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店員の動きが止まり、周囲が静寂に包まれる。
俺は試着室のカーテンを開け、中を見る。

誰も居ない。どうやら部屋を間違えたようだ。

隣のカーテンを開けると、上半身にジャケット、下半身パンツ1枚の久美子が立っていた。
下着だけの姿よりも、今の状態に興奮を覚える俺は、変態なのかも知れない。

俺は試着室の中に入り、久美子の前に膝まづく。
目の前には、久美子はピンクのフリルが付いたパンツがあり、薄っすらとヘアーが透けている。

俺は久美子の股間に顔を埋め、力いっぱい匂いを嗅いで見る。
香水の匂いと共に、汗の臭いに混じった女性特有の甘ったるい匂いが、俺の鼻腔を擽る。

「はぁはぁ・・・」
興奮に息を荒げた俺は、久美子の股間から顔を離しパンツに手を掛ける。
パンツを膝まで一気に下ろす。
目の前に、久美子の逆三角形のヘアーが現れた。
俺は久美子の女性器に手を伸ばした。
割れ目に沿って指を動かし、やがて指が小さな突起物を触る。クリトリスだ。

俺は、両手でそっと割れ目を押し広げ、顔を近づける。
肉の割れ目に、小さな芽のようなクリトリスが見える。
割れ目に沿って、舌を這わす。
苦味と酸味の混じったような味が、舌先に広がり、舌の先で久美子のクリトリスを捕らえる。
クリトリスを重点的に舐め上げていると、少し大きくなったようだ。
俺はゆっくりと、久美子の膣内に指を挿入してみる。

くちゅ。
指先に久美子の体温が伝わり、指をゆっくり上下に動かしてみる。

くちゅくちゅ。
俺の唾液で湿った久美子の女性器から、いやらしい音が聞こえる。

俺の息子は極限までに膨張しているが、直立状態の久美子には挿入は不可能だ。
砂時計の砂は残り少ない。体制を変えてる時間は無いだろう。

ふと、久美子の足元を見ると、脱ぎかけのズボンがある。
恐らく、この後、脱いだズボンを取るために前屈みになるはずだ。
前屈状態ならば、今の状態より挿入は容易だ。
そう考えた俺は、久美子のパンツを戻し、素早く試着室の外に出る。

そして、時が動き出す。

どかーん。
「きゃっ」
びりりり・・・。ぺちん。

俺は、突然の衝突音に驚き、辺りを見回す。
試着室の横で転倒している警備員。
試着室のカーテンに絡まりながら、倒れている久美子。ピンクのネズミさんパンツが丸見えだ。

この状況から判断すると、恐らく、警備員が試着室にぶつかったのだろう。
その衝撃で、バランスを崩した久美子が、カーテンに掴まるものの、カーテンが体重を支えきれずに
現在に至る、と言ったところだろう。

「き、貴様ぁ〜!」顔を真っ赤にしたけ警備員が立ち上がり、物凄い形相で俺に掴みかかってくる。
俺は訳も判らず、警備員に締め上げられた。

「お客様、大丈夫ですか?」その背後では、店員が久美子を助け起こしているようだ。
「貴様が変質者だな!」更に俺を締め上げる警備員。

ここで、俺は状況を理解した。
どうやら、試着室の横で、怪しい行動をしている俺を見た店員が、変質者として、警備に連絡。
駆け付けた警備員が、俺に声を掛けようとした時に、俺が時間を止めた。
時間が動き出した時に、俺は元の位置には居らず、掴みかかろうとした警備員がバランスを崩し、
試着室に突っ込んだ。恐らく、こんなところだろう。

「ちょ・・く・・苦し・・は・・なせ・・・」怒りのためか、警備員が本気で俺を締め上げている。

「ちょっと、何をしているんですか! その人は私の連れです!
その人が何をしたというんですか!」
状況は理解できないものの、警備員に締め上げられている俺を見た久美子が、警備員に声を掛ける。
久美子の言葉を聞いた店員が、慌てて警備員を止めに入り、俺は締め付けから開放された。

「げほ、げほ・・・」
警備員の締め付けが、思いのほかきつく、俺は首を抑えながら警備員を睨みつける。
「何があったのか、説明して下さい!」腰にカーテンを纏った久美子が、店員に問い正す。

店員から説明を受けた久美子は、一度別の試着室に入り、スカートを履いて出てくる。

「この人は見た目は怪しくても、一応、私の連れです。
変質者に見えたとしても、仕方在りませんが、あそこまで暴力を振るうのは、
酷くありませんか?」
何気に酷い事を口走っていることに、久美子は気付いていない様子だ。

現在、俺らの周りには先ほどの警備員、店員、この店の店長、
デパートのフロアマネージャーだかが来ている。

俺のことを思いやってと言うより、自分が醜態を晒したことに対して怒っている久美子に、
警備員、店員、店長、フロアマネージャーが萎縮している。
特に、冷静になり自分がしたことの重大さに気付いた警備員は、見る影も無い。
基はと言えば、俺が原因である。

確かに、喪男が女性の入った試着室の横でニヤニヤして居たら、俺でも警備に通報する。
警備員の行動はやり過ぎだが、まぁ、被害者は俺だし。
俺はもう気にしていない、と言う事を伝え、何とか久美子をなだめる。
渋々ながら、怒りを納めた久美子と共に、店を後にした。

首締め事件のお詫びとして、店長からは、久美子のスカートとズボンの修理代。
フロアマネージャーからは、駅ビルの最上階にある展望レストランのお食事券を貰った。
高級レストランのお食事券なんて、一緒に行く相手も居ない俺が貰っても、宝の持ち腐れだ。
俺は久美子にお食事券をプレゼントしようとするが、
「あなたが貰ったものですので」の一点張りで、久美子は受け取らない。
ヒールとズボンの修理が終わる日にでも、食事をしましょう、と言う一言により、
何とか、お食事券の使い道も決定し、久美子と別れた。

俺は、「時間を止める度に何かしら事件が起こるな」などと考えながら、
自宅までの帰路に着いた。

自宅に帰った俺は、先ほどの試着室での行動を思い返し、自慰行為に耽った。
翌朝、枕元に転がる丸まったティッシュの数から、4回目の途中で眠りに落ちたらしい。
久美子が修理に出したパンスツース、ヒールは明後日には出来上がる。
明後日にはまた、久美子と会うことができそうだ。
週末ではないので、予約は必要ないかも知れないが、一応展望レストランに予約は入れておこう。

午前中、何度か社長から呼び出しがあり、いつものようにパソコン指導を行う。
いい加減、自分で調べると言う事を身に付けて欲しいものだ。
何度も、「昨日の事は秘密だぞ」と言ってくるところからも、昨日の事は大分、気にしているらしい。
何度目かの指導を終え、席に戻ると亜紀から昼食に誘われる。
昨日のようなことでも無い限り、一緒に食事に行くと言うことは無いのだが、秘密を共有する者として、
親近感でも沸いたのかも知れない。
俺は、別に断る理由も無いので、亜紀と2人で昼食に向かった。

昨日はパスタだったが、今日は蕎麦屋にした。
「俺、明日会社休むから、よろしく」注文を終えた俺が、亜紀に言う。
「通販で買ったアダルトグッズでも、届くんですか?」
「違うから! そんなもん、買ってないから!」
「隠さなくてもいいですよ〜。喪雄さんなら買ってても、可笑しくないですから♪」
全力で否定する俺を無視し、一人で、そうかそうかと、亜紀は妙な納得をする。
可愛い顔をして、なかなか酷い事を言うやつだ。
このまま、はい、そうです、などと肯定しようもんなら、亜紀のことだ、どんな尾ひれがついて
周るか判らない。

「明日、不動産屋に部屋の更新に行くんだよ。社長には、もう言ってあるから」
本当は別の理由で有給を取ったのだが、わざわざ亜紀に言う必要も無い。
別の理由については、番外編1を見て欲しい。

「な〜んだ。つまんないの〜」亜紀は口を尖らせ、注文したおろし蕎麦をかき混ぜながら言う。
ちなみに、俺はカツ丼、亜紀はおろし蕎麦を注文した。

「で、俺を昼食に誘った理由は何なんだ? 昨日のことか?」
俺の注文したカツ丼は、揚げているのか、なかなか来ない。
「そうそう、昨日の事、ノリちゃんに話したら、すっごい、大爆笑でしたよ〜!」
「お前、人に話したのかよ・・・。やっぱり、昨日の昼飯奢ってもらった意味、
判ってなかっただろ・・・」
「あ・・・」てへっと言うような感じでチロっと舌を出す亜紀。
「大丈夫ですよ〜。絶対に秘密ってことで言いましたから〜」
「いや、お前が秘密にしてないから・・・」
ノリちゃんとは、隣の課にいる、亜紀と同期の女の子のことである。
「ノリちゃんは、口が堅いから大丈夫だと思いますよ〜。そうそう、ノリちゃんと言えばですね〜・・・」
亜紀の話はあっちに飛び、こっちに飛びするので、聞いていて疲れる。
ノリちゃんの話をしているのかと思えば、何の脈絡もない犬の話になったり・・・。

30分後、ようやく俺のカツ丼がきた。亜紀はすでに、食べ終わっている。
「で、話って結局なんだったんだ? 昨日の事じゃなかったのか?」
ようやく着たカツ丼を食べながら、俺は亜紀に聞く。

「違いますよ〜。今、実はちょっと悩んでいるんです〜」
関係ない話で、30分以上も話してたのか・・・。呆れ顔で見る、俺の視線を余所に、亜紀は話を続ける。

「実は、元彼にストーカーみたいなことされてるんですよ〜」
「ストーカーみたい? どんな事されてるんだ?」
ストーカーとは、穏やかではない。こんなやつでも、一応同じ課の仲間である。
俺は真剣に話を聞く。

「主にメールと電話なんですけど〜、内容が〜、今日何時に起きただろ〜とか、
今のパジャマは、お前には似合わない〜とか」
どう見てもストーカーである。
被害者としての自覚が無いのか、亜紀はケロっとした顔で話す。

「まったく、人の趣味にケチ付けるな〜って感じですよね〜?」
亜紀は、俺のカツ丼からカツを一切れ摘み、ひょいと口に入れる。

「おま、俺のカツ・・・。それって、どうみてもストーカーだろ?
俺に相談するより、警察に相談した方がいいんじゃねぇか?」
俺はこれ以上亜紀にカツを取られないように、どんぶりを少し遠ざけながら言った。

「そうなんですけど〜、何て言うか〜、警察に届けると、ストーカーするような男と
付き合ってたって、みんなに知られちゃうじゃないですか〜」
遠ざけられたどんぶりを見ながら、亜紀は虎視眈々とカツを狙っている。

「そんなこと、俺に言われてもなぁ・・・」
俺は、亜紀の魔の手からカツを守るべく、箸で牽制する。

「喪雄さんだったら、盗聴とか〜、盗撮とか〜、してそうじゃないですか〜。
ストーカーとかもやってそうですし〜、何か良いアドバイスがあるかな〜って思って〜」

「な・・・。お前、俺をそんな目で見てたのかよ・・・」
喪男の自覚はあるものの、面と向かってここまで言われると、さすがの俺でも凹む。
亜紀は、そんな凹んだ一瞬の隙を見逃さず、再びどんぶりからカツを奪う。

「・・・で、俺に何をしろって言うんだ? 言っておくが、俺は盗聴も、盗撮もしたことないぞ?」
カツをふた切れ食べて満足したのか、亜紀はお茶を飲み始めたので、俺は安心して、食事を再開する。

「え〜、した事ないんですか〜? 使えない人だな〜」
「使えないって・・・。したこと有った方がいいのかよ・・・」
俺は脱力して、どんぶりを置いた。

「有った方がいいとは言いませんけど〜・・・」
亜紀はお茶を置き、またもやカツを奪う。完全に油断した・・・。
俺はまだ、カツをひと切れしか食べていないと言うのに、カツ丼のカツは、残りひと切れになっている。

「で、お前は俺に、何をしてもらいたいんだ? 秋葉原辺りで盗聴・盗撮発見用の機械が聞いた
ことはあるけど・・・」
俺はどんぶりをガードしながら、最後のひと切れを守る。

「そう、それですよ〜。それを使って、私の部屋を調べて貰いたいんですよ〜」
亜紀は最後のカツを狙い、臨戦体制を取っている。

「ちょ、ちょっと待て! 最後のカツだ。調べる、調べてやるから!」
「調べてくれるんですね〜? わーい。それじゃ、カツは許してあげま〜す」
俺のカツ丼なのに・・・。こうして、俺と亜紀のカツを巡る壮絶なバトルは終了した。

定時後、俺は亜紀と共に、亜紀の部屋へと向かう。
亜紀の部屋は、ロフト付きのワンルームで築3年。まだ引っ越したばかりらしく、
箱の空いてないダンボールが、いくつも置いてあった。

俺は午後に盗聴・盗撮についてのサイトを検索し、自分なりに知識を身に付けた。
調べる機械の方は適当な理由を付け、秋葉原で購入。
当然、領収証の宛名を会社にし、亜紀に処理させておいた。
使い終わってから、会社に置いておけば、業務上横領にはならないはずだ。多分。

夕食をマックで済ませ、店内でもう少し詳しい状況を聞き、メールを見せて貰う。
昼のパジャマについての話から、盗聴・盗撮、少なくとも、盗撮はされているはずだ。
昼間買った機械を見せながら、打ち合わせを行う。

亜紀の部屋に到着し、俺と亜紀は部屋に入る。
亜紀の体臭や、芳香剤?の匂い、お菓子の匂いなどが混ざったような甘ったるい匂いがする。
喪男の俺は、女性の部屋に上がるなど初めての体験だ。
かなり興奮しているが、悟られないようにしなければ。
部屋に入った俺は、早速発見器でチェックを行う。
1.2GHz帯盗撮器の周波数で反応あり。やはり、盗撮カメラが仕掛けられているようだ。

盗撮カメラの場合、電池では、電源供給が追いつかないので、どこからか電源を供給しているはず
である。俺は、コンセント周りを重点的に調べる。
テレビ・・・無し
照明・・・無し
ロフト上のコンセント・・・無し
エアコン・・・ビンゴ!

結局、エアコンと浴室の照明の2箇所にカメラは仕掛けられていた。
取り外したカメラを、亜紀に渡す。
電話なども調べたが、盗聴器はないようである。

盗撮器のタイプから、犯人である元彼は、恐らく200m圏内に潜んでいるはずだ。
亜紀に元彼の居場所を知っているか、尋ねる。

「知ってますよ〜。このマンションの一階に住んでますから〜」
「はぁ?」
元彼と別れたのが3ヶ月前。
ストーカー被害に合い始めたのが引っ越した翌日。
しかし、別れたはずの彼氏が住んでいるマンションに引っ越す意味が判らない。
俺はその理由を、俺は亜紀に尋ねる。

「元彼のご両親が〜このマンションのオーナーなんですよ〜。
部屋代安くしてくれるって言うから〜、引っ越しちゃいました〜。あは〜」

「あは〜じゃねぇよ・・・。まったく、何を考えているんだ?
そんなもん、盗撮して下さいって言ってるようなもんだろ・・・」

「初めから人を疑って掛かっちゃ駄目ですよぉ〜」
いや、この場合、そういう問題じゃないし・・・。この女との会話は、やっぱり疲れる。
俺は気を取り直し、カメラを持って元彼の部屋へと向かう。

ピンポーン。

「居ないみたいですね〜」
やはり、元彼は部屋には居なかった。
盗撮カメラを取り外すまでの状況は、観ていたはずである。当然と言えば、当然の結果だ。

「元彼の両親が、このマンションのオーナーって言ってたな?
両親の家は知ってるのか?」
現状、元彼が居ない状態で、部屋の前に居ても仕方が無い。
両親がオーナーならば、元彼の部屋の鍵を持っているかも知れない。
俺は亜紀に尋ねてみる。

「知ってますよ〜。付き合ってた頃に、一度遊びに行ったことがあります〜」

元彼の両親の家は、マンションから500m程離れた場所にあるらしい。
俺は亜紀を伴い、元彼の両親の家に行く。
亜紀の証言と携帯のメール履歴や着信履歴により、半信半疑ながら両親を説得。
元彼の部屋に行き、合鍵で中に入れてもらう。
モニターに接続された専用受信機。
盗撮カメラを電源に指し込み、モニターを両親に見せる。
モニターに映るこの部屋の映像。
これにより、元彼の両親も完全に納得したようだった。

知り合いのした事と言うことで、元彼の両親から元彼を説得すること言う形で、
一応ストーカー事件は、一件落着した。
亜紀の部屋に戻り時計を見ると、すでに午前0時を回っていた。

「あ〜、もうこんな時間かよ・・・。さすがに、終電は無いか・・・。
亜紀、この辺に24時間やってるような店無いか?」
亜紀は女の一人暮らし。さすがに俺を泊めてはくれないだろう。
俺は、始発まで間、漫画喫茶かファミレスで時間を潰そうかと思い、亜紀に尋ねた。

「夜食ですか〜? コンビニは100m先の角を〜」
「違うよ! ファミレスとか、漫画喫茶みたいなとこだよ」
亜紀の話を途中で遮る。

「この辺りは住宅街ですから、そんなお店は無いですよ〜」
状況が判ってるんだか、判っていないんだか、相変わらずの口調で亜紀が答える。

「マジかよ・・・。どうすっかな。タクシーで俺ん家までじゃ、距離あるしなぁ。
亜紀、始発まで泊めてくれないか?」一応駄目もとで言ってみる。

「嫌です」きっぱりと断る亜紀。まぁ、判ってはいたが・・・。
「おま・・・。自分のために働いてくれた俺に対して、幾らなんでも冷た過ぎね?
せめて、ベランダとか、玄関なら貸しますくらい言えよ・・・」
「じゃぁ、玄関の外なら♪」
こ、この女・・・。泣かす! 後で絶対に泣かしてやるっ
俺は、肩をぷるぷるさせながら、我慢をする。
漫画ならば、血の涙を流していたかも知れない。
そんな俺のオーラを感じてか、亜紀が妥協した。

「う、うそです・・・。冗談ですよ〜。ろ、ロフトの下でいいなら貸しますよ〜」
声の様子から、大分怯えているのが判る。

亜紀の妥協案で手を打った俺は、小腹も空いた事もあり、コンビニに買い物に行く。
ビールとツマミ、後は亜紀の頼みで、お菓子類いっぱい。

買い物を終え、亜紀の部屋に行くと鍵が閉まっていた。俺は予め借りた鍵を使い、
部屋の中に入る。

シャーシャー。
どうやら、亜紀はシャワーを浴びているらしい。
チャンス到来だ。今時間を止めれば、待っているのは全裸の亜紀。
亜紀の部屋はユニットバスなので、トイレと浴室が一緒である。
浴室に鍵が無いことは、トイレを借りたときに確認したから、間違いは無い。
止まった時の中で、シャワーの水に触るとどうなるんだ? 
ペプシの時はコップごと移動できた。
恐らく、移動する事は出来るだろうが、量が多い分ちょっと面倒だ。
俺は、シャワーが止まるまで待つことにした。

「喪雄さ〜ん、の、覗いたら駄目ですよ〜、覗いたら警察に突き出しますからね〜」
風呂の中から亜紀の声が聞こえる。
「覗かねぇよ!」
そう、覗く訳ではない。堂々と風呂に入り、亜紀に悪戯するつもりなのだから。

俺はテレビを観ながらビールを飲み、シャワーの音が止まるのを待つ。
ツマミは焼き鳥の缶詰。個人的には青い方が好きなのだが、売り切れだったらしく、
白い方である。
テレビには深夜番組が映っていたが、俺の耳にはシャワーの音しか聞こえていない。

シャー・・・。シャワーの音が小さくなり、やがて止まった。
ついに、待っていた時間が訪れたのだ。

止まれ! 俺は心の中で念じて、時間を止める。
テレビ画面の映像が止まり、辺りに静寂が訪れる。

俺は浴室の扉を開ける。
シャワーは洗面所の横にある。防水カーテンに亜紀の輪郭が写っている。
便器の上に籠が置いてあり、中には脱いだ下着や、着替えが入っていた。
俺は、黄色の丸まった布を手に取り、広げて見る。
プタさんプリント。相変わらずである・・・。
俺はパンツを籠に戻し、防水カーテンを開ける。

そこには、一糸纏わぬ亜紀の裸体。流れ落ちずに止まっている雫が光り受け綺麗に輝く。
胸は前に触った時に小さい事が判っている。
恐らく、AかBカップだろう。
俺は視線を亜紀の下半身に移す。申し訳程度の薄いヘアー。
亜紀に近づき、胸から触る。
揉み応えは無いものの、しっかりと張りのあるお椀型の胸だ。
乳首は小さめで、ピンク色。
指先で亜紀の乳首を摘んだり、伸ばしたりすると心なしか、乳首が硬くなってきたようだ。
次に、亜紀の胸に顔を近づけ、乳首を口に含み、舌で転がし始める。
亜紀の乳首は完全に勃起状態になり、硬くなった。
乳首を口に含みながら、右手を亜紀の下腹部に触ると、濡れたヘアーの感触が指に
伝わってきた。
亜紀の割れ目に沿って指を這わす。

くちゅ。
水で濡れた亜紀の女性器は、抵抗無く俺の指を受け入れた。
くちゅくちゅ。
亜紀の膣内は暖かく、俺はゆっくりと指を上下させる。

砂時計の砂は残り僅か。名残り惜しかったが、俺は浴室を後にする。
現在、部屋の中には俺と亜紀の二人きり。邪魔する者は居ないので慌てる事は無い。
俺は元の位置に戻り、そして、時が動き出す。

「あぅ・・・」俺の悪戯で体に違和感を覚えたのだろうか、浴室から亜紀の声が聞こえる。
「どうした?」
「な、なんでも無いです〜。ちょっと、足が滑っただけです〜」
亜紀の声から、明らかに嘘をついているのが判る。

カラカラ。どうやら、防水カーテンを開けたようだ。
俺は再び時を止める。

浴室に入ると、足を拭いている状態で亜紀が止まっていた。
亜紀は、前屈状態でこちらにお尻を向けている。
これぞ、俺が望んでいた体勢だ。
俺は亜紀のお尻を両手で、思いっきり広げる。
アナルはおろか、膣内まで見えそうだ。
俺は亜紀のお尻に顔を近づけ、舌でアナルを舐め始める。
風呂上りのためか、特に味はしない。
舌を動かし、今度は膣内へ舌を挿入する。
先ほどの悪戯のためか、膣内は明らかに水意外の味がする。
酸味と渋みと言うか、苦味が混ざったような味だ。愛液だろう。

砂時計の砂はまだある。
俺はお尻から顔を上げ、自分の指先を舐め、そして、その指をゆっくりと
亜紀のアナルへ挿入する。
第一関節までは抵抗が有ったが、それ以降はすんなりと指が挿入されて行く。
ゆっくりと指で出し入れする。
明らかに膣内とは感触が違う。

砂時計の砂が、残り少なくなっている。恐らくあと5秒程度か。
息子はすでに限界まで勃起しているが、今からズボンを脱いで挿入する時間は無い。
しかし、問題は無い。時間が動き出したら、再び止めればいいだけだからである。
俺は一度浴室の外に出て、ズボンに手を掛ける。
予め、ズボンを脱いでおけば、その分挿入する時間に費やす事が出来る。
そして、時が動き出す。

「ひゃぁ」浴室から、再び亜紀の声が聞こえる。
「どうした?」俺はズボンを脱ぎながら、白々しく声を掛ける。
「・・・み、水が、背中に・・・」可愛い言い訳だ。
挿入した後は、どんな言い訳をしてくれるのか、今から楽しみだ。

ズボンを脱ぎ終え、準備が完了した。後は時間を止めるだけだ。
俺が再び時間を止めようとした時、辺りから光が消え、静寂が訪れる。

「きゃっ」
「な、なんだ? 停電か?」辺りを見回すが、何も見えない。
「亜紀、大丈夫か?」急に暗くなり、テレビも消えたので、停電でも起きた
のだろう。

「大丈夫です〜。多分ブレーカーが落ちたんだと思います〜。暖房つけてたから」
「ブレーカーが落ちたのか」
「喪雄さ〜ん、ブレーカー上げて貰えますか〜?」
「ブレーカーはどこにあるんだ?」俺は、ズボンを履き直しながら問い掛ける。
「玄関の上です〜」

俺は手探りで玄関まで歩き、ブレーカーを探す。
ブレーカーはドアの上にあり、やはり一つ落ちていた。
ブレーカーを上げると、ぶーんと言う音と共に、視界が明るくなり、テレビから
音が聞こえる。

やれやれ。思わぬ邪魔が入った。俺は気を取り直し、浴室の方を向いた。

カチャ。
髪を拭きながら、亜紀が浴室から出てくる。
停電中に着替えを済ませたらしく、牛柄の着ぐるみパジャマを着ている。
元彼じゃないが、俺でも趣味が悪いと思う。
着替えられてしまったのでは、今から時間を止めるよりも、亜紀が寝入るのを待って
からの方がいいだろう。

俺は一旦諦め、ビールを飲みながら亜紀が寝入るのを待つことにした。
亜紀はパジャマ姿のまま、俺の横に座り、なかなか寝ようとしない。
さすがに、酔いが回ってきたのか、俺はトイレに行く。

「それじゃ〜、私寝ますね〜」亜紀はようやく寝る気になったのか、ロフトに上がる。
俺はトイレから戻り、残りのビールを一気に飲み干し、次のビールを開ける。
焦る事は無い。亜紀が完全に眠りに落ちてからでも十分だ。

俺は亜紀の寝息に神経を集中する。5分位経過すると、亜紀の寝息が変わった。
どうやら、完全に眠りに落ちたようである。
ロフトの階段までは三歩も歩けば到着する。
俺は気を静め、静かに立ち上がろうとした時、急激に眠気が襲ってくる。
ここで眠ってしまう訳には行かない!
俺は這いつくばりながらロフトの階段まで行き、ロフトに手を掛けるが、ついに力尽きて
眠りに落ちる・・・。

「喪雄さ〜ん、朝ですよ〜。起きてくださ〜い」
顔をぺちぺちと叩かれながら俺は目覚めた。頭の中がぼーっとしている。
亜紀はすでに出勤の準備を済ませたらしく、牛柄パジャマから着替えている。

「頭がぼーっとする・・・」
「え? 睡眠薬の量が多かったのかな〜?」
「ん〜・・・。ん? 睡眠薬?」頭を掻きながら俺が聞き返す。
「はい〜。寝てるところを襲われないように、ビールに睡眠薬を入れました〜」
チロっと舌を出しながら、亜紀が改心の笑顔で俺にVサインを出す。

「睡眠薬って・・・。なんで、そんなもん、持ってるんだよ・・・
つーか、酒に睡眠薬って、俺を殺す気か! ※1」

「最近、元彼ストーカー事件で良く眠れないんで、お医者さんに行って貰って来ました〜
さぁ、もう出勤しますので、起きて下さ〜い」
俺は亜紀に無理やり起こされ、亜紀の部屋を後にする。
亜紀は会社へ、俺は休みを取ってあるので、自分の家へと向かう。

「昼まで寝な直すか・・・」俺はボーっとする頭で自宅までの帰路に着く。

後日談であるが、元彼は両親からこっぴどく怒られ、部屋を追い出されて、今は両親と
共に暮らしているとのことだ。

※1:別にアルコールと睡眠薬を同時に服用しても、死ぬことはないらしいですが、
直前の記憶を無くしたり、翌日に眠気を残すなどの副作用がありますのでご注意
下さい。