フランドール・スカーレット


「一緒に遊んでくれるのかしら?」

上海アリス幻樂団により製作されている同人弾幕STG『東方Project』の登場キャラクター。
初出は『東方紅魔郷』のEXTRAステージボスとしての登場。

「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を持つ狂気の吸血鬼。二つ名は「悪魔の妹」「恐ろしい波動」など。
姉であるレミリア・スカーレットが住む紅魔館、その地下に幽閉されており、背中に7色に光る歪な造形の翼を持つ。
ファンからの愛称はフラン、フランちゃん、妹様など。アンタ妹に頭が上がらないのか…?でも妹紅と書くと別人になってしまうので注意。
専用BGMである「U.N.オーエンは彼女なのか?」は東方界隈、ニコニコはおろか海外でも根強い人気があり、それに伴って彼女も高い人気を持つ。

+ 詳細な原作設定
少々気が触れており、地下から出してもらえない。
「普段はあまり怒ったりしないのですが、常におかしいので他人には良く分かりません」との事。

むしろ、本人も出ようとしない(495年間一度も外に出ていない)が、『紅魔郷』以降はある程度自由に屋敷内を歩けるようになった模様。
レミリアと同じく吸血鬼だが人間をお菓子やケーキなどに調理された形でしか見た事が無く、直接血を吸った事も無い。
調理してるのは(一応)人間のメイド長だが、『紅魔郷』のセリフを見る限り人間と思われていなかった可能性がある
(霊夢もレミリアに言われるまで咲夜が人間だと気付かなかった)。

全ての物質には最も緊張している「目」の部分があり、それを手の中へ移動させ
握り潰す事で対象を破壊する「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を持つ。
+ 関係ありそうな能力
らんま1/2』(高橋留美子)の「爆砕点穴」もしくは『魁!!男塾』の「纒ガイ針点」。
万物に存在する「爆砕のツボ」を突く事で粉砕する。前者は人体には無効。

単純な破壊能力で言えば姉のレミリアをも上回り、この能力で紅魔館に落ちてきた巨大隕石を爆発させた事がある
(この隕石には呪文が書かれていて、人為的に落とされたとレミリアは言っている。誰かと戦っているのかと天狗は尋ねたが、フラン曰く「さあねぇ」)。

上記のように幽閉されていたため人間を襲う際の加減の仕方を知らず、血を吸うどころかうっかり血の一滴も残さず吹き飛ばしてしまう。
ちなみにこの妹様、『紅魔郷』の時点ではレミリアの事を「お姉様」と呼んでレミリアを馬鹿にした霊夢に怒る姿を見せたりしたが、
その後の『文花帳』における天狗のインタビューでは「あいつ」呼ばわりして完全に舐め切っている。
気が触れている(情緒不安定とも)割に、ゲーム中では案外会話や態度はまともで、
霧雨魔理沙とは童謡マザー・グースの一節「The Queen of Hearts」について英語でハイレベルの論争をする程である。
一方、『文花帖』では話の内容が微妙に噛み合わず、会話が成立していなかったりする。

前述の設定に加え、その辺も出番が無い一因かもしれない。『紅魔郷』『文花帖』といくつかの書籍作品を除いて出番無し。
……そもそも幻想郷の人物は大半が非常識or気が触れて(ry
『風神録』でまさかの1面中ボスと思われたが別にそんな事は無かった
勿論、格闘ゲームの『萃夢想』『緋想天』、非公式だがアクションゲームの『魔理沙ランド』や『MegaMari』にも不参加。
一時期、隠しキャラ説が浮上したり、「門番の代わりにパッチ化されるのでは?」と噂されたが、別にそんな事は無かった。
『非想天則』ではチルノが参戦、美鈴も正式なメンバーとして復活した事で紅魔勢の比率が上がり、期待する声もあったが参戦には至らず。
しかし、そんな彼女も2021年に『東方剛欲異聞』のプレイアブルキャラクターとして復活を果たしている。

「She died by the bullet and then there were none.」
(一人が弾幕を避けきれず そして誰もいなくなった)
魔理沙「大人しく本当の歌どおりにしとけよ。」
魔理沙「She got married and then there were none…」

原作の掛け合いに出てくるこの歌はマザー・グースの「Ten Little Nigger Boys」。
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に出てくる歌といえば分かる人も多いのでは。
読めば分かるが、専用BGMや一部スペルカードの元ネタになっている作品である。
また、下記の495年の波紋の冒頭にある「QED」とはラテン語で「Quod Erat Demonstrandum(これが示されるべき事であった)」を意味し、
アクトレイザー』のコミカライズを担当した加藤元浩氏の『Q.E.D. 証明終了』等といった、
推理モノにおける解決編の決まり文句にも使われている。

+ フランの元ネタというか由来
“流血の伯爵夫人”こと「バートリ・エルジェーベト」が由来(もしくはレ・ファニュの小説に登場する女吸血鬼「カーミラ」)。

  • 魔法少女
少女時代からかどうかは不明だが、錬金術や黒魔術に傾倒していた。
  • 少々気が触れている
エルジェーベトは若い女性を殺しては、その生き血を浴びる快楽殺人者だったという。
彼女は幼少から感情の起伏が激しく、エキセントリックな性格を有していた。
彼女以外にも、バートリ家には精神的に病んだ人物が多かったと言われる。
また、環状エーテルの「フラン(化合物)」は発火しやすく、反応が暴走すると爆発の恐れがある。
  • 表に出してももらえない
エルジェーベトは大量殺人の罪により自らの居城の一室に監禁され、そのまま獄死した。
  • 吸血鬼にして魔法少女
吸血鬼が魔法の使い手であるのは、吸血鬼ものでは珍しくない設定。
魔法少女が「魔法の使い手」の意味だとすれば、元ネタは『吸血鬼ドラキュラ』のドラキュラ伯爵
原作でのドラキュラ伯爵はどちらかというと「吸血をする魔法使い」として描かれている。

死後に吸血鬼として復活するとされるものに、魔女(魔法使い)、人狼人間と吸血鬼の混血児などがある。
フランが元は魔女であり、死後に吸血鬼として復活したとすれば「吸血鬼にして魔法少女」であると言える。

一方、姉のレミリアは魔法少女と呼ばれないのは、魔女を経ずに吸血鬼になったから?
それとも「マジカル咲夜ちゃんスター」などと呼ばれる人がいるから…(ぎゅっとしてドーン!

+ こんなコラ画像も存在していました

+ 二次創作での扱い
二次創作では純真無垢な女の子か、狂気に支配され力を無差別に振るう悪魔かのどちらか両極端な描かれ方。
どちらもあまり原作とは似ていない…
稀に館の主である姉を上回る強さを備えている事から、「より優れた」状態になっている事も。

いくら消滅させてもすぐ復活するからと屋敷の妖精メイドを出会い頭に消し炭にしていたり、
丈夫が取り得の門番サンドバッグ代わりに遊んだり、又は逆に可愛がられていたり、
メイド長に姉ともども萌えられていたり、客人魔女にその幼さ故にからかわれたり、
司書と一緒に雑用をしてみたり、たった一人の肉親である姉からの愛情に飢えていたり等…。
ハートフルな紅魔館もバイオレンスな紅魔館も作り上げてしまう、恐ろしい娘である。
絡みとしては姉(肉親)と門番(先述の紅魔館居残り組)が多いようだ。
特に門番との絡みは通称「めーふら」と呼ばれ、美鈴×咲夜の通称「めいさく」派と二大派閥を築いていたりいなかったり。
またExクリア後に交わされた会話から、魔理沙との関係を描くマリフラも根強い(もっとも、魔理沙が結婚相手候補として挙げたのは霊夢だが)。
他にも『地霊殿』で同じEXで狂気の妹の古明地こいしとの「こいフラ」、
同じく『星蓮船』のEXの封獣ぬえを加えての「EX三人娘」、
更にEX繋がりで、『永夜抄』のどんなに壊しても復活する藤原妹紅を玩具にしようと付け狙う「フラモコ」など。

戦闘力?そんなもの姉以下なのは当たり前だからつるぺt(禁忌「レーヴァテイン」と思いきや、
姉より長身だったり胸を大きく描かれる作品も多く、中にはレミリアだけが幼児体型な二次創作もある。

また、上記のレーヴァテインだが、尻尾と間違われて描かれる事があり、それを武器だと知ってる人には「これ絶対に入ってるよね」状態になる。

     ち        い
    ン  ゃ     い  よ
  ラ     ん  わ     ウ
フ        か        フ
                    フ

東方以外の作品では、翼が似ている事から『星のカービィ スーパーデラックス』からのキャラ、マルクとの絡みが多い。
翼がシャンデリア状な事、見た目は可愛いが本性や本質が狂気的である点、
マルクの口癖が「~なのサ!」でフランの有名な台詞の語尾も「~のさ!」である事、そしてプレイヤーへの強烈な印象などの共通点がある。

前述の通り公式作品でのまともな出番は『文花帖』以降長らく無かったのだが、そんなのお構い無しに二次創作では大人気。
ざっと10年以上もチョイ役しかないにも拘らず人気投票の順位で一桁を叩き出すのは妹様と風見幽香ぐらいである。
この2人、MUGENでも手描きキャラのバリエーションがやたら多い。キャラ愛は強し。

そして、2022年には遂に人気投票人妖部門で1位になるまでに至った。
上記の地盤の強さと、『東方剛欲異聞』においてプレイアブルキャラとして抜擢された事による、若年層からの圧倒的な支持の賜物と言えよう。

+ 専用BGMに関して
彼女の専用BGMのアレンジ「最終鬼畜妹フランドール・S」は、多くのMADが作られるなどしており、
東方アレンジとビートまりおを代表する曲として人気である。
MADのタイトルは「U.N.オーエンは彼女なのか?最終鬼畜妹フランドール・S」をもじった形式である事が多いが、
このうち前半分は原曲のタイトルであり、後ろ半分はアレンジ曲のタイトルである。誤解無きよう。

音楽ゲームにも波及しており、東方アレンジ曲をいち早く収録したタイトーのアーケードゲーム『ミュージックガンガン!』においても、
アレンジバージョンで収録される事となった。
同じくアーケードゲームであるKONAMIの「SOUND VOLTEX」では上記の「最終鬼畜妹フランドール・S」他、
同人初出と東方紅魔郷リミックス楽曲コンテストの募集曲を含めると、
2014年5月16日時点で「U.N.オーエンは彼女なのか?」単体のアレンジだけで8曲
複数曲混合のものも合わせれば11曲ものアレンジが収録されている。これはゲーム内の収録曲中で最多の数。


「あなたが、コンティニュー出来ないのさ!」


MUGENにおけるフランドール・スカーレット

MUGENでキャラクターが作られる以前はストーリーで会話のみの出演だったり、戦闘シーンもレミリアの色違いだったりと不遇であったが、
MUGEN入りしてからは姉をさしおいて主役のストーリーが作られるなどして出番を増やし続けた。
クロガネ氏のフラン、寅牛氏の複数のフラン、プレート氏のジョブチェンジフランなど手描きのバリエーションも豊富。

+ クロガネ氏製作 緋想天風
  • クロガネ氏製作 緋想天風
現在は公開サイトが消滅してしまったが、hamer氏によって代理公開されている。
氏制作の永江衣玖と同じデッキ制や飛翔など『東方緋想天』のシステムを実装。
レミリアに似てスピードを活かした戦い方を得意とする。特に霊力消費が多いが非常に速く旋回性能も高い飛翔が大きな特徴。
判定に優れ攻撃力もそこそこ高いが、補正がきつく一度に大ダメージを与えるのは困難。
スペカは人操作でぶっぱなしても性能が良いためそこそこ使っていける。
中には霊夢の「夢想転生」のような打撃を当て続ける事で発動するスペカ「そして誰もいなくなるか?」もある。
超火力で即死級のダメージを与えられるがロマン技の類でありAIは一切使わない。
他のコスト5スペカは性能が高いが、こちらもAIの使用頻度は極少ない。

難易度が選択出来るストーリーモードも搭載。
難易度が高くなるごどに、原作再現レベルの狂気の弾幕がを味わう事が出来る。
当然並みの格ゲーキャラでは突破は難しく、特に最終スペル弾幕はクロガネ氏の東方キャラでも一、二を争う密度を誇る。
妹様に「きゅっとして、ドーン」されたい人は一度挑戦してみるといいだろう。
3:25~

シェイ氏、KOS-MOS氏によるボイスパッチが存在しているが、KOS-MOS氏のものは現在入手不可能である。
シェイ氏によるものは弓塚さつきのボイスとなっている。

+ 寅午氏製作 剣フラン、炎フラン
  • 寅午氏製作 剣フラン、炎フラン
Nachel氏によるレミリアを改変したもの。レミリアっぽい立ち絵の「剣フラン」と独自のポーズをとる「炎フラン」。
クロガネ氏のものと比べて目つきが鋭いのが特徴。どちらもデフォルトでAIが搭載されており、性能は高め。
2種共に、KOS-MOS氏のサイトにて代理公開されている。
  • 剣フラン
緋想天風であるのクロガネ氏のものとは大きく異なり、デッキが無く超必がゲージ消費のみになっており、
使う技の名前もポーカーに由来するものがほとんどで、原作の要素はフォーオブアカインドぐらいしかない。
氏曰く「オリジナリティを出したいということでこうなりました」との事。
近接、射撃攻撃共に剣(恐らくレーヴァテイン)を使って戦うが、初期状態では特に射撃が貧弱。
しかし1ゲージ技の「Raise」によるレート強化で、射撃や突進技の「Straight」などの技性能を強化出来る。外見上は剣が大きくなる。
分身を呼び出す「One Pair」、時間差で剣を撃ちだす「Three of a Kind」などの設置技を備えており、接近戦が得意。
画面下にトランプのようなFゲージがあり、「Flush」をカウンターで当てると増加する。
そして4つ溜めると一撃必殺技「Five of a Kind」が使用可能に。
性能については「地味にヤバイ性能モードとそれ程やばくない有情モード」の2つがある。
  • 炎フラン
上図の通り立ち絵が大きく変わり、戦い方も剣を使ったものから格闘主体に変化している。
FゲージはCボタンを使った特殊攻撃を使うためのゲージに。
必殺技は少々変則的な軌道の飛び道具「カタディオブトリック」、投げ技「カゴメカゴメ」、飛び道具反射「クランベリートラップ」など多彩で、
一般的な格ゲーに近い。
超必殺技は強力なものが多く、中でも独自に行動し長時間相手を攻撃する1ゲージ技「フォーオブアカインド」が凶悪。
ちなみに、以前は7P以降でルガールモードになったが、後述する「フランドール=バーンシュタイン」として独立した。

+ 寅干氏製作 フランドール=バーンシュタイン、フラン94
  • 寅干氏製作 フランドール=バーンシュタイン、フラン94
簡単に言うと炎フラン+ルガール。基本技、特殊攻撃は炎フランと同一だが、必殺技や超必殺技はルガールのものになっている。
各年代のルガール・オメガルガールはもちろん、ゴッドルガールの技や白羅滅精などが搭載されているという、ルガール2ndをも上回る超ハイブリッド仕様。
フラン要素の影が非常に薄いのは気にしてはいけない。
ジェノサイドカッター」は少々特殊な性能で、運送などのドクロのエフェクトが出る技を当てると下のドクロマークが溜まっていき、
あればあるほどカッターの威力と無敵時間が強化される。
最大まで溜めれば'94カッターをも上回る威力に終わりまで完全無敵の厨技の完成である。そこまで技当てられたらだいたい勝負決まってるけどね
更には自爆までも搭載。元ネタの人は試合中には使わないのだが。
なお、自爆は当たっても引き分け、外れれば負けだが、自爆した次のラウンド以降ボスモードとなり性能が強化される(7P以降は最初からボスモード)。
ポトレやカットインがゴツかったり、声もルガールだったり、「デッドエンドスクリーマー」の〆でマッスルポーズをするので苦手な方は注意
(声はOFFに設定可能)。
ABAB氏の「東方音巣対」シリーズを意識して作られたものらしく、イグニス・スカーレットとの間には特殊イントロも搭載。
ただし裏ボス設定なのか、その強さは元シリーズのキャラでは相手にならないほど。
5段階調整可能な優秀なAIもデフォルト搭載されており、LV4-5ならノーマルモードで台パンクラスの強さとなり、ボスモードなら狂中位に足を踏み入れる。
LV5は上記のドクロ溜め特化であり、動画に出すなら動きが多彩なLV4の方が向いているかもしれない。
参考動画

この他に、綿野郎氏によって声をアルクェイド・ブリュンスタッドのものへ変更するボイスパッチが公開されている。

+ 大会ネタバレ
東方狂大祭には7Pカラーで出場。
異常な無敵時間と各種ロック技を用いた途中で妨害されないコンボ、そして髑髏を溜めてからの超火力を武器に勝ち進む。
決勝戦で相対したとま氏製の霧雨魔理沙に対して今大会最初で最後のカイザーフェニックスでラウンドを奪うも、瞬弾殺でKOされた。

テスラ氏主催の男女杯では、特大合コン再び!! パラ×ハル杯裏 新生男性軍VS新生女性軍からボス枠として参加(途中から94版も参加している)。
最初はドクロ溜めを活かした動きで男性側(本家含む)を圧倒するが、まさかの本家2nd版の介入により狩られてしまう。

続く史上最大級 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍では、ほぼ同格のオロチを狩る事に成功するが、
今度は格上のバルバトスによって狩られてしまう。
と言っても自爆によるドクロMAXの恩恵で返り討ちに出来るチャンスはあったのだが…。

真・最終章 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍2ではボス同士による戦いこそなかったが、
特に苦戦する事無くようやく勝ち抜けを達成(ついでに最後に94版が選ばれる)。

そして絶・最終章 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍3ではと言うと、まさかのバルバトスとの再戦。
しかも今回のバルバトスは1R目から本気状態(1R取られた状態)だったため、ドクロ溜める余裕も無く圧倒されてしまった。
社長同士は惹かれ合う(6:19~)
ドクロMAX状態による狂戦士との接戦に注目(12:40~)
(一般枠が相手なら)勝利など容易い!(15:57~)
狂戦士との再戦(15:03~)


この他に、デチューン版の「フラン94」も公開されている。
その名の通り『KOF'94』のルガールを意識しているらしく、多数の技がオミットされ、超必殺技が存在しないなど大幅に弱体化している
(MAX発動があるのでゲージの意味はある)。
AIがデフォルトで搭載されており、ノーマルモードで凶下位、ボスモードで凶上位程度と(元に比べれば)常識的な強さなので、
凶以下の大会に出場させたり、東方音巣対シリーズと対等な立場で共演させる場合はこちらをお勧めする。

余談だがこの2キャラは緊急回避に隙が無く、デフォルトAIは守りに回ると連発する傾向があるため、小技を連打するキャラと当たると千日手になる事がある。
改変は自由なので、大会に出す際はAIに少々手を加える事を考えてもいいだろう。

+ プレート氏製作 ジョブチェンジフラン
  • プレート氏製作 ジョブチェンジフラン
氏お馴染みのジョブチェンジ版。氏製作のシリーズにおける裏ボスにあたる。
「1Pカラー対戦において、補正無しで「スタイリッシュ」「アドベントタッグ」「ジョブチェンジ紫&天子」を一人で倒せる実力」
「最後の良心(=神キャラ相手にはあっさり負ける)以外は自重してない」「倒すなら浮かせてボコるしかない」などの説明通り、完全な狂キャラ。
そのため大会などに使用する際は、くれぐれも適切なランクで戦わせるべし。
高性能な移動技と投げ技を主軸に広範囲攻撃なども持つが、その全てが高威力であり、AIの基本コンボですら並キャラなら8割、紙キャラなら10割に達する。
さらには敗北時、ただでさえ強いのに「相手のライフが500以上」ならば覚醒する
覚醒後は、
  • 攻撃力増加
  • 攻撃時10F無敵
  • ライフ自動回復
  • ドラゴンブレス(高威力・広範囲・当身不可・中段の超必)中無敵
といった効果を得る。
なお、「組手モード」というジョブチェンジ紫レベルにまで弱体化する設定が可能である。

+ パピット氏製作 MFフラン
  • パピット氏製作 MFフラン
プレート氏によるものを『モンスターファーム』のドラゴン風に改変したもの。
分かりやすい変更点は、必殺技以上の使用には専用ゲージ「フランちゃんポイント」(FP)が必要である事。
これは『モンスターファーム』のガッツゲージのような速度で自動回復し、設定で速度を変更する事が出来る。
また6Pカラー以降ではライフ60以下でFPが50固定になる。

AIも搭載されてはいるが、これは元のAIに技の条件を付けたもののため、考え無しにぶっぱして息切れしやすい。
強さはFP回復LV1覚醒無しでゴッドルガールとそこそこ(やや不利)との事。

+ みかえる氏製作 Armaros
  • みかえる氏製作 Armaros
寅午氏によるものを改変した神キャラ。出だしのゆっくりレミリアからゆっくりフランになった様子。
カラー分けはあまりしておらず、11Pと12Pはかなり凶悪。
11Pは問題児。氏曰くフランに対する愛が大きいからだとか。
12Pでは専用BGM(ACfaの「Remember」。旧BGMにも設定可能)が流れ、ライフバーのテンションがえらい事になり、準論外化。
現在はZIRU氏のブログで代理公開されているが、動画使用は禁止。

+ みかえる氏製作 Bloody Flandre
  • みかえる氏製作 Bloody Flandre
現在は公開停止。上記のArmarosを改変したもの。
血をイメージしたエフェクトとホラーなSEが特徴。性能としては攻撃中とくらい中無敵があるなど防御が固め。
製作者はランセレサバイバル以外神キャラ相手と戦わせる事を嫌っているので、大会で出す際は必ず注意する事。

+ みかえる氏製作 Holy Flandle
  • みかえる氏製作 Holy Flandle
現在は公開停止。上記と同じくArmarosを改変したもの。
同氏によるBloody Flandleとは対照的に青く綺麗なイメージで、性能も即死技があったりと攻撃的。
しかし、AIが気紛れなためやられる時は格下相手でもあっさり負ける。
こちらも神キャラと戦わせるのは禁止されているので、大会で出す際は注意する事。

+ ZLC32氏製作 STGフラン
  • ZLC32氏製作 STGフラン
その名の通りSTG仕様のキャラで、ドットは『魔理沙と6つのキノコ』のものが使用されている。
「カタディオブトリック」や「スターボウブレイク」、「フォーオブアカインド」などの原作再現風に密度の濃い弾幕を、
スペルカード宣言もなくガンガン仕掛けてくる。しかもLIFEが49500もあるので、触れた程度でピチュる事は無い。
補正のかからないコンボを一気に叩き込めるキャラなら撃墜出来るかもしれないが、並のキャラは接近すらままならず封殺だろう。

+ macbeth氏製作 Lilium Scarlet
  • macbeth氏製作 Lilium Scarlet
現在は公開停止。
性能としては狂~神に位置する。
一定条件で永続ターゲットバグを使用する。遠距離での戦法を得意とするが、喰らい抜け使用しそれ以降は常時アーマーだったり、
相手の体力が減ると自身が回復するなどやや防御寄りに作られている。
AIがデフォルトで搭載されている。

+ サクラ@さん氏製作 ラミア・スカーレット
  • サクラ@さん氏製作 ラミア・スカーレット
寅午氏によるものを改変したもの。ファイル名は「A_Flandre」。
過去の一時期とエイプリルフールに公開されており、現在のものはそこからリメイクされたもの。
格闘がモチーフらしく、そのため行動がアクロバティックとの事。
ちなみに「ラミア(lamia)」とはラテン語で「吸血鬼」という意味。
AIがデフォルトで搭載されている。

+ 工場長2621氏製作 エングレーザ・スカーレット
  • 工場長2621氏製作 「エングレーザ・スカーレット」
霧雨マリオや百裂ケンシロウの製作者である氏によるもの。
ちなみに、「Engleza」はルーマニア語で「英語」の意味。
Nachel氏レミリアをベースにした改変ドットだが、自身の周囲に表示された英単語で攻撃するという異色なシステムが特徴。
"Fire"は燃焼やられ、"Run"は勝手に走らせる、"Armor"でアーマー殺しなど種類も豊富で、それに伴い特殊やられの数も多い。
"Laugh"は笑い声が聞こえるだけ、"Quake"は画面が揺れるだけなど、演出のみの英単語も。
"Dead End"と"HOME RUN"は即死技であり、特に出現する制限も無いため試合が唐突に終わる事も。
そして鏡文字は読めない点を考慮してか、英単語の攻撃が左を向いている間は無効になるという拘りによる弱点も。
この他、通常技を当てると後方にワープするという特性を備えている。

AI戦では1P側にいれば常時攻撃判定のある文字の暴力が強いが、2P側で封殺されてしまう展開も起こり得る。
カラーによって異なるが、狂ランクの性能はある。

+ olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)製作 フラーザ
  • olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)製作 フラーザ
フリーザとフランを組み合わせたまったく新しい改変キャラ。
キャラ案は製作者が9年前(公開当時)に考えたらしく、その名の通りフリーザの技を使う。
AIもデフォルトで搭載されており、ランクは狂下位~狂最上位との事。

+ 交差氏製作 フランマ・ランペイジ
  • 交差氏製作 フランマ・ランペイジ
交差氏による改変キャラ。
『東方非想天則』の非公式プログラム「MOD:SOKU2」のフランのドットを使用しており、立ち姿がレミリアに似ているのが特徴。
モチーフは八神庵および暴走庵となっている。
そのため技もほぼ庵のものであり、一つ一つの速度がとんでもなく速い。
氏のキャラ特有のペネトレイトや覚醒ゲージといった共通システムも完備。
AIはデフォルトで搭載されており、ランクは狂下位?~狂最上位との事。
参考動画

また、更新により悪町龍千氏製作のボイスパッチがスイッチ式で搭載された。
男性Verと女性Verがあり、前者は元ネタの暴走庵そのもの。後者は小清水亜美女史……と言うよりほぼ右代宮楼座である。
どちらもやかましいという点では同じだが
ちなみに設定方面でも悪町龍千氏が協力しており、一晩で考えてくれたとの事。

+ 設定
格闘スタイル:ヒーローの戦い方(と自分では思っている)
       引っ掻きと噛みつきの怪物スタイル(本当はこっち)
出身地:不明
誕生日:9月21日(国際平和デーと同じ、15歳)
身長:145cm
体重:不明
血液型:A型
趣味:散歩
得意スポーツ:運動は苦手なので無い
好きな食べ物:何の変哲もないパン
大切なもの:ヒーローとしての力、幼少時代の自分の心
嫌いなもの:悪、神(自分をこのような目に合わせたから、神の気が強くなるとより情緒が不安定になるそうだ)
尊敬する人:ブレイブソルジャー
嫌いな人:やたらブレイブソルジャーの近くにいる水色の髪色をした人(氷天子)

小さい頃から自分の化け物のような力を抑えることを意識していたため臆病で怖がりな性格となり、友達もできずにいた。
両親もすぐに亡くしたため孤児となっている。
ある時路頭に迷っていた所を、暴漢に襲われるも、その時は駆けつけたブレイブソルジャーによって助けられた。
これにフランマはいたく感動した。そして気持ちに変化があり、自分の力を使ってヒーローになることを決めた。

ヒーローとして力を振るい、ヒーローとしてみんなのために戦い、
ヒーローとして、ヒーローとして、ヒーローとして。
戦い続けた。己なりの力の使い方を見つけたとして。フランマはとても心地よかった。
そうして今も。ヒーローとして戦っていた。

そんなある日、ヒーローのフランマにブレイブソルジャーが目の前に現れる。
フランマはお礼を言おうとブレソルに近付く。

「怪物!これ以上の狼藉は許さん!!」

ブレソルがフランマを見て、そう言った。辺りを見渡してもそのような怪物はいない。
ブレソルはフランマをずっと見ている。
フランマは困惑したが、
すぐに分かった。返り血で汚れた体、手、牙。
なんのことは無かった。悪を倒すという名目で自分の力を解放する悦び。愉悦。
フランマ・ランペイジはヒーローなどではなかった。
ヒーローとしての心を持たぬ、ただの力を持ちすぎた『化け物』であった。
気付いてしまったフランマはブレソルと対峙せず逃げ帰る。
ブレソルは悔しさのあまり、地面に拳を叩き付けた。
「…僕は…また…守れなかった…」

それ以降夜道にて、すすり泣く声が聞こえたり、月のない夜空に7つの色の光が見えたりするようになった。
それが聞こえたり見えたりしたらすぐに引き返すように。
それは、ヒーローになれなかった怪物が送る、あの世へのレクイエムであり、導く光なのだから。


この他にThe strongest belmont氏(rock氏)による、東方二次創作ゲーム『紅魔城伝説』のドットを用いたものが某所で公開中。

フランちゃんまとめ

出場大会

+ 一覧
+ フランドール・スカーレット
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
+ フランドール=バーンシュタイン
【フランドール=バーンシュタイン】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
+ ジョブチェンジフラン
【ジョブチェンジフラン】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
+ Armaros
【Armaros】
更新停止中
凍結
削除済み
+ ラミア・スカーレット
【ラミア・スカーレット】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結

出演ストーリー

+ 一覧
3年J組ドラゴン先生
Drえーりん診療所
GO!GO!リンガ王国
MUGEN LIFE
MUGEN STORIES INFINITY
MUGEN街の夜雀亭 2nd
Reverse Night
SOS団と3人の姫君
S&S ~ようこそ、古明地探偵事務所~
stories(紅魔館当主)
Timekeepers
Transfer Avengers
萃まれ!萃香温泉
ウサギの大冒険
影気ままなストーリー(主人公、未だ非戦闘)
仮面ライダー778
仮面ライダーMIOMEGA
がんばレイセン!
がんばレイセン!R2
がんばレイセン!G3
吸血鬼姉妹とmugen学園(主役、精神・肉体年齢共に小中学生)
紅魔ん家
香霖堂夜想曲
コードネスツ 反逆のクリザリッド
混沌と狂気の乱舞
サイキョー流珍道中(楽屋裏にて登場)
崎さんと霊夢の便利屋爆走記
ザキレイネ
ザ・ジャンボォ!(でんせつと!から登場)
志貴と無限市物語
ディオ・ブランドーは落ち着けない(多重人格者)
でんせつと!(主人公)
とある吸血鬼の東方見聞録
豆腐屋 早苗さん
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おすすめコンボ(クロガネ氏作のフランの場合)

レシピ 備考
近AAA→ホールドB→Bブランディアクロウ 基本コンボ。相手の頭身によっては繋がらない可能性もあるが、魔法陣確定ダウン。若干威力が落ちるが、BクロウはBカグツチでも代用可。
近AA→B→BヒノカグツチorBブランディアクロウorBデスレーベル 基本コンボ。B→2Cの繋ぎもやや難しいながら可能だが、実はこのレシピの方が威力が高い。
近AA→Bデスレーベルorレーヴァテインor495年の波紋 これも補正の関係で、このようなシンプルなレシピの方がダメージが大きい。
ブランディアクロウ→レーヴァテインor495年の波紋 必殺技からスペカに繋ぐと通常技から繋いだ時より補正が若干弱く、手堅いダメージを与えられる。
デーモンロードレイ(カウンターヒット)→ディレイ→レーヴァテインor495年の波紋 カウンターヒット時の相手の回転中に補正を切り、範囲の広い攻撃を当てる。
(画面端限定)ダッシュJA(初段のみ)→近AA→2C→ダッシュJA(初段のみ)→近A→2C→(少し歩いて)近A→2C→ダッシュJA(初段のみ)→近A→2C→Cヒノカグツチ→昇りJ8A→JA(初段のみ)→近A JAや近A、J8A等のタイミングが非常にシビアだが、「そして誰もいなくなるか?」をノーゲージ1コンボで発動出来る。相手の高さによっては少し歩いての部分をダッシュJAに変えたり、近Aを2Aに変えたりする必要がある。


最終更新:2023年10月29日 00:15