ヒロ



「魔界粧・轟炎ッ!!」

 好きな物:魔族の誇り
 嫌いな物:英雄気取りの人間
 身長:156cm

アイディアファクトリー社のシミュレーションRPG『スペクトラルフォース』における元祖主人公にして、
ネバーランド関連シリーズの「看板娘」と呼べる存在。男っぽい名前だがなに、気にすることはない
あと機関車ではないし金色のライターを拾ったりはしない。

天界よりネバーランドへ降り立った三柱神の一柱・魔王ジャネスと、マリアという人間の間に生まれた半人半魔で、
魔王の血筋による強大な魔力を有し、魔族の冷酷さ(ツン)と人間の優しさ(デレ)を併せ持つ少女。
火炎魔法を得意とし、魔界より呼び寄せた炎で全てを焼き尽くす。通り名は「爆炎の申し子」。
魔力や戦士としての実力は世界最強クラスで、ネバーランド大戦期屈指の名将として名高い。
愛用の武器は、最高級魔剣の一つで斬った相手の魂を刈る事ができる鎌「ゲート・オブ・ヘヴン」
(ネバーランドの世界観では強大な力をもつ武器は、銃だろうが鎌だろうが「魔剣」と呼ばれるため誤字ではない)。
象徴的な髑髏を模したような異形の腕(正確には左腕)は甲冑の一部や装飾品などではなく、
人間達による魔族への迫害の最中、友人を庇った際に切り落とされた腕を自身の魔力で再生させたもの。
必殺技使用の際、いわば銃口となる部位でもある。
身長は低めで揶揄される事もしばしば。

+ ネバラン歴史上での活躍:フォース時代(第一次ネバーランド大戦)
父ジャネスが勇者シフォンに討たれた事で、魔王の威光によって危うい安定を保っていたネバーランド大陸は戦火に包まれる群雄割拠の時代を迎える。
残されたヒロは姉であるプラーナが雇った傭兵(忍者サトー・科学者チク・騎士ザキフォン)を率いて新生魔王軍として蜂起。
その戦争の最中、死亡した母マリアの体を使って神に作られた天使を自らの手で討つ事になる。
その後勢力を伸ばすも、内包した旧魔王軍勢力が叛意を示し瓦解寸前となった所を、兄ジャドウによって壊滅させられる。
新生魔王軍の武将達は散り散りとなり、首魁であったヒロはサトーと共に行方を眩ました。
その後東国ムロマチ(日本のような所)がシンバ帝国を旗揚げしてから暫く経って、サトーと共に亡命。
魔王軍との再戦で怨霊となりかけたジャドウをリトル・スノー(ジャドウの嫁、ヒロの親友、ロゼの母)の願いにより、彼女共々冥界に封印する
(50年後ぐらいに二人とも復活するが)。
なお、ルートによってはジャドウ怨霊化の原因は、ヒロとジャドウの決闘中に、勇者シフォンが後ろからジャドウを刺すというものになる。
このシリーズの勇者(ポジション)は大体どいつも(結果的に)ロクな事をしない
シンバ帝国が大陸を統一してからも暫く籍を置いていたが、皇帝となったシンバの死後、魔族への迫害を強める帝国を見限り出奔。
北の地で眠りに就き、以後三十年以上もの間を永久凍土で過ごす。
十数年後が舞台の『ジェネレーションオブカオス』にも登場するが、こちらは正史に含まれていない。

+ ソウルズ時代(天魔王封印~コア・エレメンタル争奪戦)
三十年後、世界の異変を察知し永久凍土より目覚めたヒロは、ネバーランドに召喚された異世界人アキラとその一行に協力し、
天魔王ヴァ・アルドゥクの討伐戦に参加。
彼らと共に天魔王を討ち、戦いを終えた後白いヒヨコ虫シロと共に世界を巡り、今の時代に父の力が必要かどうか見定める旅に出る。
一年後、続く七年戦争では兄ジャドウの娘であるロゼが治めるネバーランド皇国軍に客将として力を貸す
(ルート分岐によっては自軍を離反し、敗北後自害する事もある)。
この頃は、世界中で戦争が起こっていたため、世界を平和にするには父ジャネスの力が必要だと考えていたが、
過去共に戦った仲間と一緒に行動している内に考えが変化し、
最終的には復活した父と自分の中から出てきた魔族寄りの思念体を倒し、決別している。

終戦後はローゼス解放軍代表であるリューンエルバ(女の子好き女教師)に誘われる。
自分の寿命(父と姉は4桁、兄は3桁の年齢)を考えて一度は断っているが、結局学園都市ヴァラノワールに在住(同棲?)している
(ちなみに、この女教師も女神の転生体なので寿命は長い様である)。
後の関係者曰く「毎日絡まれて大変みたい。ヒロ姉さまも半分楽しんでるみたいだけど」との事。
この時点で80歳ぐらい。立派なおばあちゃんな筈だが、何故かそう呼ばれる事は少ない。

七年戦争の15年後が舞台である作品、『ブレイジングソウルズ』には、EDのイラストには出るが本編は未登場。
イベント等が追加されたXBOX版ではジャドウが仲間になり、性格も丸くなった事もあって、
ヴァラノワールを訪れた際に「会っていかないのか?」とスノウに言われるが、これも断ったため出番は無かった。
そして、PSP版では人気キャラとしてヒロ、ロゼ、リューンエルバの追加が発表された。
……が、 シナリオ無しのクローン だった。
しかも「倒せば仲間になるぞ」「何だそりゃ?」「まぁ、お約束と言う事で」という仲間の会話もあり、
「仲間になるだけ」と言う事を公式でネタにしていた。

この作品以降、歴史上の戦いに参加していないものと思われる。
135年後の『フォースジェネシス』に彼女と思しきキャラが登場しているが、現在では判別不可能である
(ヒロがジェネシス数年前に行方不明にはなっているのは確か)。

普段は非常に強気(たまに殺伐)だが、母親と対峙した際に「母様、ヒロは弱い子です。戦いはもう嫌」と言ったり、
リューンエルバに誘われた時には「変なこと言わないでよ」と言ったりと、油断すると女言葉が出る。
恋愛については「私は大魔王の娘だから」「こう見えて結構な歳」と言う辺り、「好きだから身を引く」タイプ。
一応番外編的作品『メイマイ騎士団』ではヒロエンドが何故か存在するが、それも割とあっさりめであった。

(好きだ)
(フォルト…)
(大好きだよ)


ちなみに戦闘力は公式でも明かされておらず、胸当てのためか年齢に関係なく作品によって異なる。
もしかすると伸縮自在なのかもしれない。

『スペクトラルフォース』シリーズではトップクラスの武力と平均以上の知力を併せ持ち、
強力な専用必殺技も備える某SLGの関羽に比類する第一線級の優秀な武将。
さらに専用イベントも多数あり、非常に多くの優遇措置が与えられているものの、
一方で忠誠心が低いため引き抜きやすく寝返りやすいという特徴も備えている。

『ジェネレーションオブカオス』や『スペクトラルソウルズ』では、眠りに就いた彼女を隠しキャラとして仲間にする事が可能である。
『ジェネレーションオブカオスIV』でも、ルートによっては異世界から召喚された『I』~『III』の主人公共々彼女を仲間にできる。
その際、ロゼエリル達は召喚直後にラスボスに術をかけられ、操られた状態で主人公に襲いかかってくるのだが、
彼女だけはその術を簡単に跳ね返してしいたりする。…まあ彼らより30も年上だしね。
しかし、やけに性格が好戦的になっている。

IF作品のお祭りソーシャルゲーム『メガミラクルフォース』にも登場しているが、
同作では『超次元ゲイムネプテューヌ』シリーズの主人公ネプテューヌ
フュージョン・フォース(合体)した「 ヒロテューヌ 」なるキャラが登場している。

参考(IF公式ネバーランド年表より参照)
年齢 登場作品(?)
9歳 スペクトラルタワー2(死神)
14歳 爆炎覚醒ネバーランド戦記ZERO
17歳~ スペクトラルフォース等
20歳~ スペクトラルフォース~愛しき邪悪~等
40歳 (ひきこもる)
50歳 ジェネレーションオブカオス等
54歳 ジェネレーションオブカオスIV
72歳 スペクトラルソウルズ
73歳 スペクトラルソウルズ2
98歳 ブレイジングソウルズ
221歳? スペクトラルフォースジェネシス


格闘ゲーム『スペクトラルVSジェネレーション』におけるヒロ

『スペクトラルフォース』シリーズと、その後世の『ジェネレーションオブカオス』シリーズの登場キャラが対峙する2D格ゲー、
スペクトラルVSジェネレーション』にも主人公枠で出場。
歳も考えず魅惑のヘソ出しスタイルである。
飛び道具設置・対空・ワープと技は一通り揃っており、Cボタン攻撃の判定も強い。
空中の相手にC昇竜からいける永パ(通称「足コキ」)もあり、キャラランクとしては上位に位置する。
所謂暴走キャラの「ヒロ2」(魔粧覚醒ヒロ)もいるよ!

開幕昇竜が当たると死ぬゲーム


MUGENにおけるヒロ

IF氏が製作したものが存在していたが、現在は代理公開先のサイトが削除されており入手不可。
システムや必殺技関連を一通り実装しており再現性は高い。
弾き類似システムの「カオスブレーキング」や、特定の攻撃を当てたときに相手の動きを遅くさせる「時の封印」等も搭載されている。
特に、体力1/3以下・1ゲージ以上ある時に発動できる「爆炎覚醒」は、一定時間ゲージMAXにできるため非常に強力。
この爆炎覚醒は、原作と違い通常攻撃にガード崩しが付く効果が無い(これは他スペジェネキャラも同じ仕様)。
さらにアレンジとして前述の魔粧覚醒版の超必殺技も搭載している。

AIもデフォルトで搭載されており、飛び道具を使わず積極的に前に出る戦法を得意とし、小技からの超必や連続コンボを繰り出す。
…が、この積極性が仇となって弾幕系とは相性が悪く、一方的にやられる展開にもなりやすい。
また、体力が少なくなると前述の爆炎覚醒を使い、ヒットするまで3ゲージ技を連続使用する。
言うなればあなたがッ 受け取るまで 超必をやめないッ!モードである。
しかも3ゲージ技は動作中完全無敵であるため、相手はじっとガードして嵐が過ぎるのを待つ他ない。
受け取ってしまったらクーリングオフはできません。合掌しましょう。技終了後も残り時間があれば2発目が待っています。
しかし、3ゲージ技の「ラスト・ヘブン」がロック系必殺技なために、
相手がアーマー持ちだと初撃をヒットさせる事ができず、延々とダッシュを繰り返すお茶目さも。
なお、同氏の最新版ロゼにこの「何度も奥義」を封印し、ラスト・ヘブンの性能も変更されるパッチが付属している。

また、ボイスを『カオスウォーズ』版にするパッチが公開された。
『カオスウォーズ』版のCVは、新世紀エヴァンゲリオンの惣流(式波)・アスカ・ラングレーや、
ストリートファイターZERO』、『ストEX』の春麗等でお馴染みの 宮村優子 女史である。
後の更新により、AIを導入すると前述の性能に変更されるようになった。

さらに、通常必殺技をヒロ2っぽくするパッチもラルフォイ氏によって公開された。

この他にAzmix氏による外部AIも公開されており、こちらは細かい調整ができる仕様になっている。
なお、同氏は上記ボイスパッチに手を加えた、本AI対応のボイスパッチも製作している。

……流石は看板娘、愛されている。


マイナーながら緻密な世界観とキャラ設定でコアなファンは少なくないが、一般的な知名度はやはり低く、
且つこの作品群の大半がSLGで、格闘ゲームは上記の『スペクトラルVSジェネレーション』のみであるため、MUGEN界での活躍の場はまだ少ない。
しかし、数少ない出演動画ではやたら濃い登場人物達に振り回されるポジションを与えられる事が多く、
ニコMUGEN界隈では中々の知名度を得ており、視聴者からは「ヒロさん」と「で呼ばれている。
そんな中、気さくな喫茶店のマスターとして主人公達を見守っていたり、強敵としてシリアス回に出演したりと、
重要な役所に抜擢されているストーリー動画も少なからず存在する。

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み

出演ストーリー



最終更新:2021年02月12日 19:51