キム・カッファン





「悪は許さん!」




格闘スタイル:テコンドー
出身地:韓国
誕生日:1964年12月21日
身長:176cm
体重:78kg
血液型:A型
趣味:カラオケ
大切なもの:妻(ミョンサク)と2人の息子
好きな食べ物:イカフェ(キュウリのキムチ)、焼肉
嫌いなもの:悪
特技:熱湯風呂でガマンすること
得意スポーツ:体操
好きな音楽:ムード歌謡曲(KOF97時代の十八番は『矢切り渡し』)
職業:テコンドー師範


餓狼伝説』シリーズに登場するテコンドー使いの韓国人。
THE KING OF FIGHTERS』シリーズにも皆勤な他、『CVS』や『SVC』、『ネオコロ』など幅広い作品に出演している。
漢字で書くと「金甲喚」。韓国企業ビッコム(『ファイトフィーバー』のメーカーである)の社長の名前に由来する。
KOF2003以降の作品では同氏の肖像権の配慮から「キム」とだけ表記されている。
担当声優は餓狼2~KOF'XIまではテリーも演じており、俳優としても活躍している橋本さとし氏、
アニメ・劇場版ではポリサム・CVS2の覇王丸等で有名な中村大樹氏、
ドラマCDでは『テイルズオブエターニア』のレイシス・フォーマルハウト等で有名な磯部弘氏、
KOF'XIIからはDJとしても活躍している長田和彦氏がそれぞれ演じている。
SNKの出世作となった餓狼2で彼の代名詞「鳳凰脚」を携え初登場。
龍虎の拳』で生み出された乱舞技だが、その知名度を格段に上げたのは彼の功績と言えるだろう。
正義を愛し、悪を断じて許さぬという生真面目な性格の持ち主で、テコンドーの素晴らしさを世界に示すために闘っている。
テコンドーという武道を通じて犯罪者の更生にも取り組む生粋の体育会系熱血漢で、
KOFでは更生中の元犯罪者、チャン・コーハンチョイ・ボンゲを引き連れて参戦している。
同門にジョン・フーンホンフゥがおり、ジョンとはライバル関係。弟子にメイ・リーとチェ・リム(MI)、
アリス・クライスラー(餓狼3の没キャラだが、2002UMの背景などやパチスロ版に登場している)がいる。

趣味はカラオケ。好きな食べ物は焼肉とキムチ。XIで酒癖が悪いことが発覚した。
特技は熱湯風呂でガマンすることらしい。なぜどこでそんな特技を身に着けたのか。


餓狼MOWに登場するドンファンジェイフンは彼の息子。
ドンファンで特殊KOを決めると勝利デモに41歳になったキムが登場する。
(この際、唐突に空から(垂直に)降って来て息子を一喝する。なんなんだアンタ
風雲スーパータッグバトル』には子孫のキム・スイル(KOF2000ではアナザーストライカー、2002では背景で登場)、
さらに『サムライスピリッツ閃』にも先祖のキム・ヘリョンが登場するなど、ある意味彼の一族が
SNK各シリーズの橋渡し的な役割を果たしている…のだが、「月華→龍虎→餓狼→風雲の世界」と「侍魂の世界」は
本来完全に別々なので、これについてはスタッフの認識不足からのミスか、あるいはセルフパロディなのかもしれない。
(もしくは『ネオジオヒーローズ』等の作品を踏まえると、侍魂の世界も統合する方向に設定変更されたとも取れる)
なおこちらは明確にジョークだが、それ以前に『真サムライスピリッツ』でたまに飛脚の代わりに
鳳凰脚の突進ポーズを取ったキムが通過する という形でキム本人(たぶんだが)がゲスト出演をはたしてもいた。


キャラクター概要

初登場の餓狼2ではキャラ絵がパッとしない胴着キャラであったことと、
技の性能もあまり良くなかったためか使用率も非常に低く人気が無かった。
ゲーメストのムック「餓狼伝説SPECIAL」にも、
前作(餓狼2)では初めはムズイ、使いづらい、飛び道具がない、と非常に弱いキャラと思われていた。
しかし時は否定した。半月斬の削りやガード無視の鳳凰脚など、実にテクニックを要する奥深いキャラであった。
と、控えめな評価で振り返られている。

続く餓狼SPでほぼ全ての技が大幅に強化されたことにより、 異常な強キャラに大変身。
なんでもネオジオは韓国市場を強く意識していたため、韓国人キャラは優遇した方が何かと都合が良かったらしい。
+  キム誕生の経緯

前作では貧弱な性能だった飛燕斬、硬直が長すぎる半月斬がそれぞれ飛燕斬は完全無敵、
半月斬は弱で出せばほぼ隙は無し、さらに2回判定のある削りでゴリゴリ、
飛翔脚は低空から出せるようになり飛び道具見てから飛翔脚余裕でした、
鳳凰脚はガード不能で無くなったものの、完璧なタイミングで出せば鳳凰脚×nが可能でガードしてしまうと割込不能。
ヘタにキムをおいつめるとかえって危ない。さらに通常技の判定・発生等も向上し連続技も自由自在と、
もはや前作のキムとは別人の強さ となった。ていうか、もう やり過ぎの域である
ゲーメストムックのダイヤグラムで6:4以上、十兵衛、ビッグ・ベア、アクセルには8:2をつけた。
まあ舞もキム以外のキャラに6:4以上つけてはいるし、最弱のタンも6:4つけられる相手がいるのだが……。

その凶悪な強さを以て「悪は許さん!」「今日から私が教育してやる」などと言いながら
各地の対戦台を荒らし回る様は他キャラ使いから忌み嫌われることとなり、
過剰な正義漢ぶりはいつしか 「偽善者」 と呼ばれるようになった。
当時は右を向いても左を向いても「勝ちたいからキムを使う」プレイヤーが後を絶たず、
ゲーセンで連勝してる奴といえば「アタタタタタタ!」。同作で他のキャラを猛烈な勢いで駆逐。
稼働当初、「あのギース・ハワードが使える!」ということでギースを使う者もかなり多かったのだが、
稼働から日が経ちキムの超性能っぷりが次々と明らかになるにつれてあっという間にこのギースを駆逐。
ゲーセンは鳳凰脚の炎に包まれることとなり、
他のキャラを使うプレイヤーからしてみれば同作のキムは最早トラウマレベルの悪夢であったという。
往年のファンの中には未だにキムを見るとその悪夢がよみがえる者も居るほどで、その鬼畜ぶりが伺える。
参考資料として、ゲーメストのムック「餓狼伝説SPECIAL」の167ページに掲載されている人気ランキング表のデータによると
嫌いなキャラランキング
チン(130票)、十兵衛(130票)、 キム(115票) 、アクセル(106票)、ギース(88票)
好きなキャラランキング
ギース(182票)、テリー(176票)、 キム(136票) 、ダック(126票)、ビリー(92票)

実はどっちも3位だったりする。

このイメージは後のシリーズで半オフィシャル化されるようになり、
特にKOFでは言動の端々に腹黒い一面を垣間見せ、その思想もより先鋭的かつ原理主義的になっていった。
CVSシリーズではそんな様子をテリーに「布教」と突っ込まれている。
ただしテリーはCVS2で「やれやれ、こんな親を持つと大変だな」とマイルドにシフトしている。
格ゲー界広しと言えど 彼ほど爽やかに人を恫喝するのが似合うキャラはいないだろう。
KOFのストーリーや小説でもよくそんなシーンが見られる。それが絶妙にマッチしているのがまたなんとも・・・。

このようになった背景にはKOFではキムチーム自体がお笑い担当になったことも影響したと見られる。
同じキャラ改変でも山崎と違ってあまりなじられることがないのは、
かつて行った大虐殺が餓狼プレイヤーの脳裏に深く刻まれているためであろう。
ちなみに上の画像はKOF2001の勝利画面のもので、この時は勝利セリフも色々とすごかった。

ちなみに、KOF97でキムはTV出演の依頼を引き受けているのだが、その条件はノーギャラだった。
TVに出ることも彼にとっては慈善事業に過ぎないようだ……とムックに書かれている。
このように、初期はまださほどキャラの変化はなかったうようだ。


その一方で餓狼シリーズでは腹黒い様子は見られず、
餓狼2ではEDでラスボスのクラウザーを改心させ、餓狼SPECIALのEDでは家族と仲良くいっしょにトレーニング
RBでは勝利ポーズで息子と笑いあったり、EDで同じ飛行機に
乗り合わせたホンフゥをおちょくったりと、 かなりお茶目な面 を見せている。
またまだ幼い息子二人を 危険な町、サウスタウン に連れて行って大丈夫だったのかという疑問はあるが、
何、気にすることは無い。ちなみに二人はパオパオ・カフェに預けられていた模様。)

ギースには 「貴様も所詮偽善者ではないのか」 とはっきり言われてしまっているが
これ自体は正義感の強いキャラと悪役キャラのお約束のやり取りともいえる。
だが、この直前のキムのセリフは 「よしっ! 本番のスタートだ!!」 であり、
餓狼シリーズ本編においても密かに偽善者扱いされているようだ。

そんな彼だがチャンやチョイがなんだかんだで更生してきており、また息子達が真っ当に育っているため
(ドンファンは不真面目っぽいものの)ネタ抜きの公式では悪人ではないのだろう、恐らく。
オロチ編ラストの会話などは文句なしの格好良さである。

「わからぬものだ……1800年前もそうだった。何をあがく?お前達には確実に滅びの日が来るというのに……なぜだ?」
「たとえそうだとしても、我々人類が選択した道だ」

『KOFXII』では今までのKOFでの腹黒い一面はなく、昔の正義感溢れるキムに戻っている様子。
そして『XIII』ではライデンホア・ジャイと共に 『新生キムチーム』 を結成。
更正中コンビ 「キムを自分達よりも凶悪な悪人とチームを組ませればKOFに出なくて済む」 という企みにより、
サウンドビーチに彼らを呼び出し「私と一緒にKOFに出てもらう」と宣言、
ライデン達のこれにかこつけて名を売ろうという思惑もありチームを組む事となった。汚いなさすが元犯罪者きたない
ちなみに出会い頭喧嘩寸前になろうとしたライデンとホアを 何故か防波堤の上から 呼び止めたり、
そこから彼らの所へ向かう途中 全くスキを見せずに 歩いたり、
ひそひそ話をする二人に気づかずに正義論(とついでにテコンドーの素晴らしさ)を延々と語る等、色々突っ込み所の多い事をしていたりする。
とりあえず防波堤から鳳凰脚のポーズで飛んできたりはしなくてよかった。

また同じくKOFXIIIで鎮元斎に今のキムの信じる正義について意見をされ、それを実直に聞き入れ自らの未熟さを知る場面もある。
自身の信条を妄信せず自身が未熟である事を知ろうとする姿は、指導者としての自身を高めようと切磋している事の表れともいえる。
ギャグパートのキムさんがあれすぎて、そんな人間性は普段全く見えないけどな!

餓狼3で欠場するが、噂ではお隣の国から猛抗議を受けたらしく、すぐにRBで復活した。
ちなみに餓狼SPではとある条件を満たすと 空を飛ぶ
KOF94でも空中で鳳凰脚を出せるバグが発見され、KOF95以降では仕様として空中で出せるようになったことから、
彼が自らの意思で空中を水平移動できることは疑う余地のない事実となった。キムは空を飛べる。これ常識。
餓狼伝説SPECIALムックによると、実は鳳凰脚は……
テコンドーには構えの状態から片足を上げ相手をけん制し、一気に間合いを詰める独特の飛び方がある のです。
常人では数十歩とかから間合いもキムはその強靭な足腰により、数メートルの間合いを僅か一歩でつめることができるのです。
つまり 一歩、歩いているだけ です。(デザイン担当 O氏)


またこの人ほどでは無いが普段から道着でいることが多く、
アニメでは ポロシャツの下に 道着を着ていたこともある。
上記の酒癖が悪いことが発覚した際も、やっぱり一人だけ道着で飲んでいた。
ちなみに彼の着ている道着は元々半袖で、試合時に腕をまくっている事がKOFで確認できる。
RBでは微妙にデザインが変わり、黒いアンダーシャツにノースリーブの道着になった。
何気に餓狼MOWでの息子二人の道着はこちらのタイプの色違いである。
そしてドンファンの勝利デモで登場の際は、今度は長袖を着ている。
ただ『餓狼伝説 WILD AMBITION』で登場した際は、
初代『餓狼伝説』のリメイクにもかかわらず RBの道着 (&性能)で登場した為、
本作がパラレルワールドなのか否かを混乱させる一因になったりしている。

CVSではダルシムがCAPCOM側のライバルとされている。
確かに妻子持ち、人格者、(登場当時)知名度が低かった格闘技(というか ヨガは格闘技では無い のだが)使いと
共通点は多いのだが、こうもキャラが違うとは…
ちなみにデジキューブ刊のCVSPROビギナーズガイドブックでは、
キャラクター相関図で お互い誰からも矢印を引かれていない という酷い扱いを受けた。

+  悪は許さんと言い続けた結果がこれだよ!

ただ明確にライバル関係が設定されているわけではないので、元祖サマソ使いでこれまた妻子持ちのガイル
タメ技&国技つながりで本田がライバルと見れなくもない。
実際対戦後の勝利メッセージではガイルの蹴りの鋭さと本田の押しの精神を賞賛していたりと、意識されている節はある。

+  あなたはわたしに指一本ふれることさえできない

…とまあこの様に偽善者呼ばわりされたり、
近年のネット上での嫌韓の風潮で批判されたりと何かと不遇なキムの旦那。
とはいえ格ゲー及び創作における韓国人キャラクターの第一人者
韓流ブームが来るまでは日本で一番有名な韓国人だった と言う人も)であり、
弟子や息子を含め多くの韓国人キャラクターの登場のきっかけになった事ことは確かである。
また彼が好きなファンは多いし、偽善者呼ばわりを嫌う人がいるのも事実。
彼に対する扱いを、皆もう一度きちんと考え直してみる必要があるのかもしれない。


原作中の性能

コマンド技と溜め技を併せ持つスタンダードタイプ。
飛び道具こそ無いが機動力に優れ、ほとんどの作品で安定して上位に入る。
餓狼シリーズでは避け攻撃も潰せる短距離突進技「半月斬」を主体に、
対空には「飛燕斬」と「空砂塵」、ジャンプからの固めに「飛翔脚」、高速突進技「流星落」、
連続入力技「三連撃」など必殺技のバランスが良く、通常技も判定が強い場合が多い。
特に餓狼SPでは 「鳳凰脚」の突進が異様に速く硬直が皆無
さらに 小技から繋がる上にワンコンボで最大8割 という狂った性能で、
苦労して削った末に無残にアタタタッ!と葬り去られるという光景が至る所で見られた。
なお、たとえガードしても硬直が皆無のためろくな反撃はできずガードの上からがんがん削られる。
また餓狼2では密着時に限り鳳凰脚がガード不能になっており(ただし性能はSPに遥かに劣る)、
KOFの「ゼロ距離鳳凰脚」はこれを再現したもの。

歴代鳳凰脚

ファンの間で評価が高かった上図のRBSPの鳳凰エフェクトは、KOF2002UMで「ゼロ距離鳳凰脚」用の演出として復活した。


また相手の足元を踏みつける様に蹴る技「覇気脚」は威力は非常に低いが下段判定であり、
『KOF』シリーズでは「鳳凰脚」でのみキャンセル可能(『XI』ではスーパーキャンセル扱い)。
さらに必要な分のゲージが無い時に「鳳凰脚」のコマンドを入力すると、
すぐに動作を止めて隙が無くなる「覇気脚キャンセル」(通称 覇気キャン )と呼ばれるテクニックは
キムを使う上で欠かせないものとなっている。
『2001』では、ダウン中の相手に対する追撃技にもなる。

CVSシリーズではジョン・フーンの「構え」からの特殊技も搭載された。

またKOFXIIでは各キャラの技が少ない中、新技「空中半月斬」が搭載されるという優遇(?)を受けた。
そして最新作KOFXIIIではNEO MAX超必殺技「 零式 鳳凰脚」が搭載された。

NEO MAX超必殺技の中で唯一の乱舞技となっている。
ホンフゥの「カデンツァの嵐」の様に相手の前後を高速で往復しながら乱舞するようになり、
ついに同門設定が活かされたような別にそうでもないような。
ちなみに神速で相手をボテクリ回すのがかなりかっこよく、演出面ではかなり評価は高かったりする。

なお、飛び道具がないのはカプエスでキングに語った所によると「正義に反する気がするから」らしい。
まあなくても十分すぎるほど強いのだが…
そういえば後のカプコン産のテコンドーキャラ(悪者)は思い切り飛び道具を使っているが……まさかこれが前フリ?

プレイヤーでは777(スリーセブン)氏が全一キム使いとして有名。
特にKOF'98ではキムが弱キャラと言われる中、恐ろしい精度の覇気キャンを使いこなして堂々と強キャラと渡り合っている。
+  参考動画


MUGENでのキム

様々なバリエーションが存在しており、そのほとんどに対悪キャラとの特殊イントロが搭載されている。

+  ブラウン氏製作 餓狼SP+アレンジ仕様
+  Juanxoc氏製作 KOF'95仕様
+  Mouser氏製作 KOF'99仕様
+  アフロン氏製作 KOF2002UM仕様+アレンジ
+  CASTAGNOPOLIS & SHOWARD氏製作 KOFXI仕様+アレンジ
+  Gal129氏製作、CVS2仕様
+  悪咲3号氏製作 CVS2仕様+アレンジ
+  トラ氏製作 RB仕様

  • アレンジ系
+  あだむすきー氏製作 餓狼伝説SP仕様
+  CCI氏製作、KOF2002ベース+RB餓狼風アレンジ
+  Mouser氏製作 KOF'2002UM+XI仕様
+  Ryo2005氏製作 KOF+ROTD仕様
+  Mouser氏製作 RB餓狼仕様
+  vyn氏製作
+  CrazyKoopa氏製作
+  LegendaryXM90氏製作 MVC風アレンジ仕様

+  大会ネタばれ





  「なかなかのお手前で」

出場大会

+  一覧

出演ストーリー

+  一覧


2012-05-26