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序章

 やはり人間はおもしろい・・・。

 愚かな生き物だ・・・。

 さぁ、もっと見せてくれ・・・。

 神の力に歯向かう者よ・・・。

第一章 

 「イチローまた打った!!これで200本安打達成!!」
イチローはとにかくすごい、まるで止まってる球を打ってるかのような
錯覚すら覚える。
私こと桜井 喪市はイチローのプレイぶりにため息をついていた。
私は私立探偵をやっている、探偵というとシャーロックホームズやポワロなど
の名が出てくるが彼らは一流の探偵だ、幾度も難事件を解決してきた。
私といえばここ1年で来た仕事の件数はわずかに2件、そしてその2件はどちらもペット探し
だった。
そう私は2流、いや3流の探偵なのだ。
これだけ仕事が来ないんだ、認めざるおえない・・・。
今日もまたなにもない一日だろうとコーヒーをすすっていると
「ごめんください・・・。」
ひとりの若い女性が訪れた。
「い、いらっしゃい・・・。」
女性恐怖症の私は裏声で女性を迎える。
「ここ探偵事務所ですよね?」
女性は不安そうに尋ねてきたので
どうみてもガラクタ置き場です、本当にありがとうございましたと答えるほど
ユーモアな私ではない、ここは普通に応対した。
「で、ではこちらにお・・お掛けくださひ!」
慣れない客に慣れない女性・・・我ながら情けない。
「安達 マリです。」
「桜井 喪市です。」
くしゃくしゃの名刺を差し出す。
「今日はどのようなご・・ご用件で?」
「実は父が自殺をしたんです、警察もそう言ってます、しかし私には自殺と思えません。」
「といいますと?」
「父は自殺をするような人じゃないからです!」
じゃあ他殺ですね、というほど世の中甘くない。
しかしせっかくの金づるだ、簡単そうな仕事だし私は彼女と彼女の家へ向かった。

 これなんてエロゲ?私が女性と二人きりでドライブとは・・・、無論途中一切会話などない。
そうこうしてる内に辺りでは一番大きいお屋敷に着いた。
「ここです。」
ずいぶんと立派なおうちですね、私の息子も立派なんですよ?と妄想も大概にして
家に入る。
「おかえり、その方は?」彼女のお母さんらしき方に出迎えられる。
「探偵の桜井 もてない、あ、喪市さんです」
おい、聞こえたぞ、小娘。
「桜井です、ご主人がお気の毒に・・。」
「マリ、なんで探偵なんか連れてきたの。警察は自殺だって言ってたじゃない!」
「お父さんが自殺なんてするわけない!」
「いい加減にしなさい!」
        • 。すると2階から息子らしき男が降りてきた。
「お客さんの前で恥ずかしいだろ、マリ、お茶。」
妙に大人っぽいこの男が安達 達也、そして母が安達 エリと紹介された。
私はさっそく自殺現場に足を踏み入れる。
どうやら父親の書斎らしい。
「自殺されたときと同じ状態ですか?」私は親子に尋ねた。
「えぇ、父親が運ばれた以外は・・・。」
エリが涙声で話してくれた、よほど父親が好きだったのだろう。
「では書斎を拝見させてもらいます。」
まぁ自殺確定だろうがとりあえず仕事したふりでもして報酬をもらおうと
私は調査し始めた。

第二章

【 さようなら 】
それは随分小さな紙切れに書かれていた、どうやらこれが遺書のようだ。
私は一応確認のため親子が揃っているリビングへ向った。
「間違いありませんね?」
全員筆跡は父親のものと認めた。
「もういいでしょ?帰ってちょうだい!!旦那の死で気が参ってるんだから!」
どうやらこれは自殺のようだ、母親にも悪いし私はここで退散し・・
「待って!!探偵なんでしょ!!もっと調べてよ!」
やれやれこの小娘も、まぁいい後でご奉仕させるまでだじゃなくて延長料金をもらうまでだ。
「もう一度調べてなにもなかったら帰りますよ。」
娘もそれに同意した様子で席に座った。
さて、そういったものの部屋は調べ尽くした、開かない窓に机と椅子が一つ・・・ん?
椅子の陰に小さなゴミ箱が隠れているじゃないか。
「注意力散漫だな・・自分でいうのもなんだがよく探偵なんかやってられるぜ・・。」
私はゴミ箱の中身を床に広げた・・・そこには大量の紙くずが出てきた。
どうやら父親が趣味で書いていた小説のようだ、特に変わったものは・・
私はその中に部分的に切られた紙切れを発見する。
【「今まで楽しかったわ、[       ]。」というとキャサリンは去っていった。】
これも父親の小説か・・・今まで楽しかったわの後が綺麗に切り取られている。
      • これは!?
私はさっきの遺書とこの紙切れを合わせてみた。
【「今まで楽しかったわ、[ さようなら ]。」というとキャサリンは去っていった。】
ぴったんこカンカン♪
「さて、どうしたものか。」
私はなにかとんでもないものを発見してしまったようである・・。
「面倒なことに巻き込まれないうちにさっさとこれ捨てちゃおww」
「これ!!」
はぁ・・マリが私から紙切れを奪って叫んだ。
「さすが探偵さん!!やっぱし父親は誰かに殺されたのよ!!でも誰に・・?まさか!!」
そのまさかだよ・・どう考えても他人の犯行じゃない。
そう犯人は家族の誰かだ・・・。

第三章

 遺書のねつ造からこれは自殺ではなく他殺にということになる、そして犯人はこの親子の誰かだろう。
私はまずマリから聞き込み調査をはじめた。
女子中学生とはこんな時じゃないと話せないし、フヒヒヒすみません。
マリから得た情報はこうだ。

  • 親子3人でトランプをしていると書斎から大きな物音がした。
  • 親子3人で書斎に向かうとそこには頭を銃で撃った父親が床に倒れていた。
  • 普段、書斎には出入り自由でこの日もドアは開いていた。
  • 窓は完全に封鎖されておりドア以外からの進入は不可。
  • そしてそのドアもリビングからでないと進入は不可、無論リビングには親子3人がいた。
  • そして遺書がねつ造でもこれはどう見ても自殺です、本当にありがとうございました。そしてマリは桜井喪市の奴隷になる事を誓います。

最後らへんにやや私の妄想が紛れ込んでいるがこれがマリからの情報である。
「ねぇ、やっぱし自殺だと思ってるでしょ!!ちゃんとお母さんとおにいちゃんからも聞いてよね。」
はいはい、黙ってご奉仕じゃなくて座ってろ。
独断と偏見でマリは犯人じゃないと断定している私はこの二人は特に注意深く聞き込みをした。
「もう自殺なんでしょ!?なに探偵気取りしちゃってんの?」
探偵ですが何か?とりあえず母親からはこれだけ聞けた。

  • マリのわがままでトランプをさせられる。
  • 書斎から人が倒れるような物音。
  • 親子3人で書斎に向かうと旦那が頭から大量の血を出しながら倒れている。
  • 机の上に小さな遺書を発見。

まぁマリとだいたい同じかな、次は息子の達也君だ。

  • マリのわがままでトランプさせられる。
  • 書斎へ行き父親からトランプを借りてくる。
後は上の二人とほぼ同じだ、私は二三彼に質問もした。そう母親もそうだが彼からはなにか感じ取ったのである。
「書斎からトランプを取ってくるまでの所要時間は?」
「すぐです、ほんの1分少々。」
そうですか、ほかにおかしな点はありませんでしたか?些細な事でいいです。
大抵犯人はここでボロを出す、犯人しか知りえない事を話したり、しかし私の期待とは反した答えが返って来た。
「そうですね、そういえば物音と同時にマリの服が変わったような?まぁ気のせいですね。」
どうゆうことだ?

第四章

 マリの服が変わった?この子頭が弱いのかしら、知的なくせにアホな事言うな。
「で、マリの服が突然変わったって?」
私は相手が頭の弱い子だと知った瞬間突然偉そうな態度をとり始めた、そう優越感である。
「多分、気のせいだと思いますがその・・物音と同時に・・」
「OKOK、ご協力サンクス。」
さてさて、やはりこれはどう考えても自殺だ、そう波乱は無し!
私はマリに見送られこのお屋敷を後にした・・。

 その晩私は録画したイチローの試合を観戦していた。
「イチロー!!!!!左中間に突き刺した!!この試合2本目の安打!!」
さすが・・・イチローマンセーしていると郵便箱から音がした。
どれどれと広げてみると新聞の切り抜きでこう書かれている。

父親を殺害した者だ、しかしあれだけではそちらにとってもフェアではない。
君の想像をはるかに超えた力を使ったとでも言っておこう。
これが最後のチャンスだ。

君の想像をはるかに超えた力
君の想像をはるかに超えた力
君の想像をはるかに超えた力
「グペペぺぺぺぺぺぺぺぺぺ!!!!馬鹿じゃねぇのコイツ!!なにが君の(ryだよ。笑わせるな。」
しかも何が最後のチャンスだ、面倒くせぇんだよ実際こんなこと。
私は手紙を放り投げテレビに戻る。
「イチローはまるで止まっている球を打ってるかのようのですね。」
実況の言葉を耳にし私はなにかを閃いた、それはまさにピキーーーンそのものである。
それなんて名探偵コナン?という突っ込みは無しだ!
今までの情報と私の推理が正しければ犯人と犯人の持つ力の正体はわかった。
ふふふ、こんな発想力逆にシャーロックホームズやポワロみたいな現実主義者にはできない。
そう2流いや3流だからこそできる発想力だ、信じられないが犯人には未知の力がある。
私はある二つの重要なアイテムを用意し明日に備えた。

最終章

「おはようございます~桜井です~。」
「桜井さん!?どうぞお入りください!」
マリの甲高い声に迎えられお屋敷に入る、まさかまたここに来るとは昨日じゃ想像もできなかったな。
「あら、またいらしたの?あんたも懲りないわねぇ、もてないでしょ?」
おっしゃるとおりですよ、この細木数子め。
「ではしばらくマリさんをお預かりしますね。」
そういって私はマリを書斎につれこんで押し倒したりはしません、無論そんな度胸もございません。
「実はね、私のこの内ポケットの中に重大な証拠を記した封筒が入ってるんだ。」
「重大な証拠!?やったじゃない!」
マリはうれしそうな顔で見上げてきた、シャンプーの香り・・朝シャンかな?おっといけない・・。
「でも君にも見せられない、君も容疑者だからね。」
「え~いいじゃん、ケチ!どうしても見せてくれないの?」
「あぁ、どうしてもだ。」
ここは女に弱く自分に弱い私でも譲れない、ご奉仕されても譲れない、いや譲るかも・・
「なぁんだ、やっぱしいいや!!」
ふむ、勘のいい読者ならもうおわかりだろう、これで私もほぼ確信した。
「実は犯人がわかったんだ、父親殺しの犯人がね。」
「す、すごいじゃない!で!誰?お母さん?もしかしておにいちゃん?」
「――――――君だ。」
私は一呼吸置いて告げた。
「私!?なんでよ!証拠も何もないくせに!私にはアリバイがあるのよ!ずっとトランプしてたの!」
「では長くなるし作者にも明確に伝える文章力を持ち合わせてないから箇条書きで説明しよう。」

  • まず君はトランプの最中抜け出し父親のいる書斎に向かった。
  • そして書斎にある拳銃で父親の頭を打ち抜きその父親を不安定な状態で座らせておく。
  • 次に君はあらかじめ用意しておいた遺書を机に置く、おそらく父親がいない間に切り取ったのだろう。
  • しかし君はある異常事態に気づく、そう服に返り血がついているのだ、君は急いで着替える
  • リビングに戻り何事もないかのようにトランプをはじめる
  • 不安定な状態から父親が倒れ大きな物音がする。
  • 君はみなで書斎に向かいあたかも初めて見るかのように父親と対面する。

「あはははは、すばらしいわ、でもねあなた、私はずっとみんなでトランプをしていたのよ!ばっかみたい。」
最初と明らかに態度が違う、ツンデレの反対・・デレツン!!おっといけない。
「そうだな、しかし君の持つ力でこの犯罪は成立するんだ。」
「力?なにそれ?アニメのみすぎじゃないの?」
見ますよ?アニメ、でもね、君が先に言ったんだよ?想像をこえる力ってww
「そうだな、一連の行動を見て・・・・・・30秒!君は30秒時間を止められるのだ、そして後始末の悪さや君が今なにもしないところから1日1回だな。」
「あはwwあはははははははwwwやばいよこのおっさんwwwまじやばいwww証拠は?証拠はあるのかよwwww」
「ある、君の部屋に血のついた服があるはずだ。」
「は?じゃあ調べてみれば?そんな服ないからwwww」
「服のことなら君のお兄さんがよく覚えててくれたよ、もちろん二枚ともねww」
彼女は膝から座り込んだ。
「どうして時間を止められるって信じたの?ましてや探偵が。」
「いやまだ、信じきってないよ?」
「は?だましたの!?」
私は内ポケットから封筒を取り出した、それは何者かに封が開けられている。
「ふむ、これで君が時間を止められることを信じれる、君は私の罠にまんまとはまったのだ。」
ついでにちんこもはめとくれ
「やっぱしね・・封筒の中身になにも入ってないときはただの馬鹿かあるいはバレたかの二つだったし・・。」
「さて警察に行こうか。」
すると彼女は最後の抵抗と言わんばかりに私に食って掛かった。
「いくらあなたにバレたからって警察が信じると思う?あなた頭の弱い人だと思われるわよ?」
これは想定の範囲内、私はズボンの隠しポケットからボイスレコーダーとちんこを取り出した。・・・・・そしてちんこはしまった
「君とこれを研究所に持っていったらどうなると思う?君はおそらくモルモットにされるよ?モルモットなんかなったら・・ガクブル」
「負けだわ・・・警察へ行きましょう・・・。」
「大丈夫、研究室より少年院のほうが楽さ、最後になぜ父親を?」
「そうね?もともとこんな家庭嫌いだったしなによりこの力を使ってあなたみたいな人と遊んでみたかったの!負けちゃったけど。」
この子は悪くない・・この子にこんな力を与えたものがわるいんだ・・・
それなんて夜神総一郎?って突っ込みは今は無しだ。

~デビル・完~