山本悪司


アリスソフトが2001年に発売した地域制圧型シミュレーションゲーム『大悪司』の主人公。
担当声優は松田たろう氏。
魔女審判を任された不良ではない(漫画でネタにされていたが)。
そもそもあっちのアクジは単に「悪ぶっているだけ」なのに対し、こっちの悪司は「本物の悪人」である。
更には人間も魔女も関係なく、果ては土偶にまで手を出すが、基本的に女を道具としか見ていない(当然男も道具としか見ていない)。

オオサカのヤクザである「わかめ組」の御曹司。
父に山本百発、祖父に山本一発を持つ。髪と一体化した眉毛は血筋の成せる業。
父と祖父からヤクザの帝王学を叩き込まれており、武道の腕もかなりの物である。
女を「こます」(大阪弁で「性的に篭絡」する事)スキルもとんでもなく高い。

男性至上主義国家「ニホン」と女性至上主義国家「ウィミィ」との間の太平洋戦争にニホン側として参戦し、
南方の最前線を潜り抜けるも捕虜となり、収容所のババアや現地人相手にコマしの腕を振るいどうにか生き延び、
ニホンが敗戦したことで復員してくるが、敗戦の影響であらゆる組織は女性が長とならねばならなくなってしまい、
組はかつての女性幹部らに乗っ取られていた。
自分がオオサカを牛耳るべく、裸一貫から乗っ取りやら抗争やら買収やらに身を投じてゆく。
……というのが原作の大まかなストーリーである。

原作ゲームにおいては賄賂、拉致、監禁、恐喝、拷問、殺人と様々な悪事を行うが、
麻薬の販売だけは利益よりも損害の方が大きいとの理由で行わない。
敵に対しては非常に冷酷だが身内には優しい面もあり、(プレイヤーの選択次第だが)義理人情に厚い所も見せる。
特に思い人に対する物が顕著で、ルート次第では苦労して取り戻した組を捨てて堅気になってしまうものから、
果ては世界征服を成し遂げてしまうものまで有る。全ては思い人への愛が成せる業か。
…まぁ物語開始時、わかめ組を追い出され行き倒れていた所を助けてくれた恩人である3人の女性達を、
強姦によりコマして手下にした上、後に娼館に叩き込むと言うド外道ぶりを見せ付けているが。
なお娼館以外はプロローグ部分なので回避不可能。全くの助け損である。
娼館に叩き込むのも「娼館自体を作らない」(資金的にもCG的にも縛りプレイに近い)以外回避法は無い
(娼館を作った時点で恩人の1人を娼婦第1号として自動的に叩き込むため)。
アリスソフト自身の評価も「鬼畜戦士ランスは我儘ではあっても真の鬼畜ではない」のに対し「悪司は正真正銘の鬼畜」である
(時代の移り変わりでエスカレートしていっただけとも言えるが。ランスもIF世界である『鬼畜王ランス』なら本物の鬼畜ルートが存在するし。
 そもそも『大悪司』は『鬼畜王』の流用システム的続編である。その後逆振れしたのが『大番長』)。

これらの所業は血筋以外にも父と祖父の教育による所が大きいらしく、
祖父は少年の頃の悪司が近所のガキ大将を叩きのめした褒美に、成人女性を情婦として宛がう様な教育をしていたが、
父は優しさを養わせる為に猫を飼わせる等、かなり両極端な育て方をされていた。
本人が「百発の息子である前に一発の孫である」と語っている様に、穏健派の父よりはずっとヤクザらしい人間だが、
前述の様に(僅かとは言え)父の教育も決して無駄ではなかったらしい。
まぁ現実のヤクザも身内にだけは甘いし…。


MUGENにおける山本悪司

嘘=美談氏によって製作されたものが存在していたが、
2016年のフリーティケットシアター終了に伴うサイト消滅により、現在は入手不可。
原作SLGのユニットの駒ドットを使用しており、技数も非常に少ない。
原作ではその数パターンのドットで充分だったので仕方ないが……。

また、同作者の他の『大悪司』キャラに勝利すると18禁CGが見られる。
動画で使う人は設定を解除しておこう。

出場大会



最終更新:2024年04月07日 02:00
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