フリーザ

「ぜったいにゆるさんぞ虫ケラども!!

 じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!」


鳥山明の漫画『ドラゴンボール』及び関連アニメシリーズに登場した名悪役。
悪役の中でもトップクラスの知名度と人気を誇る。
アニメ・ゲームでは 中尾隆聖 氏が演じており、中の人ネタでバイキンマンやポロリーザと呼ばれることも。

多くの部下を従えて環境の良い星を見つけては生命体を絶滅させて他の異星人に売り飛ばしていた宇宙人であり、宇宙最強の存在として恐れられていた。
3回分の変身能力を持ち、形態に応じて戦闘力だけでなく姿も口調も声色も変化する。(上記画像は最終形態のもの)
普段は底の見えない落ち着いた物腰であり、部下に対しても丁寧語を使う。ただし、激昂した時には形態の特徴に関わらず乱暴な口調になることも。*1
変身していない状態でさえ、指先から放ったエネルギー弾一発で星を消滅させてしまうほどの圧倒的な力を持つ。
サイヤ人のほぼ全てを巻き込んで惑星ベジータを爆発させ「きれいな花火」と称して狂喜する嗜虐心を持つが、当人は「人には優しくしている」と語っている。*2
宇宙最強であることにこだわり、どんな手を使ってでも自分より強い者を排除しようとする。
漫画版及びアニメ版への出演期間中その強さを印象付けると共に数々の名台詞を残したことから、悪の代名詞やカリスマとして広く認知されている。


原作では、サイヤ人編におけるベジータ達の会話を盗聴したことをきっかけに
それまで伝説とされていたナメック星のドラゴンボールが実在することをを確信し、
不老不死になる願いを叶える為に部下と共にナメック星を訪れ、ナメック星人を虐殺してドラゴンボールを奪った。
その後、サイヤ人編での犠牲者たちを生き返らせるために悟飯クリリンがナメック星にやってきたことに加えて、
ベジータがフリーザを出し抜こうと反逆したことから、血で血を洗うドラゴンボール争奪戦が展開されるのだが、
当の主要人物達がせいぜい数万単位の戦闘力で争っていた時、ナメック星人のネイルと対峙していたフリーザは、

「わたしの戦闘力は53万です」


とのたまった。
ネイルはナメック星の中でも最高の戦闘力を持っていたが、それでも戦闘力42000とフリーザには遥かに及ばなかった。
変身していない状態にも関わらず、これほど圧倒的な格の違いを見せ付けるあたり、流石宇宙の帝王フリーザ様である。

ちなみに劇中の描写および『ドラゴンボール 大全集7巻』の記述によると、
フリーザがネイルと対峙した時点で戦闘を行っていた他のキャラ達の戦闘力は、
孫悟空:9万(界王拳未使用時) ベジータ:3万 悟飯:14000 クリリン:13000 
リクーム・ジース・バータ:3万以上6万未満 ギニュー:12万


さらに父親であるコルド大王によく似た第2形態では、自ら「100万以上は確実」と発言している。
(最新型スカウターでも数十万を超えると壊れてしまうので、正確な計測・数値化はできなかった。)
第3形態になった時は、第2形態と互角以上の戦闘力を持っていたと思われるピッコロを圧倒した。
最終形態のフルパワー状態に至っては、大全集によると戦闘力 1億2000万 だとか。
インフレってレベルじゃねえぞ!?

+  フリーザ様も変身型の宇宙人だと言っておられた……

『ドラゴンボール』絶頂期の敵役だけあってそのインパクトは絶大なものであったが、
クリリンを殺された怒りによって超サイヤ人として覚醒した悟空との戦いでは、
フルパワーで対抗するも徐々に体が持たなくなり、奥の手として使った自分の技で自分の体を切断してしまうミスを犯し、
最終的に命乞いをしてエネルギーを分けてもらった挙句不意打ちを仕掛けるが、あっさりと返り討ちにされてしまう。
その時は辛うじて一命をとりとめ、後にサイボーグになって地球に襲来するものの、
トランクスに父親のコルド大王共々あっという間に倒され、それ以降『ドラゴンボールZ』ではとしての役割が定着し、
原作の魔人ブウ編においても界王神に「一撃で倒せる」と断言されるなど、
毎度お馴染みの「強さのインフレの法則」に従い、分かりやすい「強さの基準」として使われる悲しい扱いになってしまった。*3

アニメ『ドラゴンボールZ』とその続編『ドラゴンボールGT』では、地獄でセルや他の悪人達と行動を共にしている様子が描かれている。
『ドラゴンボールZ』では、セルや父親のコルド大王、ギニューを除く特戦隊員らと共に地獄で反乱を起こすも、西銀河最強の戦士だったパイクーハンに一撃で倒される。
また魔人ブウ編では、上述のメンバーやドクター・ゲロ バビディ らと共に界王神界での悟空達と魔人ブウの戦いを観戦しており、体力が尽きて苦しむ悟空を嘲笑していた。
映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』では、ジャネンバによってあの世とこの世の秩序がメチャクチャになってしまった中、
従来の配下に加え過去の劇場版に登場した悪役達をも従えて地獄から蘇ったが、青年悟飯 一撃 で倒されてしまった。*4
『ドラゴンボールGT』では、セルと共に地獄で修行してパワーアップしており、「ヘルズバスター」という合体技まで用意して悟空に挑むが、本気を出させることもできずに敗北。
『GT』の悟空は、序盤で既に通常形態で魔人ブウ以上のパワーを持つリルド将軍と戦える程の実力があり、この時は最早パワーアップした彼らでも敵わなかったようである。

同じ機械化して復活した兄弟でも、超サイヤ人を圧倒する実力で大量に現れて悟空ベジータと視聴者を絶望に追い込んだとはえらい違いである。

ちなみに上述の『GT』では、氷漬けになった悟空に「イチゴシロップをかけてカキ氷にして食ってやる」と冗談を言ったり、
パラレルワールドを描いた『ネコマジンZ』や『超こち亀』でも、クリーザという子供をもうけていたり、
何をやっても死なない両津勘吉に恐れをなして逃げ出したりと、お茶目な面を覗かせることが多くなっているようである。
まぁ両さんが相手じゃ仕方ない。

また『Sparking! METEOR』のifストーリーでは地球に飛来した際に悟空が少年時代に戦ったチョイ役のアックマンと交戦しており、
悪人に対して絶大な威力を誇る「アクマイト光線」によって、フリーザ軍兵士、アプール、コルド大王共々簡単に地獄送りにされてしまう。
プレイヤーは通常戦闘でフリーザ軍兵士とアプールを倒さなければならないが、フリーザとコルド大王はイベント発生時に一撃で倒せる。
そしてこのイベントは時間経過で発生する為、実質フリーザとコルド大王を相手にした時は逃げ回っているだけで倒せてしまう。
その為、プレイヤー視点での強さが「メカフリーザ<コルド大王<フリーザ軍兵士<アプール」となってしまっている。。*5


だが、アクマイト光線が効くのは アクマで あくまでゲーム上のみであり、
鳥山氏自身は「多分当たらないだろうし、もう、みんなそんなの(アクマイト光線や兎人参化の特殊能力)が通用するレベルではない」と語っている。


MUGENでは超神氏のものが有名。
動画初期ではAIが無かったので、阿部さんスプーにフルボッコにされていた。

「はじめてですよ……このわたしをここまでコケにしたおバカさん達は…………」


だが、ヅァギ氏によるAIが搭載されたことで活躍の場が広がった。
ワープからの昇龍で安定したダメージを奪い、うかつな隙はデスビームで撃墜。
相手の固めを受けてもゲージを消費して発動できるガードキャンセル技「かかったね!」によって切り返しも容易。
サイコキネシス(岩設置)で思わぬところから追撃もでき、特に画面端での岩を用いたコンボの威力は壮絶の一言。
岩を纏う様はさながらマリオカートの亀の甲羅を彷彿とさせる。「 岩ゲー 」などと呼ばれることもしばしば。

ちなみにこのAIにはサービスモードが搭載されている。
これはある程度ダメージを受けるまで両腕を使わないでいてくれるという、原作でのフリーザ様を再現したもの。
にくい演出である。

実は、 ニコニコMUGEN最古の動画の出演者 でもある。お相手はスプー
スプーと共に、ニコニコMUGEN動画の始まりとなったキャラクターなのである。

中の人ネタで「にこにこぷん」のポロリがフリーザのモノマネを披露する。

「いまのは いたかった いたかったぞ━━━━━━━━━━━━━━━っ!!!!」

出場大会

+ ...

出演ストーリー


*1
基本的に各形態に応じて以下のように口調が変化する。

第1形態:一人称=わたしorわたくし(私)、二人称=あなた(貴方)
第2形態&フルパワー形態:一人称=オレ(俺)、二人称=キサマ(貴様)
第3形態:一人称=わたくし(私)、二人称=あなた(貴方)
最終形態(平常時):一人称=ボク(僕)、二人称=キミ(君)

第1形態や最終形態(平常時)でも、激昂した時には乱暴な口調になることもあった。
クリリン に先にドラゴンボールを使われてしまい、不老不死になる夢が叶わなくなってしまったことを悟った時や、
悟空の元気玉を喰らって危うく死に掛けた時などは、第2形態やフルパワー形態と同じような口調に変化している。

そのほか、アニメオリジナルのエピソードやゲーム媒体に登場する場合は、
最終形態で一人称「わたし(私)」となって丁寧語で話す場面も多く見られる。

ゲーム『Sparking!』シリーズでは、第2形態でも丁寧語などで話す特殊イントロが見られたが、
『RAGING BLAST』では、再び荒っぽい口調が強調され他の形態との差別化が図られている。

*2
サイヤ人は元々フリーザの配下として星の地上げに重用されていたが、
その勢力や潜在能力がフリーザや ザーボン に危険視され、またベジータ王をはじめとしてフリーザの支配に反発するサイヤ人が増えた為に滅ぼされることになった。
とりわけフリーザは、「1000年に一度現れる超戦士」と伝えられる超サイヤ人の存在について、口では「バカな言い伝え」と言いながらも、内心では強く警戒していた。

ちなみに、原作では悟空ベジータ ナッパ ラディッツ以外にこの時代のサイヤ人の生き残りは登場しないが、
アニメ・劇場版の『ドラゴンボールZ』シリーズでは、他に生き残っていたサイヤ人として、伝説の超サイヤ人ブロリーとその父親のパラガス
悟空に瓜二つの下級戦士ターレス、戦闘に向かなかった為に辺境の星へと追いやられていたベジータの弟ターブルが新たに登場している。

なお、『ドラゴンボールZ』では、界王がサイヤ人の歴史を語るアニメオリジナルのエピソードが存在するが、
この時の話では、「サイヤ人の悪行を止める為に惑星ベジータの神が天変地異を起こして惑星を破壊した」と語られていた。
これは当時の原作にはまだフリーザが登場していなかった為であり、彼が登場してからはこの話は無視されるようになった。

もっとも、界王はZ戦士がフリーザに挑戦して彼の怒りを買ってしまうことを恐れていた為、
悟空がフリーザの強さに興味を持って接触してしまわないように敢えて嘘を教えていたのかもしれない。

後の『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』『ドラゴンボールGT』へと繋がるツフル人の存在について本編で初めて言及されたのもこの時である。

また余談だが、最近の展開でフリーザ一族が伝説のスーパーサイヤ人の存在を知っていた理由に、悟空の父バーダックが関わっていると思われる描写が存在する。

*3
「ジャンプスーパーアニメツアー'08」で上映された
特別編アニメ『DRAGONBALL オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』でも、
フリーザを基準に「強さのインフレ」を強調するエピソードが展開されている。

このアニメではフリーザ軍の残党であるアボとカドというキャラクターが登場しており、
ベジータによると、彼らは軍が存続していた当時からギニュー特戦隊と肩を並べるほどの実力者であったらしい。
軍が壊滅した後もさらに力をつけており、ベジータの弟ターブル曰く既にフリーザに匹敵するほどの強さだという。

だが、悟空は「今となっちゃ大した相手じゃねぇ」とさして興味を示さず、
また実際に戦ってみた所、 悟天 トランクスに軽くあしらわれてしまった。

*4
しかも、この時の悟飯は超サイヤ人に変身もせず、通常形態でフリーザを倒してしまう。
この時フリーザが率いていた部下達は、彼が倒されたのを見て全員逃げ出してしまった。

この部下達の中には、劇場版『ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』において、
セルゲーム終了後のベジータピッコロを圧倒する強さを見せた ボージャック の姿もあった。
戦闘力のインフレした悪人達が集まった地獄でも、リーダーとしての立場は保っていたようである。
セルと共に地獄で修行してパワーアップしたお陰なのか、はたまた彼の人望のなせる業なのか。

*5
ちなみに、普通に戦った場合はアクマイト光線で25000前後のダメージになる。
(この作品のアクマイト光線は、キャラクター毎に設定されている「悪人度」によってダメージが違う。最大で30000ダメージ
 フリーザは形態によってダメージが多少違い、23520~25500となっている)
フリーザの体力は基本40000なので、一回で体力の半分以上減ってしまう。

「俺は…宇宙一なんだ…!」

「だから…だから貴様はこの俺の手によって死ななければならない…!」


「俺に殺されるべきなんだーっ!!!」