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最初にゴールした奴一人だけが生き残ることができる。
残酷な椅子取りゲーム、俺たちはそんな狂ったゲームの中に放り込まれている。
最初にゴールできさえすれば、汚い手を使おうが構わねえ。そこには情など必要ない。
どうでもいいが、俺には夢がある。この力、30秒時間を止めるという力を、生き延びて使ってみたい。
人々を助けたり、イタズラをしたり、いっぱいいっぱい楽しみたいんだ。
きっと、他の奴等も同じようなことを思ってるだろうな。
だけど、俺は死ぬつもりは無い。俺だけが持つこの力を使ってなんとしてでも生き延びてやる。
このよくできた糞ゲームから。

なんで俺がこんな能力を持っているのかは分からねえが、
この力を有効に使えれば必ず俺が勝つ。それはそうと、1日に1回しか使えねえから、
使うタイミングを考えなければならない。
俺がそんなことを考えてるうちにも、続々と敵がやってくる。
ザワザワザワザワ
「おい、お前ら狭いんだよ!」
「うるせえよ!前がつかえてんだよこの野郎!」
「うるせえ!まだ開かないから仕方ないだろう!」
どうやらここがスタート地点らしい。
ザワザワザワザワ
『…お、おいおい。ふざけてんのか?なんだこの数は?』
「お、おい!もうすぐ門が開くぞ!!どけ!!」
「俺が一番乗りだ…」
「うお……プハア!!」
門が開いた。窮屈な門から勢い良く敵どもが飛び出していく。
『しまったあああ!!どけ!どけどけどけええ!!!……プハア!!』
敵の数に怯んでる場合じゃない、そうだろう?全員同じ土俵に立ってるんだ、そうだろう?
その上で誰が最初に辿り着くかが勝負なんだから。

俺はなんとか先頭グループについていくことができた。。
ここで後ろを振り返ってみると、後ろの奴等とは結構差がついていた。
しかし、楽観はできない。そろそろ…
「おはうおおおォォォォォォォ………」
どうやら、バカが1人ひっかかったらしい。
紐だろうか、網だろうか。どうやら、ひっかかったら体が離れないらしい。
ひっかかった奴は必死に逃げようとしているが、網から離れる様子は無い。
「うらああああァァァァァ……」
「ぷぎゃあああァァァァァァ……」
『ははは、どうやらバカが多いらしい。……うおっ!』
「ボクちゃん、ごめんねえ。敵を1人でも減らしておくに越したことはないだろう?」
敵に押されている。
急のことで焦る俺の目の前にはネットが…
『ウホオオオオオオオオオ!!!!』
「ひゃひゃひゃひゃ、悪いなボウヤ!」

どれくらい経っただろうか、俺は奇跡的にネットから抜け出すことができた。
『くっそ〜〜、なんで抜け出せたのかは分からんが。とりあえず急ごうか…』
正直、いまさら急いだところで、どうにもならないことは分かっていた。
それでも俺は先へ進む。
しばらく進むと分かれ道があった。
どっちへ進もうか悩んでいると右の方からなにか声が聞こえてくる。
神経を集中させ耳を澄ましてみる。
「…おい!分かれ道なんてあったっけ!?」
「来たこと無いから分からんけど、無かったような気がする!!」
その声はだんだんと近づいてくる。そいつらが俺の視界の範囲まで近づいてきたとき
俺は冷や汗をかき、同時に武者震いのようなものを感じた。
『…ま、間違いねえ。こいつら先頭グループの奴等だ…』
先頭を走る奴には見覚えがあった。俺を押した奴だ。
俺は震える脚を抑え、左の方へ一気に駆け出す。

右の方からは先頭グループを走っていた奴等が、後ろの方からは遅れてきた奴等が迫ってきている。
『うおおおおお!!!!』
「うおおおおおお!!!」
他の奴等も必死なのだろう。凄い勢いで、みるみるうちに俺に追いついてきた。
「おい!あそこがゴールじゃねえか!!?」
敵たちが一斉に押し寄せる。このままいけば、どうなるか分からない。
だが、俺は落ち着いていた。そう、この力、時間を止める力さえ使えば俺が勝つ!
うおおおお!っとさらに力を込め、俺は時間を止めた。
周りは今までのことが嘘のように静まり返っている。俺は一気に駆け抜けた。
『うおおお……プハア!!』
狭い門を通り抜け、俺は中の部屋のような所に辿り着いた。
『いよおっしゃああ!!俺が!俺が生き残れるんだああ!!うおお……ぶへあ!』
俺は行き止まりに突き当たってしまった。
『あれ??おいっ!何故だ!?ここには無いのか!!?卵子はどこにあるんだよおおお!!!??』

〜5分前〜

『くっ…ハァハァ…アッ!イクッ…中に…出しても…いい?…あっ!』
『ん……やんっ!…あん!あん!…いいよアッ…中に出してええ!…』
『ああ…イクよイクよーー……………―――!!………おぅ』
ドビュッドビュッ…………
『……好きだよ…』
『……愛してる…』

将太はティッシュに出した自分の精液を確認している。
「…またやっちまった…やった後のこの虚無感……………だが、それがいい」
そう言いながら将太はPCの電源を切った。