エルザ・ラ・コンティ





     「祓魔の力で皆を護る。

      その為に私は強くなった」

  • 格闘スタイル: 悪魔祓い
  • 出身地: 国籍:バチカン/現住所:神奈川県相模原市ローゼンベルク学園理事長邸
  • 誕生日: 4月4日(あんぱんの日 おひつじ座、年齢は不明)
  • 身長: 161cm
  • 体重: 52kg
  • スリーサイズ: B85 W56 H86 
  • 血液型: A型
  • 好きなもの: あんぱん
  • 趣味: ガーデニング
  • 苦手なもの: 昔の自分
  • 特技: 魔族と戦うために手に入れた戦闘能力
  • 家族構成: 死別
  • 得意な科目: 神学
  • 苦手な科目: 科学
  • 所属(学年、部活): 西欧聖霊庁対策実行本部 特務1課
  • キャッチコピー: 「不老の罰を受けし祓魔師」
  • 関連キャラクター: 舞織 - ペトラ - クラリーチェ

アルカナハート2』に登場するキャラクター。『野生の~』とは別人。
担当声優は、『うたわれるもの』のトウカなどを演じる 三宅華也 女史。
ファンの間ではその髪型から島村ジョーと呼ばれることがある。

 バチカンの城壁の内側に封じられている西欧聖霊庁の双璧とされる修道女の片割れ。
 特徴的な髪型を持ち、ウィンプル(頭巾)なしの修道服を身に纏い、
 「クルクス」と呼ばれる十字架のような武器を持っている。
 真面目で一本気な性格で、普段は少しサバサバとしているが、
 人当たりは良く、天然っぽい失敗をすることもある。
 根が真面目なのか必要以上に自分に厳しく、精神的な浮き沈みが激しいのが特徴。
 昔の自分を苦手としているのもこのため。
 詳細な素性は不明だが、イタリア・アブルッツォ州の海岸沿いにあった、
 地図にも書かれないような小さな村の生まれ。
 しかし、数十年前に魔族が元凶の聖霊事変が発生したことで村は滅びてしまい、
 家族を失った他の少女達と共に、戦闘要員として西欧聖霊庁に身を預け、「魔族狩り」に身を投じることとなる。
いつ入庁したのかは具体的には不明だが、本人は「14歳の時には既に魔族狩りをやっていた」と語っている。
そのため、魔族をみると見境いがなくなり、凄惨なまでの戦いを繰り返した結果、
魔族ばかりでなく味方の聖霊庁からも恐れられるようになってしまい、ペトラの元に押し付けられる形で現在の部署に配属された。
『2』のEDで相方と共に間接的に聖霊庁に始末されそうにもなっている
(もっとも、本人たちは慣れているのかいつも通り冷静に対処したようだが)。

その最後の任務と決めていた戦いでクラリーチェ・ディ・ランツァと出会い、不本意ながらの死闘の果てに相討ちし、
双方が生き長らえるためにカシマールと契約し、仮の命を与えられ不老となってしまう
現在はクラリーチェと共にヴァチカンの教会で奉仕活動をしつつ、有事の際は戦闘要員として呼び出される。
通称「西欧聖霊庁の切り札」。
『2』では関東一円に発生した次元の歪みに対し、西欧聖霊庁からの災害派遣として、上司のペトラや相方のクラリーチェらと共に来日し、
続く『3』では西欧聖霊庁ローゼンベルク支部を設立したペトラを補佐するため来日する。

大好物はあんパン。特に日本のものが大好きらしく(そもそも日本以外じゃ売ってないと思うが)、
毎日違う店であんパンを買い、あんパンの食べ比べをしていたそうな。
夕食後にと大事に取っておいたあんパンをこっそり食べた事をクラリーチェに告白されると、「違う場所に宿泊する」と怒り出すことも。
文通友達となった舞織から作り方を教えてもらっている。しかし失敗ばかりのようで、失敗作はクラリーチェが好んで食べている。
もしこのキャラを見たらどんな反応を示すだろうか。とも絡んでもおかしくはない。ちなみに、エルザの誕生日である4月4日は「あんぱんの日」である。
『すっごい!』では任務中にも拘らず稲穂庵に宅配を頼み、あかねからペトラとクラリーチェを含めた三人分を受け取っている。
家庭用特典のドラマCDでは、多くのあんぱんを舞織からもらい非常に喜んでいるが、クラリーチェは「ポイ捨てされた」と拗ねてしまう。

サバサバしているが人当たりがいい性格で、ミルドレッドが起こした事件の真相を求めようとした時も
相手のプライバシーを尊重し、見逃している(ペトラが情報提供を強いるのとは対照的)。
冴姫も彼女に対し「聖霊庁の人間が皆貴女みたいな人だと助かる」と言っている。
でも「おばさんたち」と言われて怒るあたり実は彼女も年齢のことは気にしているようだ。
クラリスと違ってそれを言う人がシャルラッハロートくらいしかいないけど

職業柄故に綺麗好きで整理整頓を信条としており、クラリーチェが寝ながら本を読んだり部屋の入り口を塞ぐほどに本を散らかすのを許そうとはしない。
教会の裏手に作った花壇で花を育てるのがマイブームで、『2』のEDでは舞織からもらった花を花壇に植え、水をやっているシーン一枚絵として描かれている。

ペトラに対しては頭が上がらない一方で、年齢に反して仕事人間的な一面がある彼女を「本来なら学校に通っているはず」「友達がいない」と気にかけている。




原作での性能


聖水の入った瓶を投げ付ける飛び道具(追加入力で地面に散乱した聖水に攻撃判定付加)やムチによる打撃、
クルクスにオーラを纏わせ別の武器として扱うなど、スタンダードで扱いやすいキャラクターなため、
はぁとと並び初心者にもオススメ。
飛び道具・対空技・突進技と格ゲー三種の神器が揃っているが、必殺技の性能は微妙に癖が強く、
飛び道具という位置付けのサンクトゥスはむしろ設置技的な性能をしている。
反面、通常技は挙動が素直で性能も良い。高性能な特殊技も持っているため、
難しい操作が出来なくてもある程度立ち回れるのが魅力。
武器持ちの割にはリーチが微妙に短く、平均火力も並。最大火力もそれほど高くはないので爆発力には欠ける。

立ち回りは、ゲーム中屈指のめくり性能を誇るジャンプC、ガードさせて5F有利でジャンプキャンセルも利く2B、
発生は速くないが上半身無敵で空中ガード不能の特殊技4C、投げ・下段技に対して勝てる特殊技6Bなど、優秀な技が揃っている。
反面、空中技は上方向に強い技が無かったり、やられ判定が大きかったり、持続が短かったりと、かなり弱め。

コンボ面は、基礎コンは非常に簡単だが主力コンボとなる「拾い直しコンボ」になると、途端に難易度が上がる。
相手キャラの判定に合わせてのジャンプ攻撃ディレイ幅調整や、5Aが連打できないため、
空振りキャンセルを利用して素早く繋げるなどの地味にテクニカルな要素が多い。
1回くらいの拾い直しならそれほど難しいといった程ではないが、2回、3回も拾い直すとなるとかなり難しい。
が、これが出来ないと微妙にコンボ火力やゲージ効率などが物足りないため、出来る限り習得しておきたい。
地上戦は最強クラスながら、空中戦が最弱クラスという極端な性能なため、スタンダードキャラなのに有利不利の相性が大きく、
『2』では中堅程度だった。
その後バージョンアップを重ねる度に地味ながらも有用な強化が多数施されていき、
優秀な特殊技や無敵昇龍技「クレド」など性能の良い技を元々持っていたことや、
上位陣が弱体化したこともあり、相対的に『すっごい!』の2.6版では中堅上位に食い込んだ。
結果闘劇08では準優勝キャラに。しかもプレイヤーは女性。
女性プレイヤーが準優勝まで上り詰めたのは闘劇史上初の快挙。すごいタッグである。

『3』では、地上戦がちょっぴり弱体化したがその代わり空中技がやや強化された。
何より杭を投げる悪夢の新技「コムニオ」(後述)により、弱点であった空中引っ掛けからのリターンの少なさが解消。
総合的には弱体化の方向だったものの、新しい調整が3のゲームシステムとガッチリ噛み合った結果、
あかねペトラはぁとなどと並び最上位キャラに位置している。

普通に触る分にはやや物足りないが、プレイヤーのやり込みにしっかり応えてくれるポテンシャルを持った良キャラである。
しかし、『3』では前述の通り「コムニオ」により、とんでもない一発屋に豹変。詳しくは枠内の説明をご覧いただきたい。
+ 『アルカナハート3』における彼女の評価
簡単に言うと「いかなるワンチャンからでも十割を奪うキャラ」というスタンダードとはかけ離れた評価を得てしまった。
その原因となった「コムニオ」の性能を詳しく述べると、
  • 相手を強制的に地上喰らいにして、自分は大幅な有利Fを得る
  • 使用後はフィールドに残り、一定時間経過で消える
  • フィールドにコムニオが残っている時には使用できない
といった特徴がある。
ラオウの「釵」の有利フレームを大幅に増加した代わりに、(ノックバックの関係上)追加コンボをしづらくし、
 使用不能時間を延ばした高速の飛び道具」と考えてもらえればいい。
これだけでもある程度格ゲー慣れした人ならヤバイと思っていただけるだろう。
更に地上食らいの解けるギリギリの所にガード不能技を当てることで補正が切れることが判明。
結果、「コムニオで補正切り⇒コムニオが使用可能になるまでコンボを伸ばす」を繰り返すことにより、
全ての2F目押しに成功すると言う条件の下、めでたく10割コンボが完成。
そして、飽くなき研究勢の追求により、全キャラ分の安定レシピが完成した(レシピは原作のwiki参照)。
しかもこちらは目押しを必要としない(最速入力でOK)。
+ どうしてこうなった
一番の原因は、『アルカナハート』に昔から存在する「地上喰らいから復帰した直後2Fはガード以外の行動がとれない」という謎の仕様にある
(ガーキャンも含めあらゆる行動が不可)。
しかし、実際問題「2Fの目押し」というものが現実的ではなく、リターンも無いため目立った開発もされず、
今まで特に問題のある連携やコンボも無かったため、そこまで問題視されていなかった。

そんなある日、補正切りを利用した十割コンボが発見された。
その最初に出来上がったゼニアの補正切り十割コンがこちら

この時点では、「立ち回りが辛い(ページ下部参照)罰のアルカナ限定コンボ」「地上食らい始動というもの自体易しい条件ではない」
「そもそもゼニアと罰の相性が悪い」などの理由から、ネタコンの域に留まっていた。
しかし、これにより「動きが早くなるEF中なら通常チェーンからタメE(ガードクラッシュ技)に繋がるのでは?」という発想の元、
アルカナ紳士によって各キャラクターたちの補正切りコンボが開発され始めた。

一方のエルザはといえば、稼動初期の時点で「ぶっちぎりの最強新技」の称号を得ていたコムニオの研究を進め、
そもそも補正切りなど無くても起き攻めや中下段投げの三択だけで十分食っていける状況だった。
ところが、上記コンボが発覚すると、更に開発は加速。
「加速ホーミングから生コムニオ(発生前に着地)で敵をすり抜けて裏回りできる」と言うのは序の口。
「コムニオ⇒低空ダッシュJA⇒JCというただのチェーンコンボが実はJC部分がこの2Fに重なっていた」など、
最初っからシステムと完璧な噛み合いを見せていたことも判明。
最終的に「コムニオからの補正切りコンボ」を連携のおまけとして確立する。

「コムニオは一回使用すると一定時間使用不能」という最後の砦も、紳士達のたゆまぬ研究により、
補正切り後のコンボを極限まで長引かせ二度目のコムニオを投げる事に成功。
かくしてアルカナ紳士の愛の前になすすべも無く、十割コンが完成してしまったのであった。

やっぱり愛だよね!

これにより、小足・めくり・空中投げ・対空などあらゆる局面から10割…。
ネット対戦は愛の炎(またはランゴンの炎)に包まれた(10割が発見されたのは家庭用発売後)。
一部のアルカナハート関連コミュニティではコムニオの悪名高さも相まって
「エルザの半分はコムニオで出来ている」と言われ、「エルザ・ラ・コムニオ(またはコムニオさん)」などと呼ばれる事態となってしまった。
参考動画(いずれも最初の試合)
よく分かる十割
「これアルカナハート3ですね どうみても」

+ とはいえ
実際の所どうなのかというと、決して一強と言う評価は受けていない。
理由をいくつか挙げると、まず周りにいる他の最上位キャラクターの問題がある。
  • 主人公の座を降りた代償と言わんがばかりに、発生20Fと実用的な速度の中段、エリアルの拾い直しが容易に出来るJCなど、
    多くの通常技に新モーションが入り、「まるで丸太で殴られているようだ」と比喩されるほどに強力な判定とダメージ効率を誇る愛乃はぁと
  • 裏表投げの三択を仕掛けられ更にコンボにも組み込める新技や、それによる避け技のコマンドの簡易化、
    システム変更によるエーテルストックの半永久機関化など、
    「『3』のシステムと最も噛み合っている」と言われるペトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィスト
  • 前作で散々猛威を振るったにも拘らず、「5C二段目が空ガ不可」「2C⇒風払いが可能になる」となぜか色々強化されてた上、
    相変わらずのトップの根性値を持つ、コンボ補正がなんかすごくゆるい、などなど、
    ここに書ききれないほどの長所をもつ犬若あかね

エルザ自身も確かにランクでこそ最上位の一角に位置しているものの、上記キャラと比べると空中性能の微妙さと滞空の難しさが足を引っ張り、
どうにもぶっちぎり最強を名乗れるような状態ではない
中堅以下から聞くとぶっ飛ばされそうな言い分だが、最上位ランク限定の話なら間違ってはいない)。
フィオナの評価では「他の全ての要素で勝っているがフィオナのJBに勝てる技が無いからエルザ不利」などと比喩される時期もあったほど
(流石に冗談も混じっているが)。

もう一つ、根本的な話に難易度の問題がある。
『アルカナハート3』にはサイクバースト的なシステムが有り、花や愛のアルカナを使うことで、多ければ1ラウンドに2回ほどバーストできる。
そもそも難しいコンボルートな上に、補正が切られる前にバーストをされるのが当然な現状なので、
「数回に一回出来るよ」と言うレベルではとても実践級には持ち込めない。

それでも最上位評価を受けられる要因としては、やはりコムニオによる起き攻めの恩恵が大きい。
前述したセットプレイも、コムニオ〆から加速ホーミングするだけで{勝手に裏表中下段投げの五択になったり、
}アルカナ技を絡めて目押しも何も無くガードが出来ない状況を作ったりといったことが文字通りお手軽に出来る。
そもそも通常の立ち回りの要としてぶっ放しにも使えるほど弾速も早く、
回復のサイクルもそこまで遅くないため、ただの飛び道具感覚の運用でも十分強い。
要はコムニオ自体が(飛び道具がどれも格ゲーの範疇を逸脱している『アルカナハート』の中でも)普通に考えたら搭載する技じゃない
というくらい強いのが原因なのである。
決して「どっからでも十割なんだから一強確定だね!」と言えるほど『アルカナハート3』は甘い世界ではなかった。

現に(闘劇覇者、準覇者も参加した)上記大会でも、1回戦であかねとはぁとが全滅、2回戦でペトラとエルザが全滅
ベスト4はシャルラッハロート、クラリーチェ、頼子、大道寺きらという中で、優勝したのはきらである

やっぱり愛d(ry

以上の要素から非難を浴びることも多いキャラだが、エルザ自身も決してキャラ人気は低くなくファンは多いため
(そもそもアルカナ自体、他の格ゲーに比べるとプレイヤーのキャラ愛の傾向が強い方だが)、
下手に言及すると不快な思いをさせてしまうのは言うまでもないのでTPOを弁えること。

『アルカナハート3 LOVEMAX!!!!!』では、
「ヒット時に地上貼り付けまでは一緒。その後硬直が切れると同時に相手はダウンするようになり、
 その代わりに杭の地点に聖別効果(聖水のアレ)が残るようになった」といったものとなった。
重要なのは太文字の部分。一見「2Fの硬直」を考慮した良調整に見えるが、逆に言えば相手に技を当てなくてもダウンしてくれるということで、
エルザはコムニオを当てた瞬間に「コムニオの硬直+ダウン~復帰までの時間」というとんでもなく多大な有利フレームを得ることになる。
さらに、「全体動作が短く」「攻撃判定が拡大」「復帰不能時間が増加」という、三拍子揃った超強化を受けた「ベネディクトゥス」を発生させる、
飛び道具を一つ設置する。

要するに、前作における「コムニオ⇒2C⇒聖水設置」の動作を、今作ではコムニオを当てるだけでできるといった具合。
もちろんその間エルザは自由に行動可能。
しかも、「コムニオが無ければ中堅下位」を本気で鵜呑みしたからかその他性能の調整は弱体化の要素が一切無く、完全なる純粋強化である。
そもそも2Fの硬直自体はもう消えているため、そのためにダウンさせる意味は皆無であることもここに加えておく。

全体的に「確定ダウン→設置→表裏」という起き攻めが出来ないようにする調整傾向が見られた中、
エルザは超必であるセキュリスの確定ダウンが普通に残っており、
「エリアル→コムニオ→セキュリス→ステップ前ジャンプから相手の頭上でベネディクトゥス」で、
お手軽&見えない&ノーゲージで拾える&ガードされて有利な起き攻めが完成してしまった。
元々弱くなかったはずの通常技の判定強化などもあり、キャラランクではゼニア、美凰などと並び最上位に位置している。
その後、ver1.04で全キャラに調整が入った際、エルザはベネディクトゥスに調整が入り、
ノーゲージで拾うことは困難(というかほぼ無理)になってしまった。
それでも、他の要素が強いままなためランクは相変わらず上位であり、最上位ではないも最上位次点に位置している。

+ ただ…
フォローを入れるならコムニオという技のおかげではぁとやヴァイスとの差別化が成り立っているというのもまた事実である。
実際「すごカナ」時代は同じ「スタンダードキャラで上位」のはぁとや美凰は無視出来ない存在であり、
空中戦の弱さの分彼女に今一歩劣る感があった。
3では美凰が弱体化こそしたもののはぁとは最上位の一角を担うまでに躍進、加えて新主人公ヴァイスもこれまたスタンダードタイプのキャラであった。
コムニオは先述の通り強すぎる技だが、そのことで良し悪しはともあれエルザが同タイプの2人に迫る強キャラたる切っ掛けとなっている。
実際「コムニオ無しでは劣化はぁと(或いはヴァイス)」との声も少なくない。

この技を「ゲームバランスを逸脱させる戦犯」ととるか、「キャラが埋もれないためのセールスポイント」ととるか…。
それは各々のプレイヤー次第である。

超必殺技は3つ。
「クレド」の強化版のようなのオーラで斬り払う対空技「グラディウス」は2段目の振り下ろしだけを当てるとホーミングキャンセルができるようになり、
通称グラカス(グラディウス・カス当たり)と呼ばれる通常ヒットでは不可能な追撃が可能。
のような形のオーラを纏わせて振り下ろす「セキュリス」は威力が高く強制ダウンを奪えるが、発生が遅くガードされやすい。
のオーラを纏わせ突進技の「ランケオラ」は、発生が速く小技から繋がるため立ち回りでは重要で、
火力が高くないエルザでは2Bからのヒット確認は必須テクニックとなっているほか、画面中央なら通常のN投げから連続技として繋げることも出来る。
『3』ではいずれの技の後からも同じコマンドを入力し、ゲージを追加消費して追撃することが可能になっている。

クリティカルハートの「レクイエム」は、必殺技の「アニュス」から派生する技で、アニュスで上方向に弾いた弾丸を拳銃に装填して放つ
攻撃判定がほぼ一瞬で画面端まで届き空中ガード不可、挙句に暗転後の発生が0Fなため、暗転前にガードをしてないと確定するという頼れる性能だが、
相手が高空にいると当たらない。
エクステンドフォース中は、一発目がヒットするとロックしもう一発発射する。
この技はコマンド入力が少々難しい(所謂烙印コマンド)ので、うまく出すには練習が必要。
コマンドは「8246+AB」」だが、アニュス({「28+攻撃」」)を出す時点で8は成立しているので、すぐさま2に入力し、46+ABと繋げれば出せる。
十字を切るイメージなのだが、逆をたどれば「外道の烙印」とは何か含蓄があるような気がしないでもない。

余談だが、彼女の装備は十字架に聖水、そして鞭。
どこかこの方々を髣髴とさせる。必殺技の「ドゥエーリ」で余計な連想をしないように。




契約アルカナ


契約アルカナは、罰のアルカナ「カシマール」。
不老不死の果実を食べ、「この世のあらゆる咎を浄化する」という呪いを受けた女性が高次の存在となった。
下半身が包帯のようなもので巻かれ、4本の腕それぞれに剣を持った姿をしている。剣は対峙した者の罰の重さによって鋭さを増す。
罪のアルカナの「サルヴァーチ」とは対になる存在で、物質界で活動するための憑体を探していた時に、
傷ついたエルザとクラリーチェと出会いエルザと契約。
エルザが「この世の咎を浄化する」ために活動する限り、かりそめの命と力を与える。
ちなみに紋章をサルヴァーチのものと重ねると六芒星の形になる。

立ち回りを捨てて攻撃に特化した、全アルカナ中最も攻撃力補正が高いアルカナ。
ブラストの「ヴァストールク」で攻撃力が大幅に上がるかわりにになる効果があることも、その要因の一つ。
烈風拳な「シトゥイーク」は、発生も速めで跳ね返されないので使いやすいが、地上限定で硬直も長いため安易に撃つのは危険。
また相手の罰を裁くという設定からか、全アルカナ中唯一の当て身系の超必「プラグノース」を持つ。
一番使う機会が多いのは超必「ドゥエーリ」。発生が4Fと速く、リーチ、威力も優秀でコンボにも組み込みやすいと高性能。
ブレイズの「スミェールチ」は、範囲が広くガー不なので知らない人にはわからん殺しが期待できる。
発生は遅いので、慣れた相手には見てから余裕で避けられてしまうが
(なおドロシー・オルブライトは確定でヒットさせる方法があり、こちらは本当のわからん殺しである)。
ぶっちゃけ、契約元であるエルザとは相性が悪い(そもそも『2』以降のアルカナ自体、一部を除いて総じて性能が微妙なのだが)。
空中での立ち回り性能が終わっているため、同じような弱点を持つエルザは立ち回りを強化できる他のアルカナが向いている。

対人では同じ攻撃型でも対空・対地の飛び道具を持つ火のアルカナが選ばれがちな為、
微妙な人気だが、CPU戦、特にスコアアタックを狙う人には一番人気のアルカナであった。
攻撃力の補正の高さやブラストによる攻撃力の上昇も重要だが、最も得点が貰えるアルカナブレイズフィニッシュが、
ガード不能故非常に当たりやすいことがその人気の原因。そういう意味でゲーセンによってはアルカナ使用率でNo1になってることも……。
(なお上記は2.1以降の話であり、2.0では時のアルカナが人気だった)。

もとより微妙な性能だったが、『3』ではゲームシステムの変更により弱体化。攻めてるときのゲージ効率は優秀だが、
守りになると最低クラスで、頼れる超必だった「ドゥエーリ」も発生鈍化。
立ち回り性能も相変わらず劣悪で、EFゲージの回復速度も非常に遅い。何故かEF時間が他のアルカナの約2倍という、一見するとお得な効果もあるが、
このEF中は与えるダメージ微増、受けるダメージ激増という嬉しくない効果が付与される。
全体的にコンボ火力が上がった今作ではリスクリターンが噛み合っていない。
基本的には死にアルカナだが、リリカやゼニア、フィオナなどは罰特有の効果を用いて確定ガー不連携や即死級コンボなどのネタがあるため、
稀に使われることがある。

……今の所契約主であるエルザとは真逆の扱いである。

+ しかし何の因果か
タメEの付属効果として「地上食らいの場合はそのまま地上のけぞりを維持する」という特性を持っていたのが、
エルザ自身の契約アルカナ、カシマールその人(?)であった。
最初に見つかった補正切り十割は、この特性を十二分に生かしたもの。
これにより長らく補正切りで終わっていたタメEコンボを即死コンボに昇華、ひいてはエルザの十割コンボに繋がったのも、
彼女の功績による所もあると言えるだろう。
ただ彼女の十割コンボ自体は「キャラの相性と合わない」「立ち回りのリスクリターンが悪すぎる」「使っているほうも罰ゲーム」
などと散々な言われようだったが


MUGENにおけるエルザ・ラ・コンティ

現在9種類確認されている。
何気に『2』のキャラでは最も多くのバリエーションがあり、アルカナキャラ全体で見ても多い部類である。
ちなみにFlowrαLliα氏のオリジナルゼロの勝利演出で登場することがあり、これが初めてのMUGEN入りだったりする。

+ Ina氏製作 初代・FULL準拠
  • Ina氏製作版 初代・FULL準拠
全ての技は搭載されており、クリティカルハートはアルカナフォース中に発動すると『3』の強化版に変化する。
契約アルカナの罰はまだ未搭載だが、氏の他のキャラ同様のアルカナは選択可能。
アルカナに定評のある氏のキャラだけに今後に期待である。
リメイクに伴い氏のサイトでは公開停止されていたが現在は再公開されている。
蜂百合氏のOneDriveでも代理公開されている。

発破(はっぱ)氏のAIが氏のOneDriveで公開されている。5段階にレベル調整が可能。
切干氏のAIも存在したが、氏のAIは全て公開停止され再公開の予定もないので入手不可。
使用には一部制限が有るので注意。
また、全自動氏が綺麗なスプライトに入れ替えたSFFファイルを公開している。

+ barai氏製作 『3』風アレンジ
  • barai氏製作版 『3』風アレンジ
『3』っぽくアレンジしたもので、AIやアルカナはまだ搭載されてない。
しかしエルザ自身の技やバースト、エクステンドはしっかり実装されている。スプライトのジャギーもない。
ちなみにエクステンドフォースはパルティニアスと同じ効果。
改変、AIの製作は自由とのこと。

+ なだげつ氏改製作 非コンボゲーアレンジ
  • なだげつ氏改製作 非コンボゲーアレンジ
怪獣やポケモンキャラなどを製作しているなだげつ氏が上記のbarai氏製作版を改変したもの。
ニュートラルポーズが原作におけるエクステンドフォース発動時のものになっているのが特徴。
元のアルカナのコンボ的要素はほぼ全て削除されており、地上通常技は5Aと2Aの連打、2Bor5Bor5C>6Bor4Cのキャンセル程度しか繋がらない。
感覚としては『KOF』シリーズに近いか。
その代わりに必殺技は豊富で、「サンクトゥス」「グロリア」が削除された代わりに追加された
「シトゥイーク」「グラドゥアーレ」はそれぞれもとの技より飛び道具、突進技として使いやすいものになっている。
また、EX必殺技「ダカートカ」は若干コマンドが難しいながらも、無敵がありダメージが大きめで当てたあとも追撃可能とかなり高性能。
『3』で猛威を振るったコムニオはダウン誘発の飛び道具となっており、EX版のみ原作のような強制立ち食らい技となっている。

また「レクイエム」は原作とは違って「アニュス」からの派生ではなく単発で出すことができる。
以前はアニュスのモーションがなくすぐに銃をぶっ放したが2012年3月3日版ではアニュスのモーションが初期動作に入っている。
これにより発生が大分遅くなった。
しかし装填中は無敵で、補正無視かつダメージが4割超、攻撃判定が画面端まで届く。
また、空中ガード不可なので対空にも使えるため相手は迂闊に飛びこんだり飛び道具を撃てなくなる。
超必殺技「セクエンツィア」からキャンセルすることもできるが、抑止力としてゲージを保持しておく方が何かと役立つ。
画面中央なら投げから追撃することも可能。
弱点としてはガードされた場合の隙が大きい、原作と違って暗転を見てからでもガードが間に合うといった点だがそこまで気にするほどではない。
チェーンコンボこそ出来ないが、技の選択とゲージの量によっては大ダメージコンボも狙えるキャラとなっている。

AIは未搭載だが、外部AIがMUGENについて語るスレpart603にて公開された。ただし最新版には対応していないので注意。
ジャンプ強攻撃でのめくりや中距離でのシトゥイークからの固めなどが主軸の攻め主体の動きである。
ゲージがあるときには超必殺技を惜しまず使い、本数が足りていればレクイエムも使用する。
また、レクイエムは発生の速さを生かして、相手の技をガードした際の相手の隙に反撃として用いることもある。

+ DHQ氏製作 ストIV風アレンジ
  • DHQ氏製作 ストIV風アレンジ
神依美凰といったアルカナキャラの非コンボゲー化パッチを製作した氏によるエルザ。こちらもbarai氏版をもとにしている。
セービングやウルトラコンボなどといったストIVのシステムを搭載しており、
「クレド>セービング>ステップ>ウルコン」という、どこかで見たようなコンボも可能。
ただし攻撃ボタンはアルカナと同じ3ボタンで、投げ、セービングはそれぞれワンボタンで出せる。
基本的な技構成は原作と同じだがサンクトゥスは軌道が変わっており、飛び道具として使いやすくなっている。
キリエとコムニオは削除されており、超必殺技(スーパーコンボ)はランケオラのみ。
ウルトラコンボはレクイエムであり、アニュスはその初期モーション演出となっている。
NS氏による外部AIが存在する。6段階にレベル調整が可能。

+ FlowrαLliα氏製作 GG風アレンジ
  • FlowrαLliα氏製作 GG風アレンジ
MUGEN1.0専用。
GUILTY GEAR風にアレンジされており、罪と罰のアルカナが一部実装されている。
コムニオがフォースブレイクとなっており、消えるのが早く画面端では10割が可能。
作者によるAIがデフォで入っている。

+ Felicity氏製作 アルザ
  • Felicity氏製作 アルザ
システムを『MVC3』準拠に、アーサー風にアレンジされたキャラ。
アシストとしてレッドアリーマーっぽい相方と、社長っぽい上司を呼び出せる。
作者によるAIがデフォで入っている。

+ FlowrαLliα氏製作 『3』風アレンジ
  • FlowrαLliα氏製作 『3』風アレンジ
MUGEN1.0専用。
2013年9月22日に公開された氏による2体目のエルザ。
『3』風にアレンジされており、愛と罰のアルカナが一部実装されている。
ホルン氏によるAIが公開されている。

+ FlowrαLliα氏製作 『アルカナハート3 LOVE MAX SIX STARS!!!!!!』
  • Flowrallia氏製作 『アルカナハート3 LOVE MAX SIX STARS!!!!!!』
氏による更なるエルザ。
こちらにもホルン氏によるAIが公開されている。

+ FlowrαLliα氏製作 黄金夢想曲風アレンジ
  • FlowrαLliα氏製作 黄金夢想曲風アレンジ
2014年5月1日に公開された氏による3体目のエルザ。



出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー

+ 一覧

+ 余談
余談だが担当声優の三宅華也は某らじお番組にゲスト出演した際に、
この人が自分の“初恋の相手”であることを暴露した。

「二次元が初恋じゃ駄目ですかーっ!?」


最終更新:2023年08月01日 01:14