ロボ


アメリカのDCコミックに登場するヒーロー。
『DCアニメイテッド・ユニバース』での日本語吹替声優は 手塚秀彰 氏。
初出は1983年のグリーンランタンシリーズのスピンオフ『Omega Men #3』のヴィランだが、クロスオーバー回数も多く、
DCコミックにおける立派なヒーロー陣の一人としてカウントされている。
ちなみに、スペルは「LOBO」。名前を片仮名で書くとロボだが、所謂機械仕掛けのロボット(Robot)ではなく、
『シートン動物記』の狼王ロボ(Lobo)が名前の元ネタで、生身の生命体である。

身長228.6cm。体重290.3kg。
本名はクーンド星の言葉(Khundian/クーンディアン)で「腸をむさぼる者」という意味。
元々はクザーン星(Czarn)という出身の異星人だが、快楽のために自分以外の全クザーン人を虐殺
現在では、フリーの賞金稼ぎとして宇宙中を旅している。

金銭に眼が無く、自分の楽しみのためなら何でもやるというどうしようもない人物。
一応自分の言ったことを守るという主義はあるが、それ以上を守るつもりは全く無い。
外見も上の画像に見られるように世紀末にいても全然違和感なく、どこからどう見てもヴィラン悪党悪役)に分類されるだろう。
ただ、話が折り合えば味方になってくれることもあるため、立場上はヒーローにカウントされている。
事実、『ジャスティスリーグ』でもスーパーマンが行方不明になった時に代理メンバーとして売り込みに来た(当然却下されたが)。
まあ、バットマンウルヴァリンロールシャッハのようなかなりダークな連中もいる事だし、
こんなヒーローが居てもいいだろう。
解説本の『Super-Villains: The Complete Visual History』でおもっくそヴィラン扱いされてるけどな!
……要するに、状況によって敵にも味方にもなるタイプのキャラだと考えて頂ければ概ね間違いない。ロボのみならず、アメコミでは割とよくある事である。
そんな彼だがなんと『DC vs. Marvel』でDCユニバースを代表するヒーローとして選出され、しかも物語のメインとなる5戦の先鋒として
(それ以前に6戦あったが3勝3敗になるよう作者が決めており、メインの5戦は読者のファン投票で勝敗を決するという大役である)
マーベルユニバースのウルヴァリンと不死身の復活力を持つアウトロー同士の対決を演じた。
……だがさすがに人気勝負でウルヴァリンに勝つ事はできず、スペックでは上回っていたはずだが無念の敗退。
しかし明確に「ウルヴァリンがロボに勝つ」場面までは不自然すぎて描けなかったか、
二人が乱闘のまま物陰になだれ込み、勝ち残ったウルヴァリンが戻って来て余裕の笑みで煙草を吹かすという構図で締めくくられた。

ヒーローとしての能力は、作品ごとに若干ばらつきがあるが、とにかく体力と生命力が高い。
特に生命力はすさまじく、真っ二つどころか血液の一滴からでも再生したほどである。
パワーも、作品によって「人間並みよりちょっと上」から「スーパーマンと互角」までかなり開きがあるが、
総じて長所として認識されている。実際、クロスオーバーではそっち系のキャラと戦わされることも多い。
上記の通り人間性にかなり問題があるが、賞金稼ぎの間での人脈も広く、情報収集能力も中々。
さらに、地味ではあるが嗅覚に優れており、太陽系間でも追跡できるほど。
戦闘スタイルも、素手格闘から武器戦闘まで様々だが、主に自分の腕に巻いたフック付きチェーンを使用する。


MUGENにおけるロボ

Buyog2099氏が製作した『MVC』仕様のロボが氏のブログ及び「Scruffydragon Team」にて代理公開されていたが、
現在はサイト消滅により入手不可。
ドット絵のベースとなっているのは『ストZERO』シリーズバーディー
奇しくも、『ZERO』のバーディーのデザインモデルがこのロボであるので、逆コンバートみたいな感じになっている。
原作でも愛用しているフック付きチェーンで相手を引き寄せたり、ホーミングミサイルランチャーをぶっ放したり、手榴弾で自爆したり
果ては宇宙バイクで相手を轢いたりするなど、多彩な技を持ち合わせている。
中には変なドリンクを飲んでランダムで様々な効果を得る博打的な技や、自分の血からクローンを生み出す変わった技も。
豪快な技ばかりだが癖も強く、轢き逃げアタックこと「Main Man Airlines」は終了時の隙が異常に大きくほぼ反確
ドリンクを飲む「Rot Gut」は動作が遅すぎて大抵潰されてしまい、せっかく飲み終えても運が悪いとダメージを受ける始末。
迂闊な使用は死に繋がるので乱用は禁物。

AIはデフォルトで搭載されている。
チェーン引き寄せからの投げ超必やエリアルを狙って来ることが多く、きっちり完走して大ダメージを与えて来る。
…が、途中で失敗してしまうことも多々あったり、隙だらけなドリンク飲みやバイク轢き逃げを多用したり手榴弾で頻繁に自爆したりと、詰めが甘い部分も多い。



上記の他にも、チーター等を製作したAnimaraz氏とDoom氏が共同製作した16-bit風3Dモデルのロボも存在し、
海外サイト「The Mugen Multiverse」で代理公開されている。
こちらにはAIが搭載されていない。

出場大会

更新停止中

出演ストーリー



最終更新:2022年04月07日 22:30