を得られている事に留意したい)。

+ どうしてこうなった!
『北斗の拳』を製作したアークシステムワークスは後に制作した格闘ゲームの実績の一つとして「テーレッテー♪」という項目を設けており、
解除方法も「一撃必殺技を当てる」という、完全に『北斗の拳』を意識しているものとなっている。
「フレーズだから著作権的には全く問題無い」からといってやりたい放題である。

+ OMAE WA MOU SHINDEIRU
海外ではテーレッテーではなく上記動画のジードとケンシロウのやりとりが何故かネットミーム化しており、
「"Nani"と言ったら(北斗神拳ではない方法によって)死亡確定」というネタが定着している。
「Nani」と順序が入れ替わることも多いが、いずれにせよ「OMAE WA MOU SHINDEIRU」と言ってから殺しにかかる。
そのためYoutubeのコメント欄では日本の作品で「ん?今"Nani"って言ったよね?」「"Nani"は日本語でWhatって意味だから…」
という外国人同士の会話がよく見られる。
一例
Omae wa mou



原作での一撃必殺奥義

AC版『北斗の拳』では、通常の体力ゲージとは別に7個の星からなる「北斗七星ゲージ」がある。
このゲージは一部の技を喰らう事などで減少し、7個全てを失うとゲージの横に「死兆星」が点灯する。
また減少時にはヴァイタルソースが消滅するので、一撃必殺を狙う狙わないに関わらず星を奪う意味はある。
そして、相手の死兆星が点灯した状態になれば一撃必殺奥義を使用できるようになる。
技のコマンドそのものは簡単でコンボからも繋がるキャラがほとんどであるため、実戦動画でも頻繁に見る事ができる。

北斗七星ゲージはラウンドを跨いでも星1個しか回復しないので、ラウンドを落としそうでも、
前ラウンドで取れるだけ星を取っておけば次のラウンドで一撃必殺の可能性が上がり多少有利になる。
逆に相手から楽にラウンド取れそうな時は、コンボついでに星も奪っておけば、次のラウンドの時間短縮になる。
死兆星まで付けておけば、次のラウンドの開幕から一撃必殺を狙う事ができる。

+ 現在の最高記録:開幕1秒でテーレッテー
記録達成者は三つ全てが関東有数のケン使いアナゴ真氏。
北斗残悔拳の残りカウントにも注目(15:42~)
最初からクライマックス
実況「ニコ動の皆、(動画は)最後まで見てね!」(最初の試合)
3回目ともなると実況も慣れたもので(9:43~)

+ MUGENでも……
この開幕1秒はMUGENでも可能であり、実際にそれを行った動画がこちら。
「ヘルバウッ…なっ!?」(2:18~)

遂にはAIまでもがこれを成し遂げた。
投稿者の自作AI初お目見え… のはずが どうしてこうなった(4:16~)

ユダならばカウントが進む前に終わらせる事すらできるらしいが、動画では未出である。

なお、一撃必殺で「FATAL K.O.」されると、次のラウンドでは星が全回復するため、
大抵の場合で、決着ラウンド以外は普通のKOを狙う方が次ラウンド有利である。
このため試合が「決着ラウンドまでは通常KO、最後は一撃必殺奥義でトドメ」という美しい展開になる事が多い。
この展開に「愛をとりもどせ!!」の熱い旋律が重なる事で、テーレッテーの格好良さ(とネタ度)を高めているのだ。

ちなみに一撃必殺奥義を外した場合は相手の星が1つ回復し自分のオーラ・ブーストゲージが空になる
とはいえ、ゲージは空になるだけで効率低下ペナルティもないので以降のゲージ貯蓄は可能であり、
言い方を変えれば外しても星は1つしか回復しないので、状況によってはもう一回やり直す事も容易。
ただし、外す事により相手にワンチャンを与え大逆転されるのも「死ななきゃ安い」的な北斗らしさと言えるだろう。
特にサウザーなどは演出が長い、やわらかい、切り返しにゲージ必須なので、迂闊に空ぶると悲惨な事になる。
「テーレッテーが流れるまでが北斗です」

そのためコンボ中に出すのがほぼ鉄則(ハート様を除く)だが、逆にコンボとして繋がるか否か以外の性能はあまり知られていない
ハート様以外は全員ガード可能なのは有名だが、マミヤの追加入力のチャージ版はガード不能だったり、ユダはガードされても有利だったりする。
他にもガーキャン狩りできたり、距離があれば見てから余裕だったりと、単発でも有効なパターンもあり、
実際に高難易度CPUユダは、的確に隙を突いて使ってくるためプレイヤー間で恐れられている。
なんにせよ、実践にはコンボ以上にセンスと知識を求められる行動ではある。

ちなみにニコニコMUGEN動画でケンシロウが北斗百裂拳を決めた時「ヤリタカッタダケー」というコメントが付けられる場合があるが、
これは本来わざわざやらなくてもいい魅せコンボを用いて一撃を決めた際に用いられるもの。決して「百裂拳がやりたかっただけ」という意味ではない。
有名なのはケンシロウでの「ブーグレ仕込み空中百裂拳」で、ここから「やりたかっただけ」のコメントが広まったのだが、
他のキャラでも、別にやらなくても決められる状況で敢えて魅せコンボを用いて一撃を決めるという状況であるなら「やりたかっただけ」とコメントされる。
ちなみにこれを失敗すると大層格好悪く、「ヤレナカッタダケー」などとコメントが飛び交う。

+ ケンシロウ(北斗百裂拳)
ケンシロウ(北斗百裂拳)

「お前はもう死んでいる……」

第一話でZEEDのボス「Z-666(ジード)」を葬った技にしてケンシロウ、そして『北斗の拳』を代表する必殺技。
上段蹴りを繰り出し、HITするとテーレッテー。アニメのごとく革ジャンとシャツを破り捨て、怒涛の連撃を繰り出す。
HIT数がモリモリ増えていき、きっちり100HIT。爽快感抜群。
発生が早く使い勝手は普通。猛者は対空に使ったりするが、実は空中オーラガード可能である。
なお、この技はヒットすると一度コンボカウントがリセットされてから改めて100HITする。
グレイヴシュートを仕込めば空中でも出る。
なお、間違えられやすいが「百烈拳」ではない。連打により秘孔を突かれた相手が木端微塵に弾け飛ぶ様を指して「百裂」なのだろう
(バスケの前段階として行われる、ブーストを用いたヒット数稼ぎの通称は「百烈」が定着している)。
もう一つ余談だが、現在この技のイメージは「相手を殴って秘孔を突く」(原先生自身も蒼天でそう描いている)であるが、
最初期の設定だと「全身の秘孔を指で押す」というイメージだったらしく、ジード戦の手の形をよく見るとグーもいくつかあるものの、
半数以上がチョキ(人差し指&中指を合わせて立てる)とパー(親指を曲げ他は立てて揃える)で描写されている。
またジードはこの直後「お前の拳など蚊ほども効かん」と言っているので、打撃力は低く秘孔のみでダメージを与える技だった模様。
それにしても、一突きで死ぬ秘孔や奥義が他にいくらでもあるのに、めっちゃ気合入れて突きまくらなければならないこの技の存在意義とはなんであろうか。
本当にヤリタカッタダケなのかもしれない。

救世主流やりたかっただけ(5:00~)
+ 使い手の喉に負担をかける技、北斗百裂拳
ちなみにこの技の掛け声「ほわたぁ!」の部分は、
アニメでは毎回「おわったぁ!」と叫んでいた事を神谷明氏自らがコメントしている。
神谷氏自身の「今日の仕事終わった!」という喜びの叫びなのだそうだ。
これは「あたたたたた……」の部分が百回攻撃するという技の性質や、
とどめに使われるために演出が長めに用意されている事で、
一息で発声するのが非常にしんどいため、「毎週これを繰り返すモチベーションを保つためには、
少し遊びを入れないととてもやっていられなかった」ためだそうである。
なお、AC版ではケンシロウを演じている河本邦弘氏は「おわったぁ!」とは言っていない。

また「あたたたた……」「オワッタァ!」に見られるような長セリフの最後に力を入れるこの演技は、
原作漫画のみならず、後の神谷氏以外の演じるケンシロウや他作品にも多大な影響を与え、現在のケンシロウ像の基礎ともなっている。

+ ラオウ(北斗滅天把)
ラオウ(北斗滅天把(めってんは)

「受けてみよ、我が全霊の拳を!!」

原作(第一部)のクライマックス、ケンシロウとの死闘で繰り出した「全霊の拳」。
初撃のダブルパンチがHITするとテーレッテー。全霊の拳で相手を天に滅する。
発生がかなり遅い上にリーチも短く、攻撃判定もあまり大きくないので少し使いにくいが、
発生が遅いといっても殆どは強制停止時間(北斗の拳全技中最も長い)なので、
近立ちCやバニから普通に繋がるので問題無いし、タイムアップ狙いにも役立ったりする。
実はスーパーアーマー付きなのでガーキャン狩りに使えたりもする。
硬直は短いので反撃は受けづらいが、ゲージが空になってしまうため、リスクもリターンも極大で使うタイミングが難しいが。
なお、攻撃判定の持続が微妙に長く(天将奔烈に比べれば十分常識的な範囲だが)、
タイムアップ体力勝ち狙いで時間稼ぎついでに相手の目の前に空振りしてみると、手を出した相手に持続がヒットしたりする。
拳王流やりたかっただけ(15:00~)
アーマー付き証拠シーン(10:15~11:40)

+ トキ北斗有情破顔拳
トキ(北斗有情破顔拳)

「せめて痛みを知らず安らかに死ぬがよい…」

同名の項目も参照。
言わずと知れたスマイルビーム。
原作では初登場と同時にカサンドラの雑魚2人に放った技。
接地判定すらある極太のビームが一気に端まで届く。
どれだけ太いのかというと、一撃の為にピラミッドに乗ったサウザーにまで届く始末。
発生が遅いのが唯一の救い。

このビームが当たればロック完了。衝撃波を放ってFATAL K.O. ウィーントキィ
ダウン追い打ちで当たろうが気持ちよくなって笑顔になれる、
まさしくAC『北斗』の代名詞と言える奥義。

トキの「やりたかっただけ」としてはワイヤーふっ飛ばしからブースト>ナギッで裏回って6Dの流れを繰り返し、
トドメにビームを放つものがある。かなりカッコイイ。
通称「エメラルドソード」。もしくは「エメソ」「フォーザーキーン」など。
この「エメソ」の由来はトキのコンボムービー動画中に流れていた曲『Emerald Sword』である。

また、カウンターでの秘孔・刹活孔で相手が吹っ飛んだところを破顔拳で拾って試合を決めるコンボは、
闘劇'06覇者の決勝でのフィニッシュ、および中野TRFの大会で同コンボを決めたK.I.氏(闘劇'08覇者)のRNから、
「紅の豚さんありがとう」とも呼ばれる。ただし紅の豚氏本人はこのネタを嫌っているので、その点は留意しておこう。
エメソKO動画(最初の試合)
病人流やりたかっただけ(15:40~)
紅の豚さんありがとう(K.I.氏のコンボ)の初出動画(4:32~)

+ ジャギ(フフ…この時を待っていたのだ)
ジャギ(フフ…この時を待っていたのだ)

「この俺の顔より醜く焼けただれろぉ~!」

原作でケンシロウを追い詰めた技。
ヘリポートの燃料タンクに穴を空けた後、上によじ登り、マッチで下を火の海にする。
この火が相手にHITするとテーレッテー、火だるまの敵を見下しながら高笑い(良く見ると仮面も外している)。
その後大爆発が起きてフィニッシュ。
発生はかなり早いが火が当たらなければ無効(ジャギ様は残念そうにタンクから降りる)。
この火が意外と当たりにくいため初段が当たって喜んでいたら火が不発に終わるなんて事も。
ヘリポートステージでなくても何故か燃料タンクが出てくるが、今更突っ込むプレイヤーはもはや居ない。
ましてや「DENGER」の文字の反転など笑止!
茶番試合であろうとこれでフィニッシュすれば、
更に(実況の腹筋が)カオスに(最初の試合)

+ シン(南斗翔鷲屠脚)
シン(南斗翔鷲屠脚(なんとしょうしゅうときゃく)

「何本目に死ぬかな…?」

稲妻を伴い垂直に飛び上がる蹴り技。
元ネタは恐らく、アニメ版21話に登場したオリジナル奥義「南斗飛燕斬」かもしれない。
蹴り上げがHITするとテーレッテー。部下を呼び出して相手を押さえ付け…てるように見えるが、
実際には蹴り上げの時点で相手の四肢の腱を切っており、動けなくなった相手を部下が持ち上げて立たせている。
そして、全てを貫く指で北斗七星型になるよう一本ずつじわじわと突き殺す
(原作では南斗の由緒ある処刑方法でありケンシロウに使用、
 抹殺直前までいくもユリアの制止により既の所で中断、ケンシロウは胸に七つの傷が残ったが辛うじて命拾いした)。

女性キャラに使うと物凄いセクハラになる。
変態!この変態!
判定の横幅が短いので、バニを当ててバウンドした相手にHITさせるのが常套手段。
見た目ほど使い勝手は悪くなく、コマンド投げからも繋がる上に、実は空中ガード不能だったりする。
実は蹴りは2Hitし、初段が当たっても2発目が当たらなければ演出に移行しないので要注意。
決まった後はブラッディクロスの旗をバックに高笑いする特殊勝利演出に移行する。
また、発動前の台詞は「南斗孤鷲拳(こしゅうけん)奥義!」なのだが、「何と腰抜けの奥義!」という空耳字幕が付く事も。

AC『北斗』の稼動初日において、決勝戦第二ラウンドを僅か4秒で終わらせた技として未だに有名である。
この技があったからこそ、コンボからいとも容易く一撃必殺技が繋がる事が知られ、
以後、如何にして一撃必殺技を連続技に組み込むかの研究がなされた発端となる技と言っても過言ではない。

+ 余談
シンが自身の拳を「南斗孤鷲拳」と語ったのはこの技が初出である。
元々追加設定による命名であり、原作・アニメを通しこの流派名は一切登場する事は無く「南斗聖拳」で通された。

ちなみにアフロン氏のシンはタッグ戦で相手が一人残っている場合でも高笑いに入り戦線離脱するため、
お互いのタッグにアフロン氏のシンが入っていると、高笑い合戦になり(タイムアップまで)勝負が付かない事も。

余談だがこの技もグレ仕込み千首斬からキャンセルすると空中で出せる。
ケンがやると空中に浮いて固定された相手に百裂をぶち込むが、シンがやると相手と共に相手を立たせている部下も浮く。
…このため少々いかがわしい所を突く事も。
┌┤´д`├┐<ヤリタカッタダケー(6:00~)
ふつくしいやりたかっただけ(24:00~)
このようにシンのやりたかっただけは非常にバリエーションが多く何より美しい。

+ シン(特殊)(お前の拳では、死なん!)
シン(特殊)(お前の拳では、死なん!)

「フッ…どうやらここまでのようだな…」

原作で自らの城より身を投げたシーンが技となったもの。つまりは自決技。通称「サラダバー」(「さらばだ!」の空耳)。
究極奥義扱いだが、発動条件が「自分側の死兆星点灯」で曲もテーレッテー、
そして確実に(自分が)死んでFATAL K.O.になるため、事実上の一撃必殺奥義である。

発動は物凄く遅い。が、潰すのは無粋というものだろう。
セリフを途中まで言い終える(相手に向けて指を指した時点)と、それ以降は完全無敵で自殺確定。
一応、FATAL K.O.なので次のラウンド(あれば)では七星ゲージが全回復する。
なので「1R目で死兆星が点灯させられた場合、通常KOされる前に自殺しておけば2R目の開幕即死を回避できる」というメリットがある。
自殺させてくれるかは相手次第だが。
大会なのに!大会なのにー!(9:40~)
仕込みからのサラダバー
通称「tanaスペシャル ファイナルVer.」(13:27~)

MUGENでは自分側に七星ゲージを持たない場合が多く、さらにAIが入っていない場合死兆星に関係無くいきなり勝手に死んだりする
集 団 自 殺

+ レイ(飛翔白麗)
レイ(飛翔白麗)

「貴様にくれてやるには惜しい技だ」

原作でユダを倒した奥義。その動きは空を舞う白鳥のように美しい。
飛び上がりがHITすると相手が浮き上がり、急降下攻撃がHITしてテーレッテー。
ダウン追撃では当たらないなので使いにくい。発生も遅い。でも実は中段
この技を特定のキャラに当てると、原作通りの演出がその後に入りKOとなる
(マミヤに使うと女として生きる事を諭したシーンに、
 ユダに使うとレイの胸の中で静かに息を引き取るシーンになる)。
バスケ中に星を奪い一撃を決めるシスコン流やりたかっただけ、
通称「ばしじゅんスペシャル」(26:00~)
+ 小ネタ バスケ中に当てると…?
ちなみにこの技、バスケによって浮いているキャラに当てるとヒット時に高く跳ね上がる。そこで飛翔白麗を決めると…?
親方!空から女の子が!!(10:10あたりからの試合)

+ ユダ(血粧嘴)
ユダ(血粧嘴(けっしょうし)

「妖星が告げておるわ!神が俺を選んだと!」

原作では謎のままに終わった南斗紅鶴(こうかく)拳の奥義。
『ラオウ外伝』においては、高速で交差させた手から無数の衝撃波を放つ技と描写されており、
AC版では発生直後(1F)に高速の真空刃(飛び道具)を放ち、水平に飛び込み回転しての突きで相手を葬る技として描写されている。
基本的に真空刃をゼロ距離で当てているので分かりにくいが、真空刃だけでなく最後の突撃が当たって始めて成功する。
範囲でこそトキの北斗有情破顔拳に軍配があがるが、コンボ性・発生の早さ・当て易さのどれをとっても最高峰の一撃必殺奥義。
小パンヒットはおろか、ダウン追撃でも普通に入る。
ただしある程度距離が離れていれば、真空刃と突撃が連続ヒットせず(但し突撃部分はガード不能)、
また、ユダ自身の突進スピードは案外遅いので、ジャンプ→ブーストで逃げたり、無敵技で迎撃する事もできる。
というか判定は弱いので小パンで落とせたりする。
因みにユダ側は突進中にレバー操作で上下へ移動できる。
相手が後ろへ逃げてしまった場合は、そのまま暫く突進を続けた後、
美しいポーズを2秒くらい取ってから漸く硬直が解ける程に隙が甚大なほど外した場合のリスクの大きさはトップクラス。
CPU戦においてはプレイヤー側に死兆星が輝いていると、凄まじく絶妙なタイミングでぶっ放してくるため油断ならない。
自キャラがケンシロウやラオウなら、一旦ユダと端~端まで離れて、天破の構えや呑龍呼法でこの技を誘い、真空刃を喰らって突撃を落としてやれば安心。
正に空飛ぶ妖星

+ サウザー(天翔十字鳳)
サウザー(天翔十字鳳)

「お師、もうすぐあなたの聖帝十字稜は完成する!」

帝王の誇りを賭けた不敗の拳!
サマーソルトを繰り出し、浮いた相手に十字稜の頂上から巨大な鳳凰オーラを放つ。HITするとテーレッテー。
何故か原作と違って飛び道具(究極奥義の「彷翔十字鳳」との被りを避けるためだろうか?)。
レイの飛翔白麗と似たような性能だが、発生の早さからこちらの方が使い勝手は少し上。
始動技を当てて相手を浮かした時点で確定となるわけではなく、オーラを当ててからテーレッテーとなるため、
判定ギリギリで当てるようにするとオーラがスカる事がある。
まさかの一撃非確定コンボ(1:07~)

サウザーステージ(聖帝十字稜)でこの技を決めると、空に浮かぶ師オウガイの幻影を仰ぎ見る演出が付く
(アフロン氏のサウザーはこの技の処理に上記の特殊勝ち演出までを含めているため、
 タッグ戦で片方のみに決まるとその場にしゃがみ込み戦線離脱してしまう)。

なお、原作やアニメ版に於いてはケンシロウはこの技に対し「天破活殺」で迎撃し打ち破っているが、
AC版では同じような展開を持ってもケンシロウ側が負けてしまう。
まあ空中から斜め下へ放つ「天翔十字鳳」とかたや地上で真横にしか飛ばない「天破活殺」ではどうあがいても迎撃のしようがない。
しかしこれはAC版での話であって、MUGENでは原作再現を目指した結果「天破活殺」が斜め上への対空ビームとなり迎撃可能となったケンシロウが存在する。

+ ハート様(超いてぇよ~!!)
ハート様(超いてぇよ~!!)

「みなさん、ご協力感謝します」

AC版『北斗の拳』で唯一のコマンド投げ型一撃必殺奥義(掴みに成功するとテーレッテー)。
自分の血を見て気が昂ぶったハート様が相手に強烈な張り手を繰り出す(元ネタは原作で初めてケンシロウをダウンさせた張り手)。
KING・スペード・クラブ・ダイヤのカットインが現れる事、「皆さんご協力感謝します」というセリフから、
彼らに傷を付けて貰っているのだと思われる(よく見るとシンの投げた羽がハート様に当たっている)。
発生8+0F・34F目まで無敵なので性能自体は結構高いが、コンボに組み込めないのでバクチ的要素が強い。
外すと盛大にすっ転んで隙だらけになるのもマイナスポイント。
「ハートのA」の方が性能が高いので無理に使う必要がないという事情もある。着地を読んだり、無敵を利用してのリバーサル狩りに使うくらいか。
ただし、熟練のハート様使いは一撃を選択肢の一つとして使ってくるため、対処を知らないと悲惨な事になる。
なお「いてぇよ~!!」発動中は性能が変化し、地上のけぞりの相手を掴めるようになる点も要注意。

+ マミヤ(さようなら…)
マミヤ(さようなら…)

「私には、みんなを守る義務があるの」

薬入りのビンを放り投げ、追加ボタン入力でボウガンを斜め上に発射。
矢がビンに当たってビンの中身がHITするとテーレッテー。
その後、燃え盛る木造家屋を見て「さようなら…」とたたずむマミヤの勝ち演出に移行する。
原作の秘孔新血愁の痛みに苦しむレイに対して用意した安楽死用の薬と、レイの死後、家ごと火葬したシーンの再現。
レイ相手だとさらに原作再現で夜空にレイの幻影が映る。

ボウガンの矢が無いとコンボでの使用不可(一撃使用時点で0の場合1発補充)、
ビンの中身が当たらないと有効でないなど、ハート様の一撃に負けず劣らず使いにくい技。
だが実は暗転後の発生0F、さらにビンは空中オーラガード不可なので、極めれば対空技に使えたりする。
更に追加入力の際に溜めるとガード不能のボウガンも発射できるため、悪あがき、わからん殺しに有効。
よく見られるのがバインドトリックで浮いた相手にビンを重ね当てる手法。
ゲェーッ!?(最初の試合)
必殺の対空(最初の試合)



MUGENにおける一撃必殺奥義

人体の気の流れを活用する北斗神拳は設定的に考えれば人間相手にしか効かないのだが、
MUGENではそんなこたぁ知ったこっちゃないとばかりに吸血鬼だろうとメカだろうと問答無用でテーレッテーする
AC『北斗の拳』稼動当初は、前述のシンの2ラウンド目4秒KOなどのために否定的な意見が多かったものの、何だかんだで受け入れられ、
今ではゲーム性を損なわず、即死技が放て、使えば必ず勝ち、さらに勝ち演出に凝る事ができるためか、
北斗キャラ以外でも実装されているキャラが現れ始めた。
ただし、MUGENでは相手が七星ゲージを持っていないので、自分のゲージとして相手の星を管理する必要がある。
そのため「相手の星を7つ取り、星が無くなって死兆星が輝いた相手に一撃必殺を放つ」のではなく、
自分が星を7つ取って死兆星を輝かせ、その力を借りて一撃必殺を放つ」という形になる。

この仕様は1対1ならシンの「お前の拳では、死なん!」以外は特に影響は無いが、タッグやチームではややこしい事になる。
例えば「片方から星を奪い別の方にテーレッテーしたり」、「前の敵に死兆星を付けて通常勝ち、次の相手に開幕テーレッテーしたり」といった感じである。
(詳細は死兆星の項目を参照)
また、当たり所が良ければ1回のテーレッテーで二人まとめて葬る事もできたり、1試合中に2回テーレッテーを繰り出すと音楽が輪唱したりする*1
やはり印象が強いのか(もちろんトラウマ的な意味で)、トキの北斗有情破顔拳をモチーフにしたものが多い。

ちなみに、練り茶氏製作のトキとユダにはアニメ版のBGM「戦闘」が使用されている
(前述の通りAC版とは異なり、A~Bメロ部分を抜き出しているため、ループする継ぎ目部分が微妙な事になっている)。
また、テーレッテーBGMは製作者によっては「戦闘」「FATAL K.O.」以外に「サイサバ」や「タッポイ」が使われる事もある。

+ 北斗キャラのMUGENオリジナル一撃必殺奥義
+ アミバ
+ アミバ(オキ氏製作)
オキ氏製作のアミバにはなんと4種類もの一撃必殺奥義が実装されている。北斗有情破顔拳を除く3種類がオキ氏オリジナル技。
  • 激振孔
「これが新しく発見した新秘孔だ!!」

原作でも使った「血管すら破るほど、心臓の運動を急激に増加させる」秘孔。
アミバ様曰く「激振孔を封じる秘孔はない」との事。

  • 新秘孔の究明
「ん!?間違ったかな・・・」

どう見てもシンの「何本目に死ぬかな?」のパロディ。

  • レッツゴー・アミバ!
「貴様は、この俺を誰だと思ってるんだ~!!」

有名なアミバ様のMADを再現。投げ判定であるため、仰け反り中の相手には当たらない。

+ アミバ(Ts氏製作)
  • 鷹爪三角脚
「これがアミバ流北斗神拳だ!!」

オキ氏の場合必殺技であったが、Ts氏のものはテーレッテーに格上げされている。

+ ケンシロウ
KAZ氏によるドロウィン氏製ケンシロウの演出改変パッチを適用した場合及びCameron氏製ケンシロウの二者に搭載されている。
  • 北斗柔破斬
「もう一度言う、北斗の拳は無敵だ!!」

相手がハート様限定で発動可能。原作通り、蹴りの連打から腹の脂肪を押しやってそこから拳をブチ込む。

  • 北斗十字斬
「ブラッディクロスの形に秘孔を突いた。お前の紋章を抱いて死ね!!」

相手がシン限定で発動可能。原作通り、拳の連打で壁へ吹き飛ばす。その後の展開はもはや言うまでもない。
ちなみにCameron氏版の方が原作に忠実でアツイ演出となっている。
余談であるがAC版での未使用ボイスにこの技名が入っており、恐らくは実装予定があったのではないかと思われる。

+ シュウ
  • 誘幻掌
「眼は見えぬが、心は読める」

南斗白鷺拳の奥義で掌をゆっくり動かして敵を囲むように廻り、自身の気配を相手に読ます事なく背後を取って攻撃する。
発動のタイミングが他のキャラと違って若干見切り辛いかもしれない。
というのもカットイン暗転が無く、まずいきなりチェーン付の棍棒(モーニングスター?)で殴り掛かり、
それがヒットしたら初めてカットインと発動合図が出てテ-レッテーへ移行するという攻撃となっている
(とは言え、レイの飛翔白麗やサウザーの天翔十字鳳も始動に飛び上がり攻撃、その後演出に移るという流れは一緒なので、
 攻撃失敗時は技自体出ない点を除けば概ね原作ゲームの仕様の範疇とも言える)。
もちろん最初の棍棒攻撃がスカれば七星ゲージの星が1つ回復し、ブーストゲージやオーラゲージは0になる。

+ MUGENオリジナル一撃必殺奥義の数々
+ 北斗七星ゲージシステム搭載キャラのMUGENオリジナル一撃必殺奥義の数々
+ 博麗霊夢
  • 博麗有情破顔拳
東方mugenシリーズの動画内でのみ公開された霊夢が使用。
この動画が公開されてからというもの、霊夢がしゃがむ度に、
スマイルビームが飛ぶ様を思い出す者が後を絶たない。
フォントがキュートだともっぱらの評判。

+ ハクレイム
  • 博麗有情破顔拳
上記の動画を元に製作された霊夢のアレンジキャラが使用。
無論「北斗有情破顔拳」のパロディである。

+ MegaMari
hkwhkw06氏製作のMegaMariには2種類のテーレッテーが実装されている。
  • ドラゴンメテオ?(言葉通り)
下段モーションの箒攻撃を成功させると相手を大気圏外まで跳ね飛ばし、
そこから再び地表に叩き付けて特大のエネルギー弾で追撃する大技。
上空で相手を見下ろしながら語るMegaMariの横でグングン増え続けるHIT数、
地球規模で巻き起こる大爆発に流れ出す ドリフのテーマ と、色々な意味で凄まじい技である。

  • 長い砲身にはこういう使い方もあるんだぜ!
12月の更新時に追加されたタッグ(自分側、相手側問わず)用一撃必殺技。
発動モーションはドラゴンメテオと同じだが得物が『ナイトウィザード』の砲撃用箒ガンナーズブルームに変わり(通常は箒)、
打ち上げた相手のどてっぱらに長い砲身をくっつけて零距離でぶっぱなす。喰らった相手は木っ端微塵になって消える。
ちなみに流れる曲は『機動戦士ガンダム0083』の主題歌「MEN OF DESTINY」。
モチーフはGP-03の「零距離メガビーム砲」である。

+ 世紀末霊夢
MegaMari同様、世紀末霊夢にも2種類のテーレッテーが実装されている。
  • 飛翔博麗
元ネタはもちろんレイの「飛翔白麗」。性能はやや異なり、近接からでなくとも当たる。
ちなみに、BGMは テーレッテー妖恋談 、オーモーイーガー、タッポイの内どれかが流れる。

  • 北斗無情苦悶拳
世紀末霊夢が唯一の巫女スキル「霊媒」でテレッテ先生を憑依させた時(テレッテ先生モード)の一撃必殺奥義。
元ネタはやはりトキの「北斗有情破顔拳」。
トキが「せめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい」 ならば、
彼女は「せめて底知れぬ苦痛を味わって死ぬがよい」である。
演出はアニメ版の方を意識しており、タッグ戦では味方にも当たるようになっている。
さらに相手が爆死するといった点も…正に「ちにゃ」。
BGMは上記の3つだが低確率で フォーザーキーン が流れる事がある。

また、世紀末霊夢は「南斗翔鷲屠脚」も使うが、これは2ゲージ消費の超必殺技扱いとなっている。
ただしこの技でトドメを刺すとテーレッテーに移行する。

+ カンフー美鈴
  • 石破ラブラブ天驚拳
KFMのスタンド使いなのに何故か流派東方不敗奥義。
例によって七星ゲージが貯まると相手を壁際に運送して、カンフーマンと一緒にレーザー発射。
が、テーレッテーは流れるものの実は即死技ではなく、単なる大ダメージ技のなんちゃってテーレッテーだったりする
(configやcnsを弄っていない限りほぼ死ぬダメージではあるが)。
ちなみに「テーレッテー妖恋談」や「我が心 明鏡止水~されどこの掌は烈火の如く~」に変更する事も可能。

+ ブルーアイズホワイトかりん
KAZ氏製作のブルーアイズホワイトかりんには2種類のテーレッテーが実装されている。
テーレッテーのBGMは「戦闘」の他「サイサバ」になる場合がある。
  • 神月百裂拳
名前から察しの通り「北斗百裂拳」である。
カットインや字幕までこだわって作られており、決まれば当然テーレッテーも流れて相手は死ぬ。
また本家よりも忠実なのが、これでK.O.させると相手が爆死するといった点であろう。
ただし相手が北斗キャラや同氏製作キャラの場合は爆死しない。

  • 神月残悔拳
2010年11月10日に搭載されたもう一つの一撃必殺奥義。
名前から分かる通り「北斗残悔拳」である。
本家同様、発動後飛び上がって相手の頭上を目掛けて落下しヒット成功でテーレッテー。
7秒後の死が約束される。ちなみに以前のカウントは3秒だったが、
2011年3月6日の更新でリアル7秒となり、さらに爆死K.O.となっている。
この変更に関してはTVアニメ版の方を重視したとの事。

+ マスターさくら
KAZ氏製作のマスターさくらには2種類のテーレッテーが実装されている。
こちらのテーレッテーBGMはAC版「FATAL K.O.」と「タッポイ」の2種類どちらかが流れる。
  • 極楽ぱんち
こちらは当身技。「咲桜煉獄」と同じ構えで、相手の攻撃を受け止めてパンチを繰り出す。
projectile攻撃を除く全ての技を取る事ができる。

  • 原付アタック
2010年7月20日に搭載されたもう一つの一撃必殺奥義。
こちらは突進系の技で一旦画面外まで消えた後、『ポケットファイター』の3頭身姿で、
原チャリに乗って横一直線にかっ飛び轢き逃げする。
ダウン中の相手にもお構いなく轢き殺せる上にタッグ戦だと相方もまとめて轢き殺す

+ TEOCレイ仙
  • 月斗有情破顔拳
  • 飛翔白麗
  • 天翔十字鳳
北斗要素が好き放題詰め込まれた結果、世紀末レイ仙には何と3つも一撃必殺技が存在する。
概ね元ネタと同様だが、天翔十字鳳の後での幻影が映った際にはコメントで「お前のお師さんは死なない」と良く言われる。
ちなみに、原作再現キャラを差し置いてAC『北斗の拳』の勝利デモが搭載されている数少ないキャラクターだったりする。

+ KOMAOH
  • (技名不明)
Unknown氏のKOMAOH(要はラオウ風小町)には2種類の一撃必殺技が搭載されている。
通常版は鎌を振りおろして本家よろしく相手を天に滅する。
そしてもう1つはが巨大な船に乗りながら敵を霊魂で包んで成仏させるというもの。
台詞も含めてどう見ても毛利軍終局采配です、本当にありがとうございました。
発動時の家紋に六文戦がチョイスされている辺りが実にらしい。

+ 世紀末メイ
  • 恋する乙女のミストファイナー
霊柩なき者氏製作のメイに搭載。
相手を空高く撃ち上げ、その間にジョニーを呼び、相手の落下にタイミングを合わせて2人でミストファイナーを放つ。
昇竜がヒットすると、手に持っている錨を放り投げ、新たにイルカさんが持ってくる錨をキャッチする演出が入る。
GUILTY GEAR』の仕様を知っていればニヤリとしそうなこの演出、
放り投げた錨が飛び道具攻撃(昇竜で撃ち上げた相手には軌道的に当たらない)という地味なネタ要素も含んでいる。

+ シエスタ410
  • 射撃誘導システム起動
シュウ氏のシエスタ410が使用。
原作の『黄金夢想曲』ではメタ必殺技だった技。シエスタ00の号令にあわせて、45とのペアで黄金の矢を発射する技。
『黄金』時とは異なり、最初の一撃がヒットしないと演出が起こらない。
なおテーレッテーのBGMは『うみねこなく頃に』より「月うさぎの舞踏」となっている。

+ 北斗七星ゲージシステムではないMUGENオリジナルテーレッテーの数々
+ 霊夢戦車
  • 博麗有情破顔光線
どう見ても「北斗有情破顔拳」のパロディ。
もちろん北斗神拳でもなんでもないが、相手は死ぬ。

+ Mr.師範
  • 百八式有情破顔流影陣
poikre氏製作のMr.師範に搭載された究極奥儀。
使用条件は2つあり、一つ目は流影陣・改によるチャージが百八式まで行われている事。
二つ目は時間制限付きのパワーアップ状態である凄い漢モードになっている事。
ガッツポーズと共に両手から放たれる例のスマイルビームで動きを止め、
「この戯けが」のセリフと共に技名のフォントが出てきて、超凝縮流影陣をしゃがみ弱Pのモーションで両手から放つ。
これといって有情な要素は見当たらない。

+ Mr.師範・改
run氏のMr.師範・改には3種類のテーレッテーが実装されている。
  • 百八式有情破顔流影陣
上に同じ。

  • 百八式天翔十字流影陣
run氏製作のMr.師範・改に新しく搭載された究極奥儀。
使用条件は百八式有情破顔流影陣と同様。
十字のポーズを取った後、鳳凰の形をした流影陣を放ち、
ヒット後に技名のフォントが出てきて相手を倒した後、如月流開祖の顔が出てきてそれを師範が見つめるという特殊勝利演出が流れる。

  • 百八式滅殺波動龍影迅
run氏製作のMr.師範・改に新しく搭載された究極奥儀。
使用条件は百八式有情破顔流影陣と同様。
構えを取った後、龍の形をした流影陣を放つ。

+ アナザーカンフーガール
  • 北斗百裂拳
S.Y.D氏製作のアナザーカンフーガールが搭載。
発動条件は3ゲージ+残りLIFE200以下と異なるが本家そのまんまで、
しかも成立時には自ら上半身を破り捨てるいいぞもっとやれ!!


その他のテーレッテー

ラオウのパロディキャラであるゼウス普通の必殺技であるにも拘らず10割減る必殺技「メガトンパンチ」があり、
「受けてみよ、我が全霊の拳を!」「テーレッテー」などと呼ばれる。
これらの技以外にも、大ダメージ技・コンボを食らって一気に相手が死んだ場合には「テーレッテー」というコメントがしばしば付く。
例:壬無月斬紅郎の「無限流 無限砲」(『天サム』では空中ヒット時即死
  ジョンス・リーの「最大の勁の一撃」(体力関係なく即死)など。
  Mr.師範の「百八式有情破顔流影陣」完全オリジナル技()

アフロン氏が製作したのアレンジモードでも、ケンシロウを召喚した場合はテーレッテーになる可能性がある。
ただし 敵味方無差別(自分含む)でKOする ので注意。

また、こんなものも…(3:11~)
絶命奥義もこのBGMにすると途端に爽やかになるから困る
黄昏、もしかして貴様見ているのか?
完全にテーレッテーだこれー!(エフェクト「だけは」コラです)

コメではプリンセス・シシーの一発奥義「プリンセス・イリュージョン」にもテーレッテーが見受けられる。
ただしこの技は裁き技であり一撃とは関係が無く、場合によっては生き残りもする。
恐らく視聴者にこの技の使用頻度と使用時KO率が高いという認識があり「これから処刑が始まるんだなあ」という感慨を表してテーレッテーが使われたのだろう。

この他、一撃必殺や『北斗の拳』の演出をパロディとして取り入れた所謂「演出だけテーレッテー」な技も少しだが存在する。
摩神英子の超必殺技「真理」と明石薫の「サイキック・残像百裂拳」がそれで、
どちらも一撃やほぼ死ぬレベルの技ではない(ただ薫の残像百裂拳でKOすると演出BGMが変わる)。
ちなみに双方とも元の作品でやった事をMUGENで表現したものなので、
格ゲー的な意味でのパロディと違い倒し切る性能がないのも不思議ではない。
『北斗』の知名度や影響力を考えると、原作ネタ再現的な意味を含めればこのパターンの技も今後発見、製作が増加する…かも知れない。


関連項目



*1
原作では、一撃必殺奥義だけではなく、
最終ラウンドで互いに体力が少ない状態での究極奥義等を使った際にも「FATAL K.O.」が流れる。
また「拳王の復活」が発動した時にもBGMが変更される。
その後に一撃必殺奥義が出ても、BGMはリセットされない(もちろん輪唱もしない)。
だがこの辺りの仕様をMUGENで再現するのは難しいようだ。
PlaySnd命令のパラメータとして、固有のChannelを設定した上でLoop=1およびLowPriority=1を設定しておけば、
リセット、輪唱せずにループさせる事が可能であるが、相手やパートナーと輪唱してしまうのは防げない。
p2Nameを使って相手やパートナーが鳴らしている場合は実行しないように条件設定する事もできるが、
「音を鳴らしている」事を判定するトリガーが無いため、Varなど他人からも読み取れる形で別途用意する必要がある。


最終更新:2024年03月02日 20:19