鬼瓦寅男

「根性叩き直しちゃる！」

　身長：185cm
　体重：106kg
　年齢：47歳
　誕生日：5月27日
　格闘スタイル：空手
　趣味：山篭り
　好きな食べ物：焼き魚
　大切なもの：必死の心
　嫌いなもの：最近の若僧

彩京が1998年にリリースしたアーケード対戦格闘ゲーム『堕落天使』に登場するキャラクター。
空手こそが最強の格闘技と信じ、自分自身を鍛え続ける事を怠らない男。
キャッチコピーは「空手バカ！！」。
CVは秋元羊介氏。
この声でうつけ者だの愚か者だの言われると師匠と呼びたくなってしまう。

47歳と格闘家にしては年齢が高く、好きなものが「必死の心」、
嫌いなものが「最近の若僧」、趣味が「山ごもり」と、どこから見ても、立派な壮年の格闘家である。

……だが、曲者揃いの『堕落天使』にそんなにまともな人物がいようはずもなく、
空手一筋に打ち込むあまり他の事は気にも留めず、ホームレス同然の外見と生活である
（ある意味、リアルなリュウといえるかも）。
何やら頭の周りを小さい物が飛び回っているが、これは不潔なためにたかられたハエである。
しかも寅男はこのハエをペットにして名前まで付けている。
ちなみにハエの名前はヨシダくんとサトウくん。
元軍の武術顧問であり、同作のハリー・ネスに格闘技を教えたのも彼である。

格闘スタイルは当然の如く空手。飛び道具などは使わず、己の五体のみで戦う。
特徴としては、まず必殺技にキャンセル出来る通常技が存在しない。
代わりに通常技はチェーンコンボ並みにホイホイ繋がる上、単発の攻撃力も高め。
さらに必殺技はどれも高性能で、その中でも「真空飛び前蹴り」は特に使い勝手がよく、一見するとただのジャンプキックにしか見えないが、
出の速さ、判定の強さ、隙の少なさから対空、牽制、奇襲、と幅広く使用でき、適当に繰り出すだけでも脅威的だった。
最も戦いやすい間合いは近距離戦であり、乱舞技や当て身技も持つ。

彼を象徴する大技「ドス竜」は、その場からガード不能の貫き手を繰り出す超必殺技。
威力こそ低めだが、体力減少時に超必出し放題となる『堕落天使』ではかなりの脅威。
ガード不能の癖にジャンプ攻撃から連続技になるほど出が早く、無敵時間まで付いている。
リーチはかなり短いが、体力減少時にパワーゲージ消費で出すと性能が変化し、間合いが離れている時は相手に走り寄って決めるようになる。
走る距離が結構長い上、当て身からでも繰り出せるため、かなり強力。
見た目は、ぶっちゃけモーションが殆ど強パンと同じという、とても超必殺技とは思えない地味さではあるが、
それを補うかのような「ド↓ス↑りゅううううう！」いう独特のボイスのおかげでやけに印象に残る技である。
「『堕落天使』やった事ないけどドス竜は知ってる」という人もいるほどとか（主にG・ヒコロウのせいで）。