ペルソナ3主人公


「どうでもいい」

女神転生』シリーズの外伝ないしパラレルワールドを描く作品としてアトラスが発売したRPG『ペルソナ』シリーズの『ペルソナ3』の主人公。
前作の『ペルソナ2罪・罰』と違い、主人公のデフォルトネームが設定されていないため、ファンの間では「キタロー」のあだ名で呼ばれている。*1
また、『Million KNights Vermillion』のキャラクターデザインを担当した曽我部修司氏による漫画版での名前は「有里湊(ありさと みなと)」。
『ペルソナQ』のPV等でも「有里湊」が使用されている。
舞台版『PERSONA3 the Weird Masquerede ~青の覚醒~』では「汐見朔也(しおみ さくや)」。
劇場版『PERSONA3 THE MOVIE』、VITAで発売されたサウンドアクションゲーム『PERSONA3 DANCING MOON NIGHT』、
そして『パズドラ』とのコラボでは「結城理(ゆうき まこと)」。
『ペルソナ4』のアニメ化以降、アニメ版の名前を各種メディアで使用する事が通例となっているようなので、
公式でP3主人公の(デフォルト)名は「結城理」であると思われる。

ゲーム版アニメ版のCV 石田彰 氏が担当した。
氏はドラマCDにおいて初代ペルソナの主人公も担当した事がある。
舞台版では蒼井翔太氏が演じた。*2

作中のイメージカラーは青。


キャラクター概要

高校2年生の春、物語の舞台である「月光館学園」に転入してきた少年。
外見的特長としては、前述の髪型の他、あまり生気のない目、常に身に着けている携帯音楽プレイヤー。

転入の際、学生寮で「影時間」に巻き込まれ、更に異形の怪物シャドウに襲われた事からペルソナ能力に覚醒。
シャドウと戦うペルソナ能力者チーム「特別課外活動部(SEES)」のリーダーとして、仲間たちと共にシャドウと戦っていく事になるのだが…。

+ ペルソナとは?
心の奥底に眠る「もう一人の自分」とも言うべき意思が、神や悪魔の姿を模して顕現したもの。
元ネタはもちろん『ジョジョの奇妙な冒険』の「スタンド」。
語源はラテン語で「人」、「仮面」を意味し、自己の外的側面(要は建前や外面などの無意識に使い分ける人格)を表す心理学用語でもある。
ペルソナを操る人間を総称して「ペルソナ使い」と呼称する。
ペルソナが神や悪魔の姿をしているのは、その名前のイメージを与える事で精神という形を持たない力を制御するためである。

ただし『ペルソナ』シリーズにおいても作品ごとにペルソナの概念・定義や性質、発現の方法も異なるため、
厳密に同じ言葉で説明する事は出来ない…というか、そもそも同じ能力なのかどうかも定かではない。
共通するのは上記の「もう一人の自分」という設定と、それぞれの心の方向性を顕したタロットカードのアルカナに対応しているという点。
タロットと何の関係があるのか、と疑問に思われるかもしれないが、タロットカードのアルカナは人間の精神の変化を暗示しているためである。
『ペルソナ3』の場合は、影時間という存在しない時間に適応する素質を持った人間が、己の死を見つめ素質を開花させるという。

本作を原案とするアニメなどの描写から、精神的に不安定なティーン世代に発現する事が多く、
大人になり心が完成していくにつれてその能力は弱まっていくとも言われる。
また、本来ペルソナに適応出来ない人間も薬物の使用等でペルソナを制御する事が出来る。
『3』の主人公達は銃の形をした「召喚器」で頭を撃ち抜く動作をする事でペルソナを呼び覚ます他、
小説版ではナイフ型の召喚器で肉体を抉る事で召喚するキャラクターもいた。*3

因みにこの召喚器はペルソナ顕現をスムーズに行うための物であって、無いとペルソナが使えないという訳ではない。
形状が「武器」で自らを傷つけるような動作自体も、死を連想させる事で一種の逆境状態になるためなのである。
要は「死を思う」補助具のようなもので、実際に敵対するペルソナ使いの一人は召喚器を使わずにペルソナで攻撃して来る。
SEESにも変わり種としてコロマル(犬のペルソナ使い)がおり、彼の場合は首輪を召喚器としている。
また、アンドロイドの少女・アイギスがいるが、彼女の召喚器は内蔵型。
召喚器はシャドウと密接な関係にある「とある存在」の欠片が埋め込まれており、それがペルソナ召喚の助けとなっている。
召喚器を使わない顕現は難しく、出来ても消耗が激しくなるらしい。
但し、精神力の具現化しやすい特殊な空間では比較的軽い負担で召喚が可能になるようだ。

また、ペルソナは必ずしも制御されて出てくる訳ではなく、「もう一人の自分」が勝手に抜け出して動き回る事がある。
こうなったペルソナは「シャドウ」と呼ばれ、影時間に入り込んだ人間を襲い、心を奪って仲間を増やすようになる。
つまり制御されている物が「ペルソナ」、されていない物が「シャドウ」と呼ばれ、この二つは顕現の形は全く違えど本質的には同じ物である。
本編の敵、シャドウは時間と空間を超越した存在故に物理的な干渉を受け付けないため、シャドウと唯一戦えるのは、ペルソナ使いだけという事になる。
シャドウは物理干渉を受けないと上述したが、例外的にペルソナ使いがペルソナを纏った状態で使う武器ならば、ダメージが通るようだ。
この事から、ペルソナは単純に飛び道具としてだけでなく、ある種の鎧としても機能しているという事になる。

これらはあくまで『3』とアニメのみの設定であり、『女神異聞録』と『罪・罰』では普通に大人のペルソナ使いが出てくるし、
召喚器を用いなくとも召喚出来る。
また、影時間でなくとも召喚が可能(というより、影時間は『3』のみで語られている設定である)。
ただし、これらの制限があるからといって、『3』のペルソナ使いが過去作のペルソナ使いに対し、「ペルソナ能力」に関して劣っているわけではないようだ。

余談であるが、『3』にはこれまでのシリーズとは違い、最後のアルカナ「世界」に分類されるペルソナが存在しない。
そのため主人公の最後のペルソナは、一つ前のアルカナ「審判」に属する「メサイア」となる。

本編登場キャラクターの中では唯一、複数のペルソナを保有し交換が可能な「ワイルド」と言う能力の持ち主で、
ペルソナ使いご用達の施設ベルベットルーム(精神の世界と物質の世界を繋ぐ場所で、素質ある人間のペルソナを創り出す人物が住む部屋)に入室出来るのも、
本編では彼のみである。
また、全ての武器種を装備する事が出来、自由に武器を選択する事も可能(移植版のP3Pではシステム上武器変更がなくなっており、片手剣に固定となった)。
それまでのシリーズでも複数のペルソナを扱う事自体は出来たが、基本的に自分自身の本質から遠いアルカナのペルソナを扱う事は出来ず、
ありとあらゆるアルカナのペルソナを自在に操り、交換出来るのは彼が初めて。

シリーズ恒例の感情移入度を重視した無口タイプ主人公だが、実はこの事自体が物語の重要な鍵となっている。
その背負った悲劇的運命からか、本作主人公にして屈指の人気キャラクターである。
会話型の選択肢として「どうでもいい」と言う選択が頻出する傾向にあり、これが口癖と考えられている。
無気力系のキャラクターだが、選択肢によっては割とボケ要員になる事も可能。
どんな場面でも基本的に冷静沈着だが、割と変人と言える面もある。
一説には人間らしい感情を把握しきれておらず、演じている部分があるとも。

シリーズ主人公としては恋愛関係に発展出来るキャラクターが非常に多く設定されており、
同級生、先輩、後輩、眼鏡っ子、女教師、女子マネージャー、近所の小学生、美少女アンドロイドとバリエーション豊富。
また二股三股も(バレるが何とかなるので)ヤりやり放題と、大人しそうな外見に反してシリーズ屈指のタラシとファンの間ではネタにされる。
と言うか、リメイク版から登場する最強の隠しペルソナ「愚者/オルフェウス・改」の解禁条件が全ての人間関係をMAXにする事なので…。

その他、やりようによっては学園や街中の著名人達からも慕われる人気者になる事も出来、
更には学年一位の学力、突出した魅力、何者も恐れない勇気を併せ持つ、モテない方がおかしい完璧超人になる事も可能。
しかもそれが攻略の役に立ってしまう(仲良くなったキャラに対応するペルソナが強くなる)ため、
慣れたプレイヤーは大概共通してそんな感じの人物になってしまう事も、本来無個性であるはずの彼のキャラクターを形作る一因になっているようだ。

初期ペルソナは「愚者/オルフェウス*4
愚者は力と可能性を持つが、未だ何者でもない者を象徴するアルカナである。
ペルソナを付け替えて戦うと言う能力の特性上、後期ペルソナは存在しないが、パッケージにも登場しストーリーでも活躍する「死神/タナトス」、
そのタナトスとオルフェウスを合体させる事で手に入る「審判/メサイア」、前述の隠しペルソナ「愚者/オルフェウス・改」のいずれかと認識する人が多い。

尤も、リメイク前の作品では、タナトスとメサイアはスキルが微妙でオルフェウス・改は存在しないため、
実際に使う分にはいまいちと言う悲しい扱いだったが。『ペルソナ3 フェス』ではスキルが改善された上、オルフェウス・改が追加。
『ペルソナ3 ポータブル』(P3P)ではスキルカードが登場し、格段に使いやすくなっている。
(以上ニコニコ大百科より転載、改変)

+ 劇場版
2012年の劇場版『ペルソナ4 the animation』のラストにおいて、『ペルソナ3』の劇場版アニメ製作決定の報が流された。
ファンにとっては予想外かつ、大いに期待せずにはいられないサプライズ発表であり、公開初日の映画館はファンの歓声で包まれたとか。
さらに翌年の3月28日、劇場版での彼の名前が「結城理」である事が判明した。

4部作に分かれての構成となっており、2013年の11月に第1章、2014年6月に第2章、2015年の4月に第3章、2016年1月に第4章が公開された。
劇中での彼は上述した通りの無気力……というよりほとんど無感情な少年で、機械的にさえ見える言動が多い。
時々突拍子もない発言をする事があり、また話が進むごとに精神面に徐々に変化が現れていく。

「えらいな。鼻を落とさないように鎖でつけてる」

+ 『ペルソナQ』での彼
『ペルソナQ』ではP3ルートの主人公として登場。P4ルートでは途中で合流する。
P4ルートではサブリーダーの役に納まり、他のメンバーと同様にガンガン喋ってくれる(P3ルートのP4主人公も同様)。
性格も概ね前述のイメージ通り。
扉を開けて進むアニメーションで、唯一こちらを振り返る事をしないのもマイペースな彼らしい。

使用ペルソナはやはりオルフェウスで、終盤でメサイアに進化可能。
能力値はやや後衛寄りのバランス型で、どのポジションでも問題無く使って行ける。
他、今作独自のシステムであるサブペルソナとしてオルフェウス・改が無料DLCで、タナトスが有料DLCで配信された。
このため、やろうと思えばメインにオルフェウスを、サブにオルフェウス・改を付ける事も可能。

…なのだが、最高難易度RISKYでは4主人公に比べて難易度が非常に高い。
被ダメがただでさえ大きいのに、主人公が倒れてしまうと即ゲームオーバー(即死魔法の身代わりになるホムンクルスも発動しない)となる仕様が追加される上、
固有ペルソナのオルフェウスがアギとムドの二つが弱点かつ耐性が存在しないため、苦しい戦いを強いられる。
この欠点は『ペルソナ3』から同様であり、耐性1つにムド無効を持つ4主人公のイザナギとは大違いである。

ちなみに開発段階では2つのルートを製作するのはコスト面で難しいと考え、彼はラスボスになる予定だったらしい。
しかし、P4主人公しか選択出来なくなる事に説得力が無いと判断し、覚悟を決めて両方のルートを製作する事、になったのだとか。
無事に出演出来て何よりである。


「君はリーダーなんだ。体力には気をつけて」


『P3P』女主人公


「がんばろっ!」

PSPへの移植版、通称『P3P』から主人公の性別が選択可能となったために、新しく登場した女性主人公。

キタローと同じくデフォルトネームは存在しないが、公式スクリーンショット等の名前が「主人 公子」であった事から、
「公」の字を分解して「ハム子」と呼ばれる事が多い。
舞台版『PERSONA3 the Weird Masquerede ~青の覚醒~』では「汐見琴音(しおみ ことね)」。
男主人公版と交互に日替わりで上演が行われ、それに伴ってエリザベスとテオドアも交代されていた。

CVは 井上麻里奈 女史が担当した。また、舞台版では阿澄佳奈氏が演じている。

バックストーリーや作中で果たす役割はほぼ変わらないものの、
無気力な印象が強いキタローに対してこちらは「がんばろっ!」や「バッチリ!」等のポジティブなセリフが多めの明るい性格。
その一方で大変な毒舌家でもあり、思った事はストレートに言ってのける。
イメージカラーはキタローの青に対して赤(ピンク)。それに合わせてオルフェウスも女性的なデザインに変更されており、
あらゆる面から正反対のキャラクター付けをされている。
ぱっと見陽気そうに見えて内面に抱えた虚無はほぼキタロー準拠の為、オープン陰キャのキタローよりも闇が深いと評判だったとか
キタローの武器が片手剣に固定になったのに対し、薙刀を固定武器として使用する。
余談だが、舞台版で演じた阿澄佳奈氏は、愛着のあまり殺陣で使う薙刀に話しかけるようになってしまったとか。

キタローが多くの女性キャラと恋愛関係に発展可能なのと同じく、ハム子は男性キャラクターと恋愛関係になる事が可能。
そのため従来の女性ユーザーから喝采を浴びただけでなく、新規ユーザー獲得にも貢献したようだ。
守備範囲はキタローに負けてない…というか、ガチで小学生と恋人になったり明らかに百合な関係になったりと、キタロー以上にフリーダムである。
また、容姿だけでなく若干天然気味(KY?)な言動も可愛いと男性ユーザーからも好評で、主人公でありながら他のヒロインを食う勢いの人気キャラとなっている。
欠点はアティと同じく「プレイヤーキャラであるため攻略対象にならない」事で、これを嘆くプレイヤーも多い模様。

主人公という立場での追加キャラであるためにストーリーの結末はキタローと変わらない結果、
キタロー以上に客演に恵まれておらず、『劇場版』『P4U』をはじめとして、
『P3P』で同じく初登場のテオドアすら出演した『ペルソナQ』でも存在が仄めかされる事すらなかったが、
その続編の『ペルソナQ2』にて、唯一の『P3P』出展メンバーとしてようやく初客演を果たしている。


MUGENにおけるペルソナ3主人公

UN氏によって男主人公が、通り雨(氷雨)氏によって女主人公が製作されている。
どちらもスプライトは自作のものを使用している。

+ UN氏製作 ペルソナ3男主人公
  • UN氏製作 ペルソナ3男主人公
フォウルも手掛けたUN氏によって完全手描きドットで製作されたキタロー。
通常技剣から弓バス亭などなど様々な武器を振り回し、必殺技は各種ペルソナでのスキル攻撃を行う。
ペルソナの画像も当然全て手描きなのだが、そのクオリティは非常に高い。中でもアリスの「Die for me!」や、
タナトスの「空間殺法」は原作ファン感涙もののかっこ良さ。
さらにあのカリスマ的ペルソナも搭載されており、その雄々しい姿は多くのファンから絶賛されている。
君もマーラ様のご立派な姿を自分の目で確かみてみろ!

高性能な各種設置技超必殺技が揃い、ゲージ本数も多く回収率も高いので、攻撃面はかなり優秀。
その長所を生かし、設置技を置き相手が手を出したら発動、設置が効かなくてもゲージがあればタナトスで迎撃するという戦法が非常に強力になっている。
設置を掻い潜れないキャラなら封殺も可能。
反面、切り返しはガーキャンぐらいしかないので、
設置技が効かない高速移動技を持つキャラや、ハイパーアーマー等を持つキャラ相手にノーゲージ状態では少々分が悪い。
故に設置技の「ゴットハンド」と、「ハマ」を如何にうまく使いこなせるかが鍵となる。
「ハルマゲドン」は9999の固定ダメージを与えるという大技だが、発動まで349Fかかる上に無敵などは一切存在しないロマン技となっている。
さらに、発動モーションに入った時点で設置技が消滅してしまうので注意。

カジャ系魔法で一定時間性能を強化する事も可能で、「タルカジャ」は攻撃力1.2倍(持続360F)。
「ラクカジャ」は2Hit目以降の被ダメージを20%カット(持続420F)。
「スクカジャ」は移動速度UP+バックステップの無敵延長と着地硬直短縮(持続480F)となる。

特殊システムの「ワンモアプレス」は、相手をダウンさせる毎に最大4個まで増えるアイコン一個につき一回、
「必殺技→必殺技、超必殺技→超必殺技」のコンボが可能になるというもの。
ただし超必殺技→必殺技のような組み合わせや、同じ技同士のキャンセルは不可能。

11Pと12Pは特殊カラー。
11Pのブラックカラーはゲジマユ+全カジャ永続という強化が施される。また、単に色が変わるだけでなく、
カットインが変更されるなどの、原作ファンなら思わずニヤリとさせられる演出も加わる。
12Pのゴールドカラーはさらに各種攻撃が大幅強化され、狂下位クラスまで手が届くほどの性能を得る。

イントロや勝利時にはチームメンバーの美鶴や風花のナビが入り、
敵の規模(シングル、タッグ、多人数キャラ)や勝利時のライフ残量などでナビが変化する他、
モハメド・アヴドゥル=「魔術師」やジャスティス=「正義」など、アルカナを連想させるキャラには特殊イントロが設定されている。
さらにミッドナイトブリスでハム子に変身(もちろん手描き)したり、『北斗の拳』の七星ゲージにも対応している等、小ネタや演出面も豪華。

+ 現時点で搭載されているペルソナ(括弧内は技名)
  • 愚者 オルフェウス(アギ)
  • 魔術師 ジャックフロスト(ブフ)
  • 悪魔 リリス(ジオ)
  • 恋愛 ティターニア(ガル)
  • 星 ルシフェル(ハマ)
  • 審判 サタン(ムド)
  • 月 ギリメカラ(テトラカーン、マカラカーン)
  • 塔 クー・フーリン(マッドアサルト)
  • 審判 メサイア(ゴッドハンド)
  • 死神 タナトス(ブレイブザッパー、空間殺法)
  • 死神 アリス(死んでくれる?、Die for me!)
  • 塔 マーラ様(スクカジャ、ラクカジャ、タルカジャ、マララギダイン)

キャラ本体にAIは搭載されていないが、剣悪氏とKELN氏によって外部AIが製作されている。
剣悪氏のAIはガンガン攻めるタイプ。距離が在れば各種カジャ系で強化を行う。
5段階のAIレベルの設定が可能な他、設置技の使用率も5段階の調整が可能で、
設置技のレベルを5にするとハマに掛かった先からハマを追加で出す、かなりのトラパーとなる。
ただし、現在は入手不可な上、最新版の本体には未対応。

KELN氏のAIは12Pカラーにも対応しており、12Pカラー専用レベルや超反応レベルなど、設定可能な項目が非常に多いのが特徴。
ワンモアプレスコンボやカジャ系での強化も積極的に狙い、優れた立ち回りを見せる。
また、ディスプレイネームがデフォルトの「P3 HERO」から「Kitaro」に変更されているのは氏のAIパッチ恒例の仕様。

+ 大会ネタバレ
ポイント制で行われた『クラス対抗!学級崩壊バトル』では開幕ゲージMAXの恩恵を受けまくり大暴れした。
超必殺技で止めを刺す事が多かったために大量のボーナスポイントを獲得し、全出場キャラの中で最多ポイントを稼ぐ大活躍となった。
また、続編の『クラス対抗!学級崩壊バトル2』では2組で参戦。
こちらではAIの更新によりゲージへの依存が減り、一般生徒としてバンピー賞を大量にとって出場者最多のポイントを稼ぎチーム優勝に貢献した。

なお、ストーリー動画に出演する際は、漫画版の名前である「有里湊」が使われる事が多い模様。

+ 通り雨氏製作 ペルソナ3女主人公
  • 通り雨氏製作 ペルソナ3女主人公
UN氏のキタローと同じく、ペルソナを召喚しながら戦うキャラ。キタローを参考にして製作した部分も多いようだ。
スプライトに関しては、先に作った3Dモデルを元にドットを打ち直している模様。

+ 旧版の仕様
キタローと同じ名前の技が多いのは当然だが、技名は同じでもブフ系を使うのがジャックフロストではなく「ジャアクフロスト」だったり、
ゴッドハンドのペルソナはメタトロン、性能も設置技ではなく超必殺技だったりと、使用するペルソナや効果・演出はほとんど違うので、
それぞれを比較してみるのも面白いだろう。
「意図的に被せた」という事で、例外的にペルソナと技が一致しているタナトスの空間殺法など、
エフェクトのかっこ良さはキタローのそれと比較しても遜色ないレベル。

+ 現時点で搭載されているペルソナ(括弧内は技名)
  • 愚者 オルフェウス(アギ/アギダイン、タルカジャ)
  • 愚者 ジャアクフロスト(ブフ/ブフダイン、ラクカジャ)
  • 女教皇 スカアハ(ガル/ガルダイン、スクカジャ)
  • 悪魔 ベルゼブブ(ジオ/ジオダイン)
  • 審判 メサイア(メギド/メギドラオン、コンセントレイト)
  • 戦車 トール(ヒートウェイブ、烈風波)
  • 女帝 アリラト(テトラカーン、マカラカーン)
  • 死神 サマエル(ムドオン、亡者の嘆き)
  • 永劫 メタトロン(ハマオン、ゴッドハンド)
  • 星 カルティケーヤ(イノセントタック、刹那五月雨撃)
  • 死神 タナトス(ブレイブザッパー、五月雨斬り、空間殺法、チャージ)

「1moreキャンセル」はキタローの「ワンモアプレス」とほぼ同じシステムだが、ダウンを奪われる事でアイコンが一つ消滅するのが特徴。
アギ・ブフ・ジオ・ガル・メギドは1moreキャンセルで使用した場合、ターゲットの位置(横軸のみ)を基準に発生するようになり、
さらにダウン追い撃ちも可能となるため、コンボが繋がり易い。
この効果は600Fの間、各スキルをアギダインなどの上位スキルに強化する「コンセントレイト」使用中にも適用されるため、
併用する事によって強力かつ見た目も派手なコンボが成立する。

7P以降は特殊カラー。共通の変化として、被ダウン時の1moreアイコンの減少が起こらなくなる。
11Pはキタローと同じくブラックカラー。
1moreアイコンが2個未満になると自動的に2個(12Pでは4個)まで増える他、こちらもカットインが変更されるなどの演出が加わる。

AIはキャラ本体に標準搭載されており、DEFファイル選択で使い分ける。5段階にレベル調整が可能。

最新版はver1.31。
ドット描き直し、システム・技構成の変更がされている。

その他、ルーネス氏によって『ペルソナ3』の「タルタロス屋上」をモチーフにしたステージが製作されている。
キタローやハム子の専用ステージとして設定してみるのも良いだろう。

出場大会

+ 一覧
+ 男主人公
【男主人公】
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結
+ 女主人公
【女主人公】

出演ストーリー

+ 一覧
【男主人公】
For_pride(有里湊)
小豆戦隊!!アズレンジャー!! (有里湊)
MUGEN町ヒーロー戦記(キタロー)
それは意味のない交差(有里湊)
刻創(有里湊)
特別課外活動部事件簿(有里湊、完全オリジナル設定)
永江一家の正しい過ごし方(名前は「有里湊」、所謂漫画版設定)
七夜と無限市
春香さんの学園天国!(有里湊)
半人半霊のこころ(「厄神さまのおしごと」主人公、有里湊)
厄神さまのおしごと(「半人半霊のこころ」スピンオフ、有里湊)
魔物使いと劇団と。(有里湊)


*1
由来は「青髪のオサレなゲゲゲの鬼太郎」とでもいうべき髪形に加え、主人公をサポートするキャラが目玉おやじと同じ声優だからだろう。
加えて苗字が必要な際は、その成長性と女性関係から「コナミ」とされる事もあり、フルネームとしては「コナミ・キタロー」という名前になる。
『メガテン』シリーズの主人公はキタローや『ペルソナ4』の「番長」のようにデフォルトネームが設定されていないキャラが多く、
ゲーム中で正式な姓名が存在するキャラの方が珍しい
(ただし「無印1」は小説が原作なので主人公の名前が設定されている(詳しい話はCOMPの頁で))。
人修羅」は通称と言うか種族名であるし、「葛葉ライドウ」も正式には「14代目葛葉ライドウ」と言うなので、
本名は別に存在する(プレイヤーが設定可能)。

*2
蒼井氏が声優を意識するようになった切っ掛けは『美少女戦士セーラームーン』にて石田氏が演じたフィッシュアイである。
後に『セーラームーンEternal』版のフィッシュアイを演じる事となり、ネット上で大きな反響を呼んだ事も踏まえると、
媒体こそ違えど舞台版にて石田氏の持ち役を演じた事は感慨深いものと言えよう。

なお、蒼井氏はそのハイトーンボイスを活かして女性キャラを演じる事もあり、
戦姫絶唱シンフォギアAXZ』でのカリオストロや『プリンセスコネクト!Re:Dive』での覇瞳皇帝等を演じた。
どっちも設定上は男性キャラだけど

*3
キャラクターデザイン的には「全員が共通したものを持つ事でメンバーの一体感を強調したい」という思惑があったそうで、
それが味方全員が持っている召喚器と腕に付けた腕章という事なのだろう。キャラによっては銃型ではないが
このコンセプト自体は後作の『ペルソナ4』にも受け継がれ、此方では共通装備としてメガネが登場している。
また、『3』ではメンバーのペルソナは基本的にギリシア・ローマ神話関連から選ばれており、
シリーズ伝統のデザインコンセプトとして「仮面」を被っているイメージで描かれている。

*4
ギリシャ神話に登場する吟遊詩人。オルペウスとも呼ばれる。
カリオペーとオイアグロスの子であるが、名義上は太陽神アポロの子として生まれる。
アポロより授けられたといわれる竪琴の技は、冥界の番犬ケルベロスや魔鳥セイレーン、冥界の王ハーデスをも魅了した。
オルペウスはハーデスに対し、毒蛇に噛まれ死んだ妻エウリュディケーの返還を求め、彼の竪琴に魅了されたハーデスも了承したが、
ハーデスの課した「地上に出るまで後ろを向いてはならない」という約束を破ってしまい、エウリュディケーは冥界の深い闇へと消え去ってしまう。

最愛の妻を喪ったオルペウスは一人故郷トラキアへ戻り、妻に操を立ててあらゆる女性からの愛を拒絶した
(一説では直後に川に投身自殺したとも。そして彼の腕を惜しんだゼウス琴座を作った)。
その後しばらくはオルペウス教という密儀教を広めて過ごしていたが、トラキアを訪れた豊穣神ディオニュソスを敬わなかったため、
彼を信奉する狂乱女性の集団マイナデスに生きたまま八つ裂きにされ、殺される。
そうして肉体を失ったオルペウスの魂は、冥界へと流れ着いてエウリュディケーと再び結ばれたという。

このオルペウスとエウリュディケーのエピソードは「日本神話のイザナギとイザナミの黄泉国のエピソード」と類似しており、度々比較される。


最終更新:2024年02月04日 17:55