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無人機

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thecircleofdaybreak

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無人機の開発


L:無人機の開発 = {
 t:名称 = 無人機の開発(イベント)
 t:要点 = {無人機とは、作戦入力に沿って無慈悲に戦闘を行う恐るべき戦争機械のことである。
無人機を大量生産し、投入したことによって宰相府は恐怖によって人々を支配すると言われた。}
 t:周辺環境 = 戦場

「何してんの?」
「剣に『がんばって』って書いてるんですぅ!」
「無人機なんだしそんなことしなくても……」
「だって、寂しいじゃないですか!この子達だって帝國を守ってくれるんですよぉ!」
生産工場を訪れた技術官と工場従業員の会話 202180002


概要

無人機は宰相府によって、宇宙戦の主力となるべく開発された機動兵器である。
絢爛世界のBALLSなどの反省から、無人とはいっても実際は後方からのオペレートによる操作入力が必須で、高度な人工知能は使用されていない。
戦略的には低コストによる大量生産を目指した機体で、兵器形態としては絢爛世界の人形に近いものとなった。

基本的な構造

ワラバーンの流れを汲む人型兵器である。
ただしワラバーンが水中専用であったのに対しこちらは宇宙専用で、宇宙線・極低温対策が必要となる外部装甲および推進装置は完全な新型となった。
また無人機である以上、制御系もすべて作り起こされた。
逆に言えば、これらの開発にかかったコストを補うためにワラバーンとのパーツ共用が行われたとも言える。
なお基礎技術が完成した時点でワラバーンとのパーツ共用は発注されていたので、実際の設計で(開発陣の苦労はともかくとして)齟齬が起きるということはなかった。

外部装甲

ケントから続く、帝國伝統の宇宙対応装甲である。
とはいえ前述のように設計は完全新規で、その精度はさらに向上している。
他にも新規技術として対レーザー攻撃を見越した特殊耐熱塗料が使用されており、ある程度の光学兵器を装甲で吸収、拡散されることができる。
決して万能というわけではなく、艦砲射撃の直撃や集中砲火を食らった場合は塗料が吸収しきれずにダメージを受けたが対空攻撃をかいくぐる際にはかなり役に立った。
機体名の「ダイヤモンドダスト」は、この吸収したレーザーが煌く様から付けられた。

制御系統

技術的には空母型ミアキスで採用された無人航空機の発展系にあたる。
あくまで母艦の防衛と周辺迎撃に特化されていた無人航空機とは異なり、ある程度オペレート元と距離が開いても行動できるように通信機能がかなり強化されている。
また敵によるクラッキング及びTLO対策として自律稼動は完全に不可能となっており、正規の手順を踏まずに機体を停止させた場合即座に自爆するようにコードが打ち込まれていた。
これとは別に自爆コマンドも設定され、これを母艦から打ち込むことで自爆させることも可能。
そのため、本来の用法ではないが強行偵察機として使用される事もあった。
有人機では不可能な半ば特攻的な偵察行動も、無人機なら可能だったのである。
基本的に同じ系列のシステムを使用しているので、若干のアップグレードを施すことでミアキスでも使用できた。
これは建造・維持にとにかく手間がかかる宇宙艦船の延命を見越しての措置である。

機関/推進装置

機体自体の機関としてはRB、人形では一般的な反物質エンジンを使用する。
反物質エンジン自体はミアキスで使用されていたものであり、
また「美少女による銀河帝国」の常時運行艦でも使用されるなど宇宙開発においてはすでに枯れた技術であったため、信頼性が高かった。
推進装置としては更にエンジェリックフェザーワルツの流れを汲む大型バインダーが装備され、大型I=Dに追随できるだけの機動性が確保された。

有人仕様

ここまで述べてきたように無人機であるが、若干の改装を行うことで有人仕様にもできる。
コパイに加えて別途オペレーターが必要になり、操縦席分の面積が増大するため機動性も若干低下するが戦況をリアルタイムで確認しながら指揮できるメリットは大きいとされ、採用された。
後述する地上運用の際は、母艦が動かせない関係でこのタイプが必須となる。

地上での運用

本機は基本的に宇宙機として設計されたものであるが、小惑星での行動を想定した脚部展開・歩行機能の副産物として地上でも運用可能である。
とはいえ余り重視されていないのも確かで、主推進装置である大型バインダーは重量バランスの関係で取り外さざるを得ず、機動性は歩兵並みである。

武装

設計の関係ですべて外付けである。
両腕部、肩部、そして脚部の外装にハードポイントを設けることで対応している。
以下、主要兵装。

  • 小口径多目的ランチャー
名前のとおり腕部にマウントされる武装で、擲弾装置に近いもの。
口径さえ合えばなんでも使えるのがウリで、主に小型ミサイルなどを搭載する。
地上ではトリモチ弾、ガス弾などの非殺傷兵器を積んで治安維持にも使用された。

  • 大型ミサイルランチャー
非核兵器の大型誘導弾。
発射後子弾に分裂する多弾頭ミサイルである。
全てのハードポイントに装着可能で、使い勝手が良かった。

  • 中型ミサイルランチャー
肩部にマウント可能なミサイルランチャー。
敵迎撃機との戦闘を見越して装備されたものである。

  • マルチプルレーザー
全ハードポイントにマウント可能なレーザー砲。
接続部が球形のボールジョイントを使用しており、全方位に使用可能。
威力はそこそこだったが、クリティカルヒット狙い、また対ミサイル迎撃武装として重宝された。

  • 荷電粒子砲
この機体が運用できる最大火力。
肩部ハードポイントに粒子加速機、腕部ハードポイントに砲身を装着し、コードによって連結して使用する。
4つのハードポイントを使用するため、装備した機体はその運用に特化せざるを得なくなる。
拡散/収束の2モードがあり、拡散時は分隊支援火器手的な弾幕、収束モードは対艦・対要塞戦用の大型火砲として運用された。

  • 改良型100mm砲(ランス改)
トモエリバー及びケントの主兵装の流用兵器。
宇宙用に若干の改装が行われたほかはそのままで、手に持って使用する。
ランス自体は大量に余っていたので調達が簡単で、コスト高な荷電粒子砲の代用武器として大量に配備された。

  • ブレード
なんと実体剣である。
腕部または脚部にマウントされ、マニピュレーターで掴んで使用することが可能。
巨大な鉄の塊という表現がぴったりくる。
トモエリバーから蓄積された技術によって折れず、壊れないため結構な頻度で使用された。
鞘はなく、腕部に装備した場合そのまま使用、場合によってはハードポイントからパージして杭撃機のように敵に直接叩き込む。
余談だがこの武器には帝國の伝統として、一本一本に手書きで「がんばって」と書かれている。
これを書いたのは本機が生産された工場に勤めていた人々である。
無人機である上に半ば使い捨てのような運用が想定されていた本機であるが、それでも帝國の誇りと共にあってほしいと願われたのだ。

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