ユウキ


「ゲーム・スタートォ!」

 格闘スタイル:新日本機械格闘術
 誕生日:7月1日
 年齢:17歳
 身長:180cm
 体重:68kg
 血液型:O型
 好きなもの:スポーツ(サッカー・野球フットボール)、お祭り
 嫌いなもの:戦争、いじめ
 大切なもの:愛と平和
 好きな食べ物:お好み焼き
 特技:英語やスペイン語などを操れる(自称)
 趣味:ダンス・ギター
 装備:カードリーダー付のチェンジアトミックガイ・ネオス
 CV: 緑川光

NEOGEO BATTLE COLISEUM』(以下NBC)の主人公二人の片割れ(もう一人はアイ)。
マザーズ・ロザリオ騎士クン?人違いだ
広島県出身で連邦政府のエージェント。たまに訛りが出るが本人は隠したがっている様子。
格闘スタイルは「新日本機械格闘術」(略すと「新日本機格」。元ネタは「新日本企画(旧SNKの社名)」)。
相方のアイ同様、ネオジオの機能やゲーム(主にアクション)をモチーフに、またはそこから引用した技を使う。
主人公なのに一番ドット絵が粗かったり(実はドットの打ち方の質自体はそれほど酷くもないのだが、色使いのためやたらジャギーが目立っている*1)、
アニメ枚数が少なく、どこで判定が発生しているか分からないほどガクガクな動きだったりと不遇。
某サイト曰く「芋屋は手を抜いているんじゃない、本気でやった上でダメだったんだ!」。
これは『KOF2003』のシェン・ウーのドットについての発言だが、2005年発売の『NBC』でもその片鱗を垣間見る事が出来る。
まあ中には異様にヌルヌル動く人もいるんだが…。
しかし時間切れで負けた時のグラフィックは妙に可愛いと評判である。
キャラランクにおいても下位に位置し、色々と不遇だが随所に散りばめられたネオジオネタと相まって、使っていて楽しいキャラクターである。
コンボ集

+ だが
その後、何故かXboxLiveアーケードで『NBC』がHDリメイクされ、2010年6月に配信。
そこには人並み…いや人並み以上のHDドットと、どこで攻撃判定が出ているのか分かる、滑らかな動きをするユウキの姿があった。
お試し版でも勿論使用出来るキャラクターなので、存在感もばっちりフォロー。もう不遇とか言わせねぇっ!!
+ ドット比較

+ 技性能等
  • 爆裂拳
    • 隙が少なく、ガード後有利と高性能な突進技。
      元ネタは「ミューテイションネイション」の方なのでパンツの人とかとは無関係。
      弱と強で移動距離が異なり、強→弱と繋がる。
      遠近立ちYからキャンセルで出そうとするとライディングヒーローに化ける。
      アフロン氏のユウキは、特定条件を満たすとエフェクトに一瞬ポンデライオンが出現する。
  • ライディングヒーロー
    • 空中の他、遠近立ちY、屈みB空振り、バックステップ等をキャンセルして出せる移動技。劣化空中ダッシュ。
      一定距離進むと各種通常技や雷神拳でキャンセル出来るが、
      そうなるまでが長いため見てから余裕で潰される。雷神拳はライディングヒーロー即キャンセル可能。
  • メモリーカードスラッシュ(X)(Y)(A)(B)(S)*2
    • 各種ボタンに対応した必殺技を一度だけ強化する必殺技。
      強化された必殺技を使用するか、一定時間が経過すると効果が切れる。
      対応技は(X)がビーストバスター、(Y)がサブマリンスクリュー、(A)がSE・N・GO・KU伝承、(B)が雷神拳、
      (S)=挑発ボタンでファイヤースープレックスホールドが使用可能になる。
  • ビーストバスター
    • 弱より強の方が出の速い、見えない飛び道具。遠距離戦の要。
      主に強を遠距離から牽制や抑止に使い、たまに弱でタイミングをずらすなど。
      性能は良いが、ダメージはとても低く、屈まれると当たらない。強化されると三連発する。
      ちなみに「う○こバスター」というあんまりな空耳が存在していた…。
  • サブマリンスクリュー
    • 斜め45°に水しぶきのようなレーザーを出す。
      一見対空に見えるが、無敵時間が無かったり判定が弱かったりと性能は低い。
      ケズリ性能が高いので通常攻撃をガードされたら出して削ったり、
      ガード後有利なので下段と投げの二択など。強化後は昇龍拳のような多段ヒットする無敵対空。
      元ネタは『バーニングファイト』のデューク・エドワーズ(ラモンのアナザーストライカーのあいつ)のメガクラ
      強化版で彼に変身しているというか『KOF2000』の奴のほぼ流用
  • SE・N・GO・KU伝承
    • 小ジャンプしながら前方に移動する当身。当身が成立すると相手を空高く弾き飛ばす。追撃可能。
      弱が中上段、強が中下段だが、ジャンプしているので下段にはあまり意味がない。
      強化後は移動距離が伸びる。
  • 雷神拳
    • 雷を纏って即座に着地する技。本体による打撃判定と雷の飛び道具判定が同時に出る。
      ライディング~とバックステップ中からでも出せる。主な用途は空対空。
      強化すると雷の範囲が広くなり3ヒットし、まず潰されない。さらにダウン追い討ちも可能。
      これも元ネタは「ミューテイションネイション」なのでシューティングとかとは無関係。
  • 超ド級ステータスアップ
    • 弱で出すと攻撃力が1.2倍、強で出すと防御力が1.25倍になる
      1ゲージ消費の超必殺技版メモリーカードスラッシュ。持続時間は4秒間。
  • 超ド級100Mビーム
    • 若干空中に浮き、空中ガード不可の貫通ビームを撃つ1ゲージ消費の超必殺。出が遅いが隙が少ない。
  • MAX330Mビーム
    • 100Mビームの3ゲージ消費強化版。さらに隙が少なくなり、出が速くなっているなど3ゲージ消費するだけはある大技。
  • 超ド級ネオジオ乱舞
    • 無敵時間が無いが出が速く、連続技に組み込めるが巻き込めない龍虎乱舞のようなもの。
      弱と強で移動スピードが異なる。2ゲージ消費。
  • 合体変身!チェンジ・アトミックガイ・ネオス
    • 本来はアイとチームを組んだ際の「アナザーダブルアサルト」。
      ネオジオ乱舞と同じ動作(しかし乱舞に比べて出が遅い)で突進し、ヒットするとアトミックガイに変身する。

――アトミックガイ*3・ネオス中――
ハイパーアーマーを備え、さらに全攻撃がガード不可。
ただし最大でも8秒間しか変身出来ず、さらに攻撃すると残り時間が減る。
  • アトミックパンチ
    • パンチ。永久お手玉(制限時間がなければ)可能。
      スライディングよりダメージが高いが、一部キャラはお手玉不可。
  • アトミックスライディング
    • スライディング。永久お手玉可能。
  • アトミックスラッシュ
    • 空中攻撃。出が早かったりリーチが長いなど技性能自体は良いのだが、
      アトミックガイ中はジャンプ性能が低いのであまり使われない。
  • メガトンスパーク*4
    • ボディビルダーのようなポーズをとって自分の周囲にエネルギーを放出する。
      画面端で当てると多段ヒットする。使用すると変身時間が大幅に縮む。

"I'm not boy."
と妙に発音良く言うが、これはネオジオポケットのキャッチコピーだった言葉である(ゲームボーイとの対比)。
直訳すると私は男の子ではありませんだが、流石にそうではないだろう。
女の子の名前としても有り得なくもないせいで、こいつにも勘違いされたりもするが、
キャッチコピーらしい意訳をするなら「俺はガキじゃない」と言った所。
ライデンの「I am RAIDEN」と同じである(直訳:私はライデンです、意訳:ライデン様の妙技を喰らえ俺がライデン様だ)。
俺様語だの男言葉だの細かい分類が多いニホンゴハムズカシーネ。
実際日本語をエキサイト英訳して、さらにエキサイト和訳をして出来る文章の珍妙さを楽しむ遊びもある。

SNK公式ギャルゲー『Days of Memories』の第5作では、警官と言う設定のアイの同僚として登場。


MUGENにおけるユウキ

+ アフロン氏製作 NBC仕様
  • アフロン氏製作 NBC仕様
原作と違い、アナザーダブルアサルトは10秒以内にメモリーカードスラッシュ(X)(A)(S)を使用した後、
「↓↘→↘↓↙←+X+A+YorY+Z」のコマンドで2ゲージ消費の超必殺技として使用可能。
至近距離では発生5Fの立ち下段である近弱Kと、発生8Fの立ち中段である近強Kの、どう頑張っても見えない二択が非常に恐ろしい。
密着ならここに発生1Fの通常投げ択が加わって三択の無理ゲーに。
ちなみにガードに成功したとしても、硬直差が近弱Kなら+6F、近強Kなら+11Fのユウキガン有利である。
またシビアではある(近弱Kからは猶予1Fの目押し、近強Kからは歩いて距離を詰める必要あり)が、各種必殺技に繋がる近強Pが入るので、
難易度を無視すれば下段始動でも中段始動でもリターンは同じ。
ただし、近強Kや近強Pの打点が高めなので、座高が50ドットを割り込む相手には択が成立しない事もある。

乱入者氏によるAIパッチが作られていたが、現在は入手不可。
AIは7段階のレベル調整が可能な他、ラウンドを落とす度にAIレベルが上昇するという、非常に凝った作りになっている。
遠距離からはビーストバスターで牽制し、隙あらばメモリーカードスラッシュで技強化、
適度に当て身技も振りつつライディングヒーローで低空から飛び込み、特殊技や各種必殺技を駆使したコンボを叩き込む。
幅広い戦い方の出来るユウキの性能を活かした優秀なAIである。
飛び込みからの攻撃にはすかし投げのパターンもあるため、相手によっては投げキャラかってくらい投げる。
さらに上記の至近距離三択もしっかり使ってくるので崩しが見えない。近付かれたらガードは諦めて暴れた方がいいかもしれない。
付属のテキストによると、AIの最低難易度は“Angel”となっており、その1段階上のレベルでVery Easyとなっている。
Very Easyよりも低い難易度がある辺り、恐らくは格ゲー初心者の事を考慮したもの…だと思われるのだが、
発生の速い通常技から約3割ダメージのコンボを当たり前のように使ったり、こちらの小足などに強化サブマリンスクリューでカウンターを取ったり、
コンボに超必を使わないとあるのだが、超必からのコンボは普通に使っている(コンボの〆に超必を使わないという意味であると思われるが)。
…が、3ゲージあると弱攻撃→強攻撃→チェンジ・アトミックガイ→変身中ずっと俺のターン!というコンボをやっちゃったり…お前のような天使がいるか!
とまぁ、初心者に初心者狩りだと思われるような挙動なので、プレイヤー操作で対戦する時は注意されたし。

大会に出始めた頃にあまり目立った強さを見せられなかったためか、当初はクウだの主人公(笑)だのと不名誉なあだ名が付いていたりした。
しかし、現在ではAIレベル6の時点でもGルガールに勝てるほどの強さを得ており、大会でも好成績を収めるようになった。
が、キャラとの相性、特に相手の座高や無敵技による対空やカウンター、割り込みの頻度によって意外とあっさり負けてしまう事も多いため、
安定した強さを見せられず、中々クウキ呼ばわりがなくならない。

+ Basara-Kun氏製作 EX
  • Basara-Kun氏製作 EX
基本的な動作はアフロン氏のユウキとほぼ変わらないが、
メモリーカードスラッシュによる技強化が出来ず、代わりにボタン同時押しによるEX技が使えるようになっている。

+ hilune氏製作
  • hilune氏製作
KOF風アレンジ。大ポトレでは目の色が青になっている。
Basara-Kun氏のもの同様ボタン同時押しでEX技が使え、技は無強化、強化、EX技、EX強化技の4つに分かれている。
また、ラストショットとチェンジ・アトミックガイで『KOF2002UM』風の演出が入る。
ホルン氏による外部AIが公開されている。

+ ヤンマー氏製作 Aユウキ
  • ヤンマー氏製作 Aユウキ
神キャラ改変版のユウキ。
ニコろだで公開されていたが、現在はヤンマー氏のブログにて公開中。
Aは「アトミック」の意であり、「アトミックガイの能力を取り入れた」という設定。
1~6Pで常時アトミックガイ状態、7P以降は低カラーの能力に追加・変更したユウキの姿で戦う。
12Pに至っては全画面即死やhidef混線を使う「お供」を連れており、現実を撃破可能と、非常に高い殺傷力を有している。

amaiba氏による低カラー用のAIも存在する。
AIレベルを1~999という広い範囲で調節可能で、最大にすると無敵時間の長い技を多用し、
相手の攻撃をほとんど受け付けなくなる凶悪キャラと化す。

+ リュウセイ氏製作 ラジ
  • リュウセイ氏製作 ラジ
ダメージ上限や専用対策など、カラーとスイッチ次第では狂クラスになる改変キャラ。
金ラオウ前後狂中位級ランセレバトルにおいて敗者復活からの準優勝を果した事で、一躍知名度を上げた。

+ 大会ネタバレ注意
某トナメではランダムセレクトで選ばれた相方と組まされてしまい、味方殺しの被害に遭ってしまった。
オマケに別のトナメ別の主人公(?)と組んで以来、他のタッグ戦でも彼女と組む事が増えて来ている…頑張れ、ユウキ。


「ラストショットじゃ!!」*5

出場大会

+ 一覧
+ ユウキ
【ユウキ】
シングル
タッグ
チーム
その他
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削除済み
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+ Aユウキ
【Aユウキ】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
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出演ストーリー

+ 一覧


*1

全体の色合いを少し変えるだけで、これぐらい見栄えが良くなる。
このカラーは海外フォーラムで公開されていたもの。

*2
空耳で「チェンジユアポテト」と言っているようにも聞こえるが、"Change your pocket!"と言っているようだ。
MUGENでは音が若干こもってしまうため、ニコニコでは「ニンジンを食う」などの空耳が書き込まれる。

*3
元は『キングオブザモンスターズ』(以下KOM)に登場する、
発狂した老科学者が自分を対象に人体実験を繰り返し怪物と化した「アストロガイ」。
一見ヒーローのように見えるが、理性は完全に失われており、結局の所ただの怪獣である。
さらに『キングオブザモンスターズ2』(KOMの3年後)では、
ジオンとの対決を避けながら原子力発電所を襲い続けた事で「アトミックガイ」へと進化している。
流石に恐竜型の「ジオン」が放射線で進化するのは不味いと思ったのだろうか
(ジオンの方は、倒したモンスターの肉を喰らい続けた事で「スーパージオン」に進化している)。

なお、香港で出版されたNBCの漫画版では、ユウキの師匠ジャスティンが単独でアトミックガイに変身している。
こちらのアトミックガイはユウキ&アイのものとは異なり、緑色のカラーリングをしている。
カラー自体は原作にも存在していた別カラーである。

*4
『KOM2』での最大タメ攻撃「メガトンサンダー」が元か。
他にもタメ攻撃には頭のトサカを巨大化させて飛ばす「アトミックカッター」や、
ポーズを取るとアトミックガイの巨大な横顔が発射される「ネオジオ光線」などがあったのだが、『NBC』には存在しない。
インパクト大でとても面白いと思うのだが。特にネオジオ光線。

*5
ちなみに乱入者氏のAIは、このセリフを放つ超ド級ネオジオ乱舞の後、「訛りを気にしている」という設定を活かして、
挑発行動(「なまっとりゃせんがー!」と言うアレ)を取らせている。
原作を知らない人は、最後の挑発セリフ込みで一連の技だと思っている方も多いのではないだろうか。


最終更新:2024年01月10日 21:54