ブローノ・ブチャラティ






「後悔はない… こんな世界とはいえ
 オレは『自分の信じられる道』を歩いていたい!」

  • 年齢:20歳
  • 生年月日:1980年9月27日
  • 血液型:A
  • 身長:178cm(原作漫画版)、185cm(TVアニメ版)
  • 好きな音楽:マイルス・デイビス「アガルタ」、「ビッチェズ・ブリュー」
  • 好きな映画:「イル・ポスティーノ」
  • 好きな食べ物:カラスミソースのスパゲティ、ポルチーニ茸・ホタテ貝のオーブン焼き
  • 嫌いな食べ物:マメ類、リンゴ
  • 性格:ブチャラティの基本的な性格は父親から受け継いだ「やさしさ」である。
               父親の一途な家族愛が、彼の性格の基本を作った。
               ギャングの世界に入っても人はブチャラティの性格を慕い、頼ってくる。
               しかし運命においては、その「やさしさ」が彼の弱点となった。

+ 担当声優
櫻井孝宏
『黄金の旋風』
杉山紀彰
『オールスターバトル』『アイズオブヘブン』
中村悠一
2018年アニメ版以降

中村氏は『ASB』『EoH』でナルシソ・アナスイを演じた。
なお余談ながらアニメ版でそのアナスイ役に起用されたのは『ASB』『EoH』でジョルノを演じていた浪川大輔氏であり、
妙な縁の巡り合わせを感じさせる結果になっている。

+ ボイス比較
櫻井氏
杉山氏(『ASB』)
中村氏(TVアニメ)
中村氏(『ASBR』)
中村氏(『ラストサバイバー』)

荒木飛呂彦氏の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物。第5部『黄金の風』にて登場したイタリアンギャング。
ファンからの愛称はブチャ、幹部など。
名前はイタリアの菓子「ブッチェッラート」から来ている。
イタリアが舞台である『黄金の風』の登場人物には、彼以外にもイタリア語で食べ物の名を冠したキャラが多い。


 主人公ジョルノ・ジョバァーナが所属することになるギャング集団「パッショーネ」のチームリーダーの一人で、
 ミスタアバッキオらの上司でもある。人の皮膚や汗の状態で相手の嘘を見抜くという黒歴史特技がある。
 沈着冷静であり、頭脳明晰。温厚で責任感の強さもあってか町の人々からの人望も厚い。
 初登場時はジョルノに対して組織が送り込んだ刺客として出逢ったが、彼の夢に賛同しチームに引き入れた。
 彼自身はジョースターの家系でなく主人公ではないのだが、その戦闘回数は非常に多くほぼ主人公に近い活躍を見せる。
 その為かジョルノの戦闘回数はジョジョの主人公としては最下位だったりする。
 戦闘以外でも非常に出番が多く、第5部エピローグ「眠れる奴隷」は彼の運命を題材にした話であり、
 実質的に最後を飾っている。

7歳の時に両親が離婚して以来、漁師である父親と2人で暮らす、優しく頭のいい少年だった。
しかし彼が12歳の時、父親がチンピラの麻薬取引の現場を目撃してしまい、瀕死の重傷を負わされ、
さらに入院先の病院でも狙われる。ブチャラティは父親を守るため、チンピラを返り討ちにして殺害。
自身と父親の安全を保証してくれる力を求め、ギャング組織「パッショーネ」の一員となった。
結局父親はその5年後になくなってしまい、このことから麻薬を強く憎んでいる。
この時は自分と父親を保護してくれた組織を正義と信じたが、その組織が麻薬に手を染めていると知り、
本人曰く精神がゆっくり死んでいくだけという程の強い矛盾を抱える。

彼の上司である幹部「ポルポ」の死亡により幹部に空きが出たため、ポルポの遺産を組織に献上することで、
「パッショーネ」の幹部となり、同時にボスの娘・トリッシュの護衛任務を与えられる。

「『任務は遂行する』『部下も守る』
    「両方」やらなくっちゃあならないってのが幹部のつらいところだな」


「覚悟はいいか? オレはできてる」

プロシュート戦で放ったこのセリフは、『KOF』のウィップが対ラスボス戦の特殊イントロでパロディしている他、
BASARA』の片倉小十郎も同様の台詞を言っている。『BASARA』は本当に『ジョジョ』のパロディを乱用したり出演した声優を起用するから困る
MUGENではクラウドウザクボイスパッチが必須)が声優ネタとして使っている。

+ 原作ネタバレ
『吐き気をもよおす邪悪とはッ
        なにも知らぬ無知なるものを利用する事だ…!
            自分の利益のためだけに利用する事だ…。
                父親が何も知らぬ娘を!!てめーだけの都合でッ!』

組織の裏切者である暗殺チームの猛攻をしのぎながらも任務を達成する直前に、
ボスの真意が自分の情報を隠し通すために、手がかりになるかもしれないトリッシュを自らの手で殺害することだったということを知る。
麻薬に手を染めていた組織への不信感に加え、ボスのトリッシュに対する身勝手な仕打ちに激怒。
彼女を守るべく組織を裏切る決意をし、ボスと対決するが、
ボスのスタンド「キング・クリムゾン」の時間消去能力の前に敗れ、致命傷を負ってしまう。
しかし、駆け付けたジョルノのスタンド能力と彼の執念が原因不明の奇跡を呼び、
「肉体そのものは死亡したが、魂だけで肉体を動かしている」状態になる。

その後もボスを倒すために引き続きチームのリーダーとして活躍を続け、
次第に肉体が朽ち果ててゆく中でもボスの行方を追い、そして最終決戦の最中、ジョルノに全てを託し天へ昇った。


          そうなるべきだったところに…
                                        戻るだけなんだ
                                                  元に戻るだけ……
                                                                      ただ元に…

+ スタンド『スティッキィ・フィンガーズ』

「その手をふりおろすより早く!!てめーの全身に『ジッパー』をぶち込む」

破壊力 - A スピード - A 射程距離 - E(2m)
持続力 - D 精密動作性 - C 成長性 - D
殴った物体にジッパーを取り付け、物体を切断・接着したり、開いたジッパーの中に空間を作ることが出来る能力を持つ。
非常にシンプルな丸刈り能力だが、その分応用範囲が広く、
この能力を利用して壁に穴を開けて通り抜けたり、地面に潜って移動することが出来る。
他にも他人の体にジッパーを取り付け、開いたジッパーの空間内に自分や物を隠したり、
自分の腕をジッパーで紐状にどんどん開くことによって、パンチの飛距離を伸ばすことも可能である。
基本的にジッパーで切開されたものは破壊されず生物の場合も特に出血等もなくジッパーを閉じて能力を解除すれば元に戻るが、
普通に切断してしまうことも出来るため、破壊力・殺傷力は非常に高い。
またジッパーを使わずとも優れたパワーとスピードがあり、強烈な「アリアリラッシュ」も可能。

+ アニメ版スティッキィ・フィンガーズと能力まとめ

余談だがこの「アリアリ」のラッシュ、ジョジョのラッシュゼリフの中でも抜群の難易度を誇るセリフとして有名。
そのため担当声優の演技力を測る面で比較されることもあるのだが、どのメディアでも非常にカッコよく仕上がっている。
特に『ASB』での担当である杉山氏が、その時点ですら高速の「アリアリ」連打を見事に発声していたにも拘らず、
続編の『EOH』で更にラッシュ台詞のスピードを上げるという無茶苦茶な芸当をやってのけたのは語り種である。声優って凄い。

名前の元ネタはローリング・ストーンズのアルバム「スティッキー・フィンガーズ」から。
このアルバムはジャケットに本物のジッパーがつけられており、それを開くとブリーフが印刷されたカードボードが出てくる。
更に余談だが、第5部の最終エピソードでブチャラティを狙ったスタンドも「ローリング・ストーン(ズ)」という名前だった。

なお、実在のバンドや楽曲、歌手などを元にしたキャラやスタンドは海外版で著作権などに配慮して名前が変更されている事があるが、
スティッキィ・フィンガーズもその例に漏れず「ジッパーマン」に変更されている。シンプルにダサい。

余談だが…いや余談でもないが、ブチャラティの特技である「人の皮膚や汗の状態で相手の嘘を見抜く」というのは、
相手の汗を舐めて味わうことで最も的中率が高くなるという、露伴先生もビックリの技能である。
しかし、本編でこの特技が使用されたのはジョルノが最初で最後だった。
+ この味は…!

「………ウソをついている 『味』 だぜ……
                    ジョルノ・ジョバァーナ!」

このシーンだけ見るとただの変態(髪型もおかっぱだし) だが、
話が進むにつれてどんどん格好よくなっていったため、今や主人公のジョルノを差し置いて、
第5部の登場人物の中で一番と言っても過言ではないほどの人気を誇っている。
カプコンの3Dアクションゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』のディスクにも(ジョルノではなく)ブチャラティが描かれている。

しかし、トリッシュとの会話ではデリカシーが無いというか、やっぱりちょっとズレた一面を見せている。

余談だが、アニメでの当該シーンの直後に放映されたスマートフォンアプリ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』のCMでもネタにされており、
ジョルノの手にスマホを握らせて「この味は!………早く遊びたいという味だぜ……」などとのたまっている。

+ 『太臓もて王サーガ』では
太臓もて王サーガ』にてゲスト出演しており、太臓への罰ゲームとして鼻から食べさせられる。

「さ 王子。罰ゲームです。鼻からブチャラティを食べて下さい」
「食べ物ですらないじゃん!」

このやり取りの元ネタは『ドラえもん のび太の恐竜』でのび太鼻からスパゲティを食べるというもの。
…「ティ」しか合ってないけど。


ニコニコにおけるブローノ・ブチャラティ

5部ゲーである『黄金の風』プレイ動画や、ジョジョ系のMADなどで見ることが出来る。

また、チートバグ動画『―パッショーネ24時―』でエンディングのBGMが流れながら髪の毛のテクスチャが肌色になる現象「シンプルな丸刈り」や
(ジョルノ命名、元の台詞は「シンプルなマルガリータ」)、
エキプロ系の動画でショートヘアの女性キャラ(特に黒髪)がエディットされるとブチャラティにしか見えなくなるのも有名。

仕事に対する姿勢と部下思いな一面から、ニコニコ静画ではアイドル事務所のプロデューサーや、
鎮守府の提督になった彼と、原作の「船は「2隻」あったッ!」という台詞と共に分裂する艦娘達の姿が描かれる。
また、部下や一般人に慕われ、ボスも裏切る直前まで信頼していたことから、
「幹部」という中間管理職の立場でありながら、苦労人としていじられることがない珍しいキャラでもある。
また、嘘を見抜く(汗を舐める)シーンも、同じ特技を持つキャラクターでパロディが描かれている。


MUGENにおけるブローノ・ブチャラティ

yoroko氏によるブチャラティと、その改変版が公開されている。

+ yoroko氏製作
  • yoroko氏製作
手描き改変ドットのブチャラティ。
現在の完成度は80%程度とのことだが、スタンドモード、タンデムアタックが実装されており、問題なく使用出来る。
ボイスは『黄金の旋風』の櫻井氏のものを使用している。

性能は、原作通り接近戦がメイン。
腕をジッパーで伸ばして攻撃する「ズームパンチ」はリーチが長く、ヒットした後で相手を引き付けることが可能。
他にも伸ばした腕をジッパーで隠して相手の背後から出現させ攻撃する技「あえてだ!」や、
ジッパーを使ったワープ技「ジッパーワープ」等、トリッキーな技が搭載されており、原作の打ち上げアリアリラッシュも再現されている。
また、ジャン=ピエール・ポルナレフ等の一部のキャラには特殊イントロが発生、アリアリラッシュでKOすると
勝利台詞が「アリーヴェデルチ(さよならだ)!」に変更される等、原作のブチャラティらしさが上手く再現されている。

AIはデフォルトで搭載済み。
ズームパンチやジッパーワープで距離を詰め、アリアリラッシュやタンデムで畳み掛けるなど、中々いい動きを見せてくれる。
外部AIはジョルノのAIを製作した森ノ中氏のものや、ニコロダにて公開されているベンジャミン氏のものが存在する。
また、2013年10月3日には、あまりもの氏による改変パッチも公開された。
スタンド画像の描き替えや性能調整が施されており、デフォAIにも手が加えられている。

+ Mr.Giang氏製作
  • Mr.Giang氏製作
あまりもの氏パッチ入りの上記ブチャラティを改変したもの。2019年7月5日公開。
現在は氏のMUGEN活動引退に伴い公開先のファイルは削除されているが、
氏の許可を得た有志の手によってMediaFireに転載されており、ギルドなどからジャンプが可能。
MUGEN1.1専用だが、1.0に対応したバージョンも別途存在。
氏の他のジョジョキャラと同じく擬音エフェクトの追加やアニメ版のボイスが用いられている他、
UnoShe氏の「Uno Tag System」にも対応している。
なお、このブチャラティにはReadmeの類が付属していない。詳しい操作方法は下記動画のページ内で確認されたし。
紹介動画


これ以前にも別の作者によるブチャラティが公開されていたが、現在はサイトの消失により入手不可。
恐らくMUGENでは、ブチャラティ本人を知らなくとも声と決め台詞だけなら知っている、という人も多いはず。


「アリアリアリアリアリアリアリアリアリ…
                    アリーヴェデルチ(さよならだ)!」

出場大会

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最終更新:2024年04月02日 00:57