「裏切り者ブレードよ!ラダムの宿命に従うのだ!」
タツノコプロのTVアニメ『宇宙の騎士
テッカマンブレード』に登場するラダム側のテッカマンの一人。
声優は同作でサポートロボ・機動兵ペガスの他、複数のモブ役をこなしている
飛田展男
氏。
おかげでタツノコ劇場での公式配信でもモブ役で出る度ダガーさんコールが絶えなかった。
正体は主人公・Dボゥイの知人である、アルゴス号の乗員であった
フリッツ・フォン・ブラウン。
どこかの月面都市かと思いがちな名前だが、それと同じく宇宙開発に携わった科学者フォン・ブラウン博士に由来するものである。
素顔は金髪の若者で、結構イケメン。
『
聖戦士ダンバイン』のトッド・ギネスに似てるという声も聞かれるが、その辺は
キャラデザイナーが同じ人な故であろう。
また瞳の色が赤いが、これはラダムの支配を受けたテッカマンに共通して見られる特徴である。
年齢は27歳。実はラダムテッカマンのボス・オメガ=相羽ケンゴより5つも年上。
というかケンゴ兄さん老け過ぎだろ
特徴的な武装はコスモボウガン。場面によって撃ち分けができるため遠距離戦における汎用性は高い。
最初に登場したラダムテッカマンでもあり、ブレードを地球に叩き落すという戦果を上げた。
しかし全般的に詰めが甘くすぐ勝ち誇る性格であり、
知略によりブレードの変身妨害を成功させたのに、
調子に乗って痛め付けている間に逆転されて死亡する、という情けない結末であった。
それなりに頭はいいようだが、完全に小物な性格が仇になってしまったようだ。
また結果的に唯一ボルテッカが使えないテッカマンになったため、能力的な面でも小物感が強い。
何せコスモボウガンは
ブレードがランサーを回転させる程度で防ぐ事ができる技。ボルテッカには遠く及ばない。
メタ的な話で言うと、初期設定ではボルテッカは標準装備されるものではなかったのだが、
それが変更された結果ダガーだけボルテッカが使えないという哀れな事になったのだとか。
後付けではブレード追撃のためフォーマット途中で出てきたのでボルテッカが使えないという事になっている。
とは言っても、最初の敵としてそれなりの活躍を見せている点からすると、噛ませ度では後の
テッカマンランスよりずっとマシである。
「ふたば☆ちゃんねる」では上記の通りボルテッカが使えない事をテッカマンランスらに弄られている。
大抵のゲームにおいても最初の敵として登場し、他のラダムテッカマンと共演する事は無い。
が、PC98ゲーム版では他のラダムテッカマンや『II』のテッカマンの登場が恐ろしく早いため、共演する事になる。
他のテッカマン達がボルテッカを撃つ中、一人だけコスモボウガンで戦う彼はどんな心境なのだろうか……。
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そして今明かされる衝撃の真実 |
実は味方側のパワードスーツ・ソルテッカマンのデザイン草案だった事が判明。
しかもこの時点では廉価版ボルテッカ(決定稿ソルテッカマンのフェルミオン砲にあたる)も実装予定だったらしい。
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わははははっ 騒々しいと思って出て来てみたが今宵は花火大会だったか!? |
月刊コミックコンプに連載されたコミカライズ版では若干デザインが異なり、 マントに身を包んでいる。
この マントを駆使して縛る攻撃でブレードの動きを封じるなど、格上感を見せ付けており、
一人称も「ワシ」と、TVアニメ版のテッカマンアックスが混じったようなキャラ付けになっている
(ちなみにそのアックスは「ぐがが ごがぎぎ」と呻き声しか上げないキャラに……どうしてこうなった)。
その最期はボルテッカを喰らった後、体内のクリスタル(システムボックス)を抉り出されるという生々しいものであった。
また、コミックコンプ版を語る上で欠かせないのが「ダガーペガス」の存在である。
アニメ版ではペガスは地球で独自に作られたロボットであるのに対し、
こちらではラダム製のロボットでブレード以外もペガスを所有するという設定になっており、
ダガーの右目もブレードによる負傷ではなく、ペガスを疎んだダガー自身が抉り出して押し付けたと理由が変わっている。
「お言葉ですが閣下!! 私はクリスタルを持っておりませぬ
どうして新たに主のテッカマンを迎えることができましょう
この右眼が 夜泣きをするのでござりまする!!」
ダガーが倒された後別のテッカマンと組む事を拒否し、敵討ちのためブレードを追撃するも力及ばず、
追ってきた テッカマンランスに始末された。
ボロボロになりながらもせめて一太刀と向かうその姿に、
ブレード(Dボゥイ)も 「ダガーは残っていた人間の心をお前に託した」と心打たれるなど、
その忠臣振りは本家ペガスに勝るとも劣らぬ所がある。
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MUGENにおけるテッカマンダガー
Sボタンでテックランサーの装備の選択ができ、装備中はコスモボウガンを放つ事ができるが、
パワーゲージが自動減少する。当然ゲージが空になると、ランサーは強制的に外される。
ランサーを装備していない状態だと、通常攻撃も斬撃からパンチやキックになってしまうので、攻撃力が下がる。
更に
「ナイトメアダガー」という、文字通り悪夢のような凶悪バージョンが同梱されている。
攻撃力が1.5倍になり、投げ攻撃の被ダメージが1、飛び道具は吸収して5回復するようになる。
さらに特定条件で、通常の打撃に対しても防御力を得る。
ただし自動回復や
スーパーアーマーは一切無いので、打撃が通じる時にガン攻めされるとあっさりと落ちる。
即死耐性も即死攻撃も持っておらず、搭載されている
AIも簡易的なものなので、狂キャラと戦うには力不足だろう。
ちなみに通常版でも10Pカラーでナイトメアモードになるが、ナイトメアダガーほど凶悪ではないとの事。
なお、海外版テッカマンにおけるダガーの名称は「Teknoman Dagger」あるいは「Teknoman
Gunnar」だが、
このMUGENキャラは「Tekkaman Dagger」名義であり、Mugant氏のreadmeではダガー以外のキャラも日本名で解説されている。
なお氏はダガーがエビルよりも誰よりも好きらしい。ディープなテッカマンマニアもいたものである。
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おまけ |
MUGEN動画でテッカマンと言ったら ○作。以下の回ではサムネがダガーさんの上作中の名場面まで見られる。
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出場大会
最終更新:2023年07月21日 16:03