スーパーマン


"Look! Up in the sky!" "It's a bird!" "It's a plane!" "It's…Superman!"

(空を見ろ!)(鳥だ!)(飛行機だ!)(いや…スーパーマンだ!

"I'm Superman!"

+ 日本語吹替声優
大平透
1941年アニメ映画版(TBSテレビ版)、1978年映画版(機内上映版)
小林修
1941年アニメ映画版(大陸書房版)
堀内賢雄
1941年アニメ映画版(IVC版)、『LOIS&CLARK/新スーパーマン』
ささきいさお
1952年ドラマ版(初回放送)
1978年映画版(テレビ朝日旧版)、『II 冒険篇』(テレビ朝日旧版、TBS版)、『III/電子の要塞』『IV/最強の敵』
小林清志
1952年ドラマ版(再放送)
広川太一郎
『新冒険』
東地宏樹
1978年映画版(テレビ朝日新版)、『II 冒険篇』(テレビ朝日新版)、『リターンズ』
玄田哲章
『スーパー・ダック』
花田光
『DCアニメイテッド・ユニバース』『ザ・バットマン』『ヤング・ジャスティス』
『レゴバットマン ザ・ムービー』、『LEGO スーパー・ヒーローズ』シリーズ、『レゴ ムービー2』
野島健児
『ヤング・スーパーマン』
西健亮
『インジャスティス:神々の激突』
星野貴紀
『DCエクステンデッド・ユニバース』
森川智之
『レゴ ムービー』
玉木雅士
『スーパーガール』『スーパーマン&ロイス』
鈴村健一
『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』
戸谷公人
『DCスーパーヒーロー・ガールズ(2019年版以降)』
山野井仁
『DC がんばれ!スーパーペット』
浦和希
『ジャスティス・リーグxRWBY: スーパーヒーロー&ハンターズ Part1』
濱野大輝
『ジャスティス・リーグxRWBY: スーパーヒーロー&ハンターズ Part2』


アメリカのDCコミックスの『スーパーマン』シリーズに登場するヒーロー。初出は1938年の『Action Comics #1』。
タイトルで分かる通り同作品の主人公であると共に、世界最初のスーパーヒーロー。
ひいてはアメリカン・ヒーローの代名詞的な存在でもある。
異名として「マン・オブ・スティール(鋼鉄の男)」「マン・オブ・トゥモロー(未来の男)」、
ラスト・サン・オブ・クリプトン(クリプトン星最後の子)」などがある。

+ プロフィール
本名はカル=エル。身長190.5cm。体重106.6kg。
地球人ではなく、クリプトン星から来た宇宙人である。
高度な文明を誇っていたが崩壊の危機にあったクリプトン星の執行官ジョー=エルが、
せめて息子にだけは生き延びて欲しいと当時赤ん坊だったカルをポッドに入れて宇宙に送り出した
その後クリプトン星は崩壊し、生き残ったのは彼だけになった
(…という話だったが、後に他にも生き残りが100万人ほど登場している)。
ポッドは地球のアメリカ合衆国カンザス州スモールヴィルに不時着し、子供がなかった現地のケント夫妻に引き取られて育った。
有名な「クラーク・ケント」の名前は、彼らの養子としての名前である。
なお、夫妻はカルの力(後述)を当初から知っていたが、一切気に留めずに愛情を注いでいる。
ちなみに、夫妻は当時「ソ連の人体実験」だと思っていたらしい。
少年時代には30世紀にタイムスリップしてヒーローチーム「リージョンオブスーパーヒーローズ」に出会い、
スーパーボーイを名乗って共闘している。
その後、大学に進学したクラークは悪と戦うために変身(服を着替えるだけだし、むしろあっちが本当の姿だが)し、
ヒーロー「スーパーマン」として活動している。

普段はクラーク・ケントとして、大学卒業後はメトロポリスの新聞社・デイリープラネットに勤めている。
福祉問題関連など、派手さはないが堅実な記事には定評があり、腕利きとして認識されている。
これは、「スーパーマンが救えない人をクラーク・ケントとして救いたい」という彼の意思の表れでもある。
+ ……だったのだが
2011年にDCユニバースがリセットされ、新たに再編された世界を舞台にした新シリーズ「NEW52」において、
「新聞がエンタメ化してジャーナリズムを忘れている!」と激怒し、デイリープラネット社を辞職してしまった
とは言えと違って信念を持って自ら辞めていったので悲壮感はなく、
ニュースサイトを開設して記事を配信するという形で、ジャーナリストとしての活動を続けていく事となった。

……とはいえぶっちゃけ言えば例によって例のごとく、アメコミでは良くある事である。
数年前にDCユニバースが設定リセットを行い、現代の情勢に即した状況で再スタートを切った為、
「宇宙人」「地球人」「ヒーロー」という三つの自分を抱える反骨精神豊富な若きクラーク・ケントが、
1930年代から70年を経て、改めて新聞というメディアに対して向き合う姿勢を探るのは至極自然な事なのだ。
それに一時期TV局でニュースキャスターやってたりもしたし。

自分を育ててくれた父母の事をとても尊敬しており、ヒーローとしての彼の唯一といってもいい相談相手になっている
(ただし父親のジョナサン・ケントは後に宿敵のブレイニアックのために亡くなってしまった)。
また、新聞社の同僚であるロイス・レーンとも関係が深く、後に正体を明かし結婚している。

当初はあまり自分自身について気にはしていなかったが、アメコミ全体が人間関係をテーマに据えるようになり、
「スーパーマン」と「クラーク・ケント」のどちらが自分自身か悩むなどの面も見せるようになった。
これについては賛否両論あり、どちらが正しいとも言えない。
ただいずれにせよ、彼がスーパーマンであるという重責を負って立つに足る、高潔な人物である事は忘れてはいけない。

+ 近況
「NEW52」の世界においても変わらずヒーローとして活躍していたが、度重なる戦いの末に肉体が限界を迎え、遂に死亡してしまう。
だが、『フラッシュポイント』でのリセットにより消滅した筈の「New Earth」のスーパーマン(つまりNEW52以前のスーパーマンその人)が現れ、
彼の遺志を継いで再びヒーローとして立ち上がるのだった。
新主人公が降板し旧主人公が主役に帰り咲いた、と言えば分かり易いだろうか
直後に始まった再リランチ「DCリバース」ではこのスーパーマンが活躍する事になるのだが、
後にNew52のスーパーマンと融合するという驚きの展開に。
しかも、両者の融合に伴って現行世界「Prime-Earth」におけるスーパーマンの歴史までもが改変された。
な、何を言ってるかわからねーと思うが(ryまぁアメコミにはよくある事である。設定整理のためのNEW52だったのにまたややこしくなっちゃった


もはや、説明不要なアメコミヒーローの代表格。
世界で最初のアメコミヒーローであり、「ゴールデンエイジ」の象徴とも言える存在である。
「スーパーマン」の名前そのものが「超人」の代名詞となっている感もあり、彼をモチーフにしたキャラクターも数多い。
+ スーパーマン関連キャラ

DCユニバース関連キャラ(設定レベルで関係あり)

異星人であるスーパーマンの遺伝子に地球人の遺伝子を組み合わせる事で誕生したクローン。
上記のように少年期のスーパーマン本人もこの名を名乗っている。

スーパーマンのクローン。
スーパーマンが異星人であるために不完全なクローンであり、この経験から上記のやり方でスーパーボーイが誕生した。
この他の理由で誕生したビザロもいる。
スーパーマンと同等の能力を持つが、目からの熱線が冷凍光線になっていたりとあべこべである。

精神が機械と一体化した元人間。スーパーマンに恨みを持つ事からその名を貶めるためにその姿を取った。

クリプトン星における人工知能が自身をスーパーマンと思い込んでしまいその姿を取った存在。

スーパーマンを尊敬し、その姿をモデルとしたアーマーを纏ったヒーロー。

本名はカーラ・ゾー=エル
スーパーマンと同じくクリプトンの生き残りでスーパーマンのいとこ。
スーパーガールと言えば一般的に彼女の事を指すが、不定形の人造生命体「マトリックス」が地球人の姿を模した者や、
未来から来たスーパーマンの娘を名乗る少女「サー=エル」、上記のマトリックスと融合した少女「リンダ・ダンバース」など、
カーラ以外のスーパーガールも複数存在している。

  • スーパーマン(Earth-2)
前述のようにスーパーマンは元々1938年に登場したが、後に設定変更されて「スーパーマンは戦後に登場したヒーロー」という事になった。
だが、流石に「第一話から連綿と続いてきた設定は無かった事になりました」とは行かなかったか、本編の世界を「Earth-1」として*1
戦前からヒーローが活躍する世界は「Earth-2」と設定され、その世界で年を取ったスーパーマンとして再登場した。
そのため数字は逆だがスーパーマン(Earth-2)の方が元祖と言える存在なのである。
旧設定の方を「Earth-0」と命名しておけば分かりやすかったのに。
『クライシス・オン・インフィニット・アース』において多次元世界が一つになった新たな世界が生み出された時も、
他のキャラとは違い新世界には組み込まれずに次元の果てへと去った。
後に『インフィニット・クライシス』において再登場して重大な役割を務めるも死亡した。

なお、Earth-1同様にケント夫妻に拾われて育てられた境遇は同じなのだが、こちらは最初期のみケント夫妻が存在せず、
拾われたスーパーマンが孤児院で育てられたという別の設定があったりした
(ケント夫妻初登場は1939年の『Superman #1』からで、『Action Comics #1』で簡易的に語られたのはこの孤児院育ち設定の方)。
本編のスーパーマンは本名の「カル=エル」のスペルが「KAL-EL」なのに対して。Earth-2の方は「KAL-L」として区別される。

Earth-2におけるスーパーマンのいとこ。巨乳
スーパーマン(Earth-2)と異なり、『クライシス・オン・インフィニット・アース』での多次元世界の統一時に本編世界へと組み込まれている。
ちなみにスーパーガール(カーラ)とは別世界の同一人物にあたるため、本名も彼女と同じカーラ・ゾー=エルである。

  • ウルトラマン
ヒーローとヴィランの善悪が逆転している世界「Earth-3」におけるスーパーマン。
外見は胸のマークが「U」になっているのを除けば本家とそっくり。
名前は同じだが、こちらの初登場は1964年であり、1966年登場のあちらよりも先である
(ただし、アメコミ界では1939年のAll-American comicsに、既にウルトラマン(The Ultra-Man)なるヒーローがいるので元祖ではない)。
New52世界でも「クライムシンジケート(善悪逆転版ジャスティスリーグ)」を率いて、
「Prime-Earth(現行設定の本編世界、後述のEarth-Primeとは別)」に襲来している(「フォーエバーイビル」)。
リランチ後は新設定を加えられ、本家だと弱点のクリプトナイトはこいつの場合力の源かつサイッコーにキマるクヌソらしく、
とあるコマでは握り潰して粉末にしたクリプトナイトを鼻から吸引している。逆に弱点は太陽の光

  • スーパーボーイ(マン)プライム
「Earth-Prime」におけるスーパーマン。
まだ少年なのでボーイ…だったが、すっかり成長してボーイって感じでもなくなったのでマンに改名、でも今はまた少年に戻ったのでボーイに戻した。
Earth-プライムは現実世界とほぼ同一のスーパーヒーローなどの超常的な存在はおらず、スーパーマンなどがコミックとして出版されている世界であり、
彼もただの一般人のヒーローコミックおたくだったが、ハレー彗星の影響で彼は例外的にパワーに目覚めた。
だが、Earth-Primeは『クライシス・オン・インフィニット・アース』において、
全次元の破壊を目論む強大なヴィラン「アンチモニター」によって破壊されてしまう。
生き延びた彼は他のヒーロー達と協力してアンチモニターに立ち向かい、これを撃破する事に成功。
その後はスーパーマン(Earth-2)らと共に次元の果てへと去って行った。
だが、荒んだ展開になっていった本編世界に失望すると共に、次元の破壊を防ぐために戦ったクライシスの頃からは大きく歪み、
自身の世界の復活のためなら何でも犠牲にするという独善的な性格になってしまっていた。
そして、Earth-Primeの復活を目論み「インフィニット・クライシス」を引き起こす。
この事件でスーパーボーイを含む多数のヒーローを惨殺するという非道を働き、最早ヴィランとしか形容出来ない所まで堕ちてしまう。
これ以降はマン(大人)になれなかったボーイ(子供)、スーパーマンの精神を持たずにパワーのみを持った自己中なガキ、
相手をコミックのキャラとしかとらえられない、自分はいずれスーパーマンになる存在という事を免罪符にする、といったキャラとして描かれている。

クライシスでの設定変更による弱体化(後述)を受けていないため、基本的に現在のスーパーマンよりも強い。
「インフィニットクライシス」後もシネストロコーズの一員として大暴れしたり、次元間を移動して大暴れして次元の破壊を行ったり、
未来世界で大暴れしたりと迷惑をかけまくっていたが、紆余曲折の末復活したEarth-Primeへの帰還を果たした。
だが、帰還後の世界では自分の残虐非道な大暴れもコミックとして発行されていたり、自分もコミックのキャラだという事に気付いたり、
自分のフィギュアが半額で投げ売られていたりと様々な衝撃の事実が彼を待っていた。
ちなみに、 ニコニコ大百科に元祖よりも先に記事が作られた。 プライムのくせになm

クリプトンの軍人。
翻意を起こしたために部下と共にファントムゾーンへと幽閉されたが、それによってクリプトンの崩壊から生き延びる。
スーパーマンと同等のパワーを持ち、かつ邪悪な存在。
スーパーマンがとある別次元に訪れた際に、その次元のゾッド将軍は他に手は無いとして、クリプトナイトを用いたスーパーマンによって殺害されている。
なお、やむを得なかったとはいえ手を下してしまった事はスーパーマンにとって多大なトラウマとなっている。

  • クリプト
クリプトンのわんこ。スーパーパワーあり。スーパーマンの実家のケント家で飼われている。
なお、ここでは(これでも)代表的なキャラのみを上げたが、マイナーキャラまで含めれば他にも多数いる。

非DCユニバース関連キャラ(スーパーマンのオマージュやパロディ)

  • グラディエーター:タイツ、マント、胸元のシンボルといった外見や能力、弱点などの共通点を持つ。
  • セントリー:タイツ、マントに加え「Sマーク」という外見に超パワーを持つがスーパーマンとは異なり精神が弱い。
  • アンダードッグ:赤いセーターに青いマント、胸には「U」の文字にスーパーパワーを持ったスーパードッグ。
  • スッパマン:スーパーマンのパロディであり、迷惑なギャグキャラ。
こちらはMUGENキャラのみ挙げたが、それ以外も含めたらそれこそ星の数ほどいるはず。
例えば漫画『パーマン』では同名の人物が登場したりしている
(そもそも「パーマン」という名前自体が「スーパーマンを名乗るのはまだ早い半人前のヒーロー」と言う意味である)。
…流石に問題だったのかアニメ化の際に「バードマン」に変更され、それに倣って原作コミックの台詞も全て修正された。
が、エンディングソングで「実は欠陥スーパーマン」「スーがスーッと消えてパーマンさ」という歌詞が使われている

+ 能力・弱点などについて
ヒーローとしての能力は、黎明期のヒーローらしくあまり凝ったものではない。
だがそのスペックは凄まじく、力はハルクと互角以上、速さはフラッシュと互角以上、
非常に鋭敏な感覚、回転の速い頭脳と、総合能力ではアメコミでは文句なしのトップである。
飛行能力も当然のように有しており(というより、「ヒーローは空を飛ぶもの」という概念自体彼がオリジンと言ってもいい*2)、
肺に圧縮空気を蓄える事で宇宙飛行も出来る(流石に長時間の活動には宇宙服を必要とするようだが)。
また、目からは熱線「ヒートビジョン」を放ち、肺の中で空気を超圧縮する事で
口からは極低温の液体窒素のブレス「スーパーブレス」を吐ける。
特にヒートビジョンの性能は高く、威力を絞る事で凍える人を温めたり脳に埋め込まれたチップを
正確に焼き切るといった事ができ、全力で放てばその余波だけで周りのビル群を融解させてしまうほど。
X線を発して透視する事も可能(ごく少量であり、人体に影響はないレベル)であり、
鉛は透視できないが鉛の壁越しでも声を聞きとれるだけの聴覚も備える。
また、一時期は催眠光線なんてのも出す事ができ、これで普段から周囲の人に
「スーパーマンとクラーク・ケントは別人である」と暗示をかけているという設定があった。
だが現在は、ケントの姿では眼鏡をして髪型を変えた上に服はサイズの大きいものを着て
声の調子も変えてごまかしているという事になっている。
…アンブッシュバグというキャラに「お前髪形変えて眼鏡外したらスーパーマンじゃん!」と見抜かれているが。
まあこいつはDC版デッドプールみたいな奴なんである意味しょうがない
『バットマンVSスーパーマン』等で演じたヘンリー・カヴィル氏がNYのタイムズスクエアの自身の写った広告の前でスーパーマンTシャツを着て実験した所、
むしろ素顔でも気付かれないという結果となったとか……

弱点はクリプトナイトという放射性物質で、近くにあるとスーパーパワーの殆どを喪失する
(ちなみにこのクリプトナイトは「地球人には害はない」と思われていたが、あくまでクリプトン星人に比べてであって、
 これを対スーパーマン用に指輪に付けて常時持っていたレックス・ルーサーが被曝でガンになるという大惨事が起きた)。
また、に対する耐性も低く、基本的にお人よしでテレパス能力を持っているわけでもないので騙され易い
言わば頭の非常によい脳筋である。言葉としては矛盾しているようだが、実際そうだから困る。
とはいえスーパーマンの個人としてのスペックが高すぎる為(特にクロスオーバーなどでは)、
このような弱点を持たせなければ展開に支障を来たすという作家の都合で割を食っていると思われる部分もある。
バットマンには「心の底から善人である事がクリプトナイトをも上回る最大の弱点」とも言われている。
だがそれ故に、仮に何者かがスーパーマンを操ったとしても殺人までを犯させるのは容易ではない。

またどれだけ強力な力を持っていようとバックのない「一個人」に過ぎないため、
宇宙の大局が大きく動くような事態にはほぼ無力で、それでも自分だけでなんとかしようとして
事態をややこしくしてしまう一種傲慢な面もある。
他にも、元々の防御力が高すぎる為に、敵の攻撃を「避ける」という事を基本的にせず
防御体勢も取らずに全て正面で受け止める(流れ弾で市民に被害が及ばないようにする為でもある)。
そのため、敵の攻撃に何か仕込まれていたり、威力が強力すぎたりすると確実にダメージを食らってしまう。
ジャスティスリーグでスーパーマンだけやたらめったら被弾しているのを見ると、どこかの総司令官を彷彿とさせる。

とはいえ基本的には公明正大でその力を人々のために使い、敵がどんなに強大であろうと臆せずに立ち向かっていくという、
まさにヒーローの中のヒーローとして描かれており、人々からも信頼と尊敬を集めている。

作中でも、とんでもない事を色々とやらかしており、有名なものだけでも
地球を逆回転させて時間を戻したり(あくまでが起こした1978年映画版限定の奇跡的な現象で、二度同じ手は使えなかった)、
地球意志に向かって「いい加減にしないと割るぞ」と脅したり(本当にそれが可能な力を持っているのが恐ろしい)と枚挙に暇がない。
しかしあまりにもパワーが高かったために、『クライシス・オン・インフィニット・アース』での世界観の見直しの際に弱体化しており、
その能力は腕力は80万トン、耐久力は40メガトンの核爆発に耐える程度、飛行速度は最高時速800万kmにまで下がってしまった。
……弱体化したんだよ、これでも!
正直日本の少年漫画の世界では『ドラゴンボール』の世界以外では殆ど影響ないようなハイレベルだが、
それ故に相手を殺したり必要以上に傷付けたりしたくないスーパーマンは、常に自分のパワーをセーブしている。
そのため通常ではスーパーマンと互角だったり圧倒したりするキャラもいるが、
そういう奴らも大抵はスーパーマンが本気になれば逆に倒されてしまう。
スーパーマンとスーパーマン(Earth-2)が戦った際には殴り合っただけで大都市一つが壊滅してしまうほど
(念のために言っておくと異次元の人のいない世界での事なので、人は巻き込まれていない)。
マーベルコミックスとの対決企画『DC vs. Marvel』ではマーベル側の最強ヒーロー・ハルクと対戦。
ここでもやはり街中では周囲の被害を考えて両者が力をセーブしてしまうと思われたか、わざわざグランド・キャニオンに転送されて勝負を開始。
両雄凄まじいパワーで真正面から殴り合う大激戦の末に見事勝利を収め、アメコミ最強のヒーローたる面目躍如を果たした。

このように弱体化?したスーパーマンだが、
ライターが設定を忘れたのか再度のクライシスでの世界観の変更などにより再びハイスペックぶりを見せるようになり、
例として他の星系の太陽まで飛んで行ったり(明らかに超光速)、惑星を動かしたり、
星の爆発にも耐えたりとやっぱり尋常じゃない事になっている。
ちなみにこのような彼のパワーの源は太陽の光であり(日中浴びただけで十分なので別に夜になっても弱くなったりはしない)、
太陽光を浴びただけでボロボロの状態から回復したり、より多くの太陽光をチャージする事で、
純粋なエネルギーが人型をとっている、ビッグバンの力を振るう銀河破壊クラスの超存在インぺリエクスのパワーを得た、
ブレイニアック13(人工惑星形態。つまりビッグバンの超エネルギーを得た惑星サイズの化け物)からの激しい抵抗すら全く通用せず、
そのままブレイニアック13を宇宙創成の瞬間に繋がるブームチューブにブチ込んでインぺリエクス諸共倒したり(=全力で抵抗する惑星を動かした)、
日光を浴び続けた未来の話ではクリプトナイトすら効かなくなっていたりと、省エネかつハイパワーを実現したエコっぷりを見せている。

なお、クリプトン人がパワーを得られるのは正確には地球における太陽のような「黄色い太陽」の光によってであり、
逆に故郷クリプトンなどにある「赤い太陽」の光を浴びると徐々に能力を失い普通の人間と変わらなくなってしまう
(そのためクリプトン人もクリプトンでは普通の人間だった)。
この事を利用してクライシス前のトンデモスペックを保ったままのスーパーボーイプライム*3を倒すために、
自分ごと赤い太陽に突っ込んで能力を奪った事もある
(その際はもちろん自分も能力を失い、一年の太陽光の充電期間を必要とした)。
更にはこちらの宇宙に衝突してきた別の宇宙を動かして宇宙の危機を救った事もあるとか…。

この他、トヨタ「プリウス」のCMにおいて、スクープを取ってこいと言われたクラークがスーパーマンに変身し、
街を走る新型プリウスのエンジンを透視して撮影してくるなんて事をしている。…能力をそんな風に使っていいのだろうか。

ヒーローとしての人脈も、知名度故に非常に広い。
ヒーローが集った一大クロスオーバーチーム『ジャティオブアメリカ』でもリーダー格である。
その中でもバットマンとは互いの事をよく知っている親友同士である。
だが、スーパーマンの「全体の正義」と、バットマンの「個人の正義」はすれ違う事も多く、対立もしている。
しかし、自分と対極にいて信用できる男として、自分が暴走してしまった時の備えとしてバットマンにはクリプトナイトの指輪を預けていた
(現在は破壊されてしまったが、後にスーパーマンと協力して地球上のクリプトナイトを一掃した際に、
 バットマンは誰にも内緒でまたしてもクリプトナイトを溜め込んでいる。そしてそれが原因でトラブルになるのもお約束)。

アニメ版『ジャスティスリーグ』でも勿論登場し、一旦現場へ出動するとそのパワフルな戦いぶりを存分に見せ付けてくれる。

+ 記念すべき『スーパーマン』第1話
最初は出版社の理解が得られず、中々世に出す事ができなかった
(「人が空飛んだり車投げれるわけ無いだろ!こんなもの描いてお前は馬鹿か!?」
 というような事を出版社に言われたそうである。そういう漫画が当たり前な今ではちょっと考えられない話である)。
だが、発売と同時にスーパーマンは大人気になり、正式に連載がスタート。
スーパーヒーロー達の黄金期『ゴールデン・エイジ』がゆっくりと幕を上げ始めた。

ちなみにこのシーンは、インパクトがあるためかアメリカでは良くパロディのネタにされる。
また、この本は保存状態のいいものはオークションで日本円にすると一億数千万円の値がつく超お宝である(原価は表紙にあるように10セント)。

また余談だが、破産寸前の家族の物置から偶然保存状態のいいこのコミックが発見され
(家を売り払うため、荷物を整理していたら偶然発見したらしい)、家族を破産から救ったというエピソードもある。
すごいぞスーパーマン。

+ Ifストーリーについて
スーパーマンはアメリカを代表するヒーローでありながら、偶然スモールビルに落下したという出自の為、
「もしもロケットが他の国に落ちていたら」という設定のIfストーリーが何作か製作されている。
中でも歴史改変小説の大家キム・ニューマン氏による小説『Übermensch!』、
並びにマーク・ミラー氏のコミック『Superman: Red Son』が有名。

『Übermensch!』では、もしもスーパーマンがドイツに落着していたらという設定で描かれており、
本来の歴史と同じく祖国ドイツの「メトロポリス」を守るべくカリガリ博士や殺人鬼Mと戦っていたのにも拘らず、
ナチス・ドイツが歴史上の悪役となってしまった為、また同時に「彼」もそれに協力していた立場を自覚し、
「彼」自身の手で構築された「緑色の光に包まれた牢獄」に自ら戦犯として収容されている。
そしてそこにアイヒマンやメンゲレ、レッドスカルをも逮捕したユダヤ人の老ナチスハンター、エイブラムが来訪。
戦前のヒーローである「彼」と、戦後のヒーローであった自分、そしてまだ人種など知らなかった幼い頃に「彼」に憧れていた事などを含めて、
「彼」のかつての戦いと、今や再び「超人」として「彼」が子供達のヒーローとして扱われつつあるその危険性を語り合う。
もはや人々は第二次世界大戦の教訓を忘れつつあり、鉤十字はナチスの象徴ではなく、「彼」の象徴として再び掲げられようとしているのだ……。
……という物悲しいストーリーになっている。
本作ではそうした時代の流れと自身の立場を踏まえて、人間としての決断という、その存在を思えば凄まじい偉業を実行に移した。
なお、この短編においては一貫して「彼」ことクルト・ケスラーが、「スーパーマン」であるのかは注意深く言及を避けられているが、
そのタイトルである『Übermensch!』即ち『超人!』によって、言うまでもなくその正体は明らかである。
クルト本人も「ドイツにおちたのはたまたまで、まあまず普通はロシアにおちたろう。カンザスの穀物畑の可能性もあるが」と述べている。
ちなみに此方でのコスチュームは褐色の軍服、黒いブーツとマント、胸には赤い円に黒い鈎十字のシンボルだったとの事。

もう一方の『Red Son』はソ連に落着し鋼鉄の男(無論、スターリンと引っ掛けて)となった設定。
純朴なソ連の青年としての内面を抱えたまま、その純粋な正義感から世の中をより良くしようとするも、
人間達がスーパーマンに頼りきり、結果的に人々を支配する管理社会を築かざるをえなくなっていく様が描かれている。
そして最後にはアメリカ合衆国を率いて立ちはだかる、レックス・ルーサーとの最終決戦に臨み……。
さらに自分を裏切ったブレニアックによる地球滅亡の危機に対し、彼は遂にスーパーマンとしての決意を実行に移す。
一見してソ連をパロディしたような作品に思えるかもしれないが、真摯にスーパーマンを描いた傑作でもあるのでオススメである。
こちらではコスチューム自体はさほど変化していないが、黒い襟がつき、シンボルは黒字に赤で鎌と鎚となっている。

日本だと、北杜夫氏による太平洋戦争を舞台とした小説『大日本帝国スーパーマン』が発表されている。
クリプトン星の生き残りがもう一人いて、それが大日本帝國に落着していたら……という設定。

そして、過去のIfでは無く未来のIfを描いた作品も多数存在。
現在翻訳されていて入手可能なものは『バットマン・ダークナイト』に収録されている、
フランク・ミラー作の『ダークナイト・リターンズ』と『ダークナイト・ストライクス・アゲイン』
マーク・ウェイドと現代最高の絵師の1人であるアレックス・ロスが組んだ『キングダム・カム』
行き着くとこまで行き着いたスーパーマンヲタのアラン・ムーアが当時の編集長の首根っこを捕まえて、
他の誰かに譲ってみろ、命はないぞと脅迫して書く権利を手にして書いたスーパーマンの最終回
『スーパーマン:ザ・ラストエピソード』に収録されている『何がマン・オブ・トゥモローに起こったか?』の3作品。

『ダークナイト・リターンズ』と直接の続編である『ダークナイト・ストライクス・アゲイン』ではアメリカ合衆国の走狗として軍事利用され、
ソ連と戦い、アメリカとソ連の軍事的均衡を崩壊させて、結果としてソ連に最後の一線を超えさせ……。
そして、大統領命令でかつての盟友であるバットマンとの死闘に赴く事になる。

続編である『ストライクス・アゲイン』においてもアメリカに隷属、大統領命令で隕石を砕いたり人命を救助したりしている。
ちなみに、『ストライクス・アゲイン』におけるスーパーマンの扱いは本来の主役の添え物である事を考慮しても最悪に近い。
肉体的にも精神的にもズタズタに追い詰められ、かつての仲間達には(立場の違いもあるが)集団リンチを喰らい、
挙句、かつての友も愛する人も、思い出の地も全て失い、最終的には今まで守り続けてきた自分自身の信念さえ捨て去る
その上、ラスト、宇宙から地球を見つめて言い放つセリフは、ヒーローでは無く悪役のものとしか思えないものである。

『キングダム・カム』のスーパーマンは事実上の主役である。
ある事件を境に人間から背を背けて隠遁生活を送っていたのだが、かつての仲間の説得と、
暴走した新世代ヒーローがヴィランとの戦いで仕出かした、カンザス州まるごと核汚染という惨劇を切っ掛けとして現役復帰。
一度は解散したジャスティス・リーグを再結成、新世代ヒーローをしばき倒して教育しようとするのだが、
それに付随する戦いと強硬な措置によって、新世代ヒーローどころか人類とも溝が深まり、やがて……と言う話。
このように、あらすじだけ見ると強烈な鬱展開であるが、ラストは明るく救いに満ちている
キングダム・カムはその時期のアメコミ業界を汚染していた、過度の鬱展開と暴力展開に対するアンチテーゼ的な意味合いを持つ作品であるのだ。

『何がマン・オブ・トゥモローに起こったか?(原題:『"Whatever Happened to the Man of Tomorrow?"』)』は、
設定オールリセットで消え去ろうとする、過去設定の世界に幕を引こうという意図で作られた話。
当時のスーパーマンの世界にいる大物ヴィランとの対決、三角関係、出し所が無くて消えていたクリプト、
などの残った問題に二話でケリを付けて綺麗に終わらせた正に傑作である。

余談だが、様々なメディアにおいて『スーパーマン』の派生作品に関わった俳優やスタッフには、
何かと不運や不幸が降りかかるというジンクスがあり、通称「スーパーマンの呪い」と呼ばれている。
最も有名であろう実写映画四作の主役を演じてハマり役と評判になった(なりすぎた)が、その活躍の約10年後に落馬事故を起こし、
脊髄損傷で車椅子生活を余儀なくされたクリストファー・リーヴ氏がその代表格と言えるだろう。
尤も、10年後の出来事で呪いと言うにはこじつけではないかという意見も見られるが。
また、『ブラックアダム』でスーパーマン役へ復帰した直後に、
『DCEU』全体のリブートによって降板になったヘンリー・カヴィル氏も引き合いに出されているが、
カヴィル氏は現在も俳優として活動しているため、呪いと言うには程遠いだろう。
もっと余談だが、トリビアにウルトラマンワンダーマンという敵がいた」という鉄板ネタがある。

ちなみにそんなスーパーマン、出自が酷似したとは日米問わず比較される事が多々ある。


MUGENにおけるスーパーマン

アメコミヒーローの大御所だけあってかなりの数が存在する。

+ Hannibal氏 & KalElvis氏他製作
  • Hannibal氏 & KalElvis氏他製作
海外の製作者であるHannibal氏が製作したものと、同氏とKalElvis氏らを始めとする、多数の製作者達が共同で製作したものの2種類がある。
マグニートーのドット絵を元に『MVC』風のシステムで製作されており、普通の格闘ゲームと遜色ない動きを見せる。
どちらも白兵戦を中心とした堅実な立ち回りを得意としている。
AIは双方に搭載されているが、昨今のAIインフレにより少し弱く感じないでもない。
後者のみが海外サイト「ScruffyDragon Team」で代理公開されていたが、現在は閉鎖により入手不可。
なお、同所で末期に公開されていたバージョンにはAIが搭載されていなかった模様。

ここでは主に後者の性能を解説する。
まず注目すべきは強Pの通常投げ、これはアイスマンの様に相手を凍らせて追撃可能な上にダメージ自体もKFM相手に260と高いため、
ここからコンボに繋げるだけで敵のライフを半分ぐらい減らせる。
後述の「Amalgam Ultimate」等の大技に繋げれば八割以上減らす事も出来る上、1F投げなので非常に強力。
ゲージ技も八種類と充実しており、乱舞、バリア、飛び道具、(ほぼ)全画面攻撃等々種類も豊富で、
ケズリも大きいためガードさせるだけでも十分リターンが取れる等いたれり尽くせり。
クロスオーバーの再現なのか、キャプテンアメリカフュージョンして攻撃する「Amalgam Ultimate」なる技もある。
その反面、通常技の発生自体は少々遅めで、ガードさせて不利なものが多く判定も弱い。
代わりに歩行とダッシュが非常に早く一瞬で間合いを詰める事が可能、このスピードを生かした投げが非常に強い。
また、原作さながらの飛行モードも搭載されており、制限時間(約8秒程度)があるものの自在に空中を移動する事が可能な上、
飛行中はゲージが自動回復する。
更に特殊カラーとして7~9Pが「ビザロモード」となっており、ニュートラルや一部の超必殺技が変化する。
……ただしヒートビジョンや氷の息は据え置き。ビザロは設定上目から冷凍光線を放ったり口から火を吹いたりする筈なのだが…気にするな!
カラーパレットも豊富で、上述の『キングダム・カム』やEarth-2での姿はもちろん、中には別のヒーロー他社の良く似たあいつそっくりのカラーも。
この他にもストライカーとしてエラディケイターが駆け付けてくれたり、時間切れで負けると宿敵のハゲに笑われたりと、
原作をリスペクトした演出で楽しませてくれる。

5theone氏が改変&AI作成を行ったものが公開されていたが、公開先がよりによってeSnipsだったので現在はDL不可。
しっかりとエリアルを絡めたコンボを繋ぎ、画面端に追い詰めればスーパーブレスで凍らせてから超必を叩き込んでくる
中々の強さと魅せを両立した良AIであった。

2013年4月16日にはバルバトス氏がHannibal氏版を改変し、自らのAIを搭載させたキャラ「Superman-HERO」を公開した。
目からビームを放つ超必が凶悪な威力を誇り、めちゃくちゃ強い。DLは氏のOneDriveから。

+ Hannibal氏 & KalElvis氏他製作 Superman52
  • Hannibal氏 & KalElvis氏他製作 Superman52
上記の共同製作版を「NEW52」のスーパーマンへリニューアルしたもので、MUGEN1.0以降専用。
こちらは海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
ドット絵はマグニートの他にサイクロップスも元にしており、新たな必殺・超必殺技も追加されている。
性能面は通常投げの威力は下がったものの機動力が上がり、判定も強くなるなど、より強力なコンボキャラに生まれ変わった。
超必殺技の演出も、より派手でスーパーマンらしいものになっている。
前バージョンにもあったビザロモードも健在。でもヒートビジョンやブレスはそのまんまだった
だが、飛行モードや「Amalgam Ultimate」を始めとする一部の技が削除されている上、Readmeの内容がリニューアル前のままなので注意。
正確なコマンドはcmdを開いて確認されたし。
デフォルトAIはやや簡易だが、人操作で戦うには充分な強さのものが搭載されている。

+ バルバトス氏製作 Kal-el
  • バルバトス氏製作 Kal-el
上記リニューアル版をバルバトス氏が改変したもの。
こちらはファイル名が本名の「Kal-el」になっており、WinMUGENでも動作可能。
ビザロモードが削除されて飛行モードが復活、カラーパレットも大幅に削られている。
ド派手かつ強力な多数の新技の追加に加えて通常技も大幅に強化され、パンチ1つで盛大に相手を吹き飛ばせる。
更に攻撃時以外はアーマーを纏っており、一部の投げ技でしか怯まず、多段ヒット技も効かない。
その上ゲージが常時自動回復し、デフォルトLifeも1500と非常にタフ。まさしく「マン・オブ・スティール」である。
AIは非常に強力なものが搭載されており、スピーディーかつパワフルなコンボで相手を叩き潰す。
おまけに通常投げからの情け容赦ないハメも平然と行う鬼畜っぷりで、恐らく凶~狂クラスに相当する強さを有していると思われる。
対戦動画

+ Logansam氏製作
  • Logansam氏製作
MUGEN1.0以降専用。
こちらはユリアンが素体になっていると思しきスーパーマン。
システムはやはり『MVC』風であり、ヒートビジョンや氷の息といった定番の技を始め、高火力の3ゲージ乱舞超必「Superman Unbound」や、
どう見てもファイナルサイコクラッシャー馬乗りバルカンパンチな技を持つ。
中でも弱P版ヒートビジョンの性能が抜きん出ており、威力が200と高い上に、ヒット・ガードを問わずゲージを0.5本を回収するという鬼性能。
また、飛行モードも搭載されており、Hannibal氏らのものと違ってゲージは回復しないものの、制限時間が約15秒と非常に長い。
スーパーマンらしく高機動かつパワフルなキャラに仕上がってはいるのだが、スプライトに抜けがあるのかちょくちょく姿が消えてしまうのが難点か。

AIはデフォルトで搭載済み。
強さ自体はほどほどだが、AI操作時に限り「Superman Unbound」が1ゲージで使用可能になっているため侮れない。
……ゲージ技は何故かそれだけしか使って来ないしほぼぶっぱだけど。
ただし、ヒートビジョンの仕様上あっという間にゲージが溜まるため、油断していると体力をごっそり持って行かれる羽目になる。

+ Logansam氏製作 NEW52版
  • Logansam氏製作 NEW52版
Logansam氏による「NEW52」版のスーパーマン。上記のものと同じくMUGEN1.0以降専用。
外見の変化以外にも、ヒートビジョンの性能の見直しに新技の追加、超必殺技の変更といった差別化が図られている。
スプライト抜けもある程度は修正されている模様。
新たな技にはモン=エル(スーパーマンと良く似ているが「ダクサム星」という別の星からやって来たヒーロー)とタッグでヒートビジョンを放つという、
ファンならニヤリとさせられるものも。
だが調整ミスなのか、エリアル始動技の屈強Pが密着しているとスカる仕様になってしまい、エリアルを決めたい時に哀しみを背負う事に…。

AIはデフォルトで搭載済み。
簡易的なものである事に加え、上記の仕様と相まって強さはいまいち。

+ Jmaxximus氏 & ELECTR0氏(ELECTRO氏)製作 Ultimate Superman
  • Jmaxximus氏 & ELECTR0氏(ELECTRO氏)製作 Ultimate Superman
MUGEN1.0以降専用。
『レッドサン』版、「NEW52」版、クラシック版等、豊富なカラーパレットを持つ。
背景が切り替わり豪快に敵をぶっ飛ばす超必殺技「Kryptonian Crusher」を始めとして見栄えの良い技が多く、
まだα版ながら「Ultimate」の名に恥じぬ出来映えとなっている。
なお、『MVC』風のエリアルレイヴも可能だが、通常の『MVC』キャラと同じ感覚で追撃しようとすると、
2ヒットする始動技の1ヒット目で自分だけスーパージャンプしてしまう上、空中強攻撃ではダウンを奪えないという困った仕様になっているので注意。
強程度の強さを持つAIがデフォルトで搭載されている。
紹介動画(公開サイトへのリンク有り)

+ Angelus_Silverhead氏 & JARRO77氏製作 Superman Beyond
  • Angelus_Silverhead氏 & JARRO77氏製作 Superman Beyond
MUGEN1.0以降専用。
元ネタはマルチバースの1つ「Earth-12」において「ジャスティス・リーグ・ビヨンド」に所属しているスーパーマン。
使用する技はヒートビジョンや氷の息などお馴染みのものから、相手を宇宙空間に吹っ飛ばして巨岩で押し潰す超必殺技「Final Hyper」等、
他のスーパーマンと同じくパワフルなものが揃う。
ただし火力自体は控えめな上に強めのコンボ補正もかかるので、スーパーマンにしてはちょっと安く感じてしまうかもしれない。
また、コマンド表の類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。

だが、このキャラの特徴は何と言っても豊富なカラーパレット。
1Pカラーは上記gif画像の所謂「ブラックスーツ」を纏った姿だが、カラーによってはザ・サイボーグエラディケイターになる。
しかも単に姿が変わるだけでなく、一部の技の名称や演出まで変化するという拘りっぷり。
性能自体はほぼ同じだが、通常のスーパーマンとはまた違った感覚でプレイ出来る事だろう。
なお、デフォルトで登録されている12種類以外にも多数用意されているので、好みに応じて変更されたし。
AIは少々挙動が怪しいものの、対人レベルのものがデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から

+ JARRO77氏製作 Overdose Superman
  • JARRO77氏製作 Overdose Superman
MUGEN1.0以降専用。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」で代理公開されている他、下記の動画からもダウンロード可能。
ルーサーからもらったステロイド剤の過剰投与により、暴走してしまったというオリジナル設定で作られた二次創作キャラ。
スプライトはBatzzaro氏がモンクをベースに製作したものを、ボイスはハルク等のものが用いられており、
正に脳筋ヴィラン版スーパーマンと言った所。
岩を投げ付ける「meteo」やタックル、ミサイルを大量に降らせる超必殺技の「MissleHyper」等、遠近両方に対応できる技構成となっている。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。
AIは強ランク相当のものがデフォルトで搭載済み。
紹介動画(DLリンク有り)


これらの他に、前述したスティールスーパーボーイスーパーガール(カーラ・ゾー=エルとサー=エルの双方)にパワーガール
ゾッド将軍ザ・サイボーグといった関連キャラ達もMUGEN入りしている。
また、Superman Beyondのガワ替えキャラとして、マーベルヒーロー(もしくはヴィラン)のミミックや、
I am VengeancE氏によってイメージ・コミック『インビンシブル』のヒーロー「オムニマン」が作られている。


"Treat people right or expect a visit from me."

(人を不当に扱えば、私が飛んでくると思え)

出場大会

+ 一覧
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更新停止中
凍結

出演ストーリー



*1
ちなみにDCユニバースは『クライシス・オン・インフィニット・アース』の際に、破壊を免れた次元が合一したために単一次元の世界となったが、
後に『インフィニット・クライシス』で多次元世界が復活しており、その後の本編世界は「New Earth」となり(Earth-1も別に存在している)、
さらに2011年の『フラッシュポイント』での次元の改変による新設定でのリスタート(リランチ)「NEW52」が行われ、
多くのヒーローやヴィラン達の設定が改変された。
このNEW52後の現在の本編世界が「Prime-Earth」となっている。
……が、2016年のリニューアル企画「DCリバース」により、無かった事にされていたNew52以前の設定が復活しつつある。正直ややこしい

*2
実は初期設定だとスーパーマンには飛行能力はなく「大ジャンプで空中を移動している」という設定だった。
50年代にやっていたドラマ版で、
「弾よりも速く、力は機関車よりも強く、ビルディングなどはひとっとび!(訳によっては「高いビルでもひとっとび!」)」
(原文:Faster than a speeding bullet! More powerful than a locomotive! Able to leap tall buildings at a single bound!)
と言っていたOPの説明も、原文では空を飛んでいるのではなく「大ジャンプ(「leap」は跳躍だけで飛行の意味は無い)でビルを越えられる」という意味。

*3
スーパーボーイプライムは『インフィニット・クライシス』において、
地球のヒーローの集団や宇宙から集まったグリーンランタン隊を一人で殺しまくり、
スーパーマンとスーパーマン(Earth-2)二人がかりでも圧倒し、
おまけに異次元Earth-プライムから来たためその次元のクリプトナイトでないと効かない上に、
そのEarth-プライムは既に消滅しているために最早彼に効くクリプトナイトは存在していなかった。後、魔法にも強い。


最終更新:2024年04月14日 14:46