バスケ

「安西先生……バスケがしたいです……」


言わずと知れた『北斗の拳』の永久コンボ。別名「魚住」(『スラムダンク』の登場人物から)。
このコンボがバスケットボールを弾ませるように見えたことが命名の由来。
(なお別名の魚住は、この現象が最初に発見されたラオウが魚住に似ていたから)

北斗の拳では、ダウンの床バウンド後に攻撃を受けずに再度床に到達することで完全ダウン(無敵)となる。
空中である程度ヒット数(だいたい27ぐらい。魔法の数字とも言われる)を稼ぐと、後述の仕組みによりバウンドが高く(滞空時間が長く)なり、小技での追撃が間に合うようになる。
この状態から更にヒット数を稼ぎ続け(75ヒット前後が目安)、立ち状態の目線ほどの高さで攻撃を当てるようにすると異常なバウンドをする。
これを拾うように高い位置(空中通常技など)で攻撃を当て続ければ、バスケの完成である。
しかし普通にコンボをしただけでは75ヒットもさせるのは難しいので、「百烈」「ドリブル」などのテクニックを利用してヒット数を稼ぐのが基本。
北斗キャラ全員(MUGENなら アミバも含む )がこの現象によって即死コンボを組める*1そういうゲームだからこれ!!

+  異常なバウンドの仕組み

難易度としては*2
といった感じである。同じランクでも左に行くほど難易度が易しくなる。

「容易」のキャラは実行のためのコンボレシピと始動条件の達成が比較的容易である。
当然実戦に投入可能であり、トキ以外のキャラは主火力として積極的に狙っていくことが多い。
反面トキは相手キャラによってコンボ難易度がまちまちで、バスケを使わなくても割合普通に殺せるため、
条件が揃っていればバスケを狙ってみる、という程度で「容易」ランクにしてはあまり狙われない。

「普通」のキャラは「容易」のキャラより条件がやや厳しい。
ラオウはゲージ回収もかねて即死コンの〆に使うことが多い。
ノーゲージ始動可能でキャラ限がないのは素敵だが、
それまでにはあの目押しを何度もクリアする必要があるので、必然的に難易度はかなり高くなる。
ケンシロウとサウザーは、ゲージを割くなら他の勝ち筋があるので、キャラ限も手伝って実戦でお目にかかるのは稀である。
が、何か刺されば即死コンに持っていかれる対ラオウ戦においては、
バスケを使えると逆転負けの可能性を下げる事が出来る上にラオウの図体がでかくてバスケ難易度も若干マシになるため、
ケンシロウやサウザーでも積極的に狙っていくことがある。

「難しい」のキャラに至ってはもはや実戦で決めること自体が不可能に近い。
コンボ自体の難易度や対応キャラ、始動時点でのゲージ残量や位置などの条件が非常に厳しい。
CPU相手はおろか、トレーニングモードで決めることすら骨が折れるだろう。
それゆえ、たとえ始動に十分な条件が揃っていてもバスケを狙うことは意識せず、
ゲージをいかに効率的に立ち回りで使っていくかという話となる。
一部の例外(主に魔法戦士)を除いて、魅せコンボの一種としてコンボムービーでお目にかかる程度である。

ちなみに北斗はキャラ毎によって微妙にバスケ時の浮きや判定の変わるタイミングなどが違っており、
相手キャラによってはバスケの難易度に大きく影響する。
特にシンとハート様は他のキャラに比べて跳ねが高かったりやられ判定が縦に広いため、
限定のバスケルートがあるなどバスケを決められやすく(俗に 「サザンクロス補正」 と呼ばれる)、
ケンシロウとレイは跳ね方は普通だが判定が横に広いためやはり決めやすい。
逆にジャギなどは何故か跳ねが微妙に低くやられ判定も横に短いためバスケを決められにくく、
トキは跳ねこそ普通だが柔のボディゆえにジャギが哀しみを背負う。

  • 百烈
空中コンボで25ヒットほど稼いだあと、移動ブーストを使って延々とダウン追い討ちをし続けてヒット数を稼ぐ方法。
(小足連打→離れたら移動ブーストで接近)×nなどが主な方法。
最もポピュラーな方法だが、ダウン追い討ちでブーストを大量に使うためコンボ始動時のゲージ条件が限定されることも多く、
ブーストゲージをある程度温存して戦える一部キャラ以外ではなかなか難しい。
また浮かすまでに大量のヒット数が必要なため、相手の体力が少ない時だとゲージ回収ができないままKOしてしまう。
・・・が、「移動ブーストが必要」という大前提を、 自動的に横にスライドするバグ によって覆してしまうコンボが開発されたキャラがいる。
よりにもよってバスケの大得意なレイだったが。 自重しろ。

スライドバグの解説&画面中央からの百烈(14:40あたりから)

画面端始動のスライドバグ百烈

百烈が出来るようになるヒット数は百烈に使う技の連打速度に依存していて、
連打速度が速いサウザーやマミヤなどは空中24Hitから可能、逆に小足の連打速度が遅いレイやケンシロウなどは27Hitほど必要になる。

  • 移動ブースト
「攻撃>ずらし押しE」と入力することで、技を出しつつブーストを使える。
このテクニックを使うと、本来大量に消費するブーストゲージを20%ほどの消費で抑えることが可能。
追い打ちで膨大なヒット数を稼がなくてはならない百烈において必須のテクニック。
成功していればブースト1本で2回ブーストできる。一見それっぽい動きをしても、ブースト消費が多ければ失敗。

  • ドリブル
空中コンボで35ヒット前後までヒット数を稼いだあとに相手を高いところから落とすと、
少ないヒット数でも相手がある程度の高さまで跳ねてくれる。
この状態からダッシュ2A刻みなどでダウン追い討ちをし続けてヒット数を稼ぐ方法。
少ないブースト消費でバスケ状態へ移行可能なことが多いため、百烈よりも低コストから即死が狙えるのが利点。
また追い打ちで移動ブーストを使わずに済むため、人によっては百烈よりも遥かに安定しやすい。
(その分ドリブルは長く細かい刻みをしなければならないので「百烈の方が気が楽だ」という人もいる)
百烈だとブーストを回収できるようになるまで80Hitほど要るが、ドリブルなら50Hitあたりからゲージ回収が可能なのも利点。
以前はバスケと言ったら百烈であり、ゲージ条件の関係で一部キャラ以外ではなかなかお目にかかれなかったが、
ドリブルの発見により様々なキャラでより少ないゲージ量からでもバスケが出来るようになった。
が、ジャギ様だけはどう頑張っても百裂よりドリブルの方がゲージ使用量が高かったりする。

  • トラベリング
空中or地上ヒットのみで55ヒット以上稼いだ後、うつ伏せダウンした相手にダウン追い討ちで殴り続けると、相手が浮いたまま攻撃が当たり続ける状態になる。
この状態でヒット数を稼ぐ方法。
理論上は複数のキャラが使用可能なのだが、まともに実戦に投入できるのはラオウだけである。

ラオウの場合、85ヒットから立ちAに移行が可能。115ヒット程で勝手にこぼれてバスケ状態となる。
マミヤは相手がバウンド中でもうつ伏せダウンさせる事ができる打撃投げを持っているので、通常のバスケ中から移行できたりする。
ブーストを消費する必要があるため、やる意味は殆どないが。

ラオウのトラベリング(1:48~)

マミヤのトラベリング

ケンシロウのトラベリング

+  バスケのしやすさに関して重要なポイント

他にも北斗には大量のバグが存在し、「 時はまさに世紀末 」状態。

ちなみに「闘劇'08」のレギュレーションでは「ザ・ワールド」や「バグ昇竜」など筐体がフリーズする可能性のあるバグ以外は解禁、という準世紀末仕様。
まったく、世も末である。


MUGEN動画で(ジョインジョイン同様)ヒット数の高いコンボを「バスケ」と言われることがあるが、
バスケとはあくまでも「床バウンド後に天高く跳ね上がるコンボ」を言うのであり、MUGEN内でやっているコンボは殆どが「壁コン」なので注意。
「バスケ始まったw」「こんなのバスケじゃねーよ」というやりとりが毎度のように起こるが、お互いに熱くなり過ぎないように。
ただ、当然ながら『北斗』の対戦動画では本来の意味で使うこと。
※10月19日時点でバスケに似て非なるものが確認されている。
 地面に叩きつけて跳ね上がるのは同じだが、どう見てもダブルドリブルだと言わざるを得ない

本来の意味で戦闘中にバスケをしているのはとかとかとかである。

MUGENでこのバグを再現したキャラは以下の通り
  • 練り茶氏のトキ(平成㌢氏AI) ※ただしバスケに移行せずドリブルで終わる疑似バスケ
  • 平成㌢氏のシン ※AIはやってくれないので人操作でのみ可能
  • rei氏のレイ
  • アフロン氏のサウザー(モヒカン氏AI)
  • ドロウィン氏のケンシロウ(モヒカン氏AI)
  • ドロウィン氏のトキ(モヒカン氏AI)
  • Ts氏のジャギ・トキ
  • Ataru氏のラオウ
  • SAIKEI氏のケンシロウ
また、北斗風アレンジとしてバスケを可能としたキャラも存在する。

+  元ゲー動画
+  MUGEN動画
+  最近ほかのゲームでもバスケが見つかった


*1
ハート様には「タイフーンループ」「ダンクレシーブ永久」「掴み投げ永久」といった十割・永久コンボも存在する(永久2つは一部キャラ限定)。
しかもガードキャンセル技から繋げられる物もあるという世紀末っぷり。
「掴み投げ永久」に至っては 星7個すべて を一気に奪うという有り得ないコンボ。
ハート様の一撃必殺奥義がコンボに組み込めなくて本当によかった。
ちなみに中野TRFの某ハート様使いによれば、「ハート様でバスケが可能なヒット数を稼ぐことはできるが、その前にKOしてしまう」らしい。

ハート様のバスケ(2:47~)

見ればわかる通り、バスケが出来るだけのヒット数を稼ぐ地点で相手の体力を8割以上削っている。

*2
アミバ(ナギなしトキ)でもバスケは可能だが相手によって大きく難易度が変わる。
特に百烈はシン、ハート様限定(これはナギありでも変わらないが)、ドリブルも食らい判定の大きいキャラにほぼ限定される。

那戯無闘鬼のバスケ(主に3:45~)


あまりにも食らいすぎてリアルファイトに発展しそうな時は大声でこう叫ぼう、きっとスッキリする。

「ンギモヂィィィィィィ!!ア゛ーギモヂィィィィィ!!ビクンビクン!!!」

バスケを食らい、食らわすことが世紀末高校バスケ部修羅の国への入門条件である。