真宮寺さくら


「帝国華撃団、参上!」

セガが製作したドラマチックアドベンチャーゲーム『サクラ大戦』シリーズの登場人物。
主人公である大神一郎の部下であり、同作のメインヒロインの一人である。
担当声優は『ロックマンDASH』のコブンやPS版『ONE~輝く季節へ~』の七瀬留美等の声を務めている 横山智佐 女史。

帝都の少女劇団「帝国歌劇団」所属の舞台女優にして、降魔組織「帝国華撃団」花組の隊員。
元陸軍降魔部隊の大佐である真宮寺一馬の娘でもある。その父から受け継いだ「破邪の力」を持つ。
17歳にしてすでに北辰一刀流の免許皆伝を受けている居合いの達人でもあり、更なる鍛練も積んでいる。
愛刀は父親の形見でもある「霊剣荒鷹(れいけんあらたか)」。

性格は快活で明るく、正義感が強く素直な性格。
桃色の和服に赤い袴、赤いリボンと、大正時代の「ハイカラな大和撫子」のイメージに近い。
舞台劇や先述の剣道に関しては愛着を持ち、ひたむきに打ち込んでいる。
ただし恋愛に関してはかなり奥手で、適切な距離が分からず嫉妬の炎を燃やすことも。
同じ花組でトップスタアであった神崎すみれの引退後は娘役のトップスタアとなっている。

実は幼い頃の経験から雷に対して重度のトラウマを抱えており、
一度雷が鳴ろうものなら周囲が本気で心配する程の狼狽を見せる。
その錯乱ぶりは演じる横山氏の熱演もあり、必見。
また、『3』のメインヒロイン程ではないがおっちょこちょいな面も持っており、
『1』では舞台袖から出てきた瞬間に転倒、
それがきっかけで舞台のセットが崩壊し、上演中だった芝居を中止に追い込んでしまったことも。
嫌いなものはネズミ。
『1』に収録されている彼女のミニゲーム(強制縦スクロールの中で左右に移動し障害物を避けていく。全10面)では、
障害物としてネズミが登場、触れると即ゲームオーバーになってしまう。
余談だが横山氏は、旧ドラで耳があった頃の黄色いドラえもんの声を担当している。

ゲーム中に搭乗する光武(要するにロボット兵器)の性能は、オーソドックスな近距離型。
習得している剣術を駆使して戦うために接近戦寄りだが、
必殺攻撃「破邪剣征・桜花放神(はじゃけんせい・おうかほうしん)」で離れた敵にも攻撃可能。
この必殺攻撃、『1』では射程無制限というどこぞの伝説巨神のような性能を有していたが、
リメイク作の『熱き血潮に』では調整を受け、射程が短くなってしまった。
貫通性能も有しており、狭い通路での戦闘において真価を発揮する。
『2』以降も長射程・貫通性能持ちの必殺攻撃を使用する。
派生作品『君あるがため』では、諸事情で光武の運用が不可能となったため生身で戦闘を行うのだが、
ジャンルがローグライクゲームに変更された結果、ナンバリングタイトル以上に狭い通路での戦闘で重宝するようになった。

長年動きが無かった『サクラ大戦』シリーズであるが、2011年には女性向けメディアミックス展開『サクラ大戦奏組』が発表され、
2012年にはバンナム、セガ、カプコンのコラボ企画であるゲーム『PROJECT X ZONE』において、主人公の大神一郎とのペアユニットで、
『3』のヒロインであるエリカ、『5』のヒロインであるジェミニと共演。『5』の主人公の大河は出てないけど
明言されてはいないが、作中の人間関係を見る限りは『君あるがため』終了後の時系列を想定しているものと推察できる。
戦闘は『君あるがため』同様に生身で行う。

作中であやめ・かえで姉妹と声優(CV:折笠愛)が同じ沙夜にデレデレになった大神に嫉妬したり、
ジュリを華撃団入りさせようとする大神に戸惑ったり、ねねこに「本当にさくら一筋なのか?謎なのだー」と爆弾を投下され、
狼狽える大神に釘を刺したり(恐らく『1』の時の様に背中をつねっている模様)、
キャストが同じコブンとは華撃団の名乗り上げを一緒に行ったり、
イムカから「頼りない」と評された大神のフォロー(?)をしたり(ジャンルや隊長としてはクルトの大先輩なのだが)、
勝利後の掛け合いではフレンやうららと勝利のポーズを決めたり、
デビロットの大神の改造強化案に浮気やスケベ症を治すために脳改造を薦めたり……。
マップでのイベントでも、何名かの女性相手に大神が原作での好感度上昇音を響かせる度に大神に睨みを利かせている。
原作での合体攻撃「二人は…さくら色」も複数攻撃(『ナムカプ』でいうMA攻撃)として採用されている。ソレなんて精神攻撃?

続編の『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』にも続投。
大神が巴里へ出張し、自身も紐育へ調査に向かったため、ペア相手がジェミニに変更された。
基本的にボケ担当のジェミニに対しツッコミを行うのがお仕事。
今回はエリカと組んでいる大神に対しやきもきしており、窮地に陥っている大神を救いに巴里へ向かった際には、
エリカ相手に意外といい感じになっていた大神に対し血も凍るような声で名乗りを上げて場の空気を一変させた
しかもその直後にエリカが空気の読めない対応をしたため、戦闘中であるにも拘らず非常に気まずい状況に……。

また、本作では『2』のCMで共演したせがた三四郎と再会し、フルボイスでCM再現を行う
戦闘前の掛け合いでも二人だけの世界に行ってしまい、ジェミニに心配されてしまう程に仲が良い。
修羅場になるかと思いきや、大神曰く「(せがたさんは)たまに大帝国劇場に来て、自分も柔道の稽古をつけてもらっている」とのこと。*1
問題のシーン
掛け合い集
元ネタのCM(3:50~)

2014年放送のアニメ『Hi sCoool! セハガール』第2話にも登場した。

ちなみにシリーズの歴代メインヒロイン4人の名前のアルファベットを合わせると「SEGA」になる。

MUGENにおける真宮寺さくら

はるを氏と北海の乱れ熊氏による合作が存在していた。
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了によりサイトが消滅し、残念ながら現在は正規入手不可。
ポーズからして高嶺響を改造したものであると推測される。
実際、システムでも弾きを搭載しており、月華の剣士と同じスタイルになっている。

ゲージを使わない必殺技は「ダッシュ斬り」のみだが、その分基本技が充実している(なんと15種類)
上記で触れている神崎すみれや、『サクラ大戦3 ~巴里は燃えているか~』のメインヒロインであるエリカ・フォンティーヌといった、
ファンお馴染みのキャラクターをストライカーとして呼び出せる。
超必殺技も、原作で登場した必殺技が全て搭載されている。
ただし、「破邪剣征・桜花乱舞」と 「破邪剣征・桜花放神」のコマンドが同一であるため、
ゲージが溜まった状態だと自動的に消費の多い「桜花乱舞」が発動してしまうので注意。
また、特殊技である「アイリス回復」で回復しないというバグが存在する。

AIはりんちょ氏によるものが存在し、本体と同じ場所で公開されていたが、こちらも現在は正規入手不可。
対人戦を意識しているのかあまり強くなく、動画では一方的な試合になることが多い。
最終更新が2002年では致し方ない部分もあるが、本体製作者もサイト運営を放棄し、サイト自体も消滅してしまったため、
新たなAIを搭載して生まれ変わるのは残念ながら絶望的な状況にある。
ポニーテール杯シリーズでは自作AIが使われており、本来の性能の高さの片鱗が見られる。
プレイヤー操作


「勝利のポーズ……決めっ!」

出場大会

更新停止中
削除済み


*1
恐ろしいことに、その後の会話でせがたは全員と顔見知りであることが判明した(もしかしたら『2』不参加のこの人とも会っているのかもしれない)。
もしセガから引っ越したベヨネッタやコンパイルからセガに引っ越してきたぷよぷよ組、アーケード版のみセガの艦これ組がいたら、
違う意味で修羅場になっていたのだろうか


最終更新:2024年02月17日 21:47