セーラージュピター




「しびれるくらい後悔させるよ!」


 年齢:14~16歳
 身長:172.5~175cm
 誕生日:12月5日
 誕生石:トルコ石
 星座:射手座
 血液型:O型*1
 好きな色:ピンク
 好きな食べ物:チェリーパイ、ミートローフ
 苦手な食べ物:なし
 好きな教科:家庭科
 苦手な教科:物理
 趣味:バーゲン
 特技:料理
 嫌いなもの:飛行機(両親を亡くしたトラウマによる)
 将来の夢:お嫁さん、ケーキ屋さん、花屋さん

武内直子女史の少女漫画『美少女戦士セーラームーン』の登場人物。木星を守護星に持つ、雷と勇気のセーラー戦士。
担当声優は旧アニメ版では 篠原恵美 女史、リメイク版『美少女戦士セーラームーンCrystal』では 小清水亜美 女史。
後者は偶然にも髪型が似通ったキャラを演じている。
実写版では安座間美優女史が演じた。

本名は「木野 まこと」(きの-)。
「まこと」と言ってもこいつらに追い回されている男でも土佐弁の空手少女でもCCOでも、
悪戯レベルの復讐を繰り返してる子でも喧嘩百段のごっつい漢でもアイドルでもない。
ないのだが…身長も高くて喧嘩も強く、口調も男っぽいアネゴのようなもの
そして夕立の中麻布十番(シリーズの舞台)にやってくる原作初登場シーンのクールさもあって、一見すると怖い人に見える。
だが実際は心優しく、上記の趣味や夢で分かるように女の子女の子している。
…というか結構生活感にじみ出過ぎなんだがこの娘。

過去に失恋しており、その影響か非常に惚れっぽい性格である。
…のだが、惚れる理由はことごとく「先輩に似ている」という点だけだったりする。
どう見ても共通点が無さそうな男達なのだが、とにかく○○が似ているらしい。

無印アニメ31話でセーラーマーキュリーのスカートの中を覗いて赤面する」というシーンがあったため、
この二人のカップリングは同人方面での定番となっている。
なお、補足しておくと上記の画像で見えている白いものはパンツではなくレオタードの尻部分である
(無印27話でマーキュリーが敵の攻撃を受けてスカートが破れる場面があるのだが、この時腰の部分に分割線が無く胴体部と一続きなのが確認できる)。
ただし、一部の地域では放送コードに引っかかって上記のスカートが鉄壁だったり服が破れるシーンがカットされていた。

戦士としての能力は、強力なを使った技がメインになっている。
さらには格闘戦も得意であり、セーラーチームの中でも荒事担当である。
とにかく近距離・遠距離どちらでも非常に高い破壊力を誇る。

……とまあ、「気は優しくて力持ち」を地で行くキャラクターであるため、当時の子供達からの人気は今一つ低かったのは否めない。
「高い身長」「大人びた容姿」「パワー系キャラ」など、1990年代のアニメ的流行に背を向けたキャラクター性から、
当時の「大きいお友達(大友)」からの人気も奮わなかったのも否定できない。
また、短期連載『コードネームはセーラーV』時代の主人公であり、本作でもサブ主人公扱いされていたセーラーヴィーナス(アニメ版ではそれほどでもないが)、
当時の大友からの人気がぶっちぎりでトップだったセーラーマーキュリー、
フェティッシュなキャラデザインがマーキュリーとはまた別のファン層を掴んでいたセーラーマーズと異なり、
強くプッシュしてくれる層が居なかったのも災いしたのかもしれない。
戦闘においても「セーラームーンを活躍させなければならない」という演出上の要請から良くて牽制役、
最悪噛ませとしての役割が割り振られる事が多かったのもその傾向に拍車を掛けていたかもしれない。
事実、最終決戦で最初にリタイアする等、無印の頃から扱いが良いとは言えなかった。

その結果、子供向け商品ではちびうさとの、
同人業界ではセーラーマーキュリーとの抱き合わせカップリングが多数を占めるという結果に……。
もちろんどちらがメインかは言うまでもない。
……お前らそんなにロリがいいのか畜生ッ!(血涙)

……と、ここまで書くと全く人気が無かったかの様に思えてしまうが、実の所そこまで不人気という訳でもない。
言うなれば、上記にある「アニメ的流行から背を向けたキャラ性」というのを好む層がおり、
また、趣味や特技が家庭的なものなので、ここから母性本能を感じるというファンも居たりした。
……まあ結果はそれだけの「狭いゾーン」にハマる大友のみの支持、とも言えるのだが。
こういった「ボーイッシュなルックス+家庭的な性格」のキャラがより広範囲な支持を得るのは2000年代に入ってからである。虹野さんと言う例外は居たけど
キャラクター性が似ているキュアマーチも女児人気が一番低かったと言うが……やはりはダメなのか
(そもそもマーチは「緑は不人気」と渋る上層部に対して監督が拝み倒して出したのだとか。その結果がコレだよ!
 後年のキュアミルキーは人気だったが、青キュア兼任の青緑色だったし)。

+ 余談
『セーラームーン』は、当時としては珍しく神話からかなり元ネタを引っ張ってきており、
セーラージュピターも、木星の守護神「ジュピター」と「ゼウス」をモチーフにしている。
ゼウスはギリシア神話における天空神にして最高神であり、雷をコントロールしている事から雷神として崇められる事もある。
また、極度の浮気性でも有名であり、神、人問わず多くの女性と子供を成した。この人なんかも彼の息子だし。
なので、惚れっぽい性格もゼウスの要素とか言われたりしている
ちなみに、マーキュリーもゼウスの息子のメルクリウスが由来である。
まぁゼウスは雌であればでも抱いたぐらいなので……。

また、大柄で怪力設定な事、植物由来の技が多い事、風もある程度操れる事などは、
ゼウスの設定よりも木星の特徴の方を反映しているものと思われる。


MUGENにおけるセーラージュピター

+ サクラカ氏製作
  • サクラカ氏製作
アーケードの横スクロールアクションのドットを使用し、SFC用格ゲーの技を搭載したもの。
投げ技が多く、攻撃力が非常に高いため接近戦でアグレッシブに戦っていける。
超必殺技「シュープリームサンダー」はダメージもさる事ながら、ヒットすると防御力が半分になってしまうため、
追撃を入れられると恐ろしい事になってしまう。
なお、氏の他のセーラー戦士同様、超必殺技発動時の5種のカットインアニメは全てアーケードのものである。

+ AkagiK氏製作
  • AkagiK氏製作
上記サクラカ氏製ジュピターの改変版。
こちらは各種技の性能変更だけでなく、チェーンコンボやガードキャンセル等の追加システム搭載、
カットインのスキップ機能付加など大幅に手を加えられている。
AIは搭載されていないが、HEESEY氏による外部AIが公開されている。
HEESEY氏AI

+ システム・技紹介
特性
操作は弱・強、パンチ・キックの4ボタンが基本。空中では弱パンチが弱攻撃、弱キックが中攻撃、強パンチと強キックが強攻撃に割り振られる。
地上・空中いずれも弱→中→強、同じ強度のパンチ→キックの流れで通常技同士のキャンセルが可能。ただしダッシュ攻撃は除外。
戦闘中はパワーゲージが常時増加する。代わりに、ダッシュ攻撃以外の通常技の空振りではパワーが増加しない。
挑発
デフォルメキャラに変身する。出掛かりに無敵時間あり。
変身後の動作はランダムで、左右移動程度の操作が可能な場合もある。
変身中はゲージ回復速度が上昇するのでゲージ溜めとしても使えるが、必殺技か超必殺技を使用しなければキャンセルできない。
EXディフェンス
攻撃を受ける直前にガード入力する事で発動する、所謂直前ガード
ノックバックが大きくなり一定の硬直時間もあるが、投げを除くガード不可攻撃も防げる。
また、削りダメージを無効化し、動作中は完全無敵になる。
ノックバックは相手の攻撃に依存するが、限界値が設定されたため異常な速度でかっ飛んで行くような事は無くなった。
避け
素早く後ろに飛び退く、バックステップに似た動作。出掛かりに打撃・飛び道具無敵があり、途中から必殺技か超必殺技でキャンセル可能。
ガード硬直やEXディフェンスを無制限にキャンセルして出せるため、固め脱出などにも使える。
手軽コンボ
立ち弱パンチかダッシュ弱攻撃からのみ派生できる、通常技によるコンビネーション。分岐などは一切無く、キャンセルも効かない。
通常投げ
相手を捕まえた後、追加入力で打撃と投げ飛ばしと回り込みに派生する。
打撃は3回以上入力すると、ランダムで〆の打撃になる。〆の打撃は威力が低いので、打撃入力2回から投げ飛ばしに繋ぐのが安定。
回り込みは画面端だとコマンド投げが一応確定するが、安定させるのは難しい。
シュープリーム・サンダー・ドラゴン
雷の竜の頭で攻撃する飛び道具
スパークリング・ワイド・プレッシャー
雷の弾を発生させる飛び道具。雷の弾は、ジュピター本体が攻撃をヒットさせられると消滅する。
攻撃判定は追加入力するまで発生しない。弱は上空まで判定が発生し、強は複数回判定が発生する。
追加入力はいつでも可能なので、相手にプレッシャーを掛けていける。
ジュピター・ココナッツ・サイクロン
雷の弾を発生させる空中専用の飛び道具。攻撃判定は地面に接触して雷の柱に変化するまで発生しない。多段ヒットするので追撃可能。
ジュピター・オーク・エボリューション
回転して複数の葉を発射する飛び道具。回転中は本体に飛び道具相殺判定があり、葉は他の飛び道具に相殺されないため射撃戦で有効。
ライトニング・スピン
雷を伴い、しゃがみ強キックのモーションで連続して蹴り付ける。弱は3ヒット、強は5ヒットする。弱は発生が早いので連続技に組み込める。
相手にヒットまたはガードさせれば避けでキャンセル可能。
ジャイアント・スイング
出掛かり無敵のコマンド投げ。弱・強の違いは無い。ガード硬直やEXディフェンスをキャンセルして出す事も可能。
ただしガード硬直中に出す場合は1ゲージの消費が必要。
ジャイアント・ストライク
出掛かり無敵の対空投げ。投げ技なので、ブロッキング等で無効化されないのが嬉しい。
投げ追撃
ジャイアント・スイング、または通常投げから派生する追い討ち攻撃。発生が遅いので、画面端以外では使いにくい。
ライトニング・ストライク
体力30%以下限定、0.5ゲージ消費。出掛かりにガードポイントの付いた突進攻撃。打点は高いが、移動速度が速く移動距離も長い。
ちなみに、体力30%以下では小ポートレイトの顔が変化したままになる。
フラワー・ハリケーン
1ゲージ消費。自分の周囲に竜巻を作り出す。発生はやや遅いが出掛かりに無敵時間があり、連続技補正を受けない。
ジュピター・キック
2ゲージ消費。暗転中に空中へ飛び上がり、前方斜め下方向に飛び蹴りを放つ。
無敵時間は暗転中のみだが、発生が早く空中ガード不可で連続技補正も受けない強力な技。
ロード・ローラー
3ゲージ消費。どこかで見たようなロード・ローラーを持ち上げ、投げ付ける。これも決まれば大ダメージが入る。
シュープリーム・サンダー
4ゲージ消費。前方に大きな雷の弾を発射する飛び道具。追撃可能。出掛かりには投げ判定もあるので、近距離ではコマンド投げとして機能する。
シュークリーム・サンデー
ジュピター・カウンター・クラッシュ
5ゲージ消費。コマンド入力で構えを取り、攻撃を受けると「ナメんじゃないよ」のカットインアニメが入る。
そのまま相手を掴んで画面端まで突進し叩き付けた後にガード不可の乱舞技に移行する。
重いボディブロー2発からアッパーで打ち上げ、落ちてきて倒れた相手を掴んで画面中央まで引きずっていき、
ココナッツクラッシュを食らわせてからジャイアントスイングで豪快にフィニッシュ!と非常に長い演出である。
たとえ乱舞中に相手の体力が尽きても中断する事はなく、必ずジャイアントスイングで〆となる。6割ものダメージを叩き出すので一発逆転が狙える。

+ Poshpsylocke氏製作
  • Poshpsylocke氏製作
Poshpsylocke氏によるコンプゲーム『Sailor Moon X』のもの。
『Sailor Moon X』の例に漏れず、必殺技の威力がかなり高い。
…が、現在は氏のウェブサイトからMUGENのコンテンツが無くなっており入手不可。


上記の他にも、Kamekaze氏によるMUGEN1.0以降専用のジュピターが存在する。
過去にはKamek氏によるSFC版仕様のものも存在していたが、既に公開サイトが消滅しているようだ。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示


*1
こういったフィクションキャラの「血液型」は通常プロフィールや設定資料集にあるだけの飾りである事が多いが、
彼女は珍しくアニメ本編(R第3話「白いバラは誰に?月影の騎士登場」)で知人が負傷してO型の血液が必要と言われた際に、
「私O型です」と答えている場面がある。


最終更新:2023年09月21日 13:55
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