キラーマジンガ


「もし この先の宝が ほしいなら この私を たおしてゆくがいい。」

「では ゆくぞ!!」

エニックス(現スクウェア・エニックス)のRPG『ドラゴンクエストVI 幻の大地』に登場した、トラウマモンスターの1体。
名前の元ネタは恐らくキラーマシン+元祖スーパーロボット
神にも悪魔にもなれる、正にマシンマジンの力を持ったキラーマシンなのだ。
ちなみに『DQ』シリーズには他にもグレートジンガーなるモンスターも『VIII』にて登場してたりする
(ただしこいつはロボではなく、四体の小柄な魔物が合体というか組体操して大柄な魔物になった奴だが)。

外見は同作で初登場した「キラーマシン2」の色違い。キラーマシン2の出現はストーリー上中盤~後半になるので、
サブイベントとして先にこっちと出会ってしまう可能性が極めて高い。
というか先にキラーマシン2に会うにはスライム格闘場の高ランクに挑むしか方法が無い。しかもキラーマシン2よりよっぽど強い。

移動画面での外見が普通の人間の兵士と同じであるため、単なるちょっと強い雑魚クラスだと侮ったプレイヤーを、
出会った時点で下手すれば一発で死に兼ねない攻撃力と絶対二回行動で、ことごとく葬ってきた。
本来は隠しダンジョンでエンカウント遭遇するモンスターだが、ちょうどメンバーが大分強化されてきた中盤に出会うため、
外見がそのまま初見殺しと化している恐るべきお方。
これを後回しにしても冒険中盤の終わり頃で中ボスの前座で必ず戦う(サブイベントをこなしていると中盤の中期辺りで出会う)事になり、
どちらにしてもその時点で対策を使えるキャラが前線にいないと殺されるハメになる。
しかも中ボス前座の方で敗北すると伝説の装備を全て引っ剥がされるオマケ付き。恐れられるのも当然である。

クリア後の隠しダンジョンである「お楽しみダンジョン」では、中継地点であるデスコッド手前のエリアから後半部分にかけて、
遂に満を持してザコ敵として登場する。
…が、ここにおいて周りと比べて特に攻撃が強い訳ではなく、搦め手が使える訳でもなく、ブレス耐性も無くHPも高くない彼は、
「ギガスラッシュ」や本作屈指のチート技「かがやくいき」で蹴散らされる役に終始する。諸行無常である。

5分で分かるキラーマジンガ様
まあ倒しても次はマジンガ様2体だけどな!
その洗礼を受ける初心者プレイヤーの図

+ その恐るべき強さの秘密
HP:600
攻撃力:310(全モンスター中7位タイ
守備力:235
素早さ:147
備考:絶対二回行動、開幕マホカンタ(呪文反射)が掛かっている時も有る。

ちなみにラスボス(第一形態)のステータスは以下の通り。
HP:2000
攻撃力:290
守備力:250
素早さ:150
備考:時々二回行動。ただし念じボール(一回分の行動で2回攻撃技)を時々使う他、行動パターン変更時に行動回数がリセットされ3回行動する事もある。

キラーマジンガ直前に戦う可能性の高いボス、グラコスのステータスはこちら。
HP:2700
攻撃力:210
守備力:210
素早さ:80

……と、HP以外なら終盤のボスと遜色無い能力である上、単純な攻撃力は通常ボスはおろかラスボス第一形態をも上回る。*1
ただし、ボス連中と違い全攻撃が物理系オンリーで稀に攻撃力1.25倍の技を使うだけ(守備力無視になる痛恨の一撃も使わない)なので、
単純に守備力さえ高ければ無力化できる(通常攻撃の被ダメは守備力が0なら155×2だが、500まで上がっていれば30×2まで落ちる)のだが、
こいつと初めて戦う中盤ではその手段が限られているのが最大の問題。
この時点ではレベルがそんなに上がってないのはもちろん、守備力大幅上昇の職にも成れていない、
装備品もそんなに集まらない(上記の伝説セットが最強の組み合わせだがこれに強化でも+215)のでどうしても苦しくなるというわけである。

何と言っても恐るべきはその圧倒的な攻撃力と二回行動、そして補助系を一切やらないので必ずこれが1ターン目から来るという事。
呪文は使えず、特技は「メタルぎり」と「ドラゴンぎり」(SFC時代は通常行動と実質同じ)、
ダメージ1.25倍の「はげしくきりつける」と「弓を引き絞り矢を放つ」。
つまり、所謂一つの脳筋タイプなのだが、かえってそれが無駄行動を無くす事になり、同時に出現するお供が嫌らしいのも相まって、
防御の高い前衛でも二回攻撃が集中するとあっと言う間に瀕死、後衛なら守備力上昇の呪文「スクルト」が間に合わない限り即死してもおかしくない
(参考:相棒に出る魔物の内「ランドアーマー」は防御力が高いため倒し辛く、「みがわり」を使ってマジンガを庇う。
 「ガーディアン」は痛恨のいちげきを使い、ベホマスライムを呼んでくる)。
素早さも高く(147は中盤では最速のミレーユでも勝てない場合がある)、雑魚戦用に主力に素早さ増強アイテムを装備させていると、
補助組が間に合わない事も多い。
加えて言えば、このHP600・守備力235という数字はキラーマジンガ登場時点のモンスターとしては破格の数字。
しかもこの手の打撃特化の頑丈キャラとしては珍しく補助系呪文がほぼ完全無効なので、呪文中心パーティーを組んでいると何もできずに殺されるハメになる。
一応、キラーマシン2に比べると攻撃呪文耐性は低めなのだが、ある程度は耐性がある&マホカンタで反射される危険があるので、中盤にこれで倒すのは困難。
技を超えた純粋な強さ それがパワーだ!!

一応デイン系呪文・ブレス攻撃・打撃系には特に耐性が無いので、
「ギガスラッシュ」や「かがやくいき」などの特技を当てれば大ダメージが見込めるのだが
(前者はデイン系だが呪文ではない超威力の斬撃。敵グループに400前後のダメージ。後者は最強の冷気の息。敵全体に200前後のダメージ)、
これまた中盤時点では主人公以外は大変時間がかかるため*2、呪文や特技を駆使して戦うというのは実用的ではない。
「裏ダンジョンではそこまで強くない」というのも、そこまでいく頃にはこれらを覚えているので楽になったという事である。
だが、不意打ちや「逃げる」行動失敗で、一気に全滅まで追い込まれる事も……。

このためかなりの確率でプレイヤーの心に強い印象を残し、所謂搦め手などを一切使ってこない潔さから、
一部のプレイヤーからは「様」付け「さん」付け「先生」付けがデフォルトになった。
しかし、調子に乗ってるプレイヤーを戒めるような時期に登場する事もあって、恐れられこそすれ、悪い印象を持たれる事は少ない。
実際、海底宝物庫では急に襲ってくる訳ではなく、戦うかどうかをきちんと質問し、選択肢を与えてくれる。
まあ前述の通り移動画面での外見が普通の人間の兵士と同じなのは中々に詐欺だが…
中ボスの前座の場合は、一度勝てば中ボスに負けても彼らとの再戦が無く、中ボス戦からの開始となる。
再会するであろう裏ダンジョンでは、マジンガ様を上回る火力・耐性・HPを持つ敵がほとんどのため、そこまで驚異的な強さではないが、
だからこそ逆に「あの頃よりもずっと強くなったなぁ」という実感を与えてくれるのだ。いわば卒業式みたいなもんである。

まあ、DSリメイク版では他の雑魚共々HPが480(80%)まで落とされたため、マジンガ様と対決する際に油断していたプレイヤーも多かったようだが……。
そもそも上記の攻撃能力は全て健在であり、サーチ&全滅に定評のあるマジンガ様にとってHPなど飾り同然。
マジンガ様はこれからも昔と何ら変わりない姿で冒険者を瞬殺し続け、プレイヤー達の良い思い出となる事だろう。

なお、海底宝物庫のマジンガ様は「さいごのカギ」というアイテムを持っていないと倒しても宝をくれない。注意されたし。
海底に潜れるようになれば「さいごのカギ」も手に入るが、海底を自力で探索して沈没船を探さなければならないので、
先に宝物庫に辿り着いてしまう可能性はある。

+ 死にたい人にお勧めの超A級殺人兵器キラーマジンガ
  • 海の魔神グラコスを倒した4人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような体格の2人に殺された
  • 入り口から徒歩1分の宝物庫前で冒険者が頭から血を流して倒れていた
  • HP満タンの味方の声がしないので振り返ってみると一撃で殺されていた
  • 敵の大将戦の前座で全滅した、というか自分は何もしていないのに伝説の武具を強奪する
  • 門番に戦闘を挑み、人間も「モンスターも」全員殺された
  • 戦闘開始から2ターンの間に3人が死亡した。
  • プレイヤーの1/3が海底宝物庫での全滅経験者。しかも強さに慢心して警戒心が薄れるという都市伝説から「高レベルほど危ない」
  • 「そんな危険なわけがない」といって挑んだ冒険者が5分後血まみれで教会に戻ってきた
  • 「ヘルクラウドに楽勝した我々が負けるわけがない」と自信満々で挑んだ男が武器と防具を奪われ全裸で戻ってきた
  • 海底宝物庫におけるプレイヤーの全滅率は平均150%。全滅してまた挑んで返り討ちに遭う確率が50%の意味
  • ドラクエVIにおける全滅第1位が真ムドー。第2位が海底宝物庫。

+ 全盛期のキラーマジンガ伝説
  • 3戦闘5全滅は当たり前、3戦闘8全滅も
  • 1ターンキルを頻発
  • キラーマジンガにとっての激しく切りつけたは物理攻撃のしそこない
  • いきなりマホカンタも日常茶飯
  • 残りHP1、主人公達全員体力満タンの状況から一匹で全滅させる
  • 受け流しも余裕でヒット(=受け流し失敗)
  • 一回のこうげきでこん棒と剣が三本に見える
  • 「2回攻撃で全滅させる」が特技
  • キラーマジンガがあらわれるだけで主人公達が泣いて謝った、心臓発作を起こすハッサンも
  • 相手を全滅させても納得がいかなければ、グリンガムの鞭を進呈して帰って行った
  • あまりに強すぎるからホイミでもダメージ扱い
  • そのホイミもマホカンタ
  • 主人公達を一睨みしただけで魂が異次元に飛んでいく
  • バトルのない移動日でも2全滅
  • 武器使わずに手で全滅させた事も
  • 自分の攻撃を自分でキャッチしてレーザービームで投げ返す
  • 攻撃が強すぎて数値が0にループするなんてザラ、2周する事も
  • グラコスを倒してからキラーマジンガに倒される方が早かった
  • フィールド画面で全滅させた
  • 受け流ししようとしたハッサンと、それを受け止めようとしたテリー、チャモロ、馬車共々全滅させた
  • 観客の主人公達のヤジに流暢な日本語で反論しながら全滅させた
  • グッとガッツポーズしただけで5全滅くらいした
  • 攻撃でハリケーンが起きた事は有名
  • 夢の世界と現実世界の分離が始まったきっかけはキラーマジンガの2回連続攻撃
  • ヘルクラウド城の深い位置からも処理してた
  • デュランを楽々全滅させてた
  • 自分の攻撃に飛び乗ってヘルクラウド城まで行くというファンサービス

一応、対策としてはレベル上げの他に、
  • 呪文が使えない事を利用して全員で「うけながし」(敵の物理攻撃を受け流す)を使い逆に自分の攻撃で沈める。
  • HPの高い仲間に「スカラ」を使って守備力を上げ(初期値+200が上限なので注意)、「におうだち」(攻撃を一手に引き受ける)させる。
  • 最強攻撃魔法「マダンテ」で瞬殺する*3
などの方法が有効ではある。
仁王立ち戦法は味方でトップクラスにHPが高いハッサンが自前で習得するため、マジンガ様以外の戦いでも役に立つ。
主にグラコス(炎の鎧&盾でほぼ無力化)とかデュラン(物理攻撃オンリー)に。

ちなみに、アーケードゲーム『モンスターバトルロード』にも家庭用(実質的な最終バージョン)のレジェンドクエストVIでようやく登場。
ヘルクラウド城でのテリー戦で一緒に出てくるが、特別ネタにするほどべらぼうに強い訳でもないし、マジンガが使用可能になるカードも無い。
ただし、このシーンで直後に対峙する事になるはずのデュランを含め、レジェンドクエストではかなりのシーンが尺の都合で省かれているので、
チョイ役といえども参戦自体がラッキーな出来事であったと見た方がいいだろう。

また、DSソフト『ドラゴンクエストモンスターズ Joker2 プロフェッショナル』において、
様々なシリーズから大量に追加されたモンスターの中の一匹として参戦。
公式イラスト及びゲームグラフィック内では、武器の形状がキラーマシン2と異なり、ハンマーは「ウォーハンマー」に変更されている。
クリア後の追加要素ダンジョンの中ボスとして、ヒヒュルデの使い2体を伴って登場(しかも最高3回)。
通常攻撃しかしないが、999という破壊的な攻撃力から繰り出される3連攻撃は相変わらずの威力。
この上更にバイキルトまでかけられたら、もうたまったものではない。
+ DQMJ2Pでボスとして出た時のステータス
HP:1500
MP:200
攻撃:999(付近のボスでは大ボスを含めて最も高い)
防御:470
素早さ:340
賢さ:420
特性:1~2回行動、1度に3回攻撃、常にマホカンタ(常時マホカンタ状態)、時々バイキルト(ターン開始時にバイキルトを自分に自動発動する事がある)

入手は少々厄介で、スカウトはおろか配合でも作れず、特別な配信でしか入手できない。
2011年5月8日まで、秋葉原もしくは大阪梅田のヨドバシカメラにおいてすれ違いでデータ受信し、現れたマジンガを倒す事で仲間にできる。
現在は上記の配信は終了しているが、思い出の戦いに上記のデータを残し一緒に配信している人もいるので、入手がまだの人はすれ違いに賭けよう。
賢さが低いので時折頭の悪い行動をする時があるが、物理攻撃の威力ならば最高レベル。マジンガ同士を配合すると巨大な「サージタウス」が作れる。

その後の『テリーのワンダーランド3D』でももちろん登場。
今回はドラゴンマシンとキラーマシン3の配合で生み出す事もできる。ただ、どちらも入手は至難の業。
特性の「常にマホカンタ」は+25で、「時々バイキルト」は+50で追加されるようになった。
HP、MP、守備力以外は少々下がったが、究極配合をすれば全てが前作以上の能力値になる。
だが、一番恐ろしいのは、他国マスターが使ってくるもの。
「暗黒皇帝ガナサダイ」と共に出現するが、その皇帝共々テンションを100まで上げて猛烈なダメージを与えにくるのである。
何の下準備もなく、運悪くこのパーティに当たってしまうと全滅する危険性がかなり高い。当然逃げる事も許されない。
ガナサダイの方がより危険ではあるものの、今作でも「マジンガ様」の健在ぶりをはじまじと見せ付けてくれるはずだ。

また、3DS版の『VII』にも配信専用のすれちがい石版に登場するトクベツなモンスターの1体として登場。
能力等はDS版の『VI』と同じだが、ドラゴン斬りは使わず、「弓を引き絞り矢を放つ」攻撃が矢を乱れ撃ちして4回ダメージを与えてくる攻撃になっている。
「鋼鉄の太陽」のボスとして登場。高い攻撃力を生かしたメタル斬りや乱れ撃ちなどでどんどんダメージを与えてくる。
矢の乱れ撃ちで1ターンで3人死ぬとかもコピペネタではなく普通にあるから困る。
他の石板ボスは何かしら1つは状態異常(幻惑、混乱、眠り、麻痺)が効いたり、黒い霧で魔法を使えなくしたりと何かしら穴があるのだが、
マジンガ様にはどちらも効果がないため、対策としてはレベルと装備を整えて倒すしかない。
発売から2ヶ月後の登場故に苦戦しなかった人も多かったが、こちらが高レベルでもなお大きなダメージを与えてくる強さは健在。
すれちがいを繰り返してこいつのレベルを上げてやれば、ザコ版でも手の付けようが無い強さに化け、更なる強さを見せ付けてくれる事だろう。

そして2015年1月15日、遂に『X』に満を持して登場。
DQMJ2Pの物を逆輸入したグラフィックと共に新たなる凶悪な技を引っ提げて帰ってきた。
しかも隠しダンジョンの雑魚からなんとコインボスへと昇格した。
最初の内は1体で登場するが、90秒たつか1体目を倒すともう1体が登場し、都合2体と戦う事になる。
攻撃力は900を超える圧倒的な力を持つので、まともに2体を相手にすればたちまち海底宝物庫と化すだろう。
しかも1体を倒しても、「リモートリペア」を行う事で復活させられてしまうのだ。
見た目に反して守備力はあまり高くなく、リモートリペアも怒り状態では使わないので、特技を使って怒らせて引き付けるのが有効。
倒すと「魔神機クラッシャー」の称号を獲得できる。また、「アクセルギア」というアクセサリが入手できる事もある。
また、更に後にはこれを赤色にした「キラークリムゾン」も登場。
必ず2体で現れ、常時3回行動な上に1500をも超える圧倒的な攻撃力と多彩な攻撃法を持ち、
ある程度の準備をしなければ30秒も持たずに全滅するほどの凶悪な性能を誇る。
その強さ故、実装初日はこいつに挑んだプレイヤー達は一人も生還できなかったという。
こちらは倒すと「クリムゾントルネード」の称号を獲得できる。
ちなみに、キラークリムゾンは『モンスターパレード』にて初登場したモンスターである。

さらにドラクエ無双『ドラゴンクエストヒーローズ』にも参戦。
しかもストーリー上戦う事を余儀なくされるボスモンスターという大任を得て、『VI』同期の「まおうのつかい」と共に登場。
今回は機械は雷に弱いという性質上、デイン系呪文などで攻撃すると怯むのだが、
なんと復帰時に確定で攻撃力増加した上でしばらく暴れ回るという別の意味での恐ろしさを見せ付けた。
しかも終盤にはやはり雑魚敵としても登場(キラーマシン2も同様)。ボス時の能力そのままの戦力で多くのプレイヤーを震え上がらせた。
尤も、本作では「モンスターコイン」なる仲間モンスターシステムがあり、仲間として使うと心強い味方になってくれたりする。
続編となる『ドラゴンクエストヒーローズ2』にも当然続投。
今回は若干マイナーチェンジを施されており、高速移動で瞬時に場所替えするなどよりメカらしくなっている。
しかも今回は雷攻撃を当てると暴走を起こして爆発を起こし周囲の味方にダメージを与えるというカウンター技も習得した。
おまけに『VI』の海底宝物庫ネタをオマージュさせる展開もメインストーリーに存在する。
ちなみに今回は上位種である「キラークリムゾン」も参戦しており、こっちは別の意味でプレイヤーにトラウマを植え付けた。


MUGENにおけるマジンガ様

某スレにてリック氏によって製作されたものが公開された。現在のバージョンはv0.26。
その性能は同梱のメモ帳にて「厨性能」と書かれているように、完全に狂キャラクラスとなっている。

判定、発生、威力共に高性能な上に、削り能力まで付いた通常技を持っており、おまけに常時ハイパーアーマー
さらに言うとステータスは全て原作のまま。(HP 600、ATK 310、DEF 235)
しゃがみ・ダッシュ・ジャンプこそできないものの、通常移動が他キャラのダッシュと同速か下手すれば上。
原作でも素早さ147とかなりの高速モンスターなので何もおかしくはない。
シンプルながらその性能はある意味原作に忠実と言えるかもしれない……。

しかしながら攻撃の威力の関係で相手が1,2撃程度では死なない事もあって、原作より有情と言われてしまう事も。
最近の更新では、空を飛んで攻撃する事も可能になってしまった。げに恐ろしきはマジンガ様かリック氏か。
AIも標準搭載されており、ある程度行動パターンを設定する事が可能。

実力はジェネラル(カイザーナックル)VERYHARDやゴンザレスAIレベル13を上回る。
流石に狂上位陣は無理……かと思いきやバルバトスを倒してしまったりする辺り狂中~上ぐらいの実力はあると思われる。
術なんぞ使ってるんじゃねえ? 術なぞ使わん!
さらに更新によりザキ耐性(大ダメージ耐性)が付加されたため、判定とはいえゼットンにも勝てるようになった。
しかし、スーパーメカ翡翠花火には耐え切れない。流石は「元・神の門番」と言うべきか。

またv0.22以降は6Pカラーを選択すると「ロビン2モード」となり性能が変化する
(ロビン2とはSFC版『ドラクエVI』で仲間にできるモンスターである、キラーマシン2の1匹目の名前)。
作者によると、通常の格ゲーキャラと戦っていけるレベルに弱体化が図られているとの事。
実際LIFE・ATK・DEFとも標準値になるよう調整されており、通常カラーにあるハイパーアーマーは取り除かれ、代わりにガードが可能になっている。
まだ調整中との事だが、いくつかこのカラー専用の技も追加されているので、
作者の言うように普通のキャラと対等に戦っていける……かもしれない。

さらに12Pカラーには、金カラーに相当する「ゴールドマジンガモード」も存在(元は『IX』に登場するモンスター)。
このモードになると、LIFEが996、ATKがなんと567、DEFに至っては798という激烈な値になる。当然原作の数値である。
なお、この値は『IX』におけるゴールドマジンガの能力であり、LIFEと素早さ以外はなんとラスボスより2倍以上高い。
しかし『IX』に登場するモンスターの最高攻撃力はこのゴールドマジンガの攻撃力を1000も上回る。

+ 12Pカラーの特殊システム
  • 大ダメージ無効化
    • 通常カラーでも搭載しているが、12Pカラーの時は最大LIFEの75%を越えるダメージで発生する。
      最初のダメージを受けてから120フレーム(2秒)の間に複数のダメージを受けた場合でも同じ。
      なお永続ターゲットバグで毎フレーム常にダメージを受けていると、このシステムのせいでいつまでたっても倒れない」
      という注意書きがある。意図していない仕様のようだ。
  • タイムアップ時強制LIFE1
    • タイムアップで勝利する事ができない。つまり不利システム。
      「とあるキャラがこのシステムを用いていたのを見てちょっと感銘を受けたので即刻パク」った模様(付属のテキストより引用)。
      なお敗北判定が出された後に再び元のLifeまで回復するが、ただの演出だとか。
  • 最大Life変動
    • その時々によって最大LIFEが変化する。原作で雑魚敵は常に一定のHPでは出現しない事の再現である模様。
      しかし、その変動幅がデフォルトの4〜6割という点は原作再現でないとの事。

+ 12Pカラー時に画面上に表示されるものについて
  • 耐久力の減少率
    • イントロ時に原作っぽいウィンドウで表示される。デフォルトからどれだけ耐久力が減少しているかを表示してくれる。
  • ハミガキ粉ゲージ
    • デフォルトで画面の一番下に表示されるゲージ。このゲージが溜まっていくとメタル斬りの威力が増加する。
      設定で表示させなくする事や表示位置を変える事もできる。
  • ダメージ無効化ライン
    • 黄色の矢印と灰色の長方形の上に表示される3桁の数値。自分のLIFEが矢印の指している地点まで減少するとそのダメージを無効化する。
      数値が120になるごとにダメージを無効化するラインが後退していき、ある地点まで来ると消えてダメージ無効化が発生しなくなる。
      ただし対応しているライフバーでしか上手く機能しないので要設定。

他にも攻撃中無敵(最新版では削除)に披ダメージ後わずかに無敵まで付いてしまう。
こうなると先述の狂上位陣も一蹴するほどの強さになり、さらにバルバトス12Pカラーまで倒してしまう。
要するに狂最上位……かと思いきや、ご乱心に負けてしまう。
その後幾度の調整を経て、現在ではそのご乱心にも高い勝率を出しているようだ。
KingFancyMan12Pとは熾烈な競争を繰り広げている模様。勝ったり負けたり。

+ 必殺技・超必殺技紹介
  • 弓を引き絞り矢を放つ
    • 二種類の軌道+タメの有無によって四種類のバリエーションがある飛び道具
      硬直がかなり短く、タメ版は最大まで溜めると一撃必殺級の威力と化す(しかも一定以上溜めるとビーム化する)。
      全カラー共通技。
  • ドラゴン斬り
    • 投げ技であり、成功すると斬り上げと同時に龍のエフェクトが天に昇る。
      全カラー共通技。
  • メタル斬り
    • 成功すれば最大lifeの8分の1のダメージを与える当身技。
      12Pカラーになると攻撃を当てた回数に応じて威力が上がっていき、最終的に即死するほどの威力になる。
      なお12Pカラーがバルバトス12Pカラーを倒せるのは、この技のおかげである。
      全カラー共通技。
  • ガーディアンが駆け付ける
    • 0.5ゲージ消費して、海底宝物庫における相棒のガーディアンを呼び出す。ガーディアンは一定時間たつと攻撃する。
      攻撃は6分の1の確率で痛恨の一撃になり2.5倍の威力になる。ただし狙って当てるのは難しく、方向転換もできない。
      そのため、呼びだしても無意味に終わる事も。また、同氏製作のガーディアンが味方もしくは相手側にいると使用できない。
      1〜5P専用。
  • ランドアーマーが駆け付ける
    • 1ゲージを消費してヘルクラウド城登場時の相棒ランドアーマーを呼び出す。付近にランドアーマーがいる限り、本体のマジンガは無敵化。
      ランドアーマーは一定ダメージを与えると退場する。
      1〜5P専用。
  • ベホマスライムが駆け付ける
    • 1ゲージを消費してベホマスライムがやってくる。キラーマジンガにベホマをかけるが、マホカンタで弾かれてしまうため涙目になる。
      また、50%の確率で相手が回復する。マニュアルによると挑発との事。
      全カラー共通技だが性能に変化はない。
  • はやぶさぎり
    • 前進しながら2回十字に斬り付ける。6P専用。
  • しっぷうづき
    • はやぶさぎりと同じで前進しながらの攻撃だがかなり速い。6P専用。
  • みなごろし
    • その場にいる生存者からランダムで1人に対して大ダメージを与える。
      威力は1ゲージ消費としては異常なまでに高いが自分も味方も対象であり、
      もし自分が対象になると最大Lifeの5分の2を失うというハイリスクハイリターンな技。6P専用。
  • さみだれぎり
    • 高速移動しつつ攻撃。判定がかなり大きい。喰らい判定が地面スレスレにしかないような相手にはこれでしかダメージを与えられない。
      6P・12Pカラー専用だが、6Pは1ゲージを消費し、12Pは時間による連発制限がかけられている(オプションで調整可能)。
  • 浮遊
    • ニュートラルポーズで浮いているので、ボタンを押し続けている間自由に空を飛べる。
      ボタンを離すと高さがそのときの位置に固定され、地上にいる時の感覚で操作できる。
      AIではレベルが3か4の時のみ使用する。全カラー共通技。
  • まぶしいひかり
    • 1ゲージ消費して画面全体に光を放つ。喰らうと一定時間打撃が50%の確率で外れる(ダメージを無効化する)ようになる。12Pカラー専用。
  • 矢嵐
    • 物凄い勢いで矢を放つ。それだけでKOしてもおかしくない威力がある。
      というか実際3種類あるバリエーションの内2種類が即死効果。
      更にその内の1種類は相手のゲージを空にしてしまう
      12P専用。

なお、このキャラは更新の度に大きな強化・弱体化が施されている。
特に防御性能については一時かなりのものだったが更新の度に弱体化されており、
リック氏はこれから防御性能を強化する事はあまり考えていないとの事。
逆に攻撃性能は更新の度に強化されており、ぶっちゃけた話かなりピーキーな性能である。
そのため相性が全てと言われる狂キャラでも勝率はやや不安定になりがち。
まあ高い防御性能がないと大抵は瞬殺なのだが

某大会では6Pカラーのロビン2モードになっているのだが、相方が色んな意味で自重しなかった。

また、他のキラーマシン系列にはsudara13氏がキラーマシン3、ハイパーキラーマシンを作っており、
どちらも相当強い。

出場大会

+ 一覧
+ キラーマジンガ
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
+ ロビン2(6Pカラー)
【ロビン2モード(6Pカラー)】
削除済み
+ ゴールドマジンガ(12Pカラー)
【ゴールドマジンガモード(12Pカラー)】
シングル
タッグ
チーム
その他
凍結
削除済み

出演ストーリー

その他


+ AA

      \       ※       ※               / チャモロ ミレーユ |
  , --、∧\       || tvj  |゙i || tvj  |゙i        /0   30    0 |
  |.| † |.| ||  \    .(叭回づ|:| .(叭回づ|:|     /───────┘
  |.!、_.i.!.||    \      夂~叨   夂~叨     /※     ※
  i|i、゚-゚.ノ!.||     \.   〆     .〆      / || tvj   || tvj  |゙i
  /ゞ玉ソづ       \──────────‐/  (叭回づ. (叭回づ|:|
──────────\ベギラゴンをとなえた!/  <ニ已彡   夂~叨
宝が欲しければわたしを \ひかりのかべに  /      〆    .〆
l>はい             人人人人人人人人人/──────────
─────────<             >はメタルぎりをはなった!
  ※          < 全滅する予感!! >──────────
  || tvj          <             >      ____
  (叭回づ         / Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^\     /::::::─三三─\
 <ニ已彡        /     |;ヽ    / |   \  /:::::::: ( ○)三(○)\
    〆           /|       |;, |彡三ミ| ,;|   ,., \|::::::::::::::::::::(__人__)::::  |
────────/ミノ i\,--、|;, |三三| ,;|,--//  \:::::::::   |r┬-|  /
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         /      -=ニ...:::ii::\ー' / !!;::...ニ=<ニノ     \


*1 
ラスボスの場合は第二形態と第三形態の右手はキラーマジンガより攻撃力が上である
(特に第二形態は410と今作最高の通常攻撃を持つ上にダメージ倍増のバイキルトを使い、第三形態は一回行動だけだが他の部位も攻撃してくる)。
だが、この時点では主人公達の守備力が大幅に上がっているので、むしろそれよりも守備力無視攻撃の方が危険なので
(例:第二形態の突進攻撃は150以上のダメージを受けるが、いくら装備を強化しようがスカラを唱えようがやはり150以上喰らう)、
中盤に比べるとあまり危険視されない事が多い。

*2
主人公には独自の補正があるため、これらの特技を覚える事ができる上級の職業に転職しやすいが、
稼ぎなどを意識しない通常のプレイでは、ここまでの冒険でその域に到達している事はない。
さらに覚えていてもマジンガ様×2で主人公に攻撃が集中すればやっぱり死ぬ。
ランドアーマーに身代わりで何度もふせがれてしまったり、大ダメージを与えてもべホマスライムに回復されてしまう事も多い。
で、当然キラーマジンガ様が手加減してくれるわけもないのでやっぱり死ぬ。
「こらーっ、少しは手加減しろ!」「手加減てなんだ?」

*3
ただ、普通にグラコスを倒した程度のレベルだとマダンテでもHP600を1発で削り切れる事はまず無いので、
マダンテ1発で終わらせるつもりで宝の回収に向かってきたプレイヤーはやっぱり死ぬ
それでなくともマダンテ使う前に術者がマジンガに殺されるのはよくある事である。きちんとみがわりを使うように。
ちなみにDS版ではマダンテの威力が下がった(威力判定がMPの3倍から2倍に減少した)ため、マダンテ頼みの戦術はリメイク前より厳しくなっている。
うっかり旧作通りのセオリーで挑んで、あまりの効果の薄さに驚くも、既にMPは尽きているので……やっぱり死ぬ


最終更新:2023年11月16日 02:37