デススター


映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する敵軍「銀河帝国」の最終兵器、宇宙要塞デススター(Death Star)。
宇宙を独裁する銀河皇帝パルパティーンの右腕・ダース・ベイダーが指揮を執り*1
主人公ルーク・スカイウォーカーら抵抗する同盟軍を殲滅するため機動する。

惑星を跡形もなく破壊してしまうスーパーレーザー砲を持ち、
レイア姫の育った惑星オルデランを消し去った後、同盟軍の重要拠点であったヤヴィン第4衛星に侵攻。
同盟軍はレイア姫が入手した設計図を基に、
デススターの動力炉に向けて排熱口からプロトン魚雷を撃ち込んで内部から破壊しようと試みる。

ダース・ベイダー率いる戦闘機部隊と各種の防御設備による激しい迎撃で、
同盟軍の攻撃部隊は壊滅的な損害を受けるのだったが、
攻撃部隊に参加していた主人公ルーク・スカイウォーカーが仲間の助けやフォースの導きによって、
動力炉にプロトン魚雷を直撃させたため、デススターは宇宙のチリとなったのだった。

なお劇中ではいまいち分かりにくいが、内部は「発射孔のある方の半球の極が上、逆の極が下」になるように人口重力を発生させているという設定だが、
表層部のみは通常の天体のように「中央側が下、外側が上」になっている。
なぜ全体を普通の天体と同様に「中央側が下」にしなかったのかは特に説明はないが、デススターがいくら巨大と言っても普通の惑星に比べると非常に小さく、
表層部でさえ450mほど離れると地平線に隠れて見えなくなるという有様なので、その辺を配慮したのかもしれない。

ちなみに、米政府の試算では実際に作ろうとした場合、建造費は約85京ドル(日本円で約7580京円以上)となるという。
リーハイ大学の経済学部の学生の計算では「鉄だけで」85京2000兆ドルになるそうだ。
それだけのコストをかけても戦闘機に破壊される程度の要塞って……。


MUGENにおけるデススター

トロイ氏(後にmapelao氏の別名義であることが判明)によって製作されたデススターが存在する。
直径120kmの巨大さと一撃で地球規模惑星を破壊するスーパーレーザー砲を搭載したこの死の惑星は、
当然MUGENでも恐ろしい強さを誇る。
というか格闘家が体一つで地球を破壊せしめるデススターに挑む光景は、何か間違っている気がしないでもない。
しかしこれがMUGENの面白い所。原作では直径120kmだが、MUGENでは普通のキャラの2/3程度の大きさとなっている。
原作通りではレーザー技しか使えないため時間停止、隕石、間欠泉、浄化の光などオリジナル技が多く搭載された。

攻撃面は射撃オンリーの弾幕キャラである。
本体では連射弾や波動弾など、また戦闘機や爆撃機、スターデストロイヤーを呼び出しこれらに攻撃を行わせ、
さらにはスーパーレーザー砲までがMUGEN上で使われている。
ちなみにスーパーレーザー砲で相手を倒した場合、上記画像を使った地球破壊アニメが流れる。

防御面の特徴として、シールドが搭載されており、
シールド状態では攻撃を受けても、ライフが減らずにパワーゲージが減る仕様となっている。
このシールドはパワーゲージがゼロになると、ガラスが割れるエフェクトと共に消滅するが、パワーゲージが再度MAXになると復活する。
転生状態と呼ばれる特殊なバリアも搭載されている。
このバリアは本体打撃以外のダメージを無効化する物で、本体打撃をProjectileに置き換えたキャラを無力化するという特徴を持つ。
7Pカラー以降はデフォルトで常時転生状態であり、6Pカラーまでとは大きく強さが異なる。
トーナメントなどでデススターを見かけた場合はカラーに注意すると良いかもしれない。

そして恐るべきことに、トロイ氏は第2、第3デススターも製作している。
しかも「三姉妹」らしい。

+ 第2デススター
  • 第2デススター
第2デススターは初代デススターより大型で、攻撃力、防御力も上がっている。
しかし初代との大きな違いは、初代のように弱点が無いことであろう。*2

ということで、MUGENの第2デススターは初代デススターを上回る神キャラとなっている。
変更点は,
  • 固定10ダメージ
  • 待機ステート以外無敵
  • 待機ステート以外に攻撃されると必ず回復
  • こちらの攻撃が当たればいつでもゲージ回復
  • こちらの攻撃が当たればいつでもライフ回復
  • 打撃攻撃をしてきた相手を吹き飛ばす
  • 吹き飛ばした時相手のステート移動がなければ変化無し
  • ヘルパーの多段ヒット無効
  • 透明時間倍増
  • ノーリスクでタメが可能
  • 死の宣告(当身を取られるとKOしないと必ず死亡)
  • 死の宣告が発動するまでライフ・ゲージ満タン
  • ゲージ半分以上でリザレクション
となっており、特にMUGENのバグ仕様を活用した死の宣告は非常に強力で、
神・論外レベルのキャラ含めて大抵のキャラは即座に地球ごと消されるか、時間切れと共にKOされてしまう。
後に弱体化パッチ(吹き飛ばしオフパッチ)がリリースされた。

長らく理論上は撃破可能だが実質撃破不能なキャラとされ、
作者トロイ氏自身が1P、2Pカラー以外の撃破を「未知の領域」「論外キャラ」と称していた。
しかし、遂に第2デススターの吹き飛ばしONの12Pカラーも撃破されてしまった。
そのキャラはハイパー扇奈11Pカラー、通称「かみふうせん」(かみ(オロチ)ふうせん(な))。
Readmeにそのようなことが可能になったらしき文章が書かれてある。

+ 第3デススター
  • 第3デススター
とうとう第3のデススターまでMUGEN界に降臨した。
AIも搭載されているが、現時点ではまだ神キャラの域には達していない(それでも狂キャラクラスだが)。
どうでもいい話だが、第3デススターは某ネズミの国にあるフライトシミュレータ型アトラクション「スター・ツアーズ」に登場していた
(現在はアトラクションのリニューアルにより登場しなくなった他、
 2014年の設定整理により、存在自体も「レジェンズ(公式ではあるが非正史)」という扱いとなっている)。
こちらでは帝国軍の崩壊後に流出した設計図を基に皇帝を支持する集団が建造していた初代デス・スターのコピー品という扱いだが、
既に攻略法を把握していた新共和国軍の戦闘機部隊+勝手に援護に参加した民間機の攻撃により破壊されている。

+ 大会ネタバレ
  • 凶悪キャラグランプリ出場時には初代デススターは準決勝にてオニワルドの全画面攻撃に敗北
  • SMH+1クラストーナメントでは準決勝でADSに敗北。3位決定戦では神ミズチの脇連打に破れる
  • 凶悪&論外グランプリで準決勝で鬼巫女に撃破され、3位決定戦ではまたもやADSに敗れ
  • 取り敢えず気が向いたので開いてみたトーナメントでは準決勝でS-Tomyに撃破され、3位決定戦で神七夜に敗北
    なお、同じ3位決定戦ではSMH+1トナメで戦った殺神貴は打倒している。
このように各種凶悪キャラトナメでは(死の星なだけに)4位にいつも位置している。堅実な強さとも見れるが。
と言うかSMH+1トナメと凶悪&論外GPでは相手が悪すぎた(ADS=Anti Death Starの意味も持つ)。


この他に、画像と音声を『らき☆すた』の柊つかさに差し替えた、通称「「です☆すた」}なる魔改造キャラが度々目撃されている。
その姿はレナゆっくりしていってね!!!を彷彿させる。
キャラも一時期はアップローダーで公開されていたが、現在は入手不可能。

他にも七紙零氏によりChaos Satellite(カオスサテライト)というオマージュキャラが作られている。
詳細は該当ページを参照されたし。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結
非表示
  • 「[非表示大会] [デススター]」をタグに含むページは1つもありません。
【第2デススター】
削除済み
更新停止中
【第3デススター】
更新停止中
凍結

出演ストーリー



*1
とはいえ、この時期のベイダーは実際はともかく軍の指令系統においてはトップというわけではなく、
デススターにも形式上の指揮官としてターキン総督という人物がいた。
彼はデススターの強大な攻撃力を我が物とし、クーデターを起こすことを考えていたらしく、
ベイダーが彼と行動を共にしていたのはターキンを監視する役目もあってのことだそうだ。
言うまでもないが、ターキンはデススター破壊の際に要塞と運命を共にしている。

*2
その弱点というのは初代が破壊される原因となった動力炉の排熱口と、
対艦隊戦を重視したあまり、戦闘機に対する防御力が不十分だったこととされる。
前者はプロトン魚雷などの兵器が通り抜けられないほど細い排熱口を多数配置することで克服し、
後者は対空レーザー砲と艦載機の収容数を大幅に増やすことで補ったという。
さらに小心者のためにターキンと違って謀反を起こす心配の無いジャジャーロッド総督を指揮官に任命し、
ソフト的にもハード的にも弱点・欠点を克服した第2デススターは銀河最強の要塞になるはずだった…。

+ 何が起きたのかというと(EP6ネタバレ注意)
第2デススターの完成がまだまだ先のことと思われていたある日、
パルパティーン皇帝はわざと第2デススターの情報を(スーパーレーザー砲がもう撃てることを隠して)漏らし、
同盟軍の主力をおびき寄せて一網打尽にしようとした。
しかし、同盟軍はパルパティーンの予想を遥かに超える奮闘を見せ、
未完成の第2デススターを守っていた衛星エンドアのシールド発生基地を破壊。
さらには未完成ゆえに裸同然の状態だった動力炉にミサイルを撃ち込んだのである。
一方、パルパティーンがどうなったかは彼の最後の弟子の項目を参照のこと。
なお、要塞としての弱点は改良したが、皇帝の部屋と炉心がどちらも中心部にあるため直通という皇帝本人にとっての大弱点が残っていた
いかに強大な力を持っていても、慢心したり敵の戦力を見誤ればあっという間に敗れ去るという一例である。

+ 余談
ちなみに、デススターはEP2の終盤で設計図が登場し、EP3のラストにも建設中と思しき場面がある。
シリーズの描写を見る限りでは初代デススターはEP4の少し前に完成したと推測されるが、
EP3終盤で産まれたルークたちの年齢を見る限りではそれまでに20年近くかかっていることが分かる。
しかし、EP4の4年後という設定のEP6ではスーパーレーザー砲を含めた第2デススターの機能は大部分が完成しており
初代よりデカくて設備も多い二代目の工事が速いのは何故かと言う疑問が生じてしまった
(上記のように「根本的な設計見直し」があるので第2デススターは初代が破壊されてから作り始めたはずである)。

ジョージ・ルーカス監督はこの建設期間の差について、
EP3のDVDの解説音声で「最初のデス・スターは物資の調達に苦労したから」と語っていたが、
後に「当初の設計に欠陥が見つかり、再設計を余儀なくされたために建造が中断されていた」という、
後付けによる公式設定が発表された。
後に発表されたスピンオフ小説では、他の政治的な理由も絡んで初代のデス・スターの建造が何度も中断されていたとされている。
外伝作品である『ローグワン・スターウォーズストーリーズ』ではデス・スター開発に関わった科学者の工作により建設期間が延びた他、
初代の弱点もこの科学者がデス・スター破壊の為にわざと仕組んだものであるとされた。


最終更新:2022年09月26日 05:04
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