ロックマン






「Dr.ワイリーめ!

 絶対に許さないぞ!」

+ 担当声優
椎名へきる
アニメ『星にねがいを』、OVA『がんばれロックマン 地震用心・火の用心』、『パワーバトル』、『ザ・パワーファイターズ』
折笠愛
『8 メタルヒーローズ』『バトル&チェイス』『スーパーアドベンチャー』『スーパーロボット大戦X-Ω』
小椋美輝
『ガンスパイク』
福原綾香
『ロックマン11』『ロックマンX DiVE』
藤野かほる
MARVEL VS. CAPCOM』シリーズ(ロールと二役)
小林由美子
『ロックマンロックマン』

言わずと知れた『ロックマン』シリーズの主人公。
DRN.001、即ちドクターライトナンバーの一号機で、元はお手伝い用ロボットだったが、
Dr.ワイリーの世界征服を阻止するために自ら志願して戦闘用に改造された。
念を推して記述するが『X』『DASH』『EXE』等の姉妹作品での「ロックマン」と彼とは別人である。*1

英語で訳すると「岩男」となり(語源を考えると明らかに誤訳だが)、この愛称で呼ばれる事も多いが、
海外では「MegaMan(メガマン)」の呼び方に変更されている。*2
これはカプコンUSAの当時の役員が、海外発売に当たって「ロックマンって名前ださくね?」と感じたかららしい。……まあ「岩男」じゃ仕方ない
(他にもROCKMANは麻薬常習者の意味だからとかアンプの登録商標と被るからとか、
 岩を投げるのがガッツマンで弾を撃つのがロックマンでは混乱の元だとか、
 マーベルコミックがゴールデンエイジの頃に描いたヒーローと被るからとか諸説あるが、これらはファンの推測に過ぎない模様)。
実は元々『鉄腕アトム*3のゲームとしてスタートした企画だったが、ポシャってオリジナルものに変更されており、
その時の名前は、相手の武器を奪うと体の色が七色に変わる「レインボー戦士ミラクルキッド」だった。
それが紆余曲折を経て、最終的にロックマンという子供達に分かり易いシンプルな名前に落ち着いた。

ちなみにコミックボンボンの漫画『へろへろくん』にて、
「絶対魔拳法最終奥義 著作拳 (くち)ックマンバスター」というロックマンのごとくバスターをぶっ放す技が登場している。
……え、パクリだって?ま、まぁ『へろへろくん』も『ロックマン』もボンボンに関係あるから多少はね?
同誌で過去に連載された『戦え!? バトンQ』に至っては、
(マス)ックマン」なるヒーローの顔を奪った怪人がバスターからシャンプーやホースをぶっ放し、作者が担当編集から心配されるコマが小さく挿入されている。
絶版マンガ無料公開サイト「マンガ図書館Z」で公開中なので、気になった人は読んでみると面白いだろう。

基本的には平和を愛する心優しいロボットであり、たとえ敵であっても命を奪うのは好まない……はずである。少なくとも日本版では。
かつてコミックボンボンで連載されていた池原しげと氏版の漫画版ロックマンシリーズでも、ちょっと口が悪い程度で基本的には優しい性格だった。
だが懲りないワイリーに第一作ではマシンの残骸からワイリーを助け起こして諭していたロックも次第に態度を硬化させ、
『5』までのアトムに似た顔から原作に近付いた『6』~『7』辺りでは更に攻撃的になり…。
+ アシモフ涙目
以下は、池原しげと氏による漫画版『ロックマン7』にてワイリーを撃破した直後のやりとりである。

「すまん、もうしないから許してくれ…」
「もう騙されないぞ、Dr.ワイリー!」(バスターをチャージ)
「う、撃つのか!? ロボットであるお前が、人間のこのワシを!」

……ここまでは良し。
その後、日本版では無言でバスターのチャージを解除し、漫画版ではゴスペルが妨害するのだが、問題は海外版である。


"I am more than a robot!! Die Wily!!"

「俺をただのロボットだと思うな! 死ね、ワイリー!!」……訳すなら、こんな所だろうか。
戦闘用への改造を自ら志願するようなお手伝い用ロボットは確かに「ただのロボット」とは思えない
流石メガマンさん! ロボット三原則*4なんか知ったこっちゃねえ!!
まぁ、これまでのワイリーの所業を考えると気持ちは分からんでもないが
なお、どちらのバージョンでもこの直後ワイリー基地が崩壊を始め、ワイリーはフォルテによって救出されるため安心(?)して欲しい。

+ ちなみに
この画像は「こらしめてやる!」のセリフを改変したコラだが、その直前に
「ロボットは人間を傷つけちゃいけない!だがお前だけは別だ!
と、どちらにしろ三原則に抵触する発言をしており、
また『ワールド2』の漫画でクイントを明確に破壊した後、
「未来に止められるものがいなくなったから」という理由で撃とうとし、
タイムマシンで逃げようとしたワイリーを結果的に消滅させた事がある。
まぁ、撃とうとした程度で終わっただけマシかもしれない…(後述)

+ 殺っちゃったZE☆
ちなみにこれは全くの余談だが、それ以前に『ロックマン4』では本当にワイリーを倒す事が出来る
最終ステージの一つ前、ワイリーマシン4号を撃破し脱出するワイリーに対して全体攻撃であるレインフラッシュを使用すると、
バシュッと軽い音を立てて雑魚敵と同じエフェクトでワイリーが消滅する
ただし、それをやってしまうとゲームが進行しなくなり、完全にハマる。対処方法はリセットボタンを押すか電源を切る事のみ。
ロボット三原則を破った代償は重かった。

+ 実は公式で既に殺ってた件
『ロックマンワールド2』ではなんとEDで土下座もせずに逃げていったワイリーのUFOをワイリーマシンから手に入れたミサイルで攻撃
直撃を喰らったワイリーのUFOは大気圏に突入して大爆発を起こすさらばワイリー

…そして『ロックマンワールド3』では何事もなかったかのようにワイリーがまた世界征服を目論む
なんで生きてるんだこいつ…と思うかもしれないが、
無印『3』のエンディングでも瓦礫下敷きのまま放置(寸前に逃げたとかではなく助け出せないのをブルースが確認済み)され、
続編の『4』で「今度は別の科学者Dr.コサックが世界征服を始めた」というストーリーを大半のプレイヤーが自然に受け入れた。
……というほどの死亡確定状況でありながら、終盤で「実は生きていた」とあっさり再登場している。
それでもこの場面が話題にされるのはやはりロックマンが本気で殺意を持ってワイリーを殺しにかかっているからであろう。
まぁ、クイントの末路を見たらキレるよな
それはそれとして、ワイリー博士は本当に人間なのだろうか…と言いたい所だが、
『Xシリーズ』のサーゲスやアイゾックの存在を考えると、本当に人間を辞めていたこっちではない)のかもしれない。
ぶっちゃけギャグ補正だろうが

また有賀ヒトシ氏によるコミカライズ『メガミックス』シリーズでは、ワイリーをロックマンが射殺するという衝撃のシーンが描かれるも、
念のため影武者ロボットを用いていたワイリーは辛くも生還、さらに自分を殺そうとしたロックマンの正体に気付く……という展開があるため、
ゲーム本編でも同様に影武者を使っていた可能性は高い。


原作設定など

機能詳細

身長132cm 体重105kg 人間年齢にして10歳前後。
名前の由来は「ロックンロール」から。
頭には超小型電子頭脳、体にはEPロムと基板、超小型R.S.動力炉(ライトソーラーパワーパイル)を内蔵。頭から太陽エネルギーを取り入れ動力源とする。
関節は磁力関節。耳にはキャッチ用の3つの穴が空いている。
足のサスペンションと空気圧力ポンプにより、ジャンプ調整やスライディング(『ロックマン3』より)が可能。
ちなみに足裏の赤い穴から圧縮空気を出す事でジャンプしている。
腕は戦闘時に拳が収納されて銃口が飛び出し(その所要時間はわずか1/1000秒)、
太陽エネルギーを圧縮した弾「ソーラーブリット」を放つ武器「ロックバスター」に変形する。
両腕ともバスターに変形可能だが、エネルギーが強力なため、一度に片方ずつしか撃てない。
後にエネルギー増幅装置が装備され、太陽エネルギーを凝縮した「チャージショット」の使用が可能になった(『ロックマン4』より)。

ロックバスターの武器可変システムにより、倒したボスの武器チップをロックバスターに組み込む事で、様々な武装を使用できるようになる。
特殊武器を切り替えるとロックマンの色が変わるが、これはボディのコーティング素子がプリズム状になっており、
特殊武器装備時にR.S.動力炉から発生する特殊な波長がその屈折率を変えるためである。
さらに犬型サポートロボット「ラッシュ」と合体する事ができ、『ロックマン6』ではパワーロックマン・ジェットロックマンに、
『ロックマン7』ではスーパーロックマンへとパワーアップする。

そして、『ロックマン11』ではワイリーに対抗すべくロボットの能力を飛躍的に上昇させる禁断の装置「ダブルギアシステム」(の試作品)が組み込まれた。
超速度と超破壊力の強力な能力を発動できるが、使いすぎるとオーバーヒートを起こす危険性を孕んでいる。
ロックマンが使うスピードギアは周囲が遅くなる事で相対的に早く動ける事で表現される。
元々ワイリーが大学時代に研究していたが、あまりの危険性に封印されたという曰くつきの代物である。

(以上wikipediaより一部改訂して転載)

シリーズ内キャラクターとの関わり

妹的存在のロール、DRN.000の兄にあたるブルース、名犬ロボットのラッシュ、
アイテム運搬ロボットのエディ、鳥型支援ロボットのビート、猫型支援ロボットのタンゴ、間の抜けたロボットのライトットとたくさんの仲間がいる。
ワイリーによって作られたフォルテとはライバル同士である。

+ ロックマンのその後について
彼の未来の姿は(と言っても数年から数十年後だが)、戦闘能力を完全にオミットし本来の存在意義に戻ったお手伝いロボットである。
そんでもって『ロックマンワールド2』にてタイムマシンで未来に乗り込んだワイリーと結託した未来のワイリーに捕まって洗脳&改造される。
名も「クイント」に改められボスキャラとして登場する事に。その後の経緯は不明となっている。
ただし100年後を舞台とした『ロックマンX』の時代では、ロックマンを含め本シリーズのロボット達は、存在をする描写は一切されていない。
『9』にて「活動制限期間を過ぎたロボットは原則“処分”する」という法律が定められている(『ZX』設定の逆輸入?)事が判明したので、
大破などをしてなくても存在できている可能性はとても怪しくなってしまった。

ちなみに『ロックマンX』の主人公であるエックスとゼロは、製作時期が本シリーズに近い時系列となっており、
逆にそうなると何故そのような法律があって彼らが100年後も存在できているのかという疑問が出てくる。
とはいえカプセルに封印されていたエックスも、レプリロイド達に発見されるまでの足取りがさっぱり不明なゼロも、
当時の世の中に存在が認知されていたかすら怪しいのだが
(『ロックマンX コマンドミッション』は『X』シリーズの約100年後になっているが、
 本作は『ゼロ』シリーズとはパラレルという解釈が一般的)。
そもそも法律なんて変わる可能性もありうるし(法律にも「原則」と明記されているし)、
現行でもどこまで拘束力があるかどうか不明(『7』のロボット博物館みたいな例もある)なので、
どんな説も現段階では憶測の域を出られないのが現状である。

昔は「『ロックマンX』の“X”とは“10”、即ち『ロックマン10』でもある!」という説もあったのだが、そんな事は無かった模様。
しかし『8』で悪のエネルギー、『9』でのワイリーの募金活動や明確なロボットの活動期間制限、
『10』では「ロボットエンザ」なんてΣウィルス(厳密にはロボット破壊プログラム)を連想させる展開もあるものの、
系列作品との関連や伏線回収など、シリーズの設定やストーリーの全容は今なお見えておらず、
そのミッシングリンクはファンの想像力を掻き立てる大きな要因となっている。


格闘ゲームへの出演

MARVEL VS. CAPCOM』より登場。
特殊武器は『2』のウッドマンのリーフシールド、『8』のテングマンのトルネードホールドやロックボールを使用。
超必殺技ではラッシュやビートが変形し、それに乗り込んで攻撃したり、合体してマジンガーZぽくフルパワーになったりする。
家庭版『MVC』ではラスボスを倒した際にマグネティックショックウェーブを獲得した「マグネティックロックマン」が使用可能。
ただし変更点は色がマグニートーカラーになり超必殺技にマグネティックショックウェーブが増えた点のみ。
また挑発やアシスト攻撃終了後ポーズが非常にムカつく。考えたデザイナーすらもムックでそう書くほどであり、
相手をイラつかせる効果は恐らく、シリーズどころか格闘ゲーム史上でもかなり高い部類に入ると思われる。
+ ロックマンにヒーローっぽいイメージを持ってる人は見ない方が良いかも

(#^ω^)…………

2012年3月8日発売の『ストリートファイター X 鉄拳』のPlay Station3/PS Vita版限定では、
ロックマン…じゃなくてメガマンが参戦してしまった

+ その証拠がこれだ…(by 三島一八)123!
恐るべき事にこのメガマン、今なお伝説として語られている海外版初代パッケージイラスト準拠のデザイン*5になっている。
そのせいで、コスプレしたただのオッサンと化している。

本人の設定としては、ディグアウターを職業としている熱血漢だが非常に律儀で礼儀正しい性格のオッサンの様だ。
いつも相方のロールの無茶な指令に振り回されているらしい。
そのため、設定自体はどちらかというと『DASH』寄り。

+ しかし…
発売直後にメガマンが浮遊しそのまま上昇してしまうというとんでもないバグが発覚。
体力を少しでもリードした後にこれを使うと、そのままタイムオーバーで逃げ切ってしまえる凶悪なバグ技である。

こぼれ話になるが、本来はXBOX360版限定キャラクターも存在していたが、
タイミングの関係やらなんやらでお蔵入りになっている。
もし実現していれば『Halo』シリーズのマスターチーフや、『Gears of War』シリーズのマーカス・フェニックスが参戦していたらしい。

また、『ロックマン』25周年記念および『ストリートファイター』シリーズ25周年記念として製作された、
カプコン公式のフリーゲーム『Street Fighter X Mega Man』では、
ドット絵で描き起こされた『ストリートファイター』シリーズの登場キャラとロックマンが戦うというストーリー。
もちろん倒せばそれぞれのファイター達が使用していた技を使う事が出来る。
『ロックマンX』シリーズではお馴染みだった波動拳を、ようやくロックマンも使えるようになったのだ。


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおけるロックマン

2014年、任天堂の人気オールスターゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズの『for WiiU』『for 3DS』にゲスト参戦
参戦PV

その衝撃的な参戦は日本はもちろん、海外で凄まじい大反響を呼んだ。
ある者は喜び、ある者は「Mega Maaaaan!!!!」と叫び、ある者は泣いて家具をぶっ壊しながら彼の参戦を喜んだ。
その狂喜乱舞ぶりは「ロックマンの反応シリーズ」でタグ検索して見てみよう。

移動やジャンプ、攻撃方法がロックバスターや武器可変システムによる攻撃であるなどの原作再現が施されているキャラ。
モーションは立ち状態やジャンプ、攻撃も含めてほとんど『2』の彼が素体。また桜井政博氏曰くマヴカプでの技も参考にしているとの事。
FC時代の作品が元になっているからか頭身はやや低めな他、ボイスもついていない。
各種攻撃や必殺技に原作で使った特殊武器やアクションが割り振られており、またラッシュを召喚して大ジャンプする事も可能。
ちなみにカスタマイズ必殺技も『1』~『8』までのボス武器(+ビート)で構成されている。だが『9』~『10』の特殊武器は無い……
と思いきや、最後の切りふだの始動技が『9』のブラックホールボムとなっており、これに相手を巻き込む事で最後の切りふだが発動する。

+ 各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
各種必殺ワザ(以降「B」と表記)
円盤状の刃を投げる。上下前後斜めの8方向に投げ分ける事が可能。
地形に当たると刺さって投擲アイテム扱いとなり、斜めには投げられなくなる他、ロックマン以外も持てる。
画面中にメタルブレードは一つしか置けないため、原作宜しくメタルブレードを連射したりという事は不可。
原作通りの設定だとサンダービーム共々無法すぎるから仕方ない

  • ラッシュコイル(上B)
ラッシュを呼び出し、バネで大きく跳び上がる。
攻撃力を持たないため基本的に復帰用だが、他のキャラの上Bと違い尻もち落下にならないという強みがある。
また、ラッシュは一定時間その場に残っており、ロックマン以外も乗る事ができる。

一定時間4枚の葉っぱのバリアを展開するワザ、通称リフシ。
弱めの飛び道具程度なら相殺する事ができ、1枚2%のダメージで敵にもヒットする。
ボタンを押すと前方に発射するので飛び道具としても使用可能。
攻撃判定を纏いながら行動できるので一見なかなか強そうに思えるのだが、
展開中は掴みとリーフシールド発射以外のワザが出ないという非常に辛い欠点を持つ。
展開しながら吹っ飛ばされ、上Bを出そうとしたらリフシを投げながらなすすべなくティウンする様はロックマンを使えば誰もが経験するはず。
更に一度出したら消えるまで待つかリフシを投げるか掴むかとロックマン側の行動が縛られるため、読まれやすくなる。
もっと言えば投げる速度が遅く威力も低いのでリフシを投げる理由がほぼ皆無なため、相手からすれば掴もうとするのが既にバレバレ、ひでえ。
確かに攻撃判定を身に纏いながら自由に攻撃できては、という事は分かるのだがそれにしたって…。
一応展開中の葉っぱで小さく敵を怯ませるので掴みやすくは出来るが、死に技一歩手前のかなり使い所が限られるワザである。
一応『SP』では発生・耐久力共にやや向上したため、実用性は幾分か上がった。

前方にボムを発射。当たった相手に付着してから約2秒後に爆発する。
くっつけられた方は他の誰かに接触してなすりつける事が可能で、これはロックマンにも及ぶ。
何故か敵が撃墜された後に復帰台から戻ってくる時の数秒の完全無敵中にもくっつける事が出来る。
原作通り地形にもくっつき、この場合は触れられてもそのキャラに移ることはない。
待ち気味の戦法をする相手にガードやジャンプを強要させたり、崖周辺では復帰阻止としてはもちろん、
自分が復帰する際に撃っておき、相手の復帰阻止を抑制するという使い方も可能。

前方にブラックホールボムを発射し、誰かにヒットするとブラックホールが展開され周囲のキャラをも巻き込む。
そして、歴代のロックマンが集結し、一斉にチャージショットを放つ演出に移行するというビジュアル攻撃。
撃墜力が高く、50%ほどの相手ならほぼ確実にバーストさせる事が可能。
『SP』ではブルースフォルテも参加している。
『ロックマンZX』のモデルXは参加できないと言う憂き目に遭っているが。一応『SP』ではスピリットで登場している。

性能としてはかなり癖が強めになっている。
まず、弱攻撃と横スマッシュと空中ニュートラル攻撃がバスターによるショットで飛び道具扱い。
このため反射技で跳ね返されたり、吸収技で吸われたりしてしまう。
各種強攻撃は横が歩きながら通常ショット、上がCAPCOM繋がりで昇龍拳みたいなアッパーカット、下がスライディングといずれもロックマン自身が移動する。
豊富な飛び道具で中~遠距離から相手のダメージ%を稼ぎつつ、隙を見てふっ飛ばし力の高い上強攻撃や空中後ろ攻撃などで撃墜していくのが基本。
また、乱戦では密集している所に横スマッシュをぶっぱなすのも有効。
加えて、小柄な見た目に反して体重がかなり重いため、攻められても意外と耐えられるのが強み。
攻撃方向が他キャラクターに比べて「横攻撃なら横」「上攻撃なら上」とはっきりしているため、
「スマブラの腕以上に、原作ロックマンなど2D系アクションゲームのプレイ歴が影響する」と冗談抜きで言われる事もある。

キャラランクとしては、『for』『SP』通じて大体中堅~中堅上位程度と評される事が多い。
…多いのだが、上記の通り相当癖が強い上に、飛び道具主体という関係上かなりキャラ相性も絡んでくる場合があるため、
そのキャラパワーと参戦時の喜ばれ具合とは裏腹に、オンラインでの使用率はそこまで芳しくない。
使う側も使われる側も、その独特過ぎる性能故に他キャラで培ったノウハウが殆ど通用しないというのが、
良くも悪くもロックマンというキャラクターに大きく作用しているのである。

+ おまけ・スマブラにおける特殊武器一覧
※はカスタム必殺技(『for』のみ)
種別 使用武器 元のボス
ダッシュ攻撃 タップスピン タップマン
上スマッシュ攻撃 スパークショック スパークマン
下スマッシュ攻撃 フレイムブラスト フレイムマン
前空中攻撃 フレイムソード ソードマン
後空中攻撃 スラッシュクロー スラッシュマン
上空中攻撃 エアーシューター エアーマン
下空中攻撃 ハードナックル ハードマン
つかみ スーパーアーム ガッツマン
通常必殺ワザ メタルブレード メタルマン
※通常必殺ワザ2 ハイパーボム ボンバーマン
※通常必殺ワザ3 シャドーブレード シャドーマン
横必殺ワザ クラッシュボム クラッシュマン
※横必殺ワザ2 アイススラッシャー アイスマン
※横必殺ワザ3 デンジャーラップ バーストマン
※上必殺ワザ2 トルネードホールド テングマン
下必殺ワザ リーフシールド ウッドマン
※下必殺ワザ2 スカルバリアー スカルマン
※下必殺ワザ3 プラントバリア プラントマン
最後の切りふだ ブラックホールボム ギャラクシーマン

なお基本的に対戦ファイターの攻略情報を教えてくれるピットのスマッシュアピールでは、
いつも通り攻略情報そっちのけで特殊武器の名前を叫びまくっている。
パルテナ様が楽しそうで何よりです


MUGENにおけるロックマン


主に海外で製作が盛んであり、強キャラ製作に定評のあるKong氏も名を連ねている。
また、ロックマンを素体とした歴戦ボス達、さらにはブルースやフォルテ、エックスやゼロ等が多数存在している他、
「ロックマン2」や「ロックマン9」風のコンプゲームまで作られている。

ロックマン自身もMVCドットのものだけでなく、FC版のスプライトを使用した懐かしいタイプも存在する。
他にもヘルメットを外した状態のロックマンがEternaga氏によって製作されている。
また、DG氏の制作のものはラッシュと合体しスーパーロックマンになる事が出来る。
ホルン氏による外部AIも公開されており、AIレベルを最大にすると、ビートプレーンの連射速度が即死級になる。

国内ではアフロン氏がトードマンと同日に公開している。
ファミコンのドットなので非常に小さく、スライディングとチャージショットが使える事から『4』以降の仕様のようだ。
海外製のNES Megaman(『2』仕様、作者名なし)と違い、特殊武器は使えない。
また、これを『6』仕様にアレンジしたものを死門氏が製作していた。


「世界の平和は、僕が守る!」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー

その他



*1
そもそもロックマンとはお手伝い用ロボット「ロック」を戦闘用に改造した「ロックマン」を指す名称。
同じライト博士が製作したエックスですら、作中で“ロックマンX”とロックマンつきで呼ばれる事はごく稀(全作品中2回程度)である。
では何故『X』以降も「ロックマン」が付くのかといえば「ロックマン(を冠する)シリーズ」だからである。
今でこそそうでもないが『ロックマンゼロ』が発表された当初、「ワイリーナンバーなのにロックマンとか…」と散々言われていたものである。
「ロックマンを冠するシリーズ」である事を更に強調するためか、『ロックマンZX』のZX(ゼクス)は名称の由来が「Z(ZERO)」&「X」であるのは勿論だが、
さらにドイツ語で「6」という意味合いも兼ねている。つまりは「ロックマンシリーズ6」。

初代と『X』、そして上記の開き直り定義を定めた『ゼロ』以外では「ロックマン」の名称は種族名・個体名など様々な設定の下で登場する。
+ DASHシリーズ
時系列的にはさらに未来の『DASH』では種族名(?)であり、詳細は不明だが古代文明を守るために作られた存在らしく、作中で2体のロックマンの他、
設定では様々なロックマン(女性型もあった)も企画されていた模様。

+ 『EXE』シリーズ
『EXE』では個体名で登場(厳密には「ロックマン.EXE」)するが、その由来は不明。
「同年代だがロボット技術でなく通信技術が発達したパラレルワールドのロックマン」と明言されているため、初代ロックマンとの関連も無い。
並行世界の同一人物といった所だろう。
まぁ開発者である光正(ひかり・ただし)もDr.ライトの並行存在なので、同じネーミングセンスなのだろう。Dr.ワイリーはそのまま登場しているのに。

+ 『流星』シリーズ
『流星のロックマン』では個体名。電波宇宙人「ウォーロック」と主人公「星河スバル」という人間が融合する事により「ロックマン」となる。
ただしストーリー上では名を問われたときに自らこう名乗った、つまりは自称となっている。
『EXE』の200年後の世界ゆえ、過去のヒーローの存在を知っていたとしたら、それにあやかった可能性もあるのだが。
自称ではあるが作中の登場人物(電波星人やムー人とか)も「ロックマン」と呼ぶので彼も立派なロックマンと言える。
ちなみにアニメ版では凄まじい偶然が重なりに重なって「ロックマン」という名前と勘違いされ、以降それが定着した。

+ 『ZX』シリーズ
『X』と『DASH』の間らしい『ZX』では「R.O.C.K.システム」という変身機構が登場。
「そのR.O.C.K.システムにより変身した者は全てロックマン」とされるので、重要なボスやラスボスもロックマンである。
さらには伝統の8大ボスも(システム無しの強引な変身による)擬似ロックマン。つまりロックマン同士で戦っている

*2
…ちなみに海外では初代『ロックマン』もアニメ化はされており、何故か筋骨隆々な姿となっている。
もっとも、初代『MegaMan』のパッケージイラストと比べると、大分日本のデザインに近付いているのだが…。

*3
余談だが、宝塚市立手塚治虫記念館にて2020年10月23日から翌年2月23日にかけて、
「CAPCOM VS. 手塚治虫CHARACTERS」というクロスオーバー企画展が開催されていた。
あくまで展覧会であってゲームではないのだが、それぞれの原画や企画書等に加え、
双方が互いのキャラクターを描き下ろしたイラストも展示されていた。
当然ロックマンも手塚プロに、アトムもカプコンによって描き下ろされている。

*4
ただそもそもロボット三原則と言うのは、アシモフが自身のロボット物SF小説を書くためだけに作った設定である。
これ以前は「ロボットが反乱→人類滅亡」という作品(所謂フランケンシュタインコンプレックス)が結構多かったのだが
(そもそもロボットの語源である『R.U.R』からしてそう。ロックマンシリーズも最終的にはそうなった)、
アシモフは「作っておいて安全機構無しはおかしい」と考え、「悪い事ができないよう製造されている」といったような設定で書き始めた。
それが後にロボット三原則にまとめ直されたのだが、別段難しい規則ではなく「1:安全性 2:操作性 3:耐久性」への向上追求と見れば、
人間の作るほぼすべての製品にも当てはまるルールである。
ただし、現実に作るとすると第一条だけでも「人間の定義」「開腹手術って腹に穴を開ける(傷つける)事だよね?」など、
数多くの問題があるため現実のロボットに教え込ませるのは並大抵の問題ではない。
そもそも小説のネタのために作られた穴だらけの原則なので当然と言えば当然なのだが
推理ものにおける完全犯罪が本当に完全犯罪だったら推理小説として成立しないのと同じ)。

なお、アシモフの作品は上記のように「ロボットの製造時よりの本能(機能)」であり、「人間に逆らう」という発想さえできない設定(設計)なのだが。
なぜか派生作品だと、手塚治虫氏の『鉄腕アトム』の「ロボット法」筆頭に「ロボットが守らねばいけない法律」(違反者は厳罰)となっている場合が多い。
こうした作品の場合、人間から一方的にロボットに課された非常に不平等な条約であるため、ロボット側が反乱を起こす原因になる事も少なくない
(『鉄腕アトム』における『青騎士の巻』が正にそれ。有賀ヒトシ版『ロックマン9』でも、ジュエルマン達が反乱を起こす原因となっている)。
ロックマンの場合、どっちの設定なのかで上記のワイリーに発砲未遂の描写の印象が大分変わるのは興味深い。
上述の漫画版ロックマンの作者である池原しげと氏は手塚氏の直弟子のため、ワイリーチップを組み込まれたロボットが明らかに人間を殺していたり、
『6』のオリジナルキャラKarate003号がMr.Xに発砲したりと、ロボット法同様「ロボットの発想自体に枷はかかっていない」節がある。

なお、本来の三原則でも『鋼鉄都市』によると「必要な場合、絶対に暴発などしない状況なら犯罪者相手に発砲の警告をする」事は可能である。

*5
ちなみにこれが問題の海外版初代パッケージ。
イース3』や『らんま1/2』もそうだが、アメコミチックにも程があるだろ…。

なお、スピンオフ漫画『ロックマンちゃん』では「北米で活躍しているロックマン(に相当する存在)」という設定で本家ロックマンと共演。
……したのはいいのだが、原作者があの『イチゴ味』の河田雄志氏だったせいで、
同作のハンの如く執拗に相手を「チェリーボーイ」と呼び、アインの如くデタラメな英語で喋る珍妙なキャラになっていた。
しかもパッケージ準拠のガニ股を(ほぼ)一切崩さない
『鉄拳』の例を見るに元から公式ネタキャラな上、作風的にも河田氏の通常営業だからしょうがないと言えばそれまでなのだが


最終更新:2024年02月02日 22:36