K9999


「これも、俺の力なのか!?
       ハーッハッハッハッハッ!」
  • 格闘スタイル: 俺自身の力
  • 出身地: 不明(日本?)
  • 誕生日: 不明(16歳?)
  • 身長: 168cm
  • 体重: 58kg
  • 血液型: B型
  • 趣味: バイク
  • 大切なもの: 愛車のバイク
  • 好きな食べ物: ピーナッツ
  • 嫌いなもの: 命令、命令する奴
  • 得意スポーツ: 無し(何をやらせてもダメ)

THE KING OF FIGHTERS 2001』~『2002』に登場するキャラクター。名は「ケイ・フォーナイン」と読む。
秘密結社・ネスツが行った「プロジェクトK」によって生み出された、草薙京の9999体目にして最後のクローン。
しかしオリジナルの京に逃げられたことで劣化コピーを繰り返していたクローン生産はどんどんその精度を落としており、
K9999に至ってはオリジナルの面影は全くと言っていいほど無く、
一応K'クーラと同じようなデザインの青いグローブを着けているのだが、
炎を操る能力もほとんど受け継がれていなかった。

本来であれば失敗作として破棄されるはずであったが、
身体強化手術を施された際に突然変異を起こし腕が異常に変形する能力を発現。戦闘員として生きることを許された。
ただし手術による激しい副作用を残しており、凶暴な性格かつ精神状態が非常に不安定で腕の変形も完全には制御出来ない。
またクーラと同じように髪の毛の色素が変質する体質のようで、
戦闘状態になると普段の白髪が青く変色する(髪の長さ自体もかなり縮む)。
結局、草薙京のクローンとしては失敗であることに変わりはなく、「プロジェクトK」はこのK9999を最後に頓挫した。

他の実験体同様に記憶の操作を受けているため、
彼自身は自分が草薙京のクローンであることは知らず、
強化を受けて能力を移植された普通の人間だと思っている。
昔の記憶が無いのはネスツに頭の中を弄られたからだとも思い込んでおり、
ネスツ幹部に対して激しい反抗心と憎しみを抱き、それを公然と態度に表わすため、
フォクシーダイアナら幹部からは、彼の「組織1、2を争うほど」という類稀な実力もあって危険分子扱いをされている。
一方で幹部ら周囲からはK'らと比較され劣等生だとも言われ続けており、
そのため戦闘員としての完成度が高いK'やKUSANAGI、クーラに対して、
異常な憎しみと対抗心を燃やし、彼らを「出来損ない」と言って憚らない。
コンプレックスの塊のような捻じ曲がった性格である。

いつも行動を共にしているアンヘルとは相棒(?)のような関係にある。
『2001』では彼女とクーラ、フォクシーと共にKOFに出場することを命じられるが、フォクシーらとは反りが合わず、
また最初からネスツに対して憎悪しか抱いていなかった彼とアンヘルは、大会中にフォクシーを欺きネスツを脱走。
ちなみに、ネスツチームエンディングではネスツが壊滅したことでアンヘルと共に外で大暴れし、自由の身を満喫していた。
小説版では「クーラ・K'との戦闘に突入した後の行方は分からない」となっている。
家庭用『2003』のKUSANAGIステージで彼らしき人物が確認されているが、本人かどうかは定かでない。
『XIV』ではアンヘルは久々に参戦し、ネスツ壊滅後に組織の残党に追われる身となり各地を放浪していたことが明かされたが、
K9999は全くと言ってよいほど言及されず、アンヘルと別れて別行動を取っている事しか分からなかった。
しかし……(詳細は後述)。


通称、鉄雄
一番上の画像を見ただけで分かると思うが、動作の一つ一つ、セリフ、メッセージからプロフィールの詳細まで、
コミックおよびアニメ映画『AKIRA』の登場人物である「島鉄雄」(しま てつお)にあまりにも酷似していることが由来。
ついでにKUSANAGIとの掛け合いで原作での鉄雄と金田のセリフも完備。
元々パロディの多い系列作品の中でも元ネタに酷似しているため、KOFファンの間でもK9999と呼ばれるよりも、
鉄雄と呼ばれることの方が圧倒的に多い。
声優まで鉄雄と同じ 佐々木望 氏という徹底ぶりである
(KUSANAGIの声優は『AKIRA』の主人公・金田正太郎と同じ岩田光央氏)。

完全に鉄雄だコレ…。演じた際の岩田氏と佐々木氏はどんな心境だっただろうか?
まあ佐々木氏はともかく岩田氏は他の作品でもアドリブで金田ネタを露骨に連発してたり、むしろノリノリな節もあるが

後年、ユキチこと市来光弘氏がゲスト出演したアニラジ内でK9999について岩田氏に直接聞いた所「よく覚えていない」と返答があり、
残念ながら当時の心境は謎に包まれたままになりそうである。
一方、キャラについての説明を聞いていた相方の鈴村健一氏は「まんまじゃねえか」と突っ込んだ

パロディに定評のあったSNKでも流石にここまで「まんま」なものは…無かったとは言い切れない*1
…のだが、その中でも全く言い逃れが出来ないほど危険な再現ぶり。
SNKプレイモア(現:二代目SNK)にとってこの件は完全に黒歴史にされてしまっており、
スタッフインタビューにおいても一人だけ「深くは追求しない」といった扱いを受けているキャラである。

その再現度があまりに高かったため、『AKIRA』ファンも怒りを通り越して呆気に取られてしまったようで、
国内外で『AKIRA』ファンを含めた人気は高い(ただし、そうでない人もいるのでその点は注意)。
しかし彼を復活させようものならば、今度こそ大友克洋氏と一戦交えることになると思われるため、今後の登場は絶望的か。
が、その再現度の高さ故か大友克洋氏に許可を貰ってもう一度出してくれとリストラを惜しむ声も多い。
なお、仕返しなのか偶然なのか、『AKIRA』側の方も『アキラ サイコボール』なんてゲームを発売してたりする。
ちなみにweb上ではまことしやかに「大友氏や関係者が激怒した」「訴訟寸前までいった」などの話が流通しているものの、
基本的にこれらは根拠など無い。

事実は「SNK側がその存在を抹消させようとしている」ということだけ。*2

ちなみに、初期段階では最低野郎の主人公ことキリコ・キュービィーっぽいキャラになる予定だったらしい。
一応髪の色や髪型、ズボンやブーツのデザインにその名残が見られるが、どこでどうしたら鉄雄化してしまったのやら…。

黒歴史故に『NEO WAVE』では『2002』出場キャラの中で一人だけハブられている
『2002』のリメイクとして製作された『2002UM』でも、元の『2002』出場キャラはおろかネスツ編の全キャラの中で一人だけハブられた
その代わりにK9999と設定が近く(正反対な部分も見られるが)、
技の性能がほぼ同じネームレスが大々的にプッシュされており、辛うじて彼の意思は受け継がれたようだ。
また、『2002UM』に収録のNEOGEOモード(『2002』ベタ移植モード)ではギリギリで出場を許されており、
2009年のアルカディアのKOF特集では、ネスツ編の登場人物紹介の欄に名前と顔が一応載っていた。良かったねK9999。
……が、ソフトバンクから発行されたキャラクターエンサイクロぺディアでは彼のみ黒くシルエットで隠され、
KOF総合公式サイトでも一人だけ画像が削除された(スタッフからのコメントも伏字だらけである)。
一応『2001』および『2002』の公式サイトのキャラ紹介の所ではまだ残ってはいる。
ちなみに『NBC』公式サイトでは、
「ネスツにとって脅威の存在となった、草薙京を抹殺するため作られたネスツの強化人間。
 ネスツ壊滅後はどこかへ消えてしまった
と紹介されており、彼の存在は本格的に消されようとしている。
存在自体がSNKにとって脅威の存在となったので仕方ない「じゃあ何故作った?」とは言わないように*3

+ その後の鉄雄
Days of memories ~僕と彼女と古都の恋~
恋愛シミュレーションである本作では、劇中劇のキャラとしてそれっぽい人形が登場している。アンヘルのお気に入りキャラだそうな。
まあ、本人の姿を出している訳ではなく(髪型も微妙に違うし)名前も明言されていないのでセフセフ!と言う所か
(ついでに言うとDOMはKOF本編とは無関係のパラレルワールドである)。
また、第1作『僕と彼女の熱い夏』でもK'と対立している不良の一人が「あっち行ってろぉ!」だの、
「てめえも往っちまえ!」だのと口走っていたが、姿や名前は出ていないので本人かどうかは定かでない。
ついでにもう一人の不良も「所詮貴方はカモなのにゃー」とか言っていたが以下略。
+ ※人形です

SNKドリームバトル、ザ・キング・オブ・ファイターズ バトルフェスタ
GREE用ソーシャルカードバトル『SNKドリームバトル』では、2012年8月よりSRカードとして復活した。
しかも、黒塗り無しで、デザインや設定もそのまんま登場。
…本当に大丈夫なのか。

更に2013年2月には、モバゲーの『ザ・キング・オブ・ファイターズ バトルフェスタ』でもイベント限定キャラとして復活。
このゲームのナビゲーターであるからも「いろいろと大丈夫かしら…(汗」とツッコまれていた。
…僕らも舞さんと同じ気持ちです。

その後、『SNKドリームバトル』『KOFバトルフェスタ』共に、2013年4月末にサービス終了となってしまった。
上記の件が関係してるのかしてないのかは不明だが…。

アケアカNEOGEO
2018年9月27日より「アケアカNEOGEO」にて『ザ・キング・オブ・ファイターズ2001』が配信。
こちらも『2002UM』のNEOGEOモードと同様に鉄雄がそのまま存在しているため、彼を使いたい人も安心だ。
内容はアーケード版そのままなので全キャラのあの立ち絵は据え置きだが

+ そして『XV』にて…

      

「いいぜ、立ち上がっても。
 もう一度ぶん殴ってやるからよ」


 格闘スタイル: 制御した右腕
 出身地: 不明
 誕生日: 不明
 身長: 168cm
 体重: 58kg
 血液型: B型
 趣味: バイク
 大切なもの: 愛車のバイク、ゴーグル
 好きな食べ物: ナッツ類、レーション
 嫌いなもの: 組織、序列、名前を間違えるバカ
 得意スポーツ: 運動は苦手

……時は流れ2022年。『KOFXV』にて新キャラクター「クローネン」が参戦した。
しかしその姿は、誰がどう見てもこれは、まるで…!と、どこまでボカしてくのかと思ってたら、EDで盛大にネタバレされました。おかえりなさい
おいおい、喧嘩売ったのはテメェだぜ!?
草薙 クサナギねェ……(13:02~)

フルネームはクローネン・マクドガルよりによってその苗字か。
プロフィールに「格闘スタイル:制御した右腕」とあるように、能力をまともにコントロールできるようになったらしく、
それだけあって技もどこかЖ'(ジェープライム)ことネームレスを彷彿とさせるものになっており、
衝撃波のようなものしか発していなかった「あっちへいってろォ!」が炎を放つ「ブレイズ・スロアー」に、
「月…」はドーム状の炎のバリアを発生させる「インファーナル・プロミナンス」に、
「力が…(ry」も腕が肉塊のように巨大化する気持ち悪い演出から、
完全にメカニカルな巨大アームへ変形する「カラミティ・オーバードライブ」に変わっている。
しかしこうなるとネームレスの立場は…。リュウケン的な位置付けになれればいいのだが

EDにおいては鉄雄絡みのネスツ関連のしがらみも無くなったためか、大人になって性格が丸くなった所も見せており、
再会した相方であるアンヘルと世界一周するという新たな目標を見つけるなど報われる結末となった。

声優は佐々木氏…であるはずもなく、『デュエルモンスターズGX』の遊城十代や、
ジョジョの奇妙な冒険』のセッコ等を演じた KENN 氏が新たにキャスティングされている。
佐々木氏が昔と比べかなり声が変化しているので、こっちの方がかえって近い雰囲気という意見もないではない

+ また『XV』の出場者インタビューでは、やさぐれているものの真面目にインタビューに答えている
Q. 休日は何をして過ごしていますか?
A. うざってェ残党共をブッ潰してる。」

Q. 今大会に参加した理由はなんですか?
A. 潰してェ奴がいる。」

Q. コンディションをお聞かせください。
A. 「悪かねェな。」

Q. 注目している選手は誰ですか?
A. 「んな奴いるわけねェだろ。全員俺がブッ潰す!」

Q. 優勝賞金はどうなされますか?
A. 「どう使おうが俺の勝手だろうが。」

Q. ファンの方に一言お願いします。
A. 「俺の周りをチョロチョロしやがったらブッ潰す。」

なお、2022年リニューアルのKOFポータルサイトでは、クローネンがK9999と同一人物である事への配慮としてK9999は未掲載となっている。
グリフォンマスクとキング・オブ・ダイナソーは別個に掲載されているのだが。




「あっちへいってろォ!」


原作中の性能

技の構成は一見「波動昇龍」の様だが、全体にクセが強く、
低火力紙装甲で移動力も低くジャンプも遅い、初心者には手に余る曲者。
比較的小さめの身体と、全体的にリーチの長い技を活かす立ち回りが基本になる。
中距離での差し合いに長け、削り性能も優秀、飛び道具ではなく
牽制で飛ばして対空のゲージ技で落とす(ノーゲージでも落とせるが厳しい)キャラ。
他に飛び道具を貫通するゲージ技の飛び道具や、画面全体攻撃のゲージ技を持つ。
このページ最上段のgifアニメ「力が…勝手に…ぅわあああ!!」は攻撃判定が長く、画面の端から端まで届くので事実上回避不能、
削り量も高くダウン中にもヒットする、見た目にもK9999を象徴するゲージ技。
この様にK9999は全体的にゲージへの依存度が高いキャラだが、ゲージが溜め辛いという欠点がある。
ただ、『KOF』は「チーム戦」という仕様上、K9999を二番手以降に回せばゲージ問題はある程度フォローが可能。

『2002』でのMAX2「これは、まるで…!!」はコマンドが特徴的な全画面判定技。
威力が高くダウン追撃判定もあるが、発生が遅すぎてまず当てる機会がないため、これは、まるで…使えない
そのモーションが鉄雄が上半身裸で空中を飛び光を放つという漫画版『AKIRA』4巻のP368のまんまパクリ
(ケイが「これは…まるで…」と次シーンで言ってる他、その前の場面で鉄雄自身もセリフを放つ)。
ニコ動でこの技が出て来た時は「これは、まるで…鉄雄!」などと呼ばれる。


MUGENにおける鉄雄K9999

何だかんだで彼を愛する製作者が多いのか、結構な数のK9999が確認されている。
改変が自由なこともあってか、Mouser氏の『2001』仕様の改変アレンジが多いのが特徴か。

+ OrochiKOF97氏製作 2001~2002仕様
  • OrochiKOF97氏製作 2001~2002仕様
代理公開先であった「Random Select」が2019年10月に閉鎖されたため、残念ながら現在は正規入手不可。
ディスプレイネームは「K9999ultrarox」と表示されるので、デフォルトならそこで区別可能。
気絶モーションから体力と引き換えにパワーゲージを回復する超必殺技「Out Of My Way!」が追加されている。
初期設定だと本来のカラーを使用出来ないが、キャラのフォルダのDEFファイルをメモ帳などで開き、
pal1 = …の後を空欄にすると使用出来る。
また、『2001』ボイスだけでなく『2002』ボイスも同梱されており、defファイルの書き換えで切り替えが可能。
手強いAIがデフォルトで搭載されている。

+ Mouser氏製作 2001仕様
  • Mouser氏製作 2001仕様
基本的には原作再現仕様だが、AIは未搭載。
ちなみに改変は自由。

+ Jerzy氏製作 2002仕様+XI風アレンジ
  • Jerzy氏製作 2002仕様+XI風アレンジ
上記Mouser氏製の改変キャラ。AIやドリームキャンセルが搭載されている。

+ MDK氏製作 2001~2002仕様
  • MDK氏製作 2001~2002仕様
2011年から最も大会で見かける鉄雄。超必殺技の演出が美しい。
D0版とD4版の2種類が存在し、後者には名無し氏のAIパッチがある。
なお、通常投げにバグがあるが、処理の記述が複雑で修正は困難。

+ BLACK氏製作 2001~2002仕様+AKOFアレンジ
  • BLACK氏製作 2001~2002仕様+AKOFアレンジ
上記Mouser氏の改変キャラ。
アレンジ技が搭載されており、フェイント版「あっちへいってろォ!」や上位技の「お前もそこにいたっけな」が搭載されている。
また、「これは、まるで…」がAKOF版となっている(ダウン追い討ち可)。
その後の更新でBLACK氏のボイスがデフォルトになり、佐々木氏のボイスは氏のサイトにてパッチ式で公開となった。
また、弱版砕けろォ!が空中の相手に落ちるまで追撃可能になり、ループさせることでノーゲージでの火力が上昇した(通称キエローループ)。
え?酷いって?それはこいつにも言えること。

外部AIはヅァギ氏及び矢印氏によるものが存在するが、前者は現在公開を終了している。
後者は旧版(2009年6月3日版)に対応で、現在はJ・J氏のサイトにて対応している本体と共に代理公開されている。
この他、sizuka氏によるカラーパレットが作られており、上記のMouser氏製作、Jerzy氏製作にも対応している。
BLACK氏のK9999ボイス参考動画

+ 鳶影氏製作 2002仕様+アレンジ
  • 鳶影氏製作 2002仕様+アレンジ
こちらもMouser氏の改変キャラ。
「月…」「てめぇも往っちまえ!!」に2ゲージ版が追加され、ドリームキャンセルが可能。
レベル設定可能なAIが搭載されている。
氏制作のKUSANAGIとの専用イントロがある他、アフロン氏制作のネームレスに専用イントロを追加するパッチが同封されている。

+ 矢印氏製作 2002仕様+2002UMアレンジ
  • 矢印氏製作 2002仕様+2002UMアレンジ
こちらも上記二体同様Mouser氏の改変キャラで、現在はJ・J氏のサイトにて代理公開されている。
「これは、まるで…」でBLACK氏製作の画像が使用されている他、何故かたまにKUSANAGIが落ちてくる。
このKUSANAGI、K9999に向かって「外式・奈落落とし」をかけることがあり、体力が足りないと普通に死ぬ
→Aの「うるせぇー!」から「力が…勝手に…ぅわあああ!!」が繋がらない(というかコンボ出来ないほど溜め動作が長くなっていてセリフも異なる)など、
必殺技の挙動が所々アレンジされている。
レベル設定可能なAIがデフォルトで搭載済み。どこキャンコンボもよく使用する。

+ 矢印氏製作 K9999-Bstyle
  • 矢印氏製作 K9999-Bstyle
上記とは別の技構成、新規ドット追加が施されたEXキャラで、こちらもJ・J氏のサイトにて代理公開されている。
必殺技の鉄雄要素がまんまでなくなり、挙動も最早別物。名残はCVとセリフ程度だろうか。
なお、Bstyleの「B」は暴力のBであり、ライバル格のK'の格闘スタイルを意識している。
断じてどこぞの幕末のことではない。
AIは未搭載。

+ RYO2005氏製作 2001+ROTD風アレンジ
  • RYO2005氏製作 2001+ROTD風アレンジ
氏お馴染みの『レイドラ』風アレンジ。コンビネーションも搭載。
しかし無敵時間のある技が全く無く、切り返しの手段に乏しい(これは氏のキャラ全員に言えることだが)。
ちなみにダッシュ屈弱Pと「あっちへいってろォ!」を繰り返すだけで永久が可能

大艦氏と斑鳩氏(公開停止)のAIが存在。
大艦氏のAIは「あっちへいってろォ!」を使ったループの回数が指定可能。
斑鳩氏のAIは氏の他のAIと同様に、本体の仕様に様々な改変が施されているが、永久は直ってない後、ディスプレイネームが「Tetsuo」
AIはループコンボは自重気味…と思いきや、最大レベルにすると永久を全く自重しなくなる

+ Basara-Kun氏製作 Another K9999
  • Basara-Kun氏製作 Another K9999
Readmeを見る限り、より『AKIRA』の島鉄雄の要素をK9999に加えた改変キャラと思われる。
defファイルがWin用のものと1.0用のものとが別々にあるので、登録の際には注意しよう。
AIは未搭載。

+ Falcon Rapper氏製作 PotS氏&Infinite氏風アレンジ仕様
  • Falcon Rapper氏製作 PotS氏&Infinite氏風アレンジ仕様
CVS』風ドットで製作された、MUGEN1.0以降専用のてt…もといK9999。
システムはPotS氏およびInfinite氏風のアレンジ仕様で、ブロッキング、攻撃避け、EX技、ゲージ溜め、カスタムコンボ、チェーンコンボなどを搭載。
カラーパレットも豊富に用意されており、コンフィグにてイントロでカラー選択できるか否かを設定可能。
他にもチェーン&空中コンボの有無や、ヒットスパークおよびサウンドをPotS氏風のものへと変更したり、
『2001』か『2002』ボイスへの切り替え、「月…」および「てめぇも往っちまえ!!」のコマンド簡略化などが可能なので、好みに応じて設定しよう。
技構成は『2002』をベースとしているが、「月…」の技名が「Gakki Dommo!」になっている。
AIはデフォルトで搭載されているが、簡易的なものなのか立ち回りがやや単調で、強さは控え目。

余談だが、同系統のアレンジ仕様のキャラの多くには、超必殺技でKOすると技名が画面上に表示されるという痺れる演出がある。
当然ながら同氏製作のキャラ達にも搭載されている……が、K9999の場合は技名が技名なので、
「GAKI DOMO」やら「TIKARA GA KATENI-UWAAAA」やら「KORE WA MARU DE」やらと、ちょっぴりシュールな絵面になってしまうのはご愛嬌。
DLは下記の動画から



+ 大会ネタバレ
ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】にも参戦。
開始当初はそこまで話題に上ることも無かったのだが、
バリアの中でも随一の対空性能の「月…」や高性能飛び道具の「てめぇも往っちまえ!!」
リバーサルやコンボに役立つ「力が…勝手に…ぅわあああ!!」、全画面判定の「これは、まるで…!!」など
高性能なゲージ技を駆使して見事決勝戦まで進出。「ゲジマユの申し子」とのコメントまで付いた。良かったねK9999。
対戦相手の神人豪鬼と死闘を繰り広げた……が惜しくも敗北。準優勝に輝いた。
「これも、俺の力なのか!?ハーッハッハッハッハッ!」力が勝手にやってくれました。
『公式で黒歴史扱いされたキャラがMUGENにおいて有名になった』というのは何とも皮肉な話である。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー

+ 一覧

プレイヤー操作

MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま46、鳶影氏製)


*1
SNKプレイモアのK9999に限らず、旧SNK時代からまんまなキャラが多く
そもそもカプコン等他の会社の格ゲーでもそういう例が多々見られる
K9999が目立っているから陰に隠れているだけで、彼等も彼等で限りなくアウトに近かったりする(続編でデザインが独自化する事もあるが)。

実はK9999並か、それ以上に「そのまんま」なキャラが一人いたのだが、
こちらは特に騒がれることはなく、多くの人に普通のキャラとして受け止められている。
映画俳優のパロディというのは格ゲー界はもちろん、古くから様々な方面でよく使われるネタなので、
見る側も寛容な心が根付いているためだと思われる。

*2
2009年初め時点での公式サイトには「元ネタはもちろん●●●の●●で、よく●●●●氏に●●●●なかったものだと●●したものです」とのコメントがあり、
恐らく大友氏側からの何らかのアクションがあったわけではなく、先んじての自主規制だと思われた
(裏でこっそり何か言われた、という可能性もゼロではないが)。
+ 多分伏せ字を取ると……
いろいろな意味で触れるのが怖いキャラです。
元ネタはもちろんアキラ(正しくはAKIRA)の鉄雄で、よく大友克洋氏に訴えられなかったものだと安心したものです。
金田といい鉄雄といい、数えあげればキリがありません。

しかし後に『2003』や『MAXIMUM IMPACT』シリーズに関わったFALCOON氏がTwitterにて、
「みなさんが思っている理由で彼が封印されたわけではない・・・ということです。」
「みなさんが思っている理由が本当の理由なら封印されるべきキャラクターは他にもゴマンと居る。」
「そういう意味でもK9999の封印理由は実に特異でした。」
と述べており、未だに真相は不明であるものの、版権絡みが理由でない事が確認されている
確かに前例がごまんといるのにK9999だけが「みんなの思っている理由」で消されるのは不自然であるが。

*3
ちなみに、背景として当時のスポンサーであった韓国イオリスから「『AKIRA』のキャラをそのまま出せ」という指示があった、という推測もされている。
当時のSNKの事情を考えると絶対に有り得ないとは言えないものの、もちろん確認が取れた事実というわけでもない。


最終更新:2024年03月17日 12:41