モリガン・アーンスランド




「永遠の愛なんて要らないわ
   この一瞬だけ高まればいいの」

 初出作品: ヴァンパイア The Night Warriors
 出身地: スコットランド
 生年月日: 1678年(誕生日は不明)
 身長: 172cm
 体重: 58kg
 スリーサイズ: B86 W56 H83
 種族: サキュバス

「夜の女王」「影と彷徨うリビドー」「悠久の時を生きるサキュバス」「破戒の微笑」

+ 担当声優
神宮司弥生
下記を除くゲーム作品
佐久間レイ
『THE ANIMATED SERIES ヴァンパイアハンター』、ドラマCD『The Animated Series』、DC『ガンバード2』
井上喜久子
『ヴァンパイア・ナイト 〜お笑い夜の祭典〜』『ダークネスミッション 〜特選バター醤油味〜』
冬馬由美
『〜ザ ナイト ウォーリアーズ〜』
田中理恵
MVC3』以降のゲーム作品

初代『ヴァンパイア』より登場し、名実共にシリーズを代表するキャラクターの1人。
本家作品では一度も主人公の座に就いた事は無いが、『セイヴァー』のバックストーリーではジェダに次いで、
彼女が物語の主軸になっている面が強調されているとも言える
(公式ではプレイヤーキャラクターは全て主人公扱いで、所謂各タイトルの主人公はその回の代表者と言う公式見解との事なので一概には断言できないが、
 『セイヴァー』の新キャラでOPでも目立つリリスとの関わりが大きい)。

魔界の三大貴族、アーンスランド家の当主魔王ベリオールの養女にして、次期当主のサキュバス。
その種族の性であるのか極度の快楽主義者であり、何よりも退屈を嫌う。
次期当主と言ってもその地位には全く興味が無く、主の目を盗んでは退屈凌ぎに幾度となく人間界へ赴いている。
『セイヴァー』ではベリオールが没した事に伴い「魔王」の称号を得るも、その資格をあっさり棄却して、それまで通りの気ままな生活を選び、
今やモリガンの所有物たる居城が突如として「魔次元」に飛ばされようとも、彼女は動じる事もなくむしろ格好の“遊び場所”を得たと歓喜した。

デミトリとは宿敵同士でありデミトリはモリガンの持つ「魔王」の座に執着している様子である。
モリガン本人は『ハンター』におけるデミトリエンドのエピローグ内で彼の挑戦に対し「望むところよ」と応戦の姿勢を見せていたものの、
『セイヴァー』の時点ではあまりの相手のしつこさに流石に辟易しており、
フェリシア使用時の乱入戦時に「今しつこい男につけまわされて、まいってんの」と嘆息気味に語っている。
一方、『セイヴァー』でデミトリを使用した際には最終戦の対戦相手と登場し、
デミトリに「今のあなた…とてもステキよ。気の高まりをビンビン感じるわ」と発言する。
言葉の意図は本人のみぞ知る所だが、デミトリの事を退屈しのぎの相手に過ぎない存在から明確なライバルとして、初めて認めたとも受け取れる。

フェリシアの事は(遊び相手として)気に入っているらしく、セイヴァーでのフェリシア使用時には「子ネコちゃん」と呼ばわりしながら乱入してくる。
その乱入に対するフェリシアの台詞は「大っ嫌い」であり、『ナムカプ』や『クロスエッジ』ではその設定に準拠している。
一方、フェリシアの「モリちゃん」呼びはドラマCDや2次創作でのイメージである。

容姿はサキュバスだけあってかなりの戦闘力を有しており、
基本的な格好も胸の部分が大きくはだけた妖艶でエロティックなもので、勝利デモの台詞が淫靡であるものが多い。
これに関しては彼女が世に出た時期の状況から(主に格ゲー分野のそれ限定だが)、
SNK発の元祖セクシーキャラ「不知火舞」を意識して生み出されたキャラクターとも言えなくもない。
そう考えると、お互い長らく同じキャストを続けていたり、あちらが声優変更されると、
それに呼応するかのごとくこちらも同時期に声優が変わったのも、気のせいではないのかも…。

初代『ヴァンパイア』におけるキャラデザインは「少女」をイメージしており、
キャラセレクト画面などのグラフィックもどこか幼さを感じる顔立ちで描かれていたが、
当時「セクシー」路線だったフェリシアとイメージが逆転する現象が起こり、キャラ付けが逆になったという経緯がある。
そのためか初代からの勝利ポーズには無邪気に跳ねまわるものがあったり、技や対戦中のモーションにはセックスアピールが無い、
後のセイヴァーで追加された挑発ですら蝙蝠に乗り浮遊すると言う、少なくとも対戦に関してはサキュバスのイメージとは裏腹なキャラとも言える。
特にこの方向転換が顕著になったのは『セイヴァー』以降で、モリガンに妹分にあたるリリスが追加された事によるものとされる。
無邪気で時として子供のような残酷さを見せるリリスに対して、モリガンのキャラ付けは「大人」を感じさせるものになり、
以降の作品でもそれらのイメージで固定化される事が多くなった。
また、97年発売の『ALL ABOUT ヴァンパイア セイヴァー』(スタジオベントスタッフ)でも「サキュバス族の平均寿命は約400年」とされ、
300年以上生きている彼女は同族基準でも決して若くはない(ただし老いないのでババアではない)という設定になっている。

外部作品出演の際には過度にエロスを強調して「痴女」と評価されてしまう事もあるが、
ストーリー性のある作品では奔放な態度こそ取るものの問題に対しては「大人の対応」を提案し、結果として事態を解決する方向に導く事が多く、
外部出演する『ヴァンパイア』シリーズのキャラの中では比較的常識人として描かれる事が多い。
逆に言うと、「『ヴァンパイア』キャラの常識人枠がモリガン」となってしまっているので、それもまたシリーズのイメージとはかけ離れているのだが。
むしろ外部出演では進んでボケるタイプではない事と、他作品キャラがぶっ飛んでるおかげで、
『ヴァンパイア』キャラ全体がツッコミや常識人枠にならざるを得ないというべきか。

外部出演作での常識人ぶりと人間キャラとの共闘の多さにより、
「気まぐれだが基本的には人間には敵対的ではない」というイメージがすっかり板についた彼女だが、嬉野秋彦氏による外伝ノベライズ小説では、
「女王然とした性格で高慢な態度やしぐさを見せる」「自分の邪魔をする相手を残酷なやり方で葬る」など、やや好戦的なイメージが強い
(初代及び『ハンター』の勝利メッセージの一部のイメージに近い)。
サキュバスの生態の設定も、公式設定準拠ではなく実際の伝承のサキュバスとほぼ同じになっている。
人間の精気を奪って死の寸前にまで至らしめるシーンも描かれていたりと、
基本的にサキュバスという種族が人間にとっては明確な外敵であるという描き方がなされている。

ちなみにモリガンの頭や背に生えている翼や纏っている衣服は全て多数の蝙蝠*1が張り付いているものであり、
戦闘時にはそれぞれの動作や攻撃に適した形に変化し、時には人間の衣服にも変わる
(公式設定ではコウモリが直接翼や衣服に変化しているのではなく、表面に張り付いているだけである)。
名前の由来はケルト神話に登場する戦争の女神「死女王モリガン」から*2

技の構成(後述)や外見の魅力も相俟って主人公であるはずのデミトリを押しのけ、
シリーズ随一の人気キャラになっている。そのため、デミトリより先にマーヴルやSNKとの『VS.』シリーズに参戦した。
外部作品への出演もシリーズキャラで最も多く、「ヴァンパイア枠」にはまず一番にモリガンが入っている事が多い。
ただ、『CVS』においては一人だけ『ヴァンパイア』ドットで質感が周囲と全然違うためえらい勢いで浮いていた
格ゲー以外ではナムコ開発のSRPG『NAMCOxCAPCOM』『PROJECT X ZONE』やコンパイルハート開発のRPG『クロスエッジ(Xedge)』、
彩京開発のSTG『ガンバード2』DC移植版にて自機の1人として登場しているなど、別ジャンルにおいてその地位は変わらないようだ。
ちなみに『クロスエッジ』では敵キャラクターではなく、神薙勇刀と相羽命の仲間として登場する。

また、外部出演という訳ではないが、エニックス発売の『スターオーシャン』シリーズには、
「ダークストーカー」というモロにモリガンの見た目をした雑魚敵が登場したり、
『テイルズオブデスティニー2』にも「マリガン」というモリガン風な敵が登場するなどゲーム業界に与えた影響は非常に大きい。
一方本人は自社のモバイルゲーム『鬼武者Soul』で戦国時代に遊びに行った様子。


キャラクター設定

+ サキュバス族の生態
(『ヴァンパイア』シリーズの魔界やダークストーカーズの設定は、実際の伝承の内容とは全く異なっている事に注意)

一般に、淫魔と呼ばれる彼女らサキュバス族は、異性の精気を吸い取ってエネルギー源とすると言われているが、
アーンスランド領内に住むサキュバス族はやや生態が異なる。
彼女らは外部からの精神的&肉体的刺激を受ける事により体内に特殊分泌液を生成し、それによって生命維持を行なっている。
仮に彼女らを密閉された狭い空間に一人だけで閉じ込めたとしたら、その余りの退屈さと刺激のなさで2日目には死んでしまう。
生命維持に必要な体内成分を分泌できないためである。
それを補うためか、彼女らは他者の「夢」を糧とする事が可能になった。
与えられる刺激がないとき、自ら刺激を求める必要が生じた結果の進化と言えるのだろうか。
生物が「夢」を見るとき、脳内に特殊な分泌液が生じる。
サキュバスは、外部からこの分泌液そのものを奪い取る事ができるのだ。
奪われるほうは、まるで見ている夢そのものが何者かによって持ち去られたかのような奇妙な感覚を覚える。
記憶の欠落とはちがう、非常に特異な感覚である。
このようにして奪った分泌液は、サキュバスの体内で溶解ののち合成される。
ちなみに、彼女らの血液や唾液などには強力な催淫効果があり、直接摂取すれば人間なら即死もありうる。
また体臭には血管を弛緩させる成分があり大量発汗を促す。
サキュバスを目前にした人間の男性は、よほど精神鍛練をつんだ者でもその色欲の前に陥落をまぬがれない。

サキュバス族の寿命は個体差はあれど約400年。
生まれてから数十年で成体となり、その後は死ぬまで美しい姿を保つ。
彼女らに、老衰による外見の老いは訪れないのだ。
種としての彼女らの存続が危うくなってきたのはここ数百年の事である。
精気といっても、個体から摂れる量にはかぎりがある。
代用の糧である「夢」を求め、人間界にまでその食指を伸ばしはじめるが、
十分な栄養に足る量を摂る事は時を追い難しくなっていった。
モリガンがアーンスランドの後継者となった時点でサキュバス族は魔界に約200人。
このままでは1~2世代後には種族そのものが消え去ってしまう。
彼女らはしかし、その状態を悲観する事もなく、気ままな暮らしを楽しんでいる。

…ただし『ヴァンパイア』『ヴァンパイアハンター』における彼女のエンディングを見ると、
普通のサキュバス族と変わらない(?)行動を取っており、また、当の被害者が設定上の理屈の上では超高エネルギー体であるのにも拘らず、
跡形残らず消滅しなかったり、ぶっちゃけ「サキュバス族とは異なる、似ているが全く別種の魔物の一種」と言える。

+ インキュバス族
彼女らと対として語られるインキュバス族。単一種族の雌雄ではなく、れっきとした別種族である。
彼らはよくサキュバス族と同じ「淫魔」として扱われるが、その生態はかなり異なる。
まず外見であるが、「人型の美女」の多いサキュバス族にくらべ、「人型の美男子」が必ずしもインキュバスの全てではない。
むしろ、人型とかけ離れた四つ足の獣や翼竜の姿をしたものが全体の6割を占める。
彼らは体内に強力な催淫性分解液を持ち、糧とする相手に注入する。
これにより、相手の体内の成分が変化し、インキュバスにとって最も摂取効率の高い食料となるのだ。
より昆虫的というか、動物的な栄養の摂取方法なのである。
彼らが「女性」を相手にするのは、分解酵素の効きが、男性に比べて段ちがいに良いからである。
よって、已む無き場合は男性を「食べる」事もある。

+ “魂”の分割
ベリオールは、魔界が近いうちに滅亡の危機にさらされるのを予見していた。
魔界という不安定な世界を維持するには膨大な魔力(=生命力)が必要だ。
彼はアーンスランドの直系家族に「魔界の維持者」に相応しい魔力を備えた者が1200年先まで生まれない事を予知し、
アーンスランド家の未来(それはベリオールにとって魔界の未来と同義)をモリガンに託そうと考えた
(べりオールは「支配者」の後継としてモリガンを選んだのではなく、
 やはり「娘」あるいはそれに近い肉親や家族に対する感情があったと思われる)。

サキュバスとしては(魔族全体の中でも)かなり特殊な例外だったモリガン。
生まれながらにして、S級魔界貴族に匹敵する能力をそなえていた。
だが、当時(約300年前)、魔界は3大貴族による権力抗争が盛んになってきており、各地で小競り合いが相次いでいた。
一介のサキュバスの娘に統治権を授ける事など、誰にも承服しかねる話だった。

問題はそればかりではなかった。
まだ幼いモリガンは、秘められた爆発的な魔力をコントロールする術をしらない。
このまま放置すれば、内に秘めた力が暴発し、周囲に甚大な被害を与え成体になるのを待たずに自滅する危険すらあった。
ベリオールはひとまず「魔力の隔離・封印」を施し、彼女の生命を護る事を決める。
モリガンの魂は2分され、一方はベリオールが作り出した封印の空間に閉じ込められた。

魔力は単純に50%ずつになったのではない。元々一つであったものを強引に分断したため、互いは強力に引き合ってしまう。
それを制御するため、ベリオールは彼女の魔力の一部を自らに閉じ込め、暴走を防いだ。
つまり厳密に言えば、モリガンの魂はモリガンの本来の肉体・封印空間・ベリオールの体内、の3つに分かれた事になる。
これらは一つになって初めて、本来のパワーを取り戻す事ができる。
自分自身の力の総量を認識できない内は、それをコントロールする事はもちろん、存在を感知する事すら難しいであろう。
実際、モリガン自身が「分身」の存在を知るのは、ベリオールの死後からであった。

(以上、電波新聞社『ALL ABOUT ヴァンパイアセイヴァー』より)

+ 『セイヴァー』エンディング(ネタバレ)
魔次元の果て…本当の体を求めるリリスと戦い、モリガンは勝利する。
「やっと……やっとほんとうの体に戻れると思ったのに……」
「……きえる……のは……イヤ」

力尽きたリリスに、モリガンは気まぐれに救いの言葉を投げかける。
「……あなた……そんなにこの体がほしいの?」
「フフ……あなたのこと、少し気に入っていたところなの
いいわ、私の中にいらっしゃい……さあ……」

奇しくも本来の力が2/3程度戻ったモリガン。
しかし、ただ力が戻っただけではない。リリスとの融合は彼女の心を大きく成長させる事にもなり、
退屈だと思っていた世界は全てが新しく刺激的なものに感じられた。
…というのがモリガンのEDである。

ところがリリスのEDでは、リリスが完全消滅するという、所謂自滅オチ……に見えるのだが、
リリスと融合しなかったはずのモリガンがなぜかアーンスランドを継ぐという流れで幕を閉じる。
しかしモリガンの意思だけではこのような結末にはならないはずなので、消滅したかのように見えたものの、
その強い願望によってモリガンとの一体化が形になったのだろうと一部では解釈されているが、詳細は不明のままである。
もしくは、自分の魔力の一部が消失した事を受けて、モリガンの魔力の1/3を所有していたベリオールの跡を継ぐ事で自己補完を試みたとも解釈できる。

ちなみに『MVC』のEDではリュウとリアル等身のまま『スーパーパズルファイターIIX』で対決したり、
タツカプのEDではホシノ・マナブ(『QUIZなないろDREAMS』の登場人物)にタツカプで連敗したりと、
実はゲーマーなのではないかと思わせる描写もある。
因みにタツカプEDのモリガンは「連敗してムキになる」「連コインを注意されて慌てる」などかなり可愛い。
wiiのアニメパートでは自分の配下に連戦連勝しているらしくそれなりの腕前ではあるようである。

また、共演が多く付き合いが長いせいか、『PXZ』にて春麗はモリガンが人間じゃない事を忘れかけていた
ちなみにその『PXZ』ではジェダ・ドーマへの対策の一環なのか、デミトリとワルキューレダンテに引き合わせたりと珍しく裏で動いていた模様。
実際にジェダの一連の行動については快く思っていないらしい。


キャラクター性能

『ヴァンパイア』では、『ストリートファイター』シリーズのリュウのような波動昇龍キャラだが、
それ以上にモリガンの特徴なのが前方ダッシュ。ダッシュにも拘らずいきなり低空を飛ぶのである。
「ダッシュすると少し浮き上がる」、所謂ホバーダッシュ持ちの元祖であり、
ホバーダッシュ中の低空ジャンプ攻撃から空中チェーンコンボで攻める戦法は、非常に革新的なものであった。
『ヴァンパイア』以外でも『CVS2』(ラン時のみ)や『タツノコ VS. カプコン』で採用されている。
また後に「瞬獄コマンド」と呼ばれるようになるボタン順押しコマンドの技を取り入れた最初のキャラであり、
「瞬獄コマンド」の名が定着する前は、「瞬獄殺」の方が「豪鬼ネスイリュージョン」などと呼ばれていた。

各作品での性能差

+ ヴァンパイア
当て投げがとにかく強く、中段も比較的出が速く使いやすい。
無敵切り返し技と、きっちり飛んでいく飛び道具を揃えており、
ゲームに必要な要素が全て揃ったキャラクター。
ゲームの仕様上、昇竜技にあたる「シャドウブレイド」は空中ガード不能なので、
間合いに入ったらとりあえず振っておけば安定して撃墜できる。
小技の性能も良いため、切り返し技の無いキャラは、
ダッシュ小P>ベクタードレインを只管連打するだけで詰みゲーと化すなど、比較的扱いやすく安定して強い。
キャラクターランクはかなり上位とされる。

また、バグで密着からのダークネスイリュージョンがガード不能になる場合があり、
状況によってはダークネスイリュージョンが確定するという恐ろしいキャラでもある。

+ ハンター
「ソウルフィスト」「シャドウブレイド」共に性能が良いので、
相手キャラによっては波動昇龍鳥かご気味に戦うのも得意なら、密着間合いからの攻めも多彩。
投げ技も性能が高く、機動力があるため急接近して投げで崩すのも得意。
先端当てを意識していけば反撃を受ける事も少なく、
端まで追い込めば飛び道具を含めた起き攻めで大ダメージを取る事ができる
(ただし、押さえ込む能力はあまり高くないので若干脱出されやすい)。
また、刺されば大ダメージ、ガードされても隙は少なくキャラによってはほぼ反撃不能
(反撃しようとすると、逆に行動可能になったモリガンのフルコンが入る)の、
ぶっぱ上等ローリスクハイリターン技の「ダークネスイリュージョン」、間合いの広いコマンド投げ等、高性能な技が揃っている。

攻めも守りも強く、一見穴がないように見えるが弱点としては体力が少ない事と、
単発技の攻撃力の弱さゆえ、連続技の基点となる中段のダッシュ攻撃を警戒されるとダメージを奪い辛い事が挙げられる。
その点を含めると、実際のキャラランクは最上位キャラの一歩後ろ、という格付けをされる事が多い。

特に厳しいのがパイロンで、飛び道具の性能が異常に強いパイロンに対しては、
弾の撃ち合いで押し負けするため終始ペースを握られ、苦しい局面が多い。
一度チャンスを掴んでも逃げ足の速いパイロンには逃げられる事が多いため、
結局ダメージを取れずにそのまま押し負けてしまう事が多い。
また、ガロンに対してもあまり相性が良くなく、空中戦ではよく落とされる。

+ セイヴァー
全体的に性能が落ち、新規の技もクセの強いものが多く長い間弱キャラ扱いされていた。
実際に、過去には空中ガード不能だった対空技は空中ガード可能になり、
飛び道具主体の戦法もバレッタなどの飛び道具が強力なキャラに脅かされ相対的に弱体化。
有利がつくのは15キャラのうち4キャラだけという散々な位置に落ち着く事となった。
しかもダクネスがリリスの「ルミナスイリュージョン」よりも減らない上に、
ダイヤグラム上では下位にあたるリリスほどの爆発力もないという非常に厳しい立場。
一時期はモリガンがセイヴァーにおける女性キャラ最弱とされ、
前作の人気も実力もあるキャラから人気だけの趣味キャラになってしまった。

しかし、現在では若干研究が進んだおかげで、
中段から最大六割取れる瞬発力と、空中から撃てる飛び道具の性能、根元ヒットのES昇竜、
喰らい判定の薄さや歩きの早さなど評価される要素が見つかっており、
女性キャラ最弱、全体で見ても下位ではあることに違いはないものの、
「丁寧な動きと大胆な判断があれば結果を出せるキャラ」とされている。

+ セイヴァー2&ハンター2
システムの変更が有利に働き、結果的に『セイヴァー』から全般的に強化がなされた。
特にダッシュ攻撃が早くなったおかげで簡単に繋がりやすくなったのが大きい。

だがそれよりもセイヴァー2モリガンが「壊れたキャラ」になった原因が「アストラルビジョン」。
この技、本作で再びEX必殺技に戻ったのだが、本作では継続時間が非常に長い
さらにDF性能を引き継いでEX必殺技化した影響により、分身中の攻撃だけでゲージが異常に貯まる
このため「アストラル発動→屈弱P連打」だけで相手の体力がもりもり減ってしまい、
さらにこのコンボで同時にゲージ回収も行えてしまうという、お手軽かつ凶悪なコンボが生まれてしまった。
『セイヴァー2』がクソゲー呼ばわりされてしまった元凶の一つ


+ MVC1・2
地上では横、空中では斜めに撃てる「ソウルフィスト」、根元から当てるとダメージを狙えて対空にも使える「シャドウブレイド」、
暗転後ガードが間に合わない「ソウルイレイザー」他、全体的に良性能が揃っていたりする。
モーション自体もかなり安定していて、初心者でも普通に使える波動昇龍タイプと言える。
しかし全体的に攻撃判定が弱く防御力もかなり低い事から、リスクを負う部分が多いのが欠点。

+ タツノコVS.カプコン
『VS.』シリーズのゲージオリジナル技が削除され、代わりに『ヴァンパイア』シリーズの「フィニッシングシャワー」と「バルキリーターン」が使用可能に。
しかし、どちらもコンボには使い難く、専らケズリKOやヴァリアブルコンビネーションで使う程度である。
「ダークネスイリュージョン」は3ゲージ技化したものの、発生高速化や出始め無敵等で使い易くなり、エリアルに組み込めば高ダメージが狙える。
ホバーダッシュからの当て投げや中段、空かし下段などでガードを崩しやすいのも○。アシストの「ソウルフィスト」も使い易い。
ついでに永久まで完備。ただし難易度は全キャラ中最難クラス。
問題点としては、高威力のコンボを決めるにはダクネスを当てなければいけないのでゲージ依存率が高いところ。
一応空中ダッシュを持っているが、斜め下にダッシュするという逆ホバーな関係で、見た目より移動力が無いというのも悲しいところ。
ゲージ消費でコンボ抜けのメガクラッシュがある本作ではゲージの切れ目が命の終わりであり、
モリガンはゲージを残しながら戦う事が難しいのである。
「ダクネスを当てたはいいがゲージが空になり、ふと当たった小足から画面端に追いやられ、メガクラできずKOされる」
…なんて事がよくある。

+ MVC3・UMVC3
『MVC2』であったソウルイレイザーが無くなった代わりに「アストラルヴィジョン」が追加。
これを使ったホバーダッシュからの攻めは強いが、ゲージ依存が激しい割に扱いは難しく火力もない、立ち回りでの強みも特になし。
ぶっちゃけキャラセレ画面の賑やかし、ぐらいの立ち位置であり、全国のエロ小僧ども愛好家を落胆させた。

しかし、アッパーバージョンの『UMVC3』では…
ど う し て こ う な っ た 。

上記の動画のように『UMVC3』では多くの強化を受け、まさかの最強候補に栄転。
詳しくは、下記の説明をご覧いただきたい。

前作『MVC3』での批判を受け、『UMVC3』では相当なアッパー調整を受けて帰ってきたのだが、その結果がごらんの有様である。
『UMVC3』における調整ミスりました系強キャラの中でも筆頭とされ、調整できてなかったともいわれる追加キャラ・バージルと並び、
ぶっ飛んだ性能を誇る同作キャラの中でも最上位の評価をほしいままにしている。

このキャラクターの戦術の中核を担っているのが「ソウルフィスト」
単体で見ると威力が高く、三方向に軌道を撃ち分けられる以外は平均的な飛び道具であるのだが、
モリガンの特色として、必殺技を飛行でキャンセルする事が出来る。
この飛行キャンセルによるソウルフィスト→飛行→ソウルフィスト→飛行キャンセル→(着地)→ソウルフィスト…
という一連の動作が動画で頻出する「ソッソッ」という掛け声の正体。
威力が高い上に『MVC』系での飛び道具のお約束としてサイズがES版並のため避けるのが難しく、
一度引っかかって地上に引きずり降ろされると2発、3発とガードを強要させられてしまう。
また『UMVC3』は火力が超高い、と言うよりキャラ1体の体力が低いゲームのため、単純に削りだけでも体力がガンガン減っていってしまう。

そして、ただでさえキツいこの弾幕2倍にするのがゲーム中最強の呼び声高い強化技の一つ「アストラルヴィジョン」
『ヴァンパイア』シリーズと同じく、モリガンの動きをトレースする分身を相手の背後に生成する技。
前述の通り『MVC3』ではそこまで目立つ技ではなかったが、『UMVC3』にて他の技の強化により一気に重要性がアップした。
ゼロの双幻夢と同じタイプの強化技だが、分身が背後に出るという違いの他、通常技の火力が半分になるというデメリットが有る。
しかし、通常技を当てれば、その際に分身の攻撃も同時に当たるので、攻撃力は実質二倍。即ち火力は通常時と変わらないどこがデメリットだ
そして問題は飛び道具の場合である。飛び道具も普通に二倍となる上、分身は相手の後ろにいるので弾は相手の表裏から襲う事になる。
ソウルフィストはビームでも多段でもないため打ち合いにはあまり強くないのだが、背後から飛んでくる飛び道具には打ち合いも何もなく、
一度ガードしてしまうと「効果時間が切れるまで耐える」ぐらいしか脱出手段が無くなってしまう。
しかも、先程の火力低下のデメリットはなんと飛び道具には適応されない。つまり二倍の火力と厚みを持つ弾幕が相手を襲うのである。
それに加えて、分身で相手を挟むので相手のヒットバックを防ぐ性質があり、通常では出来ないコンボが可能であるという強みも
(一応補足しておくが、『UMVC3』でのアストラルビジョンの技性能は『ヴァンパイア』シリーズと大体同じであり、
 別に『UMVC3』でアストラルビジョン自体が強化されたわけではないため勘違いしないように)。

さらにアストラルヴィジョンの利点はそれだけに留まらない。この強化技は『UMVC3』においては非常に珍しい「ノーリスク強化技」である。
大抵の強化技はゲージの増加が止まるのだが、アストラルヴィジョンはそんな事無かったぜと言わんばかりの高性能が売り
(同じような強化技の例としてリュウの波動覚醒、フェニックスのダークフェニックス覚醒、レッドアリーマーのルミナスボディ、
 ナルホドくんの逆転モードなどがあるが、ルミナスボディ以外は体力減少によるデメリットがあったり発動条件が厳しかったりなので、
 実質この技だけが異常と言える)。
発動しながら弾を乱射しつつゲージを溜めてくるため、ゲージが切れるまで耐え忍ぶという選択は実質不可能となっている。
さらに悪い事にシューティングはコンボではないため、ヒット数も少なくなり相手に与えるゲージの量も非常に少ない。
さらにさらに先程の通り、飛び道具の火力は二倍になっているのでただでさえ痛いケズリダメージがさらに酷い事に。
しかし、そんな状態で迂闊に手を出して、飛び道具に引っかかってしまったら、高火力なアストラルビジョンコンボを喰らい、
トドメに「ソウルドレイン」を打ち込まれようものなら、最大でゲージを1本以上奪われ、最悪、反撃の目が潰されてしまう事も。

ちなみに、このソウルドレインという技は『UMVC3』での追加技で、発生は遅いが当たれば相手のゲージを約1/3ほど吸収する必殺技
そしてソウルフィストと同じく飛び道具である。つまり、もちろんアストラルビジョン時に玉が二倍に増える
技の性能故に連射は難しいが、これをソウルフィストの弾幕に混ぜて放つだけで、唯でさえ強い弾幕が更に強化されるのである。
このため、『数少ないワンチャンに差し込んだけど、気づかぬ間にゲージ不足にされてて火力がジリ貧!』とかは日常茶飯事である。
そして、モリガンの体力は95万。平均以上である。つまりこういうキャラにありがちな体力の低さもない
トドメに、モリガンは飛行解除を1Fで行えるため、苦し紛れにHCをぶっぱされても必殺技キャンセル飛行解除で楽々ガードが間に合う。死角はない

しかし、空ダの機動が放物線や逆放物線を描くため制御し辛く、地上ダッシュは逆にホバーダッシュとなるため下段がお留守になりがちなのが欠点。
なお、コンボ火力もアストラルヴィジョンがなければ激安、加えてリーチ短い・ノーゲージだと火力低い・火力低いのにコンボムズいと、
本体性能を詳しく分析すれば弱点もあるが、前述の総合的な低火力やコンボのムズさはプレイヤーの技量で補えるため、
決して致命的な弱点ではなくその弱点自体も少ない。
詰まる所、モリガンがこのゲームの最上位足らしめるのは、まさにこのソウルフィストを中心とした圧倒的にキレの冴えた立ち回りに他ならない。
キャラ自体の立ち回り能力は、プレイヤー技量で補うのは難しくキャラ依存とされるため、重視すべき点は火力云々よりもむしろこっちだろう。
現に国内・全米問わず「使いこなせれば最強」という評価は揺るぎなく、使いこなせれば先の動画のような圧倒的な立ち回りが可能なのだ。
おや、昔そんな事言われたがヴァンパイアにもいたような…?
(ちなみに動画のプレイヤーはモリガンのトッププレイヤーであり、また『UMVC3』のトッププレイヤーでもある)

そんなモリガンに立ち回りである程度戦えるキャラは、遠距離で射撃を差し返せるドーマムゥくらいしかおらず、
そのドーマムゥにしても差し返せる遠距離攻撃の発生Fが遅いため、少しでも技を振り違えるとあっという間に弾幕に呑まれる羽目になる。
そのためモリガンには実質不利なキャラは存在せず、前述の火力不足という弱点はもはや弱点とは言えないのだ。
つまり、モリガンは『MVC』シリーズでも非常に珍しい「立ち回りだけで3キャラ殺せるキャラ」という事なのである。
このためチーム作りでは「モリガンに行けるかどうか」が真面目に考慮されるレベルにまで達しており、
開き直って「モリガンなど存在しないと考える」という線まで有りうるほど、メタゲームにおける比重も大きい。
例に上げると、フランク・ウェストハガースクラルというチームの場合、モリガンに対抗しうるキャラが存在しない。
こうなるとこのチームの対策方法は「開幕のミサイル(後述)もアストラルヴィジョンも出ていない間に近づいて圧殺する」、
それか「判定の強い技での事故に賭けて果てしなく遠いワンチャンを狙い、1度の差し込みで確実に殺し切る」などという、
有り体に言ってしまえば「神頼み」と変わらない、まさに対策(笑)としか言えない戦術しか無くなるのだ。
そんなものがまかり通る程度にはモリガンの影響力は大きいのだ。
…まぁ、それでも実際に何とかなる事も割と多かったりするのが『UMVC3』というゲームのブッ飛んだところである。*3
実践値が高ければ高いほどダイヤグラムはひっくり返りやすい、という良い例であるかもしれない。

しかし、この圧倒的な強さは実はモリガンだけでは成り立たないという見解が強い。
なぜなら、このソウルフィスト弾幕は弾の軌道の問題上自分の頭上を抑えられた場合に対応が出来ないのだ。
なので、モードックなどの一部キャラに対してはモリガンだけでは分身しても無駄にゲージを吐かされるだけになる、という場合も。
そこで出てくるのが本作最強のアシストであるDr.ドゥームの「ヒドゥンミサイル」である。
相手をサーチして頭上から降り注ぐミサイルはソウルフィスト弾幕の弱点を見事に補強し、
「ミサイルで相手の頭を押さえつけてソウルフィスト弾幕に追い込む」という地獄絵図を完成させるのである。
また、分身中にゲージ回収が出来るとはいえ、常にゲージを必要とするモリガンにとって、ドゥームのゲージ回収コンボは非常にありがたく、
ドゥーム本体の性能の高さも相まって本場アメリカでも「モリドゥー」はゲーム最強のチームシナジーとして恐れられている。
モリガンが直接触れてコンボをする際も、チームエリアルからドゥームの永パに行けるため、いざという時の火力補強もできている。
また、ドゥームに限った事ではないが、ゲージに関してはモリガン自身のゲージ回収アシストがこれまた特殊系アシストの中では最強クラスであり、
これでゲージを貯めて再登場が可能など、キャラ単体での弱点をチーム戦を活かして補強する、『UMVC3』ならではの強キャラである側面も存在する。

以上のように壊れた最強候補であるモリガンだが、弱点も技量依存ながら存在する。
それは…「236攻撃ボタン→214S→236攻撃→214S」と連続で入力し続ける事を始めとした「操作量の多さ」である。
操作量の多さは単純にプレイヤーの疲労の蓄積という、不可避のリスクを負う事でもあり、
コンボ難易度や立ち回りで弾幕の連射、寄られた場合の弾撃ちの判断に加えて、複雑な操作による手や腕の酷使等、
モリガンを扱う際に要求されるスペックは非常に高い。
そのため、ワープ持ちならソウルフィスト入力中に表裏をうろうろしてやる事でコマンド暴発を誘う、という対策が取れなくもなく、
操作ミスでシャドウブレイド(昇竜)が漏れでもしたらしめたもの。そこにコンボを叩き込めればあっという間に戦況をひっくり返す事も可能だろう。
まあ、仮に出来てもまだ他のキャラが残っている可能性は高く、先程も言った通りチャンスが来てもゲージがない場合もあるのだが
「使いこなせれば最強」という評価はもちろんこの「長丁場を乗り切れる体力や集中力」も考慮の内に入っている。

以上のように極端な先鋒向けキャラではあるのだが、アシストが「攻撃判定が無く、撃つたびゲージが一定量溜まる」という珍しいタイプのため、
ゲージ放出役と組んでアシストを出しまくる大将役というのも中々面白かったりする。
上記の通り立ち回り力は一級品であるため、相手チームの遠距離が不得手なキャラを残せればその場で勝利が確定する事も多いだろう。
特にフェニックス用にゲージを溜める何かモリガンフェニックスというチームは非常に寒いものの実際有効である。

技解説

+ 通常技
  • 弱P(ネックチェリッシュ(近立)、ディジーウィスパー(遠立)、セデュースタッチ(屈)、リトルギムレット(J))
    立ちPは発生が早く相手のラッシュを返すのに役立つ。
    しゃがみPはダークネスに繋げ易いが、ガードキャンセルされ易く、ジャンプPは発生が早く他の技へ繋ぎ易い。

  • 中P(ハードピアッシング(近立)、ギルティーシルエット(遠立)、エビルウィング(屈)、サプライズエッジ(J))
    近距離版はしゃがんだ相手には当たらない事が多い。遠距離版はリーチがあり牽制に有効だが判定は若干弱め。
    しゃがみPはリーチは短いが対空として意外に強力。ジャンプPは斜め下に強い。高い打点で当たるのでキャンセルでシェルキックに繋がる。

  • 強P(エクスタシークライム(近立)、スプラッシュリビドー(遠立))、ミステリアスアーク(屈)、オーガズムワイア(J))
    近立は真上に強いが、近立の認識範囲が狭いのであまり役に立たない。立ちPは攻撃範囲が縦に広くジャンプ防止に役立つ。
    しゃがみPはリーチが長く判定も強い。ただしスキは若干大きめなので空振りする事がある。ジャンプPは上と横に強く下にはさほど強くない。

  • 弱K(ナイトスウィープ(近、遠立)、サキュバスヒール(屈)、ハードエレクシオン(J))
    立ちKは立ちガード不能。リーチは短いが連打が効き固めに使える。
    しゃがみKは同じく立ちガード不能。立ちよりリーチがあり発生もわずかに早いので連続技を繋ぐのに役立つ。
    ジャンプKは攻撃が上向きなので空中戦を挑む時に使用。

  • 中K(レッグインパルス(近、遠立)、ダスクミラージュ(屈)、コケティッシュライン(J))
    立ちKはPよりリーチは短いが
潰され難く使いやすい。しゃがみKは立ちガード可能。
リーチはPより少し長い。ジャンプKは単発でも連続技でも使え、めくりも狙える優秀な技。

  • 強K(ネクロディザイア(近立)、ディープクレシェンド(遠立)、トワイライトループ(屈)、アトラクティブアングル(J))
    近距離版はヒット数が多く、ダークネスに繋げるのに活用できる。遠距離版は遠間の対空に使える程度。
    しゃがみKは立ちガード不可でダウンを奪えるが、食らい判定は通常よりも高くなってしまう。ジャンプKはリーチと威力がある上に横方向にかなり強い。
    『タツカプ』では→+強の特殊技になっている。
なおマヴカプでは屈弱K、J弱K、屈中Kがリリスのモーションに変更されている。スーシングティップ(屈弱K)、ハードポイント(J弱K)、センシャルインサート(屈中K)。

+ 特殊技、投げ
  • バーチカルダッシュ
    通常のダッシュより、縦方向に急な角度で行うダッシュ。途中で通常のダッシュ軌道に切り替える事も可能。
    『セイヴァー』以降は通常のダッシュからバーチカルダッシュに切り替える事も可能であり、前方と後方の両方に対応している。

  • シェルキック
    ガードされるとガードキャンセルの的だが追加攻撃が容易。ダッシュ攻撃→ダッシュ攻撃など、比較的ガードされにくい状況で使っていく。
    しかし『セイヴァー』以降ではまさかの削除。

  • シェルピアス
    『ハンター』以降から追加された、ダウン追撃。ダッシュモーションで相手の真上へ移動してから翼を足に巻き付けて尖らせ、相手を突き刺すように落ちる。

  • ムーントレイサー
    通常投げ。掴んだ相手を前方か後方に内股の要領で地面に叩きつける技。『セイヴァー』では若干威力が落ちた。

  • ブレストアンギッシュ
    『セイヴァー』から登場したキックボタン投げ。
    掴んだ相手を腕に巻き付け、棒状に変形させた翼の先から弾丸のように発射し、画面端に叩き付ける。技後は相手との間合いが離れる。

  • セクシャルエンブレイス
    空中投げ。掴んだ相手を、翼をスラスターのように変形させて上空へ持ち上げ、そこから回転しながら地面に叩き付ける。
    後述する投げ必殺技「ベクタードレイン」とは、“地上”か“空中”かの違いだけで技の動作自体は全く同じ。
    マーヴルVS.シリーズでは別の投げ技として、掴んだ相手の背中に乗りかかり踏み付けたままの姿勢でそのまま地面へ落下する技に差し替えられている。
    こちらの技名は不明(攻略本等では単に「空中投げ」としか表記されていない)。

+ 必殺技
  • ソウルフィスト
    射程のやや短い飛び道具。攻撃前後のスキは大きく本体がダメージを受けると消える。
    ES版は光弾が巨大化し威力がアップ。本体がダメージを受けても消えない。
  • 空中ソウルフィスト
    小ならほぼ真下へ、大なら斜め下へ飛ぶ。低空でも出す事ができ当たると追い打ちを決める事ができる。
    ただし射出後のスキが通常よりも大きいのでES以外は主にフェイントに使う。『セイヴァー』では多少使いやすくなった。

  • シャドウブレイド(GC可)
    ガードキャンセル対応必殺技。
    出ぎわに無敵時間があり空中ガード不能なので対空や割り込みに使える。判定はさほど強くないので主にGCで使う。
    ES版は上昇中完全無敵で威力も高いので非常に頼りになる。

  • ベクタードレイン
    全作品に共通する投げ必殺技。相手を掴んだまま空中へ飛び、掛け声とともに錐揉み回転しながら地面に叩き付ける。
    『ハンター』では使い所に困る技だが、『セイヴァー』では性能が大幅に強化された。

+ EX必殺技
  • バルキリーターン
    スラスターに変形させた翼で相手後方の画面外へ高速で飛び出したあとに、下半身にドリルと化した翼を纏いながら戻ってきて相手を攻撃する。
    コマンド入力時のボタンにより(『カプエス』では戻る前にレバー上下で)戻ってくる時の高度が変わる。
    戻ってくる際に再度ボタンを押さなければ攻撃する事なく着地してしまうが、それまでモリガン本体は無敵状態。
    『セイヴァー2』『ハンター2』のダークフォース中に出すと、帰ってくる際に3体に分身するが、この分身は攻撃を出すと消えてしまう。

  • ダークネスイリュージョン
    登場する対戦型格闘ゲーム全作品で使用可能なゲージ消費技であり、モリガンを象徴する技。先述通りのボタン順押しコマンドである。
    宙に浮いた状態で相手に突進し、食らった相手を自分と分身で挟んで左右から同時に乱舞を決める。
    相手が地上か空中かでヒット効果が変化する。
    『ポケットファイター』や『タツカプ』では分身の代わりにリリスが登場。
    NAMCOxCAPCOM』ではリリスと合流後に形態が変わる。
    『Xedge』ではリリスの「ルミナスイリュージョン」との協力技「トワイライトイリュージョン」が登場した。

  • フィニッシングシャワー
    『セイヴァー』以降に追加されたボタン順押しコマンドのEX必殺技。
    翼を弾丸と化し連続発射する。攻撃の発生が遅く当てるのが困難。
    『タツカプ』では普通のコマンドになった他、弾丸がミサイルと化している。

  • クリプティックニードル
    『セイヴァー』以降に追加されたボタン順押しコマンドのEX必殺技。翼を棒状と化して伸ばしヒットした相手を痺れさせてダメージを与える。
    『セイヴァー』では回復可能なダメージが極端に少なく、安定したダメージを与えられる。

  • アストラルビジョン
    『ハンター』以後に追加された技。『セイヴァー』のみダークフォース扱い。
    相手を挟んで反対側に姿も動きも左右対称の分身を作る。仰け反りがなくなるために通常では不可能な連続技が可能になる。
    攻撃時のヒット数はそれぞれ1発当てるごとに2倍になるが、攻撃力は通常時の半分になるため結果的に与えるダメージは変化しない。
    しかし飛び道具である「ソウルフィスト」と「フィニッシングシャワー」は例外。

+ 『ヴァンパイア』シリーズ以外の作品で使用可能な技(代表的なもの)
  • ソウルイレイザー
    『MVC』シリーズで使用可のハイパーコンボ。
    翼を巨大なレーザーキャノンと周囲に滞空するオプションに変形させ、レーザーを一斉発射する。
    攻撃判定の発生が早い上に有効範囲も広く、リュウの「真空波動拳」に匹敵する技。

  • シルエットブレイド
    『MVC』シリーズで使用可のハイパーコンボ。
    数体のリリスが順にモリガンの近くの地面から画面端まで連なりながら、「シャイニングブレイド」を放っていく対空技。

  • エターナルスランバー
    『MVC』のみ存在するボタン順押しコマンドのハイパーコンボ。3ゲージ消費技。
    投げキッスでハート型の光球を相手に向かって飛ばす。ヒットするとピンクのカーテンステージを覆い隠し、その間リリスと一緒に♡♡♡する。
    ハート型の光球はガード不能であるが、相手に避けられてしまうと技が発動せずに終わる。
    ゲージ消費量の割には威力も低い。所謂ロマン技。でもエロい
    ちなみに技名は和訳すると「永遠に眠れ! 永遠の眠り」。


MUGENにおけるモリガン

原作ドット系

+ 操氏製作 セイヴァー仕様
  • 操氏製作 セイヴァー仕様
MUGENではあまり見ない『セイヴァー』仕様のモリガン。
外部AIはkuron氏による5段階のレベル設定可能なものが存在し、現在はムゲぎこ氏によって代理公開されている。
この他に、がまん氏による声を田中理恵女史に変更するボイスパッチも存在したが、現在は動画ごと削除されている。
プレイヤー操作

+ PotS氏製作 CVS2アレンジ
  • PotS氏製作 CVS2アレンジ
原作のモリガンのグラフィックは16色という色数制限のためか不思議な色の使い方をしていて、
滲まないモニターで表示すると、髪の毛の部分などはだいぶ奇妙な色合いになっているのが分かるのだが、
P.o.t.s氏のモリガンは全ての画像が色数を増やしレタッチされていて、良くも悪くも普通な色合いになっている。
システムは歴代のカプコン格ゲーを織り交ぜたものとなっており(これは他の氏製作キャラも同じ)、
元のヴァンパイアのシステムであるチェーンコンボとダークフォースに加え、EX必殺技、避け、前方回避、後方回避、
ブロッキングガードキャンセル、スーパーキャンセルを搭載。
血のエフェクトはモータルコンバットのものを使用。
EX版ソウルフィストは相手を追尾するようになっているほか、
3ゲージ技のアストラルビジョンの最中は1ゲージ技が無制限に使えるようになる。
また、エターナルスランバーで同氏製作のダンにトドメを刺すと…。

厨忍氏が製作した11段階にレベル調節可能なAIも公開されている。
モリガンの特徴であるホバーダッシュで揺さぶりをかけつつ、アストラルビジョンによる華麗なコンボを決めてくれる良AIである。
なお、このパッチを適用するとゲージ技に性能改変が入るが、defファイルが分けられているので、元の性能のまま使う事もできる。

またsansa氏によってドットを新たに塗り替えた物に差し替えるパッチも存在する。

こちらにも田中女史の声に変更するボイスパッチが作られているのだが作者名等の詳細不明。

+ hsiehtm氏製作 MVC仕様
  • hsiehtm氏製作 MVC仕様
『MVC』ベースで、レベル変更可能なAIも搭載している。
ガードが硬く、コンボもしっかり入れる、海外キャラとしては珍しい堅実なAIになっている。
ただしゲージ技はぶっぱする。
コンフィグ設定が存在しているが、AIレベルを4段階に設定できるものの、ガード耐性に関する項目しか反映されておらず、
ゲージが溜まれば即座にぶっぱする思考を調整する事はできない。

+ Kong氏製作 ポケットファイター仕様
  • Kong氏製作 ポケットファイター仕様
例によってDEFファイルでeasy/medium/hardの3種類のCMDファイルでAIの強さを設定出来る(デフォはmedium)。
デフォルメ2頭身キャラながらmediumの段階で侮れない強さを発揮。
当然hardだとメチャ強、完全に凶クラスなのでトナメに出す際には上手く調整しよう。

+ 死門氏製作 NAMCOxCAPCOM仕様
  • 死門氏製作 NAMCOxCAPCOM仕様
現在は入手不可。
ナムカプドットなので動きは少ないが、ちゃんと必殺技の「ソウルフィスト」や「シャドウブレイド」、
そして超必殺技の「ダークネスイリュージョン」もきっちり搭載されている。
蓬莱氏の外部AIが存在したが、現在は公開されていない。
この他には、亜種ちゅ氏によるAIが本体同梱で公開されている。

+ KAZ氏製作 ポケットマスターモリガン
  • KAZ氏製作 ポケットマスターモリガン
2017年12月24日公開。ポケファイドットで製作されているが、スプライトは全て氏によるレタッチングが施されカラーリングがより綺麗に仕上がっている。
同氏作のマスターモリガン(下記のLi Kun氏製ドット仕様)が、
これまで「WinMUGEN非対応で新MUGEN版しか無かった穴埋め」というのがコンセプトとなっており、
ReadMeに「WinMUGENユーザー派の為だけに作った」と明記されている。
そのため動画使用の際に規約が設けられており、WinMUGEN以外のバージョンでの使用は完全NGであるので要注意。
外見はポケファイだが、その実はあくまで同氏製作キャラと同じく『MVC』ベースである。

+ 木。氏製作 UMVC3仕様
  • 木。氏製作 UMVC3仕様
2021年4月15日に公開された。『UMVC3』のシステムを再現したモリガン
ドット絵はPotS氏の物を使用しており、原作の仕様は概ね再現されている。
AIもデフォルトで搭載されており、飛行や空中ダッシュでステージを飛び回りながらソウルフィスト弾幕を張ったり、
飛行キャンセル、アストラルヴィジョン、Xファクターなど原作の特徴を遺憾なく発揮するAIとなっている。
おまけの特徴として7P~12Pでは性能が強化され、狂性能のキャラとも戦えるようになる。

CVSドット系(Li Kun氏によるCVSドットで製作)

『VS.』シリーズでの『ヴァンパイア』キャラは基本的にドットが『ヴァンパイア』シリーズの使い回しで、勿論モリガンも例外ではない。
しかし、以下のキャラ達はLi Kun氏がドットを『CVS』風に描き直した物で製作されている。
原作よりも頭身が高く、滑らかで均整の取れたドットはモリガンファンならずとも紳士ならば必見である。

+ Rolento氏製作 CVS2仕様
  • Rolento氏製作 CVS2仕様
WinMUGEN、MUGEN1.0両方で使用可能。
2010年頃に公開された『CVS』風ドットを使った最初のモリガンであるが、現在はサイトが消失してしまい入手不可。
『CVS2』仕様の再現のようでグルーヴシステムも搭載されている。
細かい相違点としてはカーディナルブレイドのコマンドが23623+Kではなく、236236+Kになっている点ぐらいか。
7P以降でリリス風モードとなり、カーディナルブレイドがスプレンダーラブに変更される。
グルーヴシステムには悪咲氏提供の素材が用いられているが、EXグルーヴは専用ゲージではなく、
Gal129氏のCVSキャラのように、搭載システムをconfig.txtで選ぶタイプとなっている。
AIは搭載されていない。

+ DivineWolf氏製作 PotS氏風仕様
  • DivineWolf氏製作 PotS氏風仕様
Li Kun氏製『CVS』風ドットで製作された2体目のモリガン。WinMUGEN、MUGEN1.0両方で使用可能。
システムはPotS氏仕様に近いが、ガードキャンセルの代わりにゼロカウンターが搭載されている。
2ゲージ・3ゲージ技ではカットインが表示され、二種類のブリスが追加されている。
7P以降でアレンジモードとなり、空中投げと2ゲージ技が変更される。
ちなみに、ダークネスイリュージョンの演出が他のモリガンとは異なる『タツカプ』仕様となっており、
フォルダ内にはボイスが『タツカプ』仕様になるSNDファイルが同梱されている。
AIは搭載されていない。

+ KAZ氏製作 MVC仕様マスターモリガン
  • KAZ氏製作 MVC仕様マスターモリガン
2014年12月24日に公開されたクリスマス限定キャラ
ファイル名の通り正式名称はマスターモリガンとなっており、ボイスは『MVC3』以降の田中理恵氏のものとなっている。
基本システムは氏の他のキャラ同様『MVC』仕様で、原作で登場したモリガンの技はほぼ全て搭載されており、
超必殺技発動時には大きなカットインが表示される。
カットインは全てパレットカラーに連動しており使用しているカラーが表示される。
勝利画面も7種類とバリエーション豊かで、さらに極め付きとして『MVC1』のリュウのようにモードチェンジが搭載されている。
これにより通常のモリガンとリリス風モリガンの2つの性能を同時に楽しめる非常に豪華なキャラとなっている。
ちなみにモードチェンジ用に専用ステコンの"RemapPal"を使っているため、新MUGEN専用キャラである。

また「アストラルビジョン」や「ダークネスイリュージョン」といった分身側は本体側と見分けが付くように色分けがされている。
例として本体がリリスカラーであるなら分身はモリガンカラーといった具合。
3ゲージ技「エターナルスランバー」は原作よりも大幅に強化され、ガード不能は勿論の事、技属性が投げ(T)属性になっており、
通常のブロッキングは不可能、さらに空中でも発動可能で喰らわせた相手を強制的に気絶させる上、
挙句の果てに自分のライフを300ポイント回復させるといった非常にえげつない性能となっている。
また「アストラルビジョン」使用中は一部超必殺技が強化され、
「バルキリーターン」が分身6体+本体1体の計7体で攻撃する「バルキリーイリュージョン」(元ネタはガンバード2でのボム技)になる。

リリス風の方は、原作のモリガンのコンパチ仕様そのままというわけではなく、通常技・動作関連が全てリリス本人の物に変化し、
必殺技に関しては原作のリリス風の技だけでなくリリス本人の技も使用可能となっている。
超必殺技は原作の「ブリリアントシャワー」とリリス仕様の「スプレンダーラブ」に加えて、
ポケファイの「パラサイトテンペスト」とリリスの「グルーミーパペットショウ」
(2018年9月25日更新版以降は大垣氏のリリスのものと同じアニメ番号に対応変更、もちろん旧来のアニメ番号でも引き続き使用可能)、
さらに先述のアストラルビジョン使用中なら、「スプレンダーラブ」が『MVC』の「シルエットブレイド」に変更される。
そして、追加3ゲージ超必殺技として瞬獄殺「マドカゴクヤ」(リリスモード限定)が搭載されている。
搭載した理由は「モリガンモードに3ゲージ技「エターナルスランバー」があるのに、リリスモードに3ゲージ技が無いのが不公平だから」との事。
ちなみにコマンドはダークネスと被らないように「弱K・弱K・→・弱P・強K」とPKが真逆になっている。

さらにその他の追加技には何故かキャミィのフーリガンコンビネーション(もしくは豪鬼の「百鬼襲」)に似た「サキュバスコンビネーション」、
ローグのパワードレインに似た「ドレインキス」(リリスモード限定)、「地獄の断頭台」、「サキュドライバー」(モリガンモード限定)や、
サキュバスター」(リリスモード限定)といった肉技にブリス技(リリスモード限定)、
相手を凍結させる当身技、さらに一撃必殺技として真・昇龍拳「ルミナスブレイド」が搭載されている。
さらには相手を自分と同じ姿に変えてしまう「サキュバスエヴォリューション」という技が追加されている。
そして無駄に特殊やられ特定相手とのイントロ対応の数々など力の入れる方向が凄まじい。
また、下記の子供化チェンジやゴールドカラー化や自爆の他に、人操作時限定で「セルフブリス」がある(ブリスというよりコスプレ)が、
これは無敵になる代わりに横移動以外の行動が出来なくなるという、完全に見た目を楽しむだけの隠しコマンド。
もう一度同じコマンドを入力する事で元に戻る。

氏恒例のConfig.cnsにて10段階のAIを始めとした様々な項目を設定可能。
フライングカウンターの設定やブロッキングやアドバジングガード、上記の凍結当身技、
『UMVC3』で猛威を振るったソウルフィスト飛行キャンセルの自重度等も設定できる。
上記の同氏製作WinMUGEN版ポケファイ仕様とは別に子供化(ポケファイ姿)にする事も可能で、
子供化させると何故か常時投げ無敵でステート奪取系も無効化。
更にReversalDef系(当て身)でステートを取られた場合は即座にステート抜けが発動と絶対に投げられない仕様になっている。
被空中喰らい時無敵も仕様として付いている。

さらにシークレットコンフィグという項目にて、他のキャラでいう12Pカラー相当の強化モードがこのシークレットコンフィグで設定ができる。
このモードでは某軍人バグ技が使えるようになり、
ノーマル状態でも相手が飛行等の上空退避で逃げ勝ちを狙うキャラにはAI限定で発動する。
他にはサイクロッペスガイルズゴンザレズといった、多数分身系の数の暴力による分身の数の設定や、
ユニークなものでは通常やられ時(対応してる特殊やられ時以外)のを某配管工みたいな演出にしたりも出来る。

1キャラで2キャラ分(子供化キャラ分含めると3キャラ分)あるようなもので、
更に特殊やられ・特殊イントロ対応で多くの画像ファイルや記述を用いている為か、かなりの容量の大きさを誇る。
2018年時点でスペック不足になるようなPCはあまりないと思われるが、古いPCで使う際は処理オチ等に注意。

Ver3.02(2018年9月1日)以降、氏が独自搭載したオリジナル技や、モリガンが出演してない作品からの輸入技がデフォ状態では使用不可となっている。
どの技が該当してるのかはコンフィグ項目に書いてあるのを見た方が早いだろう。

Ver4.00(2020年5月23日)以降、サキュバスエヴォリューションの仕様が大幅に変更され、
これまで1対1でしか発動できなかったのが、相手が二人以上いたり、自分にパートナーがいる状態でも発動可能となった。
それに伴い対象は相手二人と自分の相方にも変身させる事が可能となっている。
その一方で対象があくまで女性キャラでしか発動しない仕様に変更されており、男性キャラに用いてもブリス状態にするだけで発動しない。
また、2対2の試合において同キャラタッグか相方を変身させている状態で、
「サキュバスター」&「サキュドライバー」をそれぞれ発動させると「サキュバスドッキング」になる。

+ BeterHans氏製作 Awakened-目覚め-モリガン
  • BeterHans氏製作 Awakened-目覚め-モリガン
当初はMUGEN1.0専用だったが、2016年3月11日更新版より完全にMUGEN1.1専用となっている。
KAZ氏製と同じく、モリガンモードとリリスモードの切替えができ、それぞれの技に変化する。
ただしあちらは切替の際にゲージが必要なのに対し、こちらは『ZERO』シリーズでののような流派切替式でノーゲージでいつでも変更可能。
また最新版ではデフォルトでAIが搭載された模様。
レベルはMUGEN本体の設定に連動しており同氏作キャラ同士のAI対戦時にはハンデ差を設ける事はできない。
AIは一定時間経過後、体力差が上回ると上空へ退避し「時間切れ勝ちを露骨に狙う」行動を取り対策が施されていないキャラはその時点で詰みとなる。
一応対応策として挑発(StateNo=195)を検知させると、この行動を中断して降りてくる様になっているが、
そもそも挑発自体が未搭載であるキャラや、
AI挑発させるようにプログラムされていないキャラにとっては詰み状態である事に何ら変わりない。

また、更新により相手を強制的にボーナスステージに切り替える演出技が追加された。


これらの他に、かつては極普通なトナメ開催者の極の人がPotS氏のものを元に製作したD=Morrigan(通称「黒森」)という神キャラや、
改変キャラとして『MVC3』のモリガンと中の人が同じ某第一ドールが作られていたが、いずれも公開停止。
また、2021年にはSTAND USER氏により『JUS』風ドットのちびキャラが公開されている。
DLは下記の動画から

出場大会

+ 一覧
+ モリガン・アーンスランド
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
+ マスターモリガン
【マスターモリガン】

出演ストーリー

+ 一覧

プレイヤー操作

実況付きP操作 Tarie配信(334キャラ目操作キャラ、操氏製)

その他



*1
開発初期、モリガンはヴァンパイアであったが、
妖艶なイメージが欲しいという事でサキュバスに設定が変更された。
サキュバスなのに吸血鬼に付き物であるコウモリを連れている理由もその名残だとか。

*2
ネヴァン、マッハと並び三位一体神とされている。
この名前ネタつながりで同じくカプコンの『Devil May Cry3』に、
雷と蝙蝠を操る悪魔(淫魔?)「ネヴァン」というキャラクターが登場していたりする。
こちらもモリガンに負けじとほぼ全裸の格好で大変エロい
(具体的に言えば、上半身裸で肝心な部分を隠すのは長い髪の髪ブラだけ)。
是非ともいつかモリガンと競演して欲しいものである。

*3
実際、フランク/スクラル/ハガーでチームを組み、モリガンを屠る猛者もいてしまったりして、
この3人の中でも特に動きが鈍重で機動力の乏しいハガーで上下左右からくる弾幕を受け止めつつ、
メトロシティ謹製のスチールパイプを叩き込んでいる。
彼曰く「モリガン:ハガーはハガー有利」だとか

「変わらぬ時を過ごすのは 死よりも恐ろしい……そう思わない?」


最終更新:2023年10月12日 22:06