クウラ


「フリーザもまだまだ…甘い!」

劇場版『ドラゴンボール』発祥のキャラクターであり、あのフリーザの兄。ダイアモンドとかは断じて付かない。
名前の大元の由来は冷房(クーラー)だが、そのままでは直接的過ぎるとプロデューサーに判断され、
静岡県の方言で食事をする時に用いる「メシでも食うら」という言葉から「クウラ」に決定したとされる。

計二度の登場を果たし、孫悟空を大いに苦しめた。
フリーザを越える存在として説得力のあるデザインと変身、後述のメタルクウラのインパクトで、
劇場版のキャラとしては屈指の人気と知名度を得ている。
現在でこそDB劇場版の人気キャラフリーザの兄といった印象しかないが、放映発表時の衝撃はかなりのもの。
当時のチビッ子達に恐怖とトラウマを植え付けた名悪役のフリーザ様に、兄という存在の登場は、
ドラえもんで言うならば「ジャイアンのアニキ登場!」のような迫力だった。
担当声優は弟と同じ 中尾隆聖 氏。フリーザよりも若干低くドスの利いた声で演じられている。

+ 弟との分かりやすい違い
フリーザは相手に利用価値があれば、自分の部下として働かないかと打診するなど、
悪のカリスマ理想の上司と呼ばれるのも頷ける寛容さと器の大きさを示すが、
クウラの場合は事情如何を問わず気に入らぬ者はその星ごと徹底的に壊滅させなければ気が済まない。
そのため制圧した惑星の数はフリーザよりも多い*1が、
制圧&壊滅するだけしてフリーザのようにまともに統治するような事はしていないようだ。
惑星クウラの数が多いのは、クウラとその部下は自分達で直接「一日で七つの星制圧する」といった、
ブラック企業も真っ青な激務をこなしているためでもある。
部下に対しても、優しいフリーザ様に比べ「気難しい上司」な態度で接している。

フリーザは真の力を秘め、多数の部下を己のカリスマ性と実力で支配し使役している「悪の帝王」という存在なのに対し、
クウラは常に真の姿で体を慣らし少数の精鋭と第一線に赴くような、比較的武闘派な悪役のイメージが強い。
孫悟空のたった一度の反撃で実力を知って唸り、
惑星戦士としては珍しくエネルギー弾を「気功弾」と呼称するなど、やや戦士然とした言動もある
(本来フリーザ軍の惑星戦士間では、エネルギーの事を「気」と呼ぶ文化は存在しない)。

相手を見くびりすぎて致命的な判断ミスを犯す事の多いフリーザに対して、
超サイヤ人の脅威を察知して即座に全力で地球ごと消し去ろうとしたり、危険と見てエネルギー吸収を中断したり、
不遜ながらも常に慎重で決して油断せず、確実に仕留めようとするのがクウラである。
だが前者は自分の技ごと太陽まで押し返され、後者は回路を遮断したのに無理やり限界を超えて流し込まれるなど、超サイヤ人の力が規格外だった事が敗因。
やはり赤ん坊の頃に悟空を始末しておかなかった事だけが、クウラの唯一にして最大のミスだろう。

(あの体勢からオレに返し技を放つとは…。奴ならフリーザを倒せたかもしれぬ)

中尾隆聖氏による演じ分けも、悪の帝王的な怖さと不気味さを出したフリーザに比べ、
ややシリアスで凛々しい感じに仕上がり、ばいきんまんやポロリと同じ声優とは思えないほど。

フリーザの上位互換や劣化コピーなどに終わらない、差別化されたキャラクター性もクウラの魅力の一つと言える。


原作の詳細

劇場版『とびっきりの最強対最強』におけるクウラ

「光栄に思うがいい! オレの究極の変身を見られるのは
 お前が最初で最後だ!!」

フリーザにおける最終形態に相当する形態(一族の真の姿)を常に維持しており、身体を慣らしている。
映画冒頭で地球に送られる赤ん坊の孫悟空を「自分の担当区域ではない」と見逃し、
惑星ベジータを破壊し狂喜するフリーザを眺めながら「赤ん坊一人を取り逃がすとは、まだまだ甘い」と評した。

それから20年以上経ち、フリーザが孫悟空に倒された事を知り、敵討ちのつもりはないが栄光の一族の名に泥を塗ったサルを許すまじと、*2
部下のクウラ機甲戦隊を率いて地球に来襲。
いきなり得意技のアイビーム「破壊光線」を悟飯に容赦無く放ち、庇う悟空に瀕死の重傷を負わせた。
ピッコロをも軽くKOし、回復した悟空の実力を引き出すための挑発として追い討ちをかけるといった外道ぶりも見せる。


「あと一回。オレは弟より多く変身できるのだ」

フリーザより更に一段階上の変身を秘めている。
変身前のクウラは感情を顔や声に出さず冷静ではあるが雄々しい台詞回しで、弟と違いナヨナヨしたお公家さん口調やボクっ子ではない。
変身後のクウラはフリーザ第二形態を彷彿させる荒々しい口調・好戦的な性格となり、例によって戦闘力も飛躍的に上昇。
見た目がどことなくガン○ムに似てらっしゃるとか言わない。
界王拳状態の悟空を圧倒するも、超サイヤ人に変身した悟空に形勢逆転される。
最後は地球もろとも破壊しようと巨大なエネルギー弾(スーパーノヴァ)で悟空を押しつぶすが、渾身のかめはめ波で押し返され太陽に激突。
冒頭の惑星ベジータとバーダックの最期との対比になっているが、このシーンの太陽は無印DBのOPを思わせるものでもあった。
前述の悟空を見逃した事を思い出し、自分も甘かった事を悟りながら壮絶な最期を迎えた。

「あの時に撃ち落しておけば……!!
 フリーザだけではなかった…!甘かったのは…!!!」

だが肉体を殆ど失ったものの脳だけは無事であり、次の劇場版でメタルクウラとして復活する事になる。


劇場版『激突!!100億パワーの戦士たち』におけるメタルクウラ


「オレはこうして蘇った。ビッグゲテスターの高度な科学力によって…!」

脳だけで宇宙空間を彷徨っていたが、廃棄された宇宙船などを取り込み増殖していた巨大マシン惑星
「ビッグゲテスター」と融合し、新ナメック星をも覆い尽くした。
自身もビッグゲテスターの高度な科学力により全身金属のメタルクウラとして蘇り、
瞬間移動の他、自己修復とそれに伴う自己強化能力(修復時に弱点を補強しパワーアップ)を備える。
一度目の自己修復シーンは、人造人間編のOP(手が構築される場面)と似た演出でもあった。
瞬間移動できるキャラは結構いるが、瞬間移動中の異空間内で戦う、作品を通しても珍しい戦いを繰り広げた。
実は瞬間移動に攻撃を組み合わせたのは悟空より先である(悟空はセルゲームまで移動手段としてしか使っていなかった)。
ついでに一人の相手に悟空とベジータが同時攻撃するのも何気に珍しい。

地球からやってきた孫悟空とベジータを圧倒的な強さで追い詰めるが、渾身の力をこめた2人のフルパワーの突撃を喰らい破壊された。
…だが、それで終わりではなかった。
実はメタルクウラはビッグゲテスターによって作られた端末のようなもので量産が可能となっており、
疲れ果てた2人が倒れた直後、崖の上から数百体のメタルクウラが現れ、愕然とする。
このシーンのインパクトは相当なものであり、劇場版シリーズで最も絶望した場面と言われる事も。
リアルタイムで劇場で流れた時には観客からどよめきが起こったという話もある。

「ムカつく野郎だぁーーっ!」

クウラ自身は「メタルクウラ・コア」として中心部でビッグゲテスターを支配しており、他のメタルクウラを遠隔操作していた。
クウラは捕らえた超サイヤ人2人の生命エネルギーを奪い、自身とビッグゲテスターのエネルギーにしようとする。
だが超サイヤ人のエネルギーとは予想以上であり、クウラはこれ以上の吸収は危険と見て程々の所で中止するも、
2人は更に多くの気を無理矢理送り始めた。
エネルギー過剰摂取によりビッグゲテスターは多大な損傷を受け
元々エネルギー摂取のため食い付いていた新ナメック星からも遠ざかり、メタルクウラも全て停止&爆発。
脳だけになったとはいえそのパワーはさほど落ちてはおらず、
その後、頭部を中心としてコード類などで形成された巨大な戦闘形態となり、
悟空にコード状の腕で襲い縛り付けるがベジータの気円斬にそれを切断され、
最後の力を凝縮した悟空のエネルギー弾により爆砕。今度こそ完全に消滅した。
その後、ベジータによってコアが握り潰されて破壊された為、ビッグゲテスターも爆発して無くなり新ナメック星に平和が戻った。

なおビッグゲテスターを造りあげた元祖であるコンピュータチップは、最後に(何故か回収していた)ベジータの手によって握り潰された。
ところで、この「100億パワーの戦士たち」と言うタイトルを見て「フリーザが1億2千万なのにその約83倍ってのはちょっと吹かしすぎじゃないか?」
と思うかもしれないが、フリーザより遥かに強いメタルクウラ数百体を全て合わせた数字だと考えればむしろ少なすぎるくらいである。

さらにもう一つ余談だが、この映画ではデンデが地球の神様になるという壮絶なネタバレがされている。

+ その他の登場シーン
OVA『サイヤ人絶滅計画』では、恨みの念波を増幅して蘇らされたゴースト戦士として、
フリーザ、ターレス、スラッグら劇場版ボスと共に悟空達に挑む。
すでに悟空達と実力が大きく離れている時であるため、基本的に劣勢であったが、
ゴースト戦士特有の再生能力で再生し、悟空達を苦しめる。
しかし最終的にはゴースト戦士である自身の正体を看破され、他の劇場版ボス達とほぼ同時に倒されてしまう。
ちなみに何故か最終形態の一つ前の形態で戦っている。この姿を見せるのは最初で最後って言っちゃったからか。
また『ドラゴンボールGT』ではあの世から復活した悪役達に混じって登場しているシーンが一コマだけ存在する。

+ ゲーム作品での活躍
操作可能なキャラとして登場する事が多く、弟のフリーザと兄弟対決を繰り広げる事もある。
大抵の場合、兄弟仲はあまり良さそうではない。
一部のゲームの勝利台詞ではフリーザは何度もクウラに喧嘩を売っている(そして何度も負けている)ような会話がある。
兄より優れた弟などいないようだ。尤も結局全て殺さずに済ましている辺りよく言えば優しい、悪く言えば甘い。

フリーザ「あぐあ…た、たのむぅ、たす…けて…くれぇ…」
クウラ「きさま…何度目の命乞いだ!こりない奴め…」

しかしゲームは違うものの、フリーザが勝利した場合には、クウラが命乞いをしているようなセリフを言われてしまう。
原作ではあっさりトランクスにやられた父親のコルド大王も、アニメ版では尺稼ぎの都合により長々と命乞いをしており……
なんなんだこの一族

一方、『ドラゴンボールZ 真武道会』では数の不利に「プライドが許さないが」と言いつつもビーデルを人質に取り、
「地球と女、選ばなかったほうを助けてやる」と外道な選択を迫るが、
自分の命を交換条件に差し出した悟飯に対して感服しビーデルをあっさり解放すると、一対一の正々堂々とした勝負で決着を付ける事を望む。

「教えてくれ…なぜビーデルさんを放してくれた?」
「貴様の選択は甘さではなく、強い信念にあふれていた…
 それに俺が行動する直前の一瞬でお前は俺を倒しにきただろう…
 あとは俺のプライドが邪魔をしたか…毎度楽しませてくれるぜサイヤ人よ…」

戦いに敗れ、潔く負けを認めるが、クウラの毅然とした態度に躊躇を覚えとどめを刺そうとしない悟飯に失望したと憤り、
「敵を前に甘さを残すとこうなることを覚えておけ」と攻撃。瞬時に迷いを消し去った悟飯が放ったかめはめ波を受け、
その判断を讃え「部下に欲しかったぞ」と満足げに言い残し消滅。
甘さと優しさが違う事を肯定しながらも、悟飯は忸怩たる思いを抱く…
…という、同作で完全に小物なフリーザとは大違いの格好良い扱いであった。
アーケードモードのEDではどっちもどっちだが

最終形態はブロリーなどと同じく他キャラより一回り大きくデザインされているが、
作品によってはなぜか他の同系統キャラについているスーパーアーマーが一人付いておらず、
的がでかいだけの不利なキャラになっている。
かめはめ波に真正面から突っ込んで破った場面以外に耐久力の高さを見せる場面がないせいだろうが、
よりアーマーのイメージが強いメタル形態すら、同様にアーマー無しもザラである。
しかもサイバイマンやセルジュニアと同じ量産型キャラ扱い(チームに同キャラを複数入れられる)なので体力は低めである。

『レイジングブラスト2』では、OPムービー冒頭でいきなりドヤ顔と共に、
ファン待望のマスク閉じモーションを披露し登場。
超サイヤ人2の少年悟飯を相手に死闘を繰り広げる場面を見せ
(超サイヤ人2と互角なのはおかしいって?ゲームだから仕方ないか修行したからかもしれないから気にするな!)、
同じくムービー中に登場する劇場版キャラの中では最も目立つポジションにいた。
部下も3人そろっての新規追加など、クウラ関係のキャラ掛け合いも広がっている。

「さあ、始めようか!!」

『アルティメットブラスト』ではついにメタルクウラ・コアが巨大ボスキャラとしてゲーム初登場。
しかし普通のメタルクウラはプレイアブルキャラクターから外された。

アーク制作の格闘ゲーム『ドラゴンボール ファイターズ(DBFZ)』にはプレイアブルキャラ(DLC)として実装。
豊富な飛び道具主体の戦闘スタイルの弟と異なり、大柄な肉体から繰り出される長いリーチの各種技と飛び道具の2本柱で戦う。
リーチ重視キャラの宿命で小回りこそ効かないものの、飛び膝蹴りから相手を叩き落とす対空技「デスブレイカー」のおかげで、
防御面でもそれなりに恵まれており、弟と比べて初心者にも勧めやすいキャラクターとなっている。

ドラマチックフィニッシュ(特定のキャラ同士の組み合わせかつ特定のステージで、相手をKOした際に流れる特殊演出)こそないものの、
各種掛け合いは充実しており、ビルスと対戦すると(かっこよく変身しながら)「ビルス…様!?」とビビり散らかす。
実力差的に無理もないとはいえ、そんな姿は見たくなかったという声も。
元々がプライド高く名前通りクールなイメージのある悪役なため、
こういった情けないキャラ付けに疑問を持つファンも少なくはない

『ドラボンボールゼノバース2』では歴史改変によって、極悪化したり他の敵同様本来登場しない場面にも登場。
なおメタルクウラ・コアは直接登場しないが、トランクスお手製のウイルスによって呆気なく破壊された
またサブイベントでパラレルワールドのクウラかフリーザのどちらかの陣営に所属するイベントがあり、
クウラ側についた場合、主人公との修行で自力でメタルクウラに進化してしまう。
また技を授けてくれる師匠キャラとしても登場。
メキメキと頭角を現すプレイヤーのことを「とんでもない拾い物をしたかもしれん」と気に入り、片腕としての期待を寄せるようになる。
そしてストーリーでは…

「獲物を横取りするのはまあいいとして…こいつを子守り扱いは聞き逃せんな…!」
「俺の技を完璧に使いこなせる、こいつについては…」
「もはや、俺のプライドの一部でもあるのだ!!」

アーケードゲーム『スーパードラゴンボールヒーローズ』では、
弟同様の強化形態ゴールデンクウラが登場。
「安直」「弟の後追いはダサい」「素の最終形態の時点でデザイン的に完成されてて派生は微妙」など言われているが

「弟にできて、兄の俺にできない事はない!」
「この姿を見よ、あえて言うなら……ゴールデンクウラ!」

またプロモーションアニメでは最終形態の姿で、『超』終了後の超サイヤ人2の悟空(暴走状態)と互角に渡り合うなど、
基礎戦闘力も以前より大幅に上がっている事が窺える。
ゴールデン化した後は悟空を一撃でノックアウトした。
この時は利害の一致もあって、トランクスと共に悟空の味方として登場。
一応は味方だけあって裏切ったりもしないのだが(敵であるフューの逃走を追って、真っ先に戦線離脱はしてしまったが)、
敵であるカンバーがビルスやジレンと比較されるレベル(ベジットブルーでも劣勢)だったため、
ゴールデンスーパーノヴァを直撃させてもほぼノーダメージで、
その後もトランクス救出のために黄金大猿と化したカンバーに攻撃しても全く効果が無かった。
そのためクウラも「化け物」だとか悪態をつきまくっている。

その後はフューとの取引で、メタルクウラへと改造してもらい、超サイヤ人3のカンバーとも互角に戦えるようになる。
更にはそこからゴールデンメタルクウラへと変身し、カンバーを圧倒。
必殺のゴールデンメタルスーパーノヴァの負荷で、オーバーヒートを起こしながらもリベンジを果たした。
そしてベジットをかませにしたカンバーが即かませとなる『ヒーローズ』のインフレの凄まじさを改めて認識させた

更に続編の『新時空大戦編』では別世界のゴールデンメタルクウラ:ゼノ(本編のクウラと若干デザインが違う)が、
ゴールデンフリーザ:ゼノと共に登場しているが、何故かアニメ版ではフリーザ共々本編クウラと同一人物のような言動が目立つ。

これからのゲームでも帝王の兄・クウラの活躍に期待したい所である。

+ クウラの部下達について
彼も弟と同じく、ギニュー特戦隊のような存在の「クウラ機甲戦隊」と言う部下が存在する。
と言うか、部下は機甲戦隊の3人以外は確認されて無い。
設定上、全員がギニュー以上の戦闘力を誇る超エリートである。
そしてそれぞれ特戦隊とはまた違ったファイティングポーズを持っている。
中ボスとして作中クリリンや悟飯を苦しめるが、悟飯を助けに来たピッコロと戦った際に簡単にやられてしまっている。
当時のピッコロは戦闘力100万を越えているため、戦闘力20万にも届かない機甲戦隊には荷が重かった。
フリーザ第三形態を一時的にとは言え圧倒した悟飯はフルボッコされていたが、気にしない。

機甲戦隊のリーダー格にサウザー(声優はザーボンと同じ速水氏)というキャラクターが居る。
もちろん聖帝ではない。
DBキャラの中でも余り見かけない美形キャラ。ザーボンのように醜い姿に変身するというオチも無い。
クリリン達の作ったキャンプのカレーをつまみ食いする事はしたが。
ギニュー特戦隊の美形担当ジースとは近い星の出身であるそうな。
更にギニューとは知り合いで、彼が今の身体になる前の姿を知っているとか。
なお、サウザーはクウラ死亡後も何気に生き残っており、既に満身創痍の悟空達に襲いかかろうとしたが、
クウラにフルボッコされて安否不明だったピッコロに魔貫光殺砲で狙撃され、死亡した。
ちなみに一部のゲーム作品では、クウラがサウザーの技である「サウザーブレード」を使用する。

他のメンバーはゴツい体格のドーレと、両生類のような姿で体内に発電器官を持つネイズ。
なお、機甲戦隊の3人の名前の由来は、それぞれサウザンアイランド・ドレッシング・マヨネーズと言ったサラダの調味料から来ている。

更に部下というよりは所持兵器に近いが、ビッグゲテスターと融合したクウラはメタルクウラの他にも、
多数のロボット兵士や、Dr.スランプに登場したものと同じデザインの誘導ロボットを手に入れている。
これらのロボットはメタルクウラには劣るものの、
Z戦士すら全力で攻撃しないと破壊できないほどの超硬製の装甲や高い戦闘能力を持つ。


MUGENにおけるクウラ

+ めるふぃむ氏(現・浅瑠璃 るめ氏)製作 クウラ最終形態
  • めるふぃむ氏(現・浅瑠璃 るめ氏)製作 クウラ最終形態
ミロカロスなどの作者として知られるめるふぃむ氏により、手描きで製作されたクウラ最終形態。
暫く公開を停止した後、2015年7月30日以降上位カラーをオミットした上で再公開されていたが、現在は再度公開停止。

DBお馴染みの高速移動の他、発射速度の速いデスビーム、突進技のアサルトニーキック、
弟も使った超必殺技デスボールなどが使える。
AIもデフォルトで搭載されており、他のDBキャラと良い勝負をする。
演出面も充実しており、イントロで通常形態から最終形態へ変身する。さらに手描きのカットインも搭載されている。
また、対フリーザ用の特殊イントロ&勝利台詞がある。

更新によって絵を一新、ファイル名も変わった。
更にその後性能が凶悪化される10P~12Pカラーが追加された。
10Pで狂中位~狂上位、11Pで準神、12Pで中位神。12Pの状態だとバルバトス・ゲーティア11Pも葬る。
10Pカラー

+ Gladiacloud氏製作 クウラ初期形態
  • Gladiacloud氏製作 クウラ初期形態
海外で製作されたクウラ。MUGEN1.0用。フリーザの改変のため、神龍石やられのステータスがフリーザのまま。
本人の技の他、サウザーが得意としていた手刀攻撃を使う。
AIは搭載されていない。


「オレが宇宙最強だっ!!!」

出場大会

出演ストーリー



*1
原作で確認されている最新らしき惑星フリーザがNo.79(ベジータが「もう飽きやがったか」と発言)なのに対し、
クウラの部下ドーレの出身は惑星クウラNo.256(旧ベッパー星)である事からも窺える。

*2
悟空が地球に帰ってきているという事は親父も死んでいるはずなのに、そちらには触れていないのが不自然に思えるが、
この作品では悟空がナメック星では覚醒せずに(恐らく元気玉で)フリーザを倒して帰還したパラレル設定で、色々と状況が違っていると見られている。
また、超サイヤ人になっていない悟空相手にすぐに最終形態になり、超化したら一方的に逆転されるなど、
100%では消耗するまで超悟空と互角に戦えたフリーザと比較して実力を疑問視される事もあるが、
これもフリーザとの死闘から帰還してしばらく時間が経っており、
その間も修行し続けナメック星の時とは比べ物にならないほど地力が上がっているはずの悟空が、
この時初覚醒した超サイヤ人は本編以上の強さという事なので、本作に限ればどこもおかしくはない。
ただしその展開だとフリーザ戦で地球のドラゴンボールを使う余地が無くなるヤードラット星で瞬間移動を修得しなくなるため、
ベジータとデンデ(あとナメック星のドラゴンボールでないと復活できない餃子)は死んだままとなってしまい、
続編の『激突!!100億パワーの戦士たち』とは思いっきり矛盾が生じてしまうのだが。ぶっちゃけ気にしたら負け
クウラ様は悟空に負けていないし矛盾もしていない(力説)


最終更新:2024年01月28日 10:16