アマテラス



「いざ天照る神よ

 今こそその力で濁世をあまねく照らし──

  我らに神明のお導きを授け給え!」

クローバースタジオが開発し、カプコンより発売されたネイチャーアドベンチャーゲーム『大神』の主人公。

暗天に太陽を呼び枯れ木に花を咲かせるなど、多種多様な神通力を持つ白い狼の姿をした神様。

かつてナカツクニの片隅にある小さな村「神木村」をヤマタノオロチという怪物が脅かした時、
村の英雄イザナギと共に立ち向かった「白野威(しらぬい)」という白狼がいた。
白野威はイザナギを不思議な力で助け、激しい戦いの末ついにオロチを打ち破ったが自らも深手を負い、
村人たちに看取られて息絶えた後に村の祠で大神として祀られた。

それから百年ほどして何者かの手によりヤマタノオロチが復活してしまい、
木精サクヤの力により白野威像に降臨して現世に再び顕現する事となったのが、「大神」の主役であるアマテラスである。
相棒であるコロポックルのイッスンからは「アマ公」(海外版では「Ammy(アミー)」)と呼ばれており、プレイヤー間でもこの愛称で呼ばれる。*1

ゲーム中では主に三種の神器をモチーフにしたと思われる勾玉を武器にしてあやかしと戦う。
ゲーム開始時点では人々の信仰を失ったためにその力はほとんど失われており
本来は赤い隈取をした神々しい姿をしているのだが、普通の人にはただの白い犬にしか見えない。
また、神通力を使いすぎてしまった時にも一時的に隈取と装備が消えてただの犬になってしまう。
失われた神通力は各地に筆神という十二支をモチーフにしたと思われる分身*2となって散らばっており、
それらを解放する事で各筆神に対応した神通力「筆しらべ」を取り戻していく。
さらに道中出会う人や生き物を助けたり、木々に花を咲かせていく事で「幸玉」という信仰心のかけらを集める事ができ、
それによって能力や武器の強化…というか本来の力を取り戻していく事も重要になっている。
+ アマテラスの真の力(ネタバレ)
実はシナリオ後半で100年前の全盛期のアマテラス(以下区別のため「白野威」と表記)
と遭遇するシーンがあり、とあるボス妖怪を相手に共闘する事になる。
アマテラスと比べ隈取りが豪華で、鳴き声も低い。全身からは白滝白い光の筋が常に現れている。
こちらが筆調べの画面を開くと自身も筆技を使うのだが、全盛期時代だけあってその威力はアマテラスよりもはるかに凄まじい。
厳密に言えば「輝玉」「疾風」「一閃」の3つであり、
  • 輝玉:爆弾そのもののサイズが大きく、爆風も広い 
  • 一閃:無数の斬撃を浴びせる。もはや「一」じゃない
  • 疾風:強風を通り越して台風
といった具合。
また、筆技の他に体当たり攻撃も繰り出す事ができ、これもあまりに強力なため、
白野威の攻撃がボスへの止めになってしまう事も多い。

+ 筆神と筆しらべ
百年前に大神より散らばった十三の分神。全員アマテラスと同じように白い体に赤い隈取りが施されている。
また、各分神は器物を所持している。
なお、各筆神ごとにムービーが用意してあるのだが、後半になるに従って段々カオスな内容になっていっている。

  • 断神(子)
巨大な剣を所持する鼠の姿をした分神。全ての物を切り裂く力を持つ筆しらべ「一閃」を司る。
直線を描く事で発動し、岩や木を切り裂いたり、敵に攻撃する事が出来る。
とあるイベントを行う事で「三式」まで威力が強化される。
  • 凍神(丑)
法螺貝を所持する牛の姿をした分神。冷気をあやつる筆しらべ「吹雪」を司る。
また、隠し筆しらべとして「氷嵐」がある。
  • 撃神(寅)
弓矢を背負った虎の姿をした分神。電気を操る筆しらべ「迅雷」を司る。
強化すると雷の印を描く「雷光」を発動出来るようになる。
  • 弓神(卯)
杵を持った兎の姿をした分神。三日月を呼び出し、昼を夜に変える事が出来る筆しらべ「月光」を司る。
主にイベントシーンで使用される筆しらべである。
  • 蘇神(辰)
巻物を掲げた龍の姿をした分神。失われたものを蘇らせる事が出来る筆しらべ「画龍」を司る。
ミニゲームやマップ攻略に用いられる筆しらべとなっている。
  • 濡神(巳)
水瓶の中に入った蛇の姿をした分神。水を操る筆しらべ「水郷」を司る。
強化すると人魚の泉を渡る「水飛」や、雨を降らせる「恵雨」が使用出来るようになる。
  • 風神(午)
団扇を背負った馬の姿をした分神。風を操る筆しらべ「疾風」を司る。
強化でアマテラス自身が旋風をまとう「竜巻」が使用可能になる。
  • 幽神(未)
瓢箪を背負った羊の姿をした分神。霧を生み出し時間を惑わす筆しらべ「霧隠」を司る。
あるアイテムを入手すると、大鏡同士を行き来出来る「霧飛」が発動可能となる。
  • 咲ノ花神(申)
笙を持った猿の姿をした分神。桜花三神のうちの一神。枯れ木に花を咲かせる筆しらべ「花咲」を司る。
大神おろしにはこの筆しらべを用いる。
余談だが、花神たちが司る筆しらべは全て「桜花」と呼ばれる筆しらべの一つである。
  • 蓮ノ花神(申)
横笛を持った猿の姿をした分神。桜花三神のうちの一神。水面に蓮を咲かせる筆しらべ「水蓮」を司る。
アマテラスは長い間泳げないので水面はこの筆しらべを使って移動する。
なお、ある道具を手にいれる事によってほとんど使用されなくなってしまう。
  • 蔦ノ花神(申)
シンバルを持った猿の姿をした分神。桜花三神のうちの一神。蔦を生み出す筆しらべ「蔦巻」を司る。
桃コノハナという花から蔦を伸ばして自身に引っ掛けて、ジャンプで移動出来ないような場所に移動するために使われる。
  • 燃神(酉)
煙管を銜えた鳥の姿をした分神。炎を操る筆しらべ「紅蓮」を司る。
強化すると無限の印を描く「爆炎」を発動出来る。
  • 大神(戌)
アマテラス自身である。太陽を出現させ、夜を昼に変える事が出来る筆しらべ「光明」は、
太陽神であるアマテラスが死しても失う事なく所持していた。
やはりイベントで活躍する筆しらべとなっている。
  • 爆神(亥)
花火玉に乗った猪の姿をした分神。松明を持ったウリ坊を四匹従えている。
好きな場所に巨大な花火玉を出現させる事が可能な筆しらべ「輝玉」を司る。
この花火玉はようするに爆弾で、ひびの入った壁を壊したり、妖怪に大ダメージを与えたり出来る。
「三式」まで強化する事で、花火玉を一度に3つ出せるようになる。
  • 壁神(猫)
衝立に張り付いた猫の姿をした分神。垂直な壁でも張り付き登る事が出来る筆しらべ「壁足」を司る。
各所に存在する壁神の像の力を借りて壁を移動出来るようになる。

言わずもがな、元ネタにしてモデルは日本神話の最高神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」。
太陽の女神であり、全ての日本国民の氏神である。
日本の元祖引きこもりとかツンデレとか言われていたり
本項をはじめ、日本の創作においてネタにされたケースは枚挙に暇がない

なお、性別については作中やその他公式でも触れられておらず謎のままである。
筆神たちからは「我らが慈母、アマテラス大神」と呼ばれていたり、またある盲目の男性には、
その姿が美しい女性のように"視えて"いたりとアマテラスの母性を表現する場面が多く見られる一方、
里見八犬士という犬からは「男と男の話し合いを……」と語りかけられたり、
アマテラス自身も足をあげて排泄*3(ポーズのみ。実際はそれに名を借りた技)をしたり、
木精サクヤや尼僧ツヅラオの戦闘力の高いおっぱいに見惚れたりハァハァしたりと、どっちの性別にも取れる表現ばかり目に付く。
それゆえユーザーからはどこぞの武将のように「性別:わんこと言われる事も。*4
ちなみに後述する『UMVC3』にて宇宙をまたに駆けるアライグマと共演しているが、
彼は対アマテラス勝利時の専用台詞で「このあと何か予定入ってるのかい、カワイコちゃん?」と言っていたりする。

平生は若干とぼけた所(イッスン曰く「ポアっとしてる」)はあるものの、
邪悪と相対すれば凛々しく立ち向かうその姿は大神の名に相応しい。
とはいえその行動や動きはまるっきりわんこそのものであり、神々しさ以上に大変癒される。もふもふ。
キャラデザインにはやさしげな雰囲気を出すために純粋な狼ではなく和犬の要素も取り入れられており、
アマテラス様の和み要素を強めている。

+ しかしながら
この『大神』というゲーム、ベタだが王道かつ涙腺崩壊保証のシナリオ、
難易度も低めながら操作性は良好のシステム、掛け値抜きで良いゲームと評判なのだが…
発売当初全く売れなかった。
「ネイチャーアドベンチャー」というどのジャンルに置いておけばよいか分からないと小売店側が混乱した結果、
あまり目立たない陳列をされてしまったとか。エロゲーコーナーにあったという酷い報告も
結果的にクローバースタジオは解散してしまったのだが、動画サイトや口コミでの評価が広まりじわじわ売れ出し、BEST版やWii移植版、
さらには続編となる『大神伝 ~小さき太陽~』が発売されるに至った。続編としてのファン評価は…うん、まあそんな作品
また、HDリマスター『大神 絶景版』が2012年11月1日にPlayStation3、2017年12月13日にSTEAM、
2018年8月9日にNintendo Switchで発売されている。

クローバースタジオのディレクターは初代『Devil May Cry』や『ビューティフルジョー』も担当した神谷英樹氏であり、
後述の『MVC3』ではアマテラス、ダンテ、ジョー三人による神谷ファミリーの共演が実現した。
ちなみに本作には所々に『VJ』のセルフパロディが存在する。*5
???「…クローバーで俺だけオファー無しか。最終選考には残ってたし次回には…」


格闘ゲームにおけるアマテラス

MARVEL VS. CAPCOM 3』にてプレイヤーキャラクターとして格ゲー参戦。
四速歩行キャラ故か低身長である。
テーマソング「太陽は昇る」*6が向こうの市場を意識してか和風からちょっとトランス調にアレンジされ、格ゲーっぽく仕上がっている。
ちなみによく見るとイッスンも一緒にいて、勝利画面の台詞は彼が担当。
アスガルドを「明日がどう」と聞き間違えたりフェリシアに好意を持たれていると勘違いしたり彼らしいお調子者ぶりをここでも発揮している。
まぁ、原作ファンならフェリシアに目を付けられた彼がどうなるかは見当が付くと思われるが…。
それと対豪鬼勝利時の台詞はこれまた『大神』ファン必見。
7:30~

原作さながらに三種の神器や筆しらべを用いて戦う。
ハイパーコンボの「筆しらべ 荒神楽」はレベル1ながらほぼ全画面判定の破格な性能を持つ。

+ 『MVC3』でのアマテラスの詳しい性能
『MVC3』においては、器替えで3つの型を立ち回りからコンボにおいてまで使い分ける上級者向けのテクニカルキャラである。
キャラの強さはマグニートーダンテ豪鬼等と同等の強キャラとされている。
アマテラスの各型共通での強い点としては
  • ちびキャラであるため攻撃が当てにくい。一部のキャラのHC含む飛び道具をしゃがみで回避出来る。またコンボも入りづらい。
  • 1ゲージ技でありながらほぼ全画面ぶっパしても隙が少ないため反撃されづらく、
    ディレイドで出して安全交代なども出来る非常に優秀なHC 「筆しらべ 荒神楽」
  • 相手の動きを5秒間スローにさせ、通常繋がらないようなコンボが出来るようになる他、
    ロック技後にディレイドで出す事によって補正切りが出来るHC「筆しらべ 霧隠」
  • 中央端問わずコンボに移行可能な空中投げ及び地上投げ
  • 持続が非常に長く、判定も広いため置き対空や代わりに使える設置型飛び道具「筆しらべ 一閃」
  • 地上での横押し能力が強いため画面端に移動させやすい
  • 空中で飛び道具を8連射し相手を長い時間拘束するためコンボに繋げやすいアシストβ(強凍星)
等がある。特に2種類のHCはディレイドでの攻めにも守りにも非常に有用であるため、チームの二番手としては最強候補である。
一応、荒神楽は本体に無敵がなく、発生前に潰したり、無敵のある技やロック技で暗転返しする事で潰す事が出来る。
また、紅蓮・吹雪・迅雷のそれぞれの攻撃が順番で発生するが、それぞれに少し間があるため、
紅蓮をガード後に前進、吹雪をガードしてまた前進し近付いて迅雷発生前に投げる事が可能である。
しかしダッシュが遅いキャラや距離が遠い場合は出来ず、ダッシュをしゃがみでキャンセルしながら進むため操作も難しい。

次に各型(鏡・剣・勾玉)の強みは、
    • 三つの型の中では比較的使いやすい
    • 判定がほぼ全身で発生も早めでめくりにも使え、
      全キャラ中唯一空中で連打キャンセル可能で更に相手が接近していれば自動空投げや自動投げ抜けになるJ強
    • ボタンを連打で前進しながら攻撃を繰り出しすため固めやすく、ヒットすればコンボに移行出来る6強
    • ボタン押しっぱなしで判定が永続する当て身投げ 陽鏡(弱で上中段 中で下段 強は飛び道具反射or相殺)
    • パッチで修正されてしまったがキャラ限定で{6強×2~4>一閃}×nの永久があった
    • 三つの型の中で最も攻撃力が高い
    • 判定が非常に強く攻撃範囲も広く溜める事も可能で、コンボとしてはもちろん牽制やめくりとしても非常に優秀な各種強攻撃
    • 強攻撃をアドガされた後でも出す事で固めを継続出来る弱草薙
    • ほぼ見切る事は不可能の昇りJ弱の高速中段
    • 発生が非常に速いため昇りJ弱からでも全キャラに繋げられ、そこからコンボも出来る空中3強
  • 勾玉
    • 非常に攻撃範囲が広く、画面半分程度離れていても届く強攻撃
    • 発生が速くボタン連打で最大8連射可能で、弱中強それぞれ弾道が異なるため対応しやすい飛び道具 凍星
などである。
また、型を変えるための「器替え」は非常に硬直が短いため、強攻撃キャンセルで出す事でコンボや隙消しなどに使える。
それぞれの型の使い分けは、勾玉はコンボ火力が低いため、主に鏡や剣で戦い、
センチネルなどの一部のキャラに対しては、勾玉を使って遠距離戦をするのが一般的。
攻撃が当たれば器替えキャンセルコンボから荒神楽まで繋げられ、起き攻めで固められてから見えない
中下の択をされて荒神楽、と非常に攻めが強いキャラである。
センチネルトロンなど使用率の高いキャラに対し異常なまでの相性の良さを誇っている。

弱点としては,
  • 体力フェニックスに次いで低い80万でワンチャンで即死する犬だけに
  • 空中ダッシュの性能がやや悪い(距離は長いが前方三方向のみで発生も遅く高度制限もある)
  • マグニートーほどではないが、器替えコンボの難易度が高め
  • 単体だと他キャラに比べ火力を出しにくい(あくまで他の強キャラ連中に比べて)
  • XFの適正が低く逆転性に乏しい(Lv3XFでも攻撃力補正が最小の1.5倍、速度補正はない。荒神楽は空中であるためXFキャンセルが出来ない、など)
が挙げられる。特に補正切りなどでインフレした火力に付いていく事が難しく、現在では若干キャラランクは落としている。
ただし強キャラである事は間違いなく、短所である空中ダッシュも遅い代わりにいつでもガードが可能で、
出始めからキャンセルが効くためフェイントをかける事が出来る。
そのため、低い体力を補える各型での立ち回りと、コンボを正確に出来る技術を持ったプレイヤーが使うアマテラスは非常に強力。
流石神様である。もう一人の神様に少し強さを分けてやってくれ

+ 『UMVC3』では
バージョンアップ版の『UMVC3』では、
各種攻撃の仰け反り時間が軒並み短くなり、方向性こそ違うものの猛威を振るっていたダンテ同様に火力を減らされる調整となった。
これにより全く甘えの効かない性能に。
器替えを空中で変更可能になり、出来る事自体は多彩になった。
また、XFは最大攻撃力160%に加えてスピード140%と手が加えられている。XFの空中発動も可能になり、システム的にはプラスの要素が多い。
強烈なキャラが増えまくったため総合的には中堅上層~といった評価だが、
どのキャラにもワンチャンあるのが『UMVC3』というゲームである。犬だけに
上級者向けの要素が非常に多いので、じっくり使い込みたいプレイヤーにおススメ。焦らずゆっくり慣れていこう。

+ 原作のネタバレ注意な格ゲー的余談
『大神』のラスボスこと「常闇ノ皇(とこやみのすめらぎ)」。『タツノコ VS. CAPCOM』でラスボスを務めている。
アビスと同じく3形態を持つボスである。なお、原作では全部で5形態あるのだが『タツカプ』で戦うのは第1・第4・第5形態となっている。
また、最終形態との戦闘時は原作の最終決戦と同じく「太陽が昇る」が流れる。
アマテラス?こっちには出られなかったよ…『MVC3』にて因縁の対決が実現かと思われていたがそんな事も無かったぜ。

+ おまけ・常闇ノ皇について
この常闇ノ皇、実は重要文化財『百鬼夜行図』が元ネタとなっている。
百鬼夜行図は無数の妖怪が行列を作っている有名な絵だが、その列の最後には太陽が描かれている。
これで百鬼夜行は無数の妖怪たちが太陽から逃げている行列だったと分かるのだが、それとは別に、
「無数の妖怪はこの太陽が生み出している」という説がある。
常闇ノ皇はその説を元に生み出された「妖怪を生む黒い太陽」なのだ。
濁世を照らす白い太陽・大神アマテラスの対極に位置する存在として非常に説得力があるのではないだろうか。
『大神絵草子 絆 ―大神設定画集―』には、初期案では「空亡」という名前だった事、
「実際の妖怪」「百鬼夜行絵巻の最後に登場してすべての妖怪を踏み潰す最強の存在」などと解説された。

……だが、実はこれ、単なる勘違いが元になっている。
荒俣宏氏監修・主要執筆の妖怪トランプ『陰陽妖怪絵札』において、「全ての妖怪を逃げ帰らせる」という、
ジョーカー相当のカードとして最後の太陽を配置し、「太陽は空亡の時間に現れる」事から、
カード名に「空亡(くうぼう)」という名前を付けた所、「空亡(そらなき)」という名前の最強最悪の妖怪である、
と誤解された事が発端となっている。
そして、特にこの誤解を決定的にしたのがこの『大神絵草子 絆 ―大神設定画集―』の解説文だったのだ。
こうした誤解と尾ひれが付く事で唐突に出現した最強妖怪を「いかにも民間伝承的で妖怪らしい」として面白がる人もおり、
他の創作においても時折この謎の妖怪「空亡(そらなき)」は登場し始めるようになった。

こうした特殊な成り立ちの経緯を知っている妖怪ファンや研究者からは、
このぽっと出の妖怪「空亡」を他の妖怪と同一視したり比較する事に抵抗感を覚える人も一定数いるが、
そもそも妖怪やモンスター、都市伝説などの類はただ自然発生して洗練されるだけでなく、
クトゥルー神話スレンダーマンのように一から人工的に作られる場合もあり、
指輪物語のように世界的に広まり他の作品でも名称や設定が使われる事例がある事にも留意したい。


「目覚めのイッパツ大神サマの勝ち名乗りと行こうじゃねェか!」


MUGENにおけるアマテラス

+ MGSSJ2氏製作
  • MGSSJ2氏製作
The_Fluffy氏のスプライトシートを元に製作されている。ちびキャラサイズである。
神器は主に鏡を使う。筆技は花咲・疾風・竜巻・霧隠・紅蓮・爆炎・雷光・氷嵐などが実装されている。
技使用時にはゲーム本編と同じく筆しらべの印が表示される。
ガード用のモーションが無かったとの事で、神格による特殊防御となっている。
AIはまだ無いが、技が強力なのとサイズが小さいためそのまま戦っても相当強い。
ジェネラルマスターギースをも倒せる。しかし投げキャラとは相性が悪いようで、あっさり負ける事も。
また投げられ時のスプライトが登録されていないため、投げを食らった時に姿が消えたりバグる事があるので注意。

海外製のキャラ故か、かつてはニコニコ動画での知名度はイマイチだった。
現在はストーリー動画などを中心に出番が増えて来つつあり、そのAI無しでも十分な強さを生かして大会にも出場している。
ストーリー動画での活躍(14:16~)
貴重な大会出場の様子(5:54~)
スプライト拡大仕様?(10:38~)

+ Shanri氏製作
  • Shanri氏製作
現在はリンク切れにより入手不可。
MUGEN1.0以降専用。現状β版だが動かして遊ぶ分には問題無い。
手描きスプライトで製作されておりヌルヌル動く。モーションは『MVC3』を参考にしている。
地上で移動した所から草が生えて来るなど演出も中々に凝っている。
筆技を用いた範囲の広い必殺技を使い機動力の低さを補う形になっている。超必は紅蓮・氷嵐・雷光を立て続けに起こす技で全画面。
原作格ゲーでは鏡・剣・勾玉の3つの型に分かれていたが、現状使えるのは鏡のみ。
また、四足歩行のため座高が低く、通常の飛び道具は当たらない。
AIは搭載されていない。
紹介動画

+ 藍灯篭氏製作
  • 藍灯篭氏製作
MUGEN1.1専用。
たるせ氏製作のパピーのドットを改変したもので、原作『大神』の様々な技を搭載している。
通常技では三種の神器「鏡」「勾玉」「剣」をABCそれぞれのボタンで使い分けて使用。
必殺技は独自ゲージの「墨ゲージ」を消費して使用する。
AIは攻撃関係のみの簡易的なものがデフォルトで搭載されている。

上記の他にも、リアス式海岸氏が手描きドットで製作した擬人化アマテラスが存在。ちなみに外見は女性。
こちらには下記のバリエーションや改変キャラが確認されている。

+ リアス式海岸氏製作 擬人化アマ公
  • リアス式海岸氏製作 擬人化アマ公
今は亡き∞アップローダー(無限ろだ)で公開されていた。
最新版は2982番で、このバージョンはリアス式海岸氏のブログからも入手出来ない。
更新で後述のコルクボード氏製簡易AIが、デフォルトAIとして搭載されたようだ。
ただしAIの説明書などは付属していないので、必要ならコルクボード氏の4sharedからDLしよう。

またそのコルクボード氏によって、簡易的なAIも公開されている。
ゲージの溜り具合で「霧隠」の使用率を変えていたスイッチは撤廃され、
LIFEの減り具合を基準に、「霧隠」の使用率を変えるようになった。
デフォAIでは対応していない新技「勾玉」に、一応程度には対応しているとの事。
更新点の説明(4:15~)

神器の内、主に鏡と剣を使って戦う。
勾玉は2ゲージ超必でウロボロスのような技になっている。
筆技は「一閃」「霧隠」「迅雷」「光明」が実装されており、勝利演出では「輝玉」を見る事が出来る。

「一閃」は専用の「墨ゲージ」を消費する事で使用出来る体当たり攻撃で、
地上版だとヒットした敵を浮かす事が出来たり、空中版はホーミングする上に同技でキャンセル可能だったりと、コンボの要として使える。
一方「霧隠」と「迅雷」は、通常のゲージを1ゲージ消費して使用する技になっている。
「霧隠」は約10秒の間、相手のスピードを3分の1にする特殊な技だが、
殴られると(当て身を取ってもガードしても)効果は切れる。また効果時間中は攻撃力が75%になり、一部の技の性質が変化する。
「迅雷」は簡易版ののような技になっており、貴重な単発のダメージソース。
また前述した霧隠の効果時間中に使用すれば性質が変化し、ヒットした敵が大きく浮くようになるため、さらに追撃を加える事も可能に。
そして体力20%以下、3ゲージ消費で、一撃必殺技(当て身)の「光明」を発動出来る。

飛び道具が無く、特殊ガードの類も無いので、一見すると弾幕に弱そうに見える。
だが実は無敵移動技である「かわせ身」が、出掛かり完全無敵&飛び道具に対しては最後まで無敵が持続と、
かなり良い性能をしているため、これを連発する事で弾幕を物ともせず接近出来たりする。
最大の弱点は「投げが無い」「中段攻撃が無い」と、非常に崩しが弱い事。
「かわせ身」からは殆どの技に繋がらないため、これで左右を揺さぶっても崩しには使えない。
通常の当て身技として「天落とし」があるものの、性能はさほど良くないため待ちに徹するのも難しい。
よって相手の動きをスローにして崩しやすくする「霧隠」に頼る事になる。
と言うか使わないと、地上ならしゃがみガード、飛んだら立ちガードでド安定である。
「いかに「霧隠」を発動し、維持するかが勝負となりそうな気がします(by ReadMe.txt)」だそうだ。

旧版である1090番のアマ公には、コルクボード氏によって簡易AIが作られており、
ゲージの溜まり具合で、霧隠の使用率が変わるスイッチが搭載されている。
こちらの本体も無限ろだの閉鎖に伴い、現在は入手不可。

氏曰く「ガン攻めというかバカ攻め、簡易AIだし」だそうで、
前述した高性能な無敵移動技「かわせ身」で飛び道具などを避けつつ接近し、技が届く範囲に入った瞬間とにかく遮二無二に攻撃を繰り出してくる。
ガードされてもキャンセルジャンプで隙を消せるので、言うほど無謀な突進というわけではないのだが、
当然のようにブロッキング当て身投げ昇龍拳などの無敵技による迎撃には弱く、
それらを駆使する相手には「霧隠」用のゲージが溜まるまでは苦戦を強いられがち。
アマ公にはゲージ溜めが無いので、それでも殴りに行くしか無いけど。
そんな中でも、無敵時間が長いので大抵の技に打ち勝て、ガードされても後方に飛ぶので反撃を受けづらく、
近距離でヒットすれば相手が画面端まで吹っ飛ぶ「体当たり・B(斜め30度に飛ぶやつ)」が、
比較的安心して振れる技なので、これに頼って攻める事が多い。
時々、当て身の的になってる事もあるが

パターンとしては、運良くガードを崩せたなら「一閃(地上)」、「霧隠」効果時間中なら「迅雷」を使い、
とにかく相手を浮かせた後、キャンセルジャンプからの「一閃(空中)」連打→上手くゲージが溜まっていたら締めに「迅雷」……という流れを、
主なダメージ源として狙ってくる。
また「迅雷」を本来の禊っぽい用途として、
遠距離での牽制(飛び道具など)に自重なしの超反応しカウンター狙いで繰り出してくる場合もあるが、
条件の設定が甘いせいか外れる事の方が多いようだ。

+ ネタバレ注意
ガン攻めするAI故か、相手キャラの動作が緩慢だったりガードが甘かったりすると
一方的に攻め立てる展開になる事があり、そこでさらに「霧隠」が発動すると完封も有り得る。
アマ公と無界さんの対決(6:30~)

とは言えそれはあくまで相性の問題であって、
この簡易AIを乗せたアマ公の強さはAI審査員こと悪咲3号氏製ゴッドルガール(デフォAI・EXグルーヴ)に勝ったり負けたりする程度。
別に凶とか狂に足を突っ込んでいる訳では無い。簡易でないAIが乗ったらどうなるかは分からないが
固いガードと豪昇龍でアマ公を狩る滅殺おじさん(4:00~)

加えて製作者によりsm14595939内での、該当試合へのコメントに対する返答(?)がされている。
アマ公のステートを奪う技は当身系と禊だけです。霧隠はPauseを使っています。
また、一閃もヒットストップを相手だけ長めにとってすこし固定するように見せています。
との事。
「動画の説明文」コメント内に記載されている

ちなみにこの簡易AIを入れると、空中での機動がかなりフリーダムな事になるのだが、
キャンセルジャンプの性能が良い(地上空中を問わず出せる&キャンセル出来る技が多い)事に、AI故の超反応が加わった結果らしい。
AIにコマンド入力時間なんて物は存在しないので、何か攻撃が当たりさえすれば、
人間では操作が間に合わない状況であってもCJを出せるため、攻撃を継続出来てしまうという訳である。
最大の問題はそんなキャンセルジャンプの制御が、ほぼrandomのみな点かも知れないが

+ 余談だが
この挙動は作者氏も予想外だったようだが、「なかなか良いのでこのままで行く」そうだ。
簡易AIの挙動に対する作者氏の発言(3:15~)

とはいえ、空中でもキャンセルジャンプ可能というのは元々仕様であり、
空中版の一閃が同技でキャンセル可能なため、人操作でも空中でDボタンを連打するだけで跳び回れるなど、
空中を自在に跳び回ってダメージを稼ぐのも作者の想定していたスタイルの範囲内なのだろう。
キャンセルジャンプの仕様説明(3:13~)

+ リアス式海岸氏製作 新・擬人化アマ公
  • リアス式海岸氏製作 新・擬人化アマ公
上記の擬人化アマテラスの調整版。
無限ロダ4247番で公開されていた。現在はリアス式海岸氏のブログから入手可能。
いままでとスタイルが微妙に違うため分けて記述する。

主な違いはまず、欠けていた崩しの手段として投げが追加された事、
非常に強力だった「霧隠」が2ゲージ技になり、代わって「勾玉」が1ゲージ技になった事、
空Cのキャンセルが出来なくなったため、前のようにキャンセルジャンプで跳び回れなくなった事である。
デフォルトAIも使用出来なくなったため、削除されている。

また、細かい変更点としては、一部のエフェクトやSEが新しくなり、
通常攻撃や一部必殺技の硬直時間が増えたため、挙動が重くなり怒涛の攻めが難しくなった他
ATK85&DEF85と輪をかけて安いになっていたり、キャンセルジャンプからの派生技が増えていたり。
更に、前進中や瀕死(LIFE300以下)時にゲージが微回復するようになっている。
出来る事は増えたものの、強かった・尖っていた部分が丸まったため、総合的には弱体化調整だった。
しかしその後の更新で、一部の攻撃後の跳ね返りを墨ゲージ消費でキャンセルジャンプする事が可能になった。
空Cの威力が上昇&スライドダウン効果の付加など、上方修正が施され強キャラの仲間入りを果たしたようだ。

外部AIは前述のコルクボード氏によるものが存在。
最新版はOneDriveから同氏主宰の「MUGEN初心者用簡易AI講座」に公開の場を移している。
導入するとゴッドルガールとも良い勝負が出来る強さになる。
更新により「霧隠」の使用率を調整出来るスイッチが付けられ、大会(特にタッグ戦)での調整に使えるようになった。
コルクボード氏AI
+ 大会ネタバレ
MUGEN祭 大盛りシングルトーナメントの3回戦において、
cafe氏の更新作業に伴い、旧アマ公に代わって参戦する事となった。
なお下記の試合中に発覚した「時々「霧隠」でゲージが減らない事があるバグ」は、
最新版のAI(0.56以降)で修正しましたとの事(マイリストコメントより)。
対戦相手はIna氏作の陣内兵太(5:19~)

そして旧アマ公からバトンタッチ後の初試合を、見事に勝利し4回戦に進出。
しかし4回戦では、玉蘭と対戦し……(18:15~)

また気の向くままに男女タッグトーナメント【MVC杯】では、ガロンと「大神」タッグを組んでBブロックに参戦。
ガロンの溜めたゲージを即座に「霧隠」に使って押しこむ戦法で、ブロック同率一位に食い込み特別審査員戦にまでもつれ込む活躍を見せる。
その特別審査員戦でも、「霧隠」を駆使した時間稼ぎを展開。
4:26~

かくして見事に、一位決定戦へと駒を進め……。
その結果は動画の方で

また、大会終了後のエクストラマッチでは、最新版の本体と対応AIで参戦
(この大会が開始された時は無限ロダ3039番の本体が最新だったのだが、
 期間中に無限ロダ4247番に本体が更新され、また大会中のキャラ更新は無しだったため)。
最新版の本体とAIによるパワーアップぶりを見せ付けた。
10:18~

地獄の果てまで仲良し!大会では、同じ時間遅延技持ちの暁絶と「陽は上り、暁に落つる時」タッグを組み参戦。
アマテラスが無敵移動で接近して撹乱した所に絶が追撃したり、
絶のファイナルベロシティ中にアマテラスが追撃で迅雷を撃ち込むなどの連携を見せ、遂に決勝リーグへ進出した。
また視聴者の方が絵を描いてくれたため、なんとサムネイルにも抜擢された。

集え!強~凶ランキングタッグバトルにも、このタッグで参戦している。

いずれの大会でも好成績を残しているタッグなので、今後の活躍にも期待したい。

この他、つづら氏による外部AIも公開中。
原作ゲームでの神力開放を元ネタにした、11段階のAIレベルが設定出来たり、
防御レベルも10段階で設定可能と、より広いランクの大会で使用出来るAIとなっている。
地獄の果てまでもっと!仲良し!にて、初の大会使用となった。
つづら氏AI紹介動画
試合の様子(3:50~)

+ リアス式海岸氏製作 真・擬人化アマ公(β版)
  • リアス式海岸氏製作 真・擬人化アマ公(β版)
上記の新・擬人化アマテラスのアッパーバージョン。
こちらもリアス式海岸氏のブログからダウンロード可能。
完全に別物なので分けて記述する。

リアス式海岸氏曰く「3ゲージあれば10割余裕」「それなりのAIがついたら凶あるのでは」との事。
7Pカラー以降は追加でさらに強化される、つづら氏製の外部AIが公開された。
下記の動画を見ていただければ分かる通り、狂下位に足を突っ込んだ強さ。しかもAIは全開ではなく、カラーも1Pのままである。
今後の狂ランク大会での活躍が期待される。
つづら氏AI紹介動画

+ 飄雪蒼狼氏製作 偽・擬人化大神
  • 飄雪蒼狼氏製作 偽・擬人化大神
上記の真・擬人化アマテラスを改変したもので、MUGEN1.0以降専用。
より格ゲーキャラに近い仕様になっており、エフェクトも派手になった。
簡易ながらそこそこ戦えるAIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み

出演ストーリー

+ 一覧
【MGSSJ2氏製(わんこ)】
Cry for the Moon
Holy One
神と人の狭間で(第二話より)
ストライダーは日常を馳せる(13話より)
香霖堂夜想曲(第六話より)
【リアス式海岸氏製(擬人化)】
Dancing on the Ring(第5話より)
七夜'sスクールライフ (第8話より)
それは意味のない交差(「底」編より)
Devil Maid Cry(Misson-7 A-Partより)
~ミハエル喫茶店にようこそ~(第十五話 後半より)


*1
アマテラス本人が喋れない事もあり、素性に気付いた者以外からは適当に呼ばれる事が多い
(イッスンは分かっていて「アマ公」と呼んでいるが)。
ざっと挙げるとこんな感じである。
ポチ、毛むくじゃらァ、白野威、デガラシ、白玉、毛だらけ饅頭、綿帽子、白狼斎、犬コロ、ワンコロ、ワン子、シロ、シロ兄やん、
白毛布、ワン太郎、お犬ちゃん、白まんじゅう、白ワンちゃん、石から生まれた石太郎、犬っコロ、小神サマ、ワンワン、四ツ足ノ白イ悪魔

*2
あくまでもモチーフであり、筆神には猫がいたりする。
十二支から「戌」がアマテラスとして抜けた代わりなのだろう。国によっては猫が十二支に入ってる所もあるし。
しかも続編の『大神伝』ではクジラやペンギンまで出てくる。

*3
雌であっても、群れで指導者など力を持っている場合、足を上げて排泄する事があるらしい。

*4
性別「わんこ」という記述は長らくwikipedia上にも載せられていたのだが、
2010年にディレクターの神谷氏が公式に否定されるまで公式設定であるかのように信じられていたというのは有名な話。

*5
挙げていくと筆技の一つ「霧隠」はVFXパワーの1つである「スロー」と同じ効果があり、
技を授けてくれる道場の主、小柄鬼斬斎(こづか おにぎりさい)が豹変するシーンがVJの変身プロセスと同じ。

特定の模様を筆しらべで書くあるイベントでは「V」というものがあり、これも「VIEWTIFUL」の頭文字である。
ちなみに、とあるボス妖怪の時を操る力もVFXパワー「マックスピード」と同種という旨が、サントラのコメントで記されている。

*6
最終戦で流れるBGMで、プレイヤーから高い支持を受ける曲の一つ。

2ちゃんねるのゲーム音楽板で行われた「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」の常連となっていて、第4回では見事1位にランクインした。
『大神』のラスボス戦の展開はゲーム史上屈指の感動シーンであり、
「ラスボス戦での最大の敵は涙で画面が見えなくなる事」「ラスボス戦では画面が滲むバグが発生する」
とまで言われているが、この曲もその一因であると思われる。
海外プレイヤーの反応

また、この曲に歌詞を付けてVOCALOIDに歌わせた物が存在する。


最終更新:2023年12月23日 09:29