エトナ






「くたばりなー♪」

 年齢:1470歳(魔界戦記ディスガイア) 1473歳(ディスガイア2)
 身長:148cm
 体重:40kg
 3サイズ:B71 W50 H75
 好きなもの:自由に生きること
 嫌いなもの:自由を邪魔するやつ

『魔界戦記ディスガイア』シリーズに登場するキャラクターで、主人公ラハールの家来にして同作のヒロイン。
担当声優は 半場友恵 女史。
名前の由来は恐らくイタリア・シチリア島にある火山「エトナ山」
(『ディスガイア1』では登場キャラに火山に関係する名前が付けられている)。
なお、上の画像は『魔界戦記ディスガイア2』時のもの。前作とはコスチュームが変わっている。旧絵は こちら

彼女自身が語る自分勝手で非道な悪魔像を形にしたような性格。
今は亡き先代魔王クリチェフスコイは素直に尊敬しているが、ラハールをも凌ぐ野心を抱き、隙あらば魔王の座を奪おうと画策している。
ラハールに対して「ふさわしくないと思ったら後ろからグサッですからね」と宣言しており、
当の本人も「俺様の側近ならばそれくらいでなければ」と認めている。「その時はお前が魔王になればよい」とも。
ラハールを「殿下」と呼び、彼が魔王になった後も陛下と呼ばず殿下と呼び続けている。
ラハールとは君臣の関係なので形だけ敬語を使うものの全く敬っておらず、それをはっきり口に出してラハールを傷付けた事も。
元々ラハールが名前も知らないような下っ端だったが、クリチェフスコイが没した後ほとんどの重臣が勝手に城から出て行ったため、一気にラハールの側近に。
実力も弱ったラハールと同程度はあったため、ラハールと共に成長し、現在は実質ラハールの片腕。

『魔界戦記ディスガイア2』の頃には並みの魔王では千人束になっても敵わないほどになり、「魔神エトナ」として恐れられている。
だが、ラハールの家来であるために魔王になる事が出来ず、本人はそれを不服に思っている。
『ディスガイア2』では「魔王神」の称号を奪うためラスボスと一人で戦い、軽く勝利を収めている。
途中でLV1000の敵として(負けイベント)立ちはだかるが、ある事故でLV1まで下がってしまい、主人公と同行する事になる。
まあその事故は本人が原因なので自業自得とも言えなくもないが。
その出来事から分かる事なのだが、やはりその時点で『ディスガイア2』の舞台である世界ではエトナが一番強かったらしい。

DS/PSP版『ディスガイア』では うっかり ラハールを殺してしまう所から始まる短編「エトナ編」が追加され、念願の主人公の座を手に入れる。
超魔王バール撃破により「美少女超魔王」となるEDも存在。
しかもこちらは本編より敵が強い分LVが格段に上がりやすく、こちらでLV上げばかりやってると本編のラハールは戦力的に主人公(笑)と化す。

ラハールの事をたまに「クソガキ」と呼んだり、子供扱いしている節がある。
しかしラハールとは年齢は百歳(魔界基準ではあっという間。九千歳越えでまだまだ若そうな奴がいるので本当に僅差らしい)しか違わないし、
プリンを食べられただけで怒って城から出て行ってしまうなど、自身もかなり子供っぽい。
また、子供そのものの体型について触れられるとキレる。
とはいえただ馬鹿にされた事にキレているだけらしく、本人が特にコンプレックスに思っている様子は無い。
むしろ自分が絶世の美少女だと言ってはばからない。
……だったのだが、『ディスガイアD2』ではスタイル抜群にした自身の石像を大量生産したり、
女体化した上にムチムチになってしまったラハールの「自分のムチムチした胸や尻が気持ち悪い」という愚痴を贅沢な悩みと一蹴しつつ、
フロンと共に「負のぺたんこオーラ」(ラハール談)を出したりと、気にしてるとしか思えない描写も。
日頃からラハールとはつまらない事で喧嘩を繰り返しており、家来というよりは友達に近い。
漫画版ではエトナに出て行かれたラハールが「友達」という言葉について悩んでいる。

…と、ここまでだと結構可愛く見えるのだが、悪魔だけに冷酷で残虐な面も持ち、束縛される事や認めていない相手に命令される事が大嫌い。
自由に生きる事を邪魔する者には一切容赦せず、同族であろうと殺害も辞さない。
人間相手だとウザいと感じただけで殺す事もある上、部下のプリニーに至っては日常的に殺している。
彼女自身が何か画策していない限りは大抵何でもはっきり物を言い、良く言えば裏表が無い性格でもある(担当声優曰く「裏しかない」)。
自分より強い相手に対してもムカつけば喧嘩を売る。他人に言われるとキレるのだが、自分の性格が悪い事も認めている。
かなり自分勝手ではあるのだが、姑息な性格とはほど遠い。
ただ、彼女が「殺す」と発言した場合、ギャグシーンを含めても冗談だった試しがないため(気まぐれを起こしてやめる事はあるが)、
非力な存在にとっては恐ろしい相手である事には変わりない。
部下として大量のプリニーを従えているのだが、その待遇は悲惨の極致。詳しくはプリニーの項参照。
また、雑用係のプリニーを全て連れ出してしまったため、エトナに出て行かれた後のラハールは毎日カップラーメン生活を強いられているらしい。

ちなみに原作での得意武器は槍と斧。破壊力のある武器が好みらしい。『2』以降はイベントでよく使用した銃も追加。
『ファントムキングダム』ではガトリングやバズーカ等の重火器も使用する。

そんな彼女だが、魔王クリチェフスコイが存命の頃は先輩の悪魔にいじめられていたという過去があり、本当にか弱い時代があったようである。
心の支えにしていたペットもその先輩達に無残に殺されてしまうなど、中々悲惨な経験もしている。
その後現在のような性格になっていくにつれ、その先輩悪魔達を身ぐるみ剥いで死者の森に放置したり、人食いゾンビの群れに放り出したりしている。

+ 『ディスガイア D2』で判明した過去(ネタバレ注意)
上記のような過去は判明していたものの、そもそも何故彼女が幼い頃から魔王城に居たのかは長らく不明だったが、
『D2』にて、「とある魔境で一人でいた所をクリチェフスコイに保護され、それ以前の記憶が無かったためにそのままクリチェフスコイに仕えていた」
という過去が判明。
彼女自身も身寄りは無いものと考えていたが、実はゼノリスという兄がおり、当時は彼と魔境で二人暮らしをしていたのだという。
しかし、凄まじい実力を持っていたゼノリスは魔王の座を狙っているというあらぬ噂を立てられてしまい、
彼の首を献上して魔王に取り入ろうとする悪魔達に常日頃から命を狙われている状態にあった。
ある日、彼を狙う悪魔に人質に取られてしまったエトナだが、クリチェフスコイ本人がその場に来てしまうという予想外の事態が起き、
彼女を捕らえていた悪魔は逃走。
ゼノリスは「狙われている自分といるよりクリチェフスコイの庇護下にあった方が彼女も安全である」と考え、そのまま彼女を託して姿を消していた。
そのまま彼女とゼノリスは接点を持たずにいたが、魔界各地に謎の異変が起き始め状況をラハールらと共に調査していた際、偶然彼と出会う。
異変により魔境で彼女と暮らしていた場所が消えてしまう可能性があり、そうなる前に彼女にその場所を見せておきたいと考えたゼノリスは彼女を呼び出し、
その場所へと案内し、上記の事情を語った。
彼が兄であると認めようとしなかったエトナであるものの、異変の謎を追う内に再び彼と邂逅し、更なる自身の秘密を知る事となる。
実は、彼女はゼノリスさえも凌駕する凄まじい魔力を持って生まれたものの、魔力により体が自壊する危険性を持っており
その魔力に体を蝕まれて苦しんでいたのだという。
彼女を救うため、ゼノリスは周囲の魔力を吸収し続ける「絶命の秘宝」という道具を用い、彼女の魔力を自分に移しておく事で事態の解決を図った。
だが、その秘宝は彼自身の魔力をも奪うものであり、秘宝と同化する事で一命は取り留めたものの、
「吸収する魔力が無くなれば秘宝は自分の魔力を奪い始める→彼が魔力枯渇で死ぬと秘宝により彼が貯め込んだ魔力を留められなくなる
 →留められなくなった魔力がエトナに戻れば暴走を引き起こし、最悪魔界諸共彼女が吹き飛ぶ可能性すらある」
というジレンマを抱えてしまう。
已む無く「魔界の中枢で魔界そのものの魔力を吸い続ける」という方法により、ゼノリスは被害者を出さずにいたものの、
とうとう魔界の魔力そのものまで枯渇寸前となってしまった(これにより魔界が不安定となった事が異変のそもそもの原因である)。
紆余曲折の末に絶命の秘宝は破壊され、エトナにも魔力が戻ったものの、どうにか彼女は魔力を制御。
ゼノリスを兄と認め、「用事が出来たら呼び付ける」程度の付き合いをしている(「プリニーと同じ扱いですね」と魔王城の魔物にツッコまれたが)。

+ ユニットとしてのエトナ
初出となる『ディスガイア1』では、残念ながら性能が今一つでラハールの下位互換なのは否めなかった。
物語冒頭から付き従う側近キャラであるが、初期装備の槍は攻撃スキルで自分が移動する等癖が強く、
かと言って斧を持たせて殴り合いをさせるには能力値が少々心許なく、
さらにある程度育てて覚える固有スキルの攻撃範囲が非常に独特(ハートマークの外縁部のみ、指定マスからの距離2マス目のみ等)であり、
非常に使い難いため、戦闘面ではベンチ係扱いしているプレイヤーも多かったのではないだろうか。
とはいえ、『ディスガイア』はレベルを上げて強化した武器さえ装備していれば楽々とクリア出来るゲームなので、
アイテム界縛りのストーリー本編くらいでしかそういった扱いはされないのだが。
また、イベントシーンでは銃を多用しているが、前述の通りこの頃は得意武器ではなかったりする。
もし彼女をしっかり育てたいなら、剣を装備させるのが無難。
上記の通り「エトナ編」をやり込んで彼女を超強化する事も可能。

『2』以降は、銃が得意武器に追加されるなど性能が改善されていった。

+ 外部出演
コンパイルハートの『XEdge』にプリニーと共に『ディスガイア』から参戦。
プリニーと共に敵側に召喚され、序盤の敵キャラとして登場するが、途中で仲間になる。
敵として登場する際には、とある理由から、モリガンに対して非常に強い敵意を見せていた。
対してモリガンの方は「私が完璧すぎるからいけないのよ」と余裕の様子だったが。
今回ラハールは参戦していないのだが、主人公を見て(名前は出ていないが)彼を思い出し、懐かしそうな顔をする。

戦闘においては武器が槍だからか範囲攻撃の必殺技が多く、雑魚戦では非常に便利。
EX必殺技には特殊効果付きの物が多く、敵側のゲージ減少効果などは有用。
また、即死効果付きのEX必殺技もあって色々と便利な反面、最強のEX必殺技も範囲攻撃のため威力が低く、後半のボス戦では少々火力不足気味。
能力値的には素早さが若干上がりやすく、体力が上がりにくいくらいで平均的な成長。
ただ、このゲームは能力値特化型が使いやすいので、攻撃面で能力値育成がしにくいという事に…。

激しく余談だが、金髪になってアルカナハート』にまさかのゲスト出演…と噂されるも、髪型と性格が似ているだけの別人であった。


MUGENにおけるエトナ

+ stupa氏製作
  • stupa氏製作
日本一ソフトウェアのキャラに定評のあるstupa氏が製作したエトナ。
お気に入りのエルダースピア(ページ冒頭の画像の槍)を使った技が多い。
MVC2』仕様であり、フロンやプリニー化したラハールなどのヴァリアブルアシスト(ストライカー)を2体まで選択して使用出来る。
後者は完全に某コレダーだが
そして超必殺技「カオスインパクト」は、素では3ゲージ消費と思えぬ低火力だが、
特定の技でプリニーを殉職させるほど破壊力を増す、元気玉ならぬ 怨念玉 となっている。
デフォルトで3段階にレベル調整が可能AIが搭載されている他、蓬莱氏の外部AIも存在していたが、そちらは現在入手不可。

現在stupa氏のサイトは消滅しているが、改変元を明記していれば改変自由との事で、
こー氏によってサイズ調整や特殊やられ、および12P(ゲジマユ)が追加される改変パッチが本体同梱で公開中。

+ Renetona and Laharl氏製作
  • Renetona and Laharl氏製作
銃などを使用して戦うエトナ。
同氏製作のアララ・クランとの特殊イントロが用意されている。
参考動画

+ 軟骨カレー氏製作 魔神エトナ
  • 軟骨カレー氏製作 魔神エトナ
stupa氏エトナの狂改変バージョン。公開は2013年12月7日。
カラーによって性能が徐々に凶悪化し、およそ凶~狂上位の幅でランクが変動する。
AIは4段階にレベル調整可能。


この他、キャラ以外ではパシリの超必殺技演出としての出番も多い模様。
主君は未だに単体キャラ化されてすらいないと言うのに

出場大会

+ 一覧
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チーム
その他
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凍結
削除済み

出演ストーリー



最終更新:2024年03月07日 20:06