仮面ライダーゾルダ


 ■スペック
 身長:192cm
 体重:110kg
 パンチ力:300AP(15t)
 キック力:300AP(15t)
 ジャンプ力:15m
 走力:100mを7秒
 視力:20km
 聴力:10km
 FINAL VENT「エンドオブワールド」:7000AP(350t)

 (※1AP=0.05トン相当)

「英雄ってのはさ、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ。
 だからお前、いきなりアウトってわけ」

+ 担当声優
  • 北岡秀一
涼平(現・小田井涼平)
『龍騎』、PS『龍騎』、『超スーパーヒーロー大戦』
『ライダーレボリューション』
丸山徹
『クライマックスヒーローズ』シリーズ、『ライダージェネレーション』シリーズ(『2』まで)

  • 由良吾郎
弓削智久
『龍騎』『RIDER TIME 龍騎』

  • ドリュー・ランシング
遊佐浩二
『DRAGON KNIGHT』

遊佐氏は『仮面ライダー電王』でウラタロスを演じており、ウラタロスも相手を「騙す」役柄であったので中の人ネタ繋がりの採用だと思われる。

2002年に放送された、平成仮面ライダーシリーズ第3作『仮面ライダー龍騎』に登場する仮面ライダー
弁護士北岡秀一(演:涼平(現・小田井涼平))が変身する緑色の仮面ライダーで、
バッファロー型のミラーモンスター・鋼の巨人マグナギガと契約している。
龍騎ライダー勢の中でも特に機械要素の強いライダーで、(初登場時のみではあるが)頭部の機械部品が動く演出が為された事も。

+ そのデッキ内容など
  • ADVENT(6000AP):マグナギガを召喚。
  • SHOOT VENT(2000AP):手持ち大砲「ギガランチャー」を召喚。
  • SHOOT VENT(3000AP):肩に装備する2連光線砲「ギガキャノン」を召喚。
  • STRIKE VENT(2000AP):手にはめる打撃武器「ギガホーン」を召喚。未使用。
  • GUARD VENT(3000GP):大型の盾「ギガアーマー」を召喚。
  • FINAL VENT(7000AP):最強技「エンドオブワールド」を発動。
所有カードは殆ど銃火器類の召喚で、召喚機(カードリーダー)であるマグナバイザーも拳銃のため銃撃戦を得意としている。
遠距離メインだから火力が低いかと言うとそうでもなく、シュートベントの直撃はミラーモンスターをも粉砕するし、
2種類のガードベントを持ち、一応接近戦用のストライクベントも所持している為(本編では使用しなかったが)、
バランスの悪さに定評のある13ライダー中でも高いレベルでバランスが取れた当たりの部類のライダーである。
ファイナルベントは、全武装を展開したマグナギガの背中にマグナバイザーを挿入し、
引き金を引く事で一斉発射する「エンドオブワールド」。
見た目が派手で高い面制圧能力を持ち7000APという非サバイブライダーの中では桁違いのAPを誇る反則技であるが、
発動すると発射までゾルダもマグナギガも動けないために引き金を引く前に妨害される事が多かった。
例を挙げるなら、橋の下にいるライダーとモンスター達を狙いファイナルベントを発動し、その際、

「久しぶりにカッコよく決めてみようか」

と発言。しかしその直後横から飛び出してきたミラーモンスターに橋の下へ落とされたという、
なんともカッコ悪い登場をした事も。
また7000APは範囲攻撃である事を加味した数字らしく、発射に成功して複数の敵にダメージを与える事は出来ても、ライダーを殺しきれた事は無い。
ある意味、苛烈を装っていても弱さを捨て切れない北岡を象徴する技である。
ちなみにこの技はKOF2002において、
マキシマがMAX2として同名・同様の技を使用している。SNKではよくあること

契約モンスターであるマグナギガは全身武器の塊で、
放映中に発売されたフィギュアはその全身を余す事無くゾルダに装着可能(ほぼオリジナル設定の防具も含む)であった。
反面、巨体が災いしてか劇中では殆ど動かない(躁演ではなく、スーツ製らしい)。
腕を振り上げたりはしているのだが、ファンからは「置物」、「不動明王」、
動けないから餌を取れずに餓死するんじゃね?(合わせて「契約破棄しても襲われないから一番安全だろう」とも)」とネタにされる。
反面、防御力は高く、他のミラーモンスターの攻撃を防ぐ盾代わりにされた事も。

序盤に出たメインライダーの一人で、他の二人のメインライダーである龍騎とナイトがパワーアップする中、
最後まで初期状態のまま通したにも拘らず、ヘタレ化したり噛ませ犬化する事は無く、
一度不覚を取った仮面ライダータイガにもきっちりリベンジして精神面でも完膚無きまでに叩きのめすなど、
ラストまでコンスタントに強いライダーであり続けた。
そもそも他のシリーズ作品と違い、『龍騎』という番組の中では幹部クラスの強敵も登場せず、
ライダーも(一部を除いて)普通の人間が多い為、そこまで力の差が開かなかったのも要因だろう。

+ 変身者の設定
北岡秀一は不治の病(詳細不明。白血病がモチーフらしい)に侵されており、永遠の命を得る為にライダーバトルに参加した。
ファンからは大体「先生」と呼ばれる
自称「スーパー弁護士」で、不利な裁判でも逆転無罪にし「クロをシロにしてしまう」ほど有能。
実際に、悪徳グループの詐欺事件で悪徳グループの弁護士を担当したのだが、
本来は有罪であるべき彼らの無罪を最高裁で勝ち取ってしまうほど。
一見すると気さくで社交的だが、その実はかなりのナルシストかつ利己主義な性格の人物である。
弁護士としても上記の通り腕は確かだが、多くの大手企業に法外な報酬を請求する悪徳弁護士で、
主人公・城戸真司の先輩記者である桃井令子に言わせれば、
彼に裁判の弁護を依頼するのは、罪を認めたようなもの」らしい。
彼をよく知る人物からの評価は決して良い物ではないが、その反面、重病人の高額な手術費用を秘かに立て替えたりするなど、
自分と同じ境遇の者には親切な一面も見せており、決して外道ではない。

真司とは取材を通じて知り合い初対面で一緒に豪遊するほど意気投合しており、
正体を知ってすぐはお人好しな真司の性格を利用してゾルダを殺したと誤解させ、
戦意を喪失させて手を汚さずに脱落させようとする(但し、これには別の理由もあると思われる)
陰湿な策略を仕掛けた事もあったが、その後は人の良さをからかったり対モンスター、王蛇戦でよく共闘するなど、
馴れ合う訳ではないが比較的良好な関係を続け、終盤には「馬鹿だが、俺達よりはまともな人間」とその人柄を評価していた。
それは、ある闘いの際真司に自分の「アドベント」のカードを渡した事や
(「アドベント」のカードは契約の証でもあり、破壊されてしまうと契約破棄と見做される)、
真司がライダーバトルの真実を知って半ば自暴自棄になり自身を戦いに誘った際に「見てられない」と発言し拒んだ事にも表れている。

浅倉威(仮面ライダー王蛇)には強く逆恨みされており、ライダーになる前からの因縁がある。
これはかつて北岡が犯罪者である浅倉の弁護を担当した際、
浅倉が過去に普通なら死刑でもおかしくないほど、数多くの暴行や殺人などの犯罪を犯していた上に、
それらの理由が「イライラしたから」というどうしようもないものだったので、流石の北岡も懲役10年の実刑までにしか出来なかった為である。
北岡自身も流石に浅倉を弁護した事には思う所があったらしく、
彼が関東拘置所から脱獄して以降、幾度となくライダーバトルを繰り広げる事となる。
特に王蛇が本格参戦し初戦闘となった第19話では、
王蛇と偶然その場で戦闘していた龍騎とナイト、ガイ、ライアにエンドオブワールドをぶっぱなし、
それを王蛇がガイを王蛇専用ガードベント盾にして回避し、
「ベノクラッシュ」でガイを倒すという衝撃の展開は、現在でも有名である。

戦いが進む内にライダーバトルを空しく感じるようになっていき、病気の進行で倒れた事が原因で、
主催者である神崎士郎からバトルを脱落させられてしまい、自らの運命を受け入れ、戦いを止める事を選んだ。
しかし、けじめとして浅倉との決着だけは付けるべく最後の戦いに臨もうとしたが、
病気の進行によって、その願いを果たす事無く病死してしまう。
その後、北岡の秘書である由良吾郎がカードデッキを受け継ぎ、ゾルダに変身して戦いに赴いたが、力及ばず敗北。
しかし、自分が倒したのが北岡ではない事に気付いた浅倉はイライラが頂点に達して鉄パイプ一本で警官隊に突撃。
武装していた警官に射殺されてしまい、結果的には相討ちのような形に終わったのだった。

その後、全ての戦いがリセットされた世界においては、不治の病は完治した模様
(リセット後の世界における新聞の日時が、北岡が病死するはずの日より後なのが確認できる)。

劇場版『EPISODE FINAL』では、自らが弁護した浅倉による殺人事件の被害者の妹である霧島美穂が、
仮面ライダーファムだと知り、自責の念に駆られる。
そのため王蛇に戦いを挑んで圧倒されるファムを何度も助けるが、浅倉を弁護した事で美穂からは同じくらい憎まれており、
助けた直後に拒絶され、攻撃まで受けた事で自らの戦う意義を見出せなくなり、
残りの人生を精一杯謳歌する事に決めて自らの意志で戦いから脱落した。

井上敏樹氏が手掛けた『小説 仮面ライダー龍騎』では、映像作品同様に弁護士ライダーではあるものの
浅倉や美穂との接点が無くなっており、彼らとの直接的な関連はやや希薄となっている。
本作では不治の病が「記憶障害」となっており、それの完治の為にミラーワールドに身を投じていたが、
やがて病気の悪化により、弁護士としての業務に著しい支障をきたすようになるどころか、
吾郎やライダーバトルの事すら忘れてしまい、代わりに吾郎がゾルダとして王蛇と戦い死亡。
その頃、記憶障害がより進行した北岡は幼児退行、事務所でただ一人ひたすらに指をしゃぶる事に没頭していた……という、
死にこそしなかったもののこれはこれで映像作品以上に救われないと言える結末を迎えた。

ちなみに北岡を演じた小田井涼平氏はかなりのガンダム好きであるらしく(地球連合軍の項も参照)、
それに引っ掛けてか、真司の変身後の口癖「っしゃあ!」に「ん!?」と反応するシーンがある。
決してこの作品のネタに反応した訳ではない

+ もう一人のゾルダ、由良吾郎
北岡秀一の秘書兼ボディーガードで、北岡の数少ない理解者の一人。演:弓削智久。
ゾルダ登場当初は彼がゾルダの変身者と思われていた。
どことなく不気味な印象を漂わせる人物で高い戦闘能力も持つが、実際は誰に対しても誠実かつ優しい性格。
北岡秀一を「先生」と呼び慕い、北岡も「ゴローちゃん」と彼を呼んで全幅の信頼を寄せており、
ライダーバトルの事も北岡から聞いている。
何をやらせてもそつなくこなす高い能力を持ち、料理は一流シェフ顔負けの腕前を持つ
(ただし、口笛だけは苦手。中盤以降は出来ようになったが)。
研究熱心なのか、真司に餃子の作り方を教えて貰おうとした事も。
かつて傷害事件に巻き込まれた際に北岡に弁護して貰っており、その後に北岡の病気が発覚。
「自分を弁護していなければ病気の発覚が早まり、治せていたのでは」と後悔しており、
それから北岡に忠誠を尽くすようになった。

上述の通り、北岡の最後を看取り、北岡の最後の願いである「浅倉との決着」という意思を引き継いで変身。
彼にとっては初めてのライダーバトルであったにも拘らず善戦するが、浅倉には及ばず敗北。
ミラーワールド内にて北岡を想いながら死亡した。

「先生…また…美味いもん買って帰ります…」

リセット後の世界でも北岡と行動を共にしている様子。ちなみに彼が変身したゾルダは北岡と違って若干猫背。

井上敏樹氏の小説版では子供の頃から罪を重ねてきた人間で、北岡が初めて弁護した人物となっており、
強盗傷害で告訴され、その時既に同じ罪で執行猶予を受けていた。
初めての裁判にも拘らず北岡はあらゆる手段を用いて無罪を勝ち取った事で、北岡に一生を捧げる事を誓う。
さらに北岡が病気である事を知ると、その治癒の願掛けとして言葉を捨てると神に誓い、
常に金の糸を通して口を縫い合わせ、流動食以外は食べられない状態となっている。
更に容姿に関しても「真司がこれまで出会った人間の中で最も醜い(対して北岡は「最も整った容姿」とされていた)」
紫色の分厚い唇が不気味」だの小説媒体という事を踏まえても実に散々な書かれようであった。井上氏自重しろ。
その後病気が進行して自分の事を忘れた北岡に殴られ、その際の泣き声で沈黙の誓いを破り、
最期はTV版同様にゾルダとして王蛇と戦い、死亡する。その頃の北岡については前述の通りである。

なお、演じた弓削智久氏は後に『仮面ライダーカブト』にてZECT幹部・三島正人を演じており、
そちらでもイレギュラーな形で仮面ライダーザビーに変身しているためか、度々ネタにされる。
因みに木戸真司役の最終オーディションまで残っていたらしい。
また、『仮面ライダー鎧武』にも主人公が行きつけのフルーツパーラーの店長・阪東清治郎役で出演するなど、
何かと平成ライダーとは縁のある人物である。
阪東が過去に色々あったとしみじみ語る場面で笑ってしまったというファンも多い。
その後『仮面ライダーアマゾンズ』に脚本家繋がりか浅倉みたいな役柄でゲスト出演し、
やっぱりファンからネタにされた。

+ 他作品におけるゾルダ
仮面ライダーディケイド』では、
冒頭のライダー大戦において「牛がモチーフ」「メイン脚本家(小林靖子女史)が同じ」繋がりか、
仮面ライダー電王』に登場するゼロライナー(仮面ライダーゼロノス専用の時の列車)の上に乗り、
「エンド・オブ・ワールド」をぶっぱしていたが、謎の光弾に撃墜された。
ディケイド本編では6話に登場。
ライダー裁判においては本編とは真逆の検事であるらしく、
警察が立件した以上、判決は有罪以外あり得ない!」と言いつつタイガと戦っていた。
その後、「お前も死刑になれ!」とシュートベントでタイガに勝利。以上、出番終了

2011年公開の映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』においては、
終盤の岩石大首領戦で強大すぎる敵に圧倒される歴代主役ライダー達の前に、歴代サブライダーの一人として仮面ライダーバースに率いられ登場。
全仮面ライダーの力を結集した必殺技「オールライダーブレイク」で岩石大首領を打ち破った。

また2017年の映画『超スーパーヒーロー大戦』にも登場。こちらでは小田井氏も出演し変身前の北岡秀一含めて演じた。
「劇中に登場する映画タイトルと同名ゲームのキャラクター」として登場し(そのため実際の本人とは言いにくいが)、
永夢率いるチームのメンバーとして協力して戦っている。
ゲームキャラであるという設定のためか、原作での名台詞を妙に脈絡が無い所で発言する変なキャラ付けになっていた。
まあゲームキャラらしいといえばらしいが。
なお、彼をチームメンバーとして選んだのは先に選ばれていた陣マサト(『特命戦隊ゴーバスターズ』のビートバスター)だが、
『ゴーバスターズ』は『龍騎』とメインライターが同じ小林女史の為それに因んだのかもしれない。

2019年の『仮面ライダージオウ』スピンオフ、『RIDER TIME 龍騎』では、
小田井涼平氏が当時『純烈』の活動で大変多忙であったため、
北岡の秘書であり、本編でもゾルダとしての変身経験がある由良吾郎(演:弓削智久氏本人)が仮面ライダーゾルダとして登場
本作では殆どの人物が記憶を失った上で「2019年(ジオウ)の時間軸」のミラーワールドでのライダーバトルを繰り広げる事になるのだが、
何故か吾郎は浅倉を「先生」と認識しており、浅倉に忠誠を誓おうとする。
(『龍騎』本編での)記憶を保持している浅倉からは当初「記憶が混乱しているのか」と怪しまれるも、
彼に手製の料理を振る舞う、戦いの際に援護するなどして徐々に信頼を得て行くが……。
+ 「先生のネタバレは、俺が継ぐッス」
実は記憶を失ってはおらず、北岡の最期の意思である「浅倉打倒」を達成するために、
記憶が混乱したフリをする事で浅倉に近付き隙を窺っている
(浅倉に振る舞った料理が本編で真司から教わった絶品餃子であり、彼が当初から記憶を保持している伏線と見て取れる)。

戦いの中で傷付いた浅倉を不意討ちし、自身の真意を告げた後、ゾルダに変身。
シュートベント・ギガランチャーを直撃させるも、自身もベノサーベルに貫かれ、
相討ちながらも遂に王蛇の撃破に成功。浅倉を討ち取った事を北岡に報告するかのように下記の台詞を呟きながら息を引き取った。

「…やりましたよ…、先生…。」

なお、本作のライダー達は最終回の「バトルロワイヤルが起きなかった世界線」の人物とは関係無く、
士郎が繰り返したループの変身者の中から無作為に集められた事が示唆されているが、
吾郎の場合、前述したネタバレの件や劇中の台詞などから、「TV版とは別の吾郎がゾルダに選ばれた世界線の存在」ではなく、
「TV版の世界線の吾郎」である可能性が高い。

+ ゲーム作品での扱い
『仮面ライダーバトル ガンバライド』では01のHEXステージで先行登場した後、02で参戦。レジェンドレアでの登場。
新規参戦がフォーゼの新形態だらけの中、唯一の完全新規参戦ライダーとなった。
龍騎出身のキャラクターとしては第4弾以来(龍騎サバイブを換算すれば003弾以来)の参戦(02は通しで19弾にあたる)。
必殺技はバッファロークラッシュ、マグナシュート、エンドオブワールド。
演出あり必殺技「エンドオブワールド」は流石に派手な演出で、音声などの細かい演出も再現されている。
シャバドゥビ弾のライダータイプは機械(メカ)

件の「久しぶりにカッコ良く決めてやる」はオイウチコウゲキ(06まではグレートゲキレツアタック)発生時の台詞に割り当てられたため、
言ってる状況では本当にカッコ良い他、本ページ冒頭の台詞も「エンドオブワールド」直撃後にきっちり言ってくれる。

後継作の『ガンバライジング』ではナイスドライブ3弾から参戦。スーパーレアでの登場。
演出あり必殺技は「エンドオブワールド」。
バーストライズ5弾では由良吾郎版のゾルダが「仮面ライダーゾルダ(由良)」としてスーパーレアで参戦。
声は弓削智久氏の本人ボイス(前の弾で登場した弓削氏演じる仮面ライダーザビー(三島)と同時に収録したらしい)。
ズバットバットウ4弾ではレジェンドレアで登場。
小田井涼平氏の声が新録され、本人ボイスとなった
(ガンバライド時代から本人ボイスだと言われていたが、実際は違った模様)。

その後継作の『ガンバレジェンズ』では3弾から参戦。キャンペーンでの登場。
登場に伴いCGモデルが一新されている。
必殺技の「エンドオブワールド」も改修され、再現度が今までよりも一段と高くなった。

『クライマックスヒーローズ』シリーズでは『オーズ』から登場。

『ライダージェネレーション2』にも登場。
砲撃ライダーらしく、味方を盾にして、群がった敵にギガキャノンを撃ち込む戦法が単純かつ強力。

+ みんな よけろ。おうじゃだけは ゆるせない!
『龍騎』本編は登場キャラクターが多く、ライダー同士が戦う凄惨で複雑な展開であり、
当時の児童向け雑誌の記事では流石にそのままでは載せられないと判断されたのか、展開の簡易化や改変が著しかった。

特に前述の入り乱れて戦うライダー達に容赦無くエンドオブワールドを放って全員を吹き飛ばす場面が、
『たのしい幼稚園』の連載記事では……

「みんな よけろ。おうじゃだけは ゆるせない!」

という本編では絶対に言いそうにない正義感溢れる台詞と共に
ゾルダがまるで悪辣な王蛇だけを狙って攻撃したかのように改変された。
他にも省略しまくりの超展開、児童誌ゆえに全編平仮名で進行するシュールさ加減も相まって、
この記事はネタ的な意味で一部で有名となっている。

こっちでもネタにされてる

+ 海外版・仮面ライダートルク
   『龍騎』のアメリカ版『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』では、
   詐欺師のドリュー・ランシングが変身する「仮面ライダートルク」として登場。
   トルクとは「回転する」の意。リボルバーや戦車の砲台からのイメージか。
   マグナバイザーはあちらの放送規定の関係上、実弾ではなくビームに変更されている。

「ようやくゴールが見えたな!俺は王国、お前は天国」

こちらでは原作とは違い完全な悪役で、しかもヘタレ化している(遊佐氏のインタビューでも「駄目な詐欺師」と言われている)。

+ 『DRAGON KNIGHT』ネタバレ
ドリューはある日、詐欺をミスって警察に追われていた頃にゼイビアックス将軍と出会い、
ゼイビアックスからの「君がこの世界の支配者だ」という甘い言葉にまんまと引っかかり、
彼の地球征服作戦に協力する見返りに支配権の一部を任される事を約束されてトルクになる。

主人公のキット(ドラゴンナイト/龍騎)に近付き、キットの手助けをしつつ仲間として取り入る一方で、
レン(ウイングナイト/ナイト)こそがゼイビアックスの手下だと嘘を吹き込んで、キットとレンを仲違いさせる。
しかし最初は上手くいっていたものの、キットに真実がバレて作戦は失敗。
元々彼はゼイビアックスの指令を無視して独断で行動する事が多く、
遂にはゼイビアックスを裏切ろうとしていた事がばれ、ストライク(王蛇)に追われる身に。
その後は自分が助かるためキット達に仲間としてなんとか取り入ろうとするも最後までガン無視され、
最終的にはストライクのファイナルベントを食らってベントされた。なんという雑魚。
原作のゾルダとは対照的に、僅か1クールでのリタイアという速さだったため、
原作を知る視聴者にとっても先が読めなくなった(ただし地上波テレビ放映分は丁度ここで終了なのだが)。

「何でだよ…こんなはずじゃ…王になれるハズだったのに…
 何処でしくじった…」

元々のカードデッキは並行世界のベンタラの騎士達のものであり、そちらでのトルクはチャンスという男が変身。
彼はドリューそっくりだが、お喋りで気のいいムードメーカーで性格はドリューとは大違いだった。
ユーブロン(アドベントマスター/オルタナティブ・ゼロ)に救出され、最終決戦で共に戦う。
なお、ベントされたドリューの方も最終決戦後に戦いの記憶を修正されて無事地球に戻されている。

1年後の続編小説『2WORLD 1HEARTS』では、ドリューは警察に逮捕されて服役しており、
刑務所から出られる事を条件にモンスター掃討を引き受けて再びトルクになる。
当初は地球の他のライダー達から全く信用されていなかったものの、
実は詐欺稼業の失敗から過去を反省して「真面目に働く」と心に決めており、
キットに悪態をつきながらも彼を認め、自分が必要とされていた事を嬉しがっていた。
最終的には過去の罪の帳消しに成功し、見事本編での汚名を返上している。

(以上、Wikipediaより抜粋・一部改変)


MUGENにおける仮面ライダーゾルダ

グリーンマン氏が手描きで製作した仮面ライダーゾルダが存在していたが、現在は入手不可。
作者曰く、色々とアレなので、意見・素材提供・製作指南etcをして欲しいとの事。
超必殺技としてファイナルベントも実装されている。
2012年8月28日には仮面ライダー製作部に参加する形で大幅更新が為された。

AIボイスパッチの製作・公開は自由とされており、
2012年4月8日には砂塵精魔氏による外部AIが公開されたが、現在は入手不可かつ最新版にも対応していない。

2016年3月にはiseebi氏による改変版も公開された。こちらは現在も入手可能。
いくつか技が追加されており、AIもデフォルトで搭載されている。

+ 余談・ニコMUGEN関連のゾルダネタ
ニコMUGEN動画では、ゾルダ本人がMUGENする以前からも、
美坂栞のアレンジキャラにゾルダの要素が大量にぶち込まれていたりする。
弁護士も病人だったから重武装&病人繋がりと言えない事は無いが… これで、いいのか…?
格闘ゲーム的にはKOF2002UMにおけるマキシマも、ゾルダのファイナルベントを元にした、
一斉射撃技「エンドオブワールド」(名前も同じ)を持っていたり、
涼平氏が「緑色の砲撃戦用ガンダム」パイロットとして声優デビューするなど、ゾルダは何故かやたらとパロディされやすい。
まぁゾルダ自体キャッチコピーが『その男、ゾルバ』という映画のタイトルをもじったものなのでパロディに縁があるのかもしれない。
……件の映画の主人公は鉱山労働者で、別に敏腕弁護士とかではないのだが。ただの語呂合わせか!

出場大会



最終更新:2024年01月31日 23:06