「2停止目192 第一作目」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

2停止目192 第一作目」(2007/04/18 (水) 23:49:48) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

この世には時魔法ってモンがある。 時魔法って名前の通り、時間を操る魔法だ。例えば、対象の周りの時間を速めたり遅くしたり、停めたりなんかもできる。 コイツを使うには時魔道士って職業につかなきゃいけない。 俺がヤンチャを覚えた時からの憧れの職業だ。 ただ、時魔道士になるのだって簡単じゃない。 まずは黒魔道士として修練をつまなけりゃならない。 半年くらいは俺だってマジメにやった。だが、やっぱりコツコツやんのは俺の性に合わない。 半年もやれば、時魔道士の素養はそれなりに付いているだろう。 そう思って俺は役所にジョブチェンジを願いでたんだが、経験不足を理由に却下されちまった。 こうなりゃ奥の手しかない。 人間は、死ぬと生前の持ち物の入った箱か、生前の経験や記憶の詰まったクリスタルか、どちらかになる。 俺の狙いはクリスタルだ。時魔道士のクリスタル。 コイツを手に入れりゃ、面倒な修行をしなくてもすぐに時魔法が使える。 おあつらえ向きに今は戦争の真っ最中だ。 兵役についてる奴なんかはコロコロ死んで箱やクリスタルになる。 それも後で軍の連中に回収されちまうんだが、それは戦闘が終わってからだ。 戦闘中にかすめ盗っちまえば問題はない。 そんなこんなで戦場に張り付くこと一ヶ月。ついに、俺は時魔道士のクリスタルを手に入れた。 クリスタルから力が流れこんでくる。俺は時魔法、『ストップ』を習得した。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: