Final

    

ANDRÉS BORGHI氏製作のオリジナルキャラクターその7。
氏のコンプゲー『The Black Heart』で全キャラのアーケードモードでラスボスを務める。
元々はコンプゲー専用キャラだったが、後にMUGENキャラとしても正式公開。
これにより、『The Black Heart』のキャラ達は晴れて全員MUGEN入りを果たしたのである。
2023年1月には実に13年ぶりに更新され、MUGEN1.0以降専用となった。
現在は最新版がPotS氏のサイト、旧バージョン(version 1.0)が海外サイト「MUGEN Database」にて代理公開されている。

+ 『The Black Heart』ストーリー
そこは私達の世界からかけ離れた世界の話。
一度は美を堪能した世界であったが、争いと憎しみにより汚れてしまった。
鮮血の世界…。

住人は自分に関わりがないからと、他の世界の存在など、はたとも思わなかった。

だが、その概念は外の世界の創造主と王が殺された事により一変した。
彼の野望は時が経つ毎に、老い、無力にしていった。

しかし、それは彼に尋常ならざる力と新世界を保つ力を失った原因にはなりえなかった。
何故なら彼は「Final」と呼ばれる存在に襲われたからだ。
Finalは世界の狭間にある混沌から生まれ出た強靭な魔物である。
一撃のうちに彼は王の心臓を裂き、混沌の淵へと身を潜めた。

この話が、未曾有の力を与えてくれる心臓が放たれた事として伝わった。
持つ者によっては世界を滅ぼしかねない、その力が放たれた。…と。

「Final」とは「最後の、終局」などを意味する英単語。ラスボスに相応しく、なおかつ単純明快な名前である。
外見は光る大きな目に歯が剥き出しの顔、細長い腕に下半身が長い数本の触手で構成されており、
背中からもびっしり触手が生えている。後全身ピンク色
しかし、その異形に反して非常に思慮深く沈着冷静である。
世界の秩序を乱しかねない「心臓」の力に近付く者を排除しようとするが、
力では敵わぬと見るや、懐柔や同士討ちなど、すぐさま相手に応じた次善の策を講じる狡猾さを持つ。
各キャラのストーリーはHashiから始まりチャプターの番号が振られているが、時系列順となっており、
Finalは全員と戦ってあの手この手で退けているということになる。ご苦労様です。

余談だが、『Magic: the Gathering』の「ファイレクシアの抹消者」とどことなく似ている。
+ 参考画像


性能

性能はラスボスだけあってかなり凶悪。列挙すると、
  • DEFの値がデフォルトの2倍。
  • 突如使用し前方へ一定距離移動するテレポート
  • 空ガ不可で縦の範囲が広く間合いを大きく離される打撃投げ「Brain Saturation」と「Flattening」(演出が違うだけで範囲やダメージ等はほぼ同じ)
  • 地味だが結構早く間合いを離される為ウザい触手(?)蹴り
  • 少し溜めがあるが、発射してからヒットまでの間隔が非常に短い目から発射されるビーム「Eye Ray」
  • アーマー持ち(ただし何度か攻撃すると怯む。投げなどのステートを奪う攻撃は無効)
以上の性能から、あまりゲージ技は使わず、ひたすらジャンプ攻撃するのが全キャラ共通の攻略法か。ただし飛びすぎると打撃投げに捕まるので注意。
また、ハイパーアーマー持ちの割には怯みやすいので、小技や多段技等でひたすら削る戦法も効果的。

超必殺技は二種類あり、一つは「Eye Ray」の強化版「Annihilator ray」。
通常のビームより溜めが長いが、その間にFinalを怯ませられないと斜め下にガード不能のビームが発射され、
直後に全画面判定の光に包まれる(光そのものはガード可能)。もちろんダメージは半端無い。
だが、2ゲージ消費の上にAIは下記の超必にゲージを使ってしまうため、AI操作だとあまり拝めない。
もう一つは打撃投げの強化版「Sanguimancy」。
捕まると背景が真っ黒になり、赤い文字やら何やら(解読不能)が流れ、掴まれたキャラは大量出血しながらダメージを受ける。
投げ自体のダメージは通常版から多少増加している程度だが、技終了後にFinalの姿が消え、血溜まりから掴まれたキャラの分身が3体現れる
(『The Black Heart』登場キャラ限定)。
この分身達は大して耐久力がある訳でもなく、通常攻撃しかしてこないのだが、3体同時に出現するため思わぬダメージを受ける事も。
また、Finalは姿を消している間、何やら呪文のようなものを唱えて(?)おり結構うるさい。さっさと分身達を倒して引っ張り出そう。
なお、掴まれて大量出血が終わった時点でキャラのライフが0だとバラバラKOになる
投げ攻撃の一種でも頭が吹っ飛ぶ(もう一つは地面に連続で叩き付ける)演出がある辺りは、流石グロ&ホラーに定評のあるANDRÉS BORGHI氏。
もちろん最終ラウンドでなければキャラは何事も無かった様に復活する。格ゲー補正が無ければ即死だった。

そして、見事Finalを倒した心臓の力を求める異形者達。果たしてその「終幕」に待つ結末は……?
(ただし、詳細は伏せるが殆どのキャラはロクな目に遭っていない。 救いがあるのはnorokoだけである)

MUGENにおいても『The Black Heart』のキャラ達とFinalとのイントロは再現されている。
ちなみに、『The Black Heart』キャラ以外に「Sanguimancy」を決めた場合、分身は6体の登場キャラの内、3体がランダムで出現する仕様のようである。
まぁ、1キャラ1キャラ対応させたら気が遠くなるというレベルではないから仕方ない。

+ 実は…
『The Black Heart』でも難易度ハードで各キャラのエンディング後に表示されるパスワード6つを入力する事で、Finalを操作可能になる。
絶対にselect.defを弄って使うというせこい真似はせずに自力で出そう。

AIはデフォルトで搭載されている他、おまけの人氏及びホルン氏による外部AIも存在。
おまけの人氏のAIは近付いたら触手蹴りと打撃投げ(使用頻度は叩き付けの「Flattening」が高め)の連打で相手を遠ざけ、
離れたらひたすら超必殺版含むビームをぶっ放す固定砲台と化す。
しかし、移動含むそれ以外の行動(テレポートと投げ超必)をほとんど行わなくなってしまう。
弾幕や多段技相手の場合、気ままに動くデフォAIと違ってパターンにはまりやすくなる。攻撃の出掛かりを潰されるループに陥る事も。
ただし、最新版には対応していないので注意。
ホルン氏のAIは最新版に対応しており、恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、Fatal move(一撃必殺技)を使用するか否かの設定が可能。
想定ランクは凶との事だが、他のキャラとは異なりFinalのFatal moveは超必殺技のトドメ演出が該当しているため、
使用しない設定にした場合、相手のライフが一定以下になると超必殺技が封印されてしまう点に注意。

この他に改変キャラとして、Farengeit氏とPredatorsru氏によるマーベルヴィラン「ゼノファージ」、
FlavioCamarao氏によるオリジナルキャラ「EVIL GOD」が作られている。
後者は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開中。

出場大会

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出演ストーリー

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最終更新:2023年06月03日 20:38