ドラゴンボール

『ドラゴンボール』とは、言わずと知れた鳥山明原作の少年漫画およびアニメシリーズ。
全世界に波及する高い人気を誇っており、コミックは改訂版(翻訳版・完全版など)を含め累計3億6000万部を越える売上を記録している。

同作のアニメ版は作中ストーリーの進行によってタイトルが変わっており、
原作第1話の悟空とブルマの出会い~第23回天下一武道会でのマジュニア戦までは『ドラゴンボール』(通称『無印』)、
次のサイヤ人編~原作最終回までは『ドラゴンボールZ』として放送。
その後アニメオリジナルストーリーでシリーズ全体の最終エピソードとして『ドラゴンボールGT』が放送され、
シリーズ全体を通して11年という超ロングラン放送となった。

ゲーム自体はアニメ放送当時に多数発売されており、そのジャンルは格闘のみならずRPG、アクション、シミュレーションなど多岐にわたる。
GT放送時に文字通り最終作として発売された『ドラゴンボール FINAL BOUT』で一旦打ち切りになるものの、
2000年代に入りその時々の最新ハードの性能を活かした最新作が順次発売されるようになり、
リアルタイムで体験できなかった新たなファンの獲得に成功している。
そのリバイバルブームの中で2009年4月からは『Z』において当時の原作ストックの影響で製作されたアニメオリジナルエピソードを
オミットし原作に近い展開に編集、さらにHDリマスター及び音声の再収録を行った『ドラゴンボール改』が放映、
さらに20世紀FOXの手によってレボリューションした。

この他原作に関する詳細な説明はwikipedia、英語版wikipedia、アンサイクロペディア等を参照のこと。

MUGENにおいても一通りのキャラクターが作られている。
海外で特に人気があり、アニメ取り込みや3Dで製作されたキャラなど多数存在。
国内産では2D時代のゲームのグラフィックを使ったキャラが見られる。
また、互いのワープや突進技などで高速な戦闘が展開される動画に「ドラゴンボール」のタグが付くことがある。

本稿では主にMUGEN関連、および2D対戦格闘ゲーム関連の情報についてまとめている。
近年のリバイバル作品は主に3D格闘が多く、MUGENへの移植がほとんど無いためここでは割愛する。

スーパーファミコン世代のゲーム

ドラゴンボールZ 超武闘伝


1993年3月20日にバンダイから発売されたSFC用対戦格闘ゲーム。
ドラゴンボールを原作とした初めての本格的な対戦格闘ゲームだと思われる。
原作での舞空術(空中飛行)を再現しており、対戦ステージ上を自由かつスピーディに移動できる。
その際、地上と空中など対戦相手との距離が大きく開いた場合、
画面中央に仕切りができて画面が分割されるのが本作の特徴である。
格闘攻撃は近距離、かめはめ波などの必殺技は遠距離でのみ使用と用途が分けられており、
必殺技はカットインデモ演出がある。また、原作通り必殺技を相殺する行動も可能である。

原作のナメック星編(フリーザ)から人造人間・セルゲーム編(セル)が中心になっており、
参戦キャラクターではストーリーに合わせて不完全セルとパーフェクトセルが別れているのが特徴。
また、格闘ゲームで毎回必ずハブられる人造人間17号の悲劇はここからすでに始まっている。

また隠し要素としてOPでタイトルが出るまでに『↑X↓B←L→R』と入力する事で効果音が流れ同キャラ対戦を可能にし
更に『↑X↓B←R→L』と入力する事で「できた!!」のセリフが出ることで下の5キャラも対戦やトーナメントで使用可能になるのだが、
『ただ適当にコントローラーをガチャガチャするだけで入力が成功する』 という話は結構有名。

キャラクター

キャラクターの名称はゲーム版に合わせてあります。
  • 使用可能キャラクター
  • ストーリーモード専用キャラクター(特定条件で他のモードでも使用可能)

メテオスマッシュ

孫悟空の隠し必殺技。相手を上空へ蹴り上げ、高速移動で先回りして両手で叩き落し、
さらにエルボーで吹っ飛ばす空間的な広さを表現した攻撃である。
龍虎乱舞などと同じく当たれば最後まで入る。
原作のテイストをよく再現しており、続編では「メテオ技」系として他キャラクターにも実装された。
ちなみに初代唯一の投げ技でもあった。

+  ちなみに



ドラゴンボールZ 超武闘伝2


1993年12月17日にバンダイから発売されたSFC用対戦格闘ゲーム。超武闘伝シリーズの2作目。
前作のグラフィックやシステムを改良し、ストーリーモードや隠し要素を充実させている。
のちのドラゴンボール格闘ゲームの基礎を築いた人気作である。
主な改良点は、動きの軽量化、投げ技の追加、気力溜めのコマンド化、必殺技の防御手段のスリム化など。
ストーリーは「セルゲーム編」から映画版の内容が主で、勝敗により分岐しエンディングが複数ある。
MUGEN動画で有名なブロリーは、このゲームのスプライトを元にさらに描き込んだもの。

今作でも隠しキャラは健在、悟空が飛行中に『↑X↓BLYRA』と入力する事でブロリーの「カカロットォ」が聞こえたら成功、
なお成功すれば何度でも「カカロットォ」と言ってくれるので何回ブロリーにカカロットを言わせるかという遊びが密かに流行った。
もしかしたらTVゲームの隠しコマンドでもっとも有名かもしれない。

超2のキャラクター

孫悟空はストーリーの関係上隠しキャラクターになっている。サイヤ人キャラは全員超状態に、セルは完全体に一本化された。
  • 使用可能キャラクター
孫悟飯ベジータトランクスピッコロセル、セルジュニア、ザンギャ、ボージャック
  • CPU専用キャラクター(隠しコマンドで使用可能)



ドラゴンボールZ 武勇烈伝(MD)

1994年4月1日にバンダイが発売したメガドライブ用対戦格闘ゲーム。
システムはSFCの超武闘伝シリーズを踏襲しており、フリーザ編・セル編がメインの内容。
クリリンギニュー隊長リクームがプレイヤーキャラクターとして使用できる。

ドラゴンボールZ 超武闘伝3


1994年9月29日にバンダイから発売されたSFC用対戦格闘ゲーム。超武闘伝シリーズの3作目。
人造人間編周辺からブウ編への移行ということでストーリー・新キャラクター共に期待されたが、
当時はまだ原作が進行中ということもあり中途半端な形での実装になってしまった。
また、同上の理由からストーリーモードが無くなり、事実上対戦のみのゲームになったことで
キャラゲーとしての魅力が減り、これも不評の原因に繋がっている。
また純粋な格闘ゲームとしても舞空術が全く隙がない完全回避となってしまった為に駆け引きが成立しづらくなった事などが不満点としてよく挙げられる。
一応、(状況限定にしろ)2までにあった完全なハメといえるものは無くなったのだが・・・。
総じて超武闘伝シリーズでは最も評価が低い。

今作も隠しキャラは健在、タイトルが出るまでに『↑X↓BLYRA』と打ち込むことで未来トランクスが使用可能になる、
今作の隠しキャラは一人だけというのも評価の低さの一因かもしれない。

超3のキャラクター

この頃のゲームから未来から来た青年トランクスと通常時間軸の子供トランクスを区別するために
未来側をアルファベットで「TRUNKS」と表記するようになる。
  • 使用可能キャラクター
  • 隠しキャラクター



ドラゴンボールZ HYPER DIMENSION(SFC)

1996年3月29日にバンダイから発売されたSFC用対戦格闘ゲーム。
超武闘伝シリーズ一部の独自要素(画面分割、気功弾系必殺技の防衛など)が無くなり、一般的な2D対戦格闘システムに似た形式が取られた。
気力専用のゲージが無く、気功弾系の技を使うと体力が減り、それまでの武闘伝シリーズ同様Y+Bによる気力溜めで体力も回復するといった形式になっている。
また、特定のボタンを同時押しすることで一時的にライン移動をし、相手の攻撃をかわしながら攻撃するディメンジョンアタックや、
特定の技を当てると相手を他のステージに吹き飛ばし戦場が変わるなど空間を意識した独自のシステムが搭載された。

ゲームそのものはグラフィック、演出、システム、完成度ともに高い評価を受けている反面、
当時は次世代ハードにゲームの主軸が移動しており、売り上げが伸びなかった不遇のゲームである。
また、ソフトの生産数自体が少なく、今でも状態の良い物は中古で3000~4000円の高値がつくという。
全く同じ状況の『新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL』といい、当時のバンダイに何があったのだろうか?

HDのキャラクター

原作にあわせ、ミスター・サタンと仲良くなったデブのブウを「ミスターブウ」、
最終形態の純粋化したものが「ブウ」というように分けられている。
  • 使用可能キャラクター



プレイステーション・セガサターンなど次世代ハードのゲーム

ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22(PS)

1995年7月28日にバンダイから発売されたPS用対戦格闘ゲーム。超武闘伝シリーズの後継に当たる。
ハードの変更で容量が増えたこともあり、キャラクター数が大幅に増加し、音声も増え、
グラフィックはドットからセル画取り込みになった。
基本システムは超武闘伝シリーズを踏襲している。

UB22のキャラクター

タイトルの22の通り、22人から選択可能。お祭りゲーム志向で時代背景はあまり関係ないらしい。
隠しキャラクターは隠しコマンドで追加でき、その際はタイトル画面が「~27」に変化する。
  • 使用可能キャラクター
  • 隠しキャラクター



ドラゴンボールZ 真武闘伝(SS)

1995年11月17日にバンダイから発売されたセガサターン用対戦格闘ゲーム。
内容は前述の『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』とは登場キャラとそのグラフィック以外は完全に別物。
2D背景とデュアルスクリーンが復活し、SFCの超武闘伝シリーズに近いものに戻った。

ドラゴンボールZ 偉大なるドラゴンボール伝説(PS/SS)

1996年5月31日にバンダイから発売された対戦型格闘ゲーム。PSとSSで発売された。
人気のあったPCエンジン用アクションゲーム『ドラゴンボールZ 偉大なる孫悟空伝説』をベースにしている。
基本は3対3のチーム戦で、サイヤ人編~魔人ブウ編をエピソードごとに戦うストーリーモードがメイン。

アーケード用ゲーム

ドラゴンボールZ

1993年に稼動開始したAC用対戦格闘ゲーム。発売はバンプレスト。開発はコブラチーム。
操作系はレバー+3ボタン。パンチ、キック、強攻撃がそれぞれに当てられている。
当時としてはキャラクターが大きめで、色が原作に近い。
しかし技が少ない、 ジャンプが出来ない 等、格ゲーとしては疑問が残るデキであった。
MUGENでは1,2とも超神氏のキャラのスプライト元として有名。といっても技が少ないので大量に手書きで追加しているが。

1のキャラクター

  • 使用可能キャラクター


ドラゴンボールZ 2 Super Battle

1994年に稼動開始したAC用対戦格闘ゲーム。アーケード版では2作目になる。発売はバンプレスト。開発コブラチーム。
レバー+弱パンチ、中パンチ、弱キック、中キックの計4ボタン。
ジャンプが可能になり技も増えたものの、キャラが小さい、コンボがない、ゲームスピードが異常な点から、やはり人気は出なかった。

2のキャラクター

  • 使用可能キャラクター

ドラゴンボールZ V.R.V.S

1994年に稼働したAC用対戦ゲーム。開発はセガ、発売はバンプレスト。
操作系はレバー+3ボタンだが、本来の操作系は8方向赤外線パネルセンサーによる体感ゲーム形態。
対戦相手と向かい合ってとにかくレバーを回し続けるという体力を使うゲーム。
(本来の操作も赤外線パネルセンサーに向かってとにかくパンチを連打するという過酷な仕様)
コマンド技もベジータ「ファイナルフラッシュ」はレバーを右側に10回転、孫悟空「元気玉」は左右パンチ+レバーを右側に10回転と、とにかく尋常じゃなく回す。
その無理矢理な仕様のために、あっさりと撤去されてしまった疑似3D対戦ゲームである。

VRVSのキャラクター

  • 使用可能キャラクター