※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

「タイムトラベル」

序章

 ―――2020年―――人類はついに゛過去゛へのタイムトラベルを実現させる。
しかし利用法はたった一つ、過去の観賞のみで干渉や売買等は禁じられていた。
そんな未来で起きた話をしよう―――。

第1話 タイムトラベル

 僕はこの病院に何年いたことだろう・・・。あれから10年くらい経つのか?
僕こと喪君は10年前から記憶喪失に陥っている。
10年は異例で国中が僕のことを応援してくれた、ベッドの側には千羽鶴も飾ってある。
しかし僕の記憶は戻らない・・・。
こんな僕に国はある提案をしてくれた。

「タイムトラベルで10年前へ戻り、過去を観賞し記憶を蘇らせる。」

タイムトラベルは最近実現された高級旅行、時間を旅行するだけで他のバスツアーと変わらない。
しかしタイムトラベルは100億円と破格の値段、それを国が僕に勧めてくれたって事は・・・。
喪君「それなんてエロゲ?」
医師「エロゲも糞ゲもない!国が君にプレゼントしてくれるって言うんだ!」
喪君「まじすか、過去のエロゲやり放題すか?」
医師「やめるか?」
喪君「いえいえ、とんでもない!是非行かせてください!」
こうして僕は失われた記憶を探すためにタイムトラベルする事になった。

バスガイド「時空の狭間ではものすごい衝撃が来ます、シートベルトをお締め・・」
喪君「ハァハァ」
バスガイド「どうかなされました?」
喪君「バスガイドハァハァ」
バスガイド「ちょwwwあんたのためにタイムトラベルするんじゃないんだから!」
幸いタイムトラベルは僕とバスガイドと運転手のみ、まぁ100億円だ・・・いくら過去を見れる
とはいえ一般客には手が届かない。
喪君「僕は喪君!童貞さ!」
バスガイド「・・・。」
喪君「おいおい、僕は名乗ったぞ!君の名前も教えないといかんざき!」
菜穂子「バスガイドの菜穂子です・・・運転手は雄山さんです。」
喪君「お、雄山!?」
菜穂子「あの美食倶楽部の雄山さんですが何か?」
喪君「それ一番だめな雄山じゃんwww」
こうして喪君、菜穂子、雄山を乗せたバスは時空の狭間に向かっていく・・・。

第2話 2010年

 あれから8時間くらいが経ったところで僕は菜穂子さんに起こされる。
菜穂子「起きてください、着きましたよ。」
喪君「おはようのチューは?」
すると雄山が僕に濃厚なディープキスを決めてくれた。

 バスのドアを開けるとそこは10年前の世界―――2010年だ。
なんとなく見覚えのある世界だがそう簡単に記憶は蘇らない。
菜穂子「ではゆっくり観賞してください、わかってると思いますが過去との干渉、売買は違反です。」
雄山「違反です。」
喪君「わかってるよ、それより菜穂子さんはバスガイドだからもちろん案内してくれるよね?」
菜穂子「それがガイドの仕事です。」
喪君「そんで雄山さんはバスに残るよね?」
雄山「わしは過去の美食倶楽部で喪一郎に復讐するのじゃ。」
喪君「それ一番違反じゃね?www」
菜穂子「これをお持ちください。」
菜穂子は古い腕時計を渡してくれた。
菜穂子「それは時を止める時計です、ここは過去なんで万が一のことがあったらそれを使って
     切り抜けて下さい、干渉は未来に影響しますからね。」
僕はさっそく時間を止めて菜穂子さんに悪戯をしようとする
菜穂子「バチコーーーン」
雄山「バチコーーーン」
喪君「え、なんで・・・時間を止めれるんじゃ・・・。」
菜穂子「私たちは動けます、あなたが変な事しても丸見えですよ。」
雄山「丸見えですよ。」
喪君「ちぇ、悪戯に使えないんじゃこんなのいらねぇし・・・。」
雄山「フヒヒヒwwwすみませんwww」
こうして一行は2010年の地に足を踏み入れた。

第3話 雄山イックゥゥゥ!!

 2010年といっても10年前、そこまで変わった様子もない。
喪君「思い出せるか心配だ・・でも国がせっかく用意してくれたんだ、絶対思い出す!」
雄山「喪君カッコイィィィ!!雄山イックゥゥゥ!!」
一行はとりあえず腹ごしらえに美食倶楽部へ向かおうとした。
喪君「だめだろwww」
一行はとりあえず腹ごしらえにマクドナックスへ向かった。

菜穂子「調べによるとあなたはあの変な形をしたマンションに住んでいたとのことです。」
喪君はナックスバーガーを食べながら外を眺める・・・そこは近代都市と言える風景が広がる・・・。
菜穂子「一つ重要な事を話しておきましょう。」
喪君は手元のジュースを飲みながら耳を傾ける。
雄山「これでわしと間接キスじゃwww」
菜穂子「この時代のあなたには絶対会わないでください。」
喪君「なるほど、たしかに会ったら大変だな。」
菜穂子「なのであのマンションには近づきません、いいですね。」
一行はマクドナックスを出ておかしな形をしたマンションとは逆の方向へ向かおうとしたがそこへ突然黒ずくめの男が現れる。
黒ずくめ「おい、おまえらが持っている時計をよこせ。」
菜穂子「なぜ時計のことを!?」
黒ずくめ「さっき盗み聞きをした、命がほしければさっさとよこせや!」
すると黒ずくめの男は懐から拳銃を出す。
すると怯えた雄山さんが
雄山「雄山イ・・・・・・・・・・・」
喪君「雄山さん・・・今それ言うと・・・」
雄山「雄山イ・・・・・・・・・・・」
喪君「雄山さんだめだ!!今それを言っちゃだめだぁぁぁ!」
雄山「雄山イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
雄山さんはお漏らししていた、それを見かねた黒ずくめは
「ズドーーーン」
鈍い音がする・・・発砲したのだ・・・。
僕が雄山さんの所に駆け寄ると
黒ずくめ「さぁ、次はそこの女だ。」
僕は素直に時計を渡した、黒ずくめはすぐに退散する。
喪君「なんて奴だ・・・血も涙も無いのか!」
菜穂子さんも呆然としていた・・・。
雄山さんは満足そうな顔で死んでいる・・・何に満足したんだよ・・・。

第4話 追跡

喪君「雄山さんの仇を打つ!!あの黒ずくめを追うぞ!!」
菜穂子「でも干渉しては・・・。」
喪君「そんな事言ってられるか!!」
黒ずくめはあのマンションの方へ走っていった、僕と菜穂子さんもそれを追う。

マンションの前に到着・・・僕の記憶は戻らず黒ずくめの姿も見失った・・・。
菜穂子「やはりバスに戻りましょう・・・これ以上の深追いは危険すぎます。」
喪君「絶対あいつを捕まえてやる!!」
僕はやると言ったらやる男だ・・・それは細木数子で抜いたあの時と同じ感情だった。
菜穂子「周りにいないという事は・・・もしかするとこのマンションの中に入ったんじゃ。」
喪君「行こう!!」
菜穂子「しかしここにはこの時代のあなたが住んでいます、会うのは危険です。」
喪君「僕は記憶はないが未来の自分にあった事はない!これだけは言える!!だから平気だ!!」
二人は急いでマンションに突入する。

 1階・・・2階・・・3階・・・そして4階に到着した。
喪君「だめだ、どこにもいない・・・。」
すると目の前の玄関が開く。
住人「あら喪君さん、さっき帰ったんじゃなかったんですか?」
喪君「え、あ、今帰ってきたんですよ?」
住人「あら?さっきあなたの部屋に黒い服を着た男性が入っていきましたよ。」
奴だ!!図々しくも過去の俺の家に空き巣ですか!!そういえば・・・。
僕は何か思い出しそうだったがだめだった。
菜穂子「なんか嫌な予感がするわ・・・やっぱりバスに(ry」
僕は菜穂子にそっと口づけする
菜穂子「おぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!何さらすんじゃぼけぇぇぇぇ!!」
僕はゆっくりと過去の自分の家の玄関を開ける・・・そこには黒ずくめの男が立っていた。

最終話 記憶喪失

喪君「おまえだけは許すもんか。」
僕は黒ずくめに向かって豪語する・・・しかし・・・突然激痛に見舞われる。
喪君「こ・・・これは・・・。」
黒ずくめ「この時計は本物だったみたいだな。」
喪君「て、てめぇ・・・卑怯だぞ・・・正々堂々勝負しろ!!」
さらに激痛が走る・・・もうだめだ・・・
黒ずくめ「はっはっは、これがあれば世界征服も夢ではグオ!!!!」
黒ずくめが倒れる、その後ろには花瓶を持った菜穂子さんが立っている。
菜穂子「私も時計持ってるからね、ってこの人死んじゃったかな?」
相当打ち所が悪かったのだろう・・・黒ずくめはびくともしない、しかし呼吸はある。
ピーポーピーポー
警察が来たようだ、どうやらさっきの住人が呼んだのだろう。
喪君「よし、時間を止めてさっさとここから逃げよう!!」
菜穂子「でもこの人は・・・」
喪君「これ以上干渉しちゃまずいだろ?この時代の人間に任せればいいさ。」
僕と菜穂子は時間を止めてマンションから脱出―――そしてバスに戻った。

喪君「とまぁタイムトラベルはこんな事があって思い出す暇なんかなかったのさ。」
医者「災難だったなぁ、でも無事でなによりだ。」
喪君「そういえば僕はどうして病院にいるの?」
医者「それは記憶喪失だからだろ。」
喪君「どうやってここに来たか知ってる?」
医者「たしか10年前君は強盗にあって頭を強く殴られてるんだ、それで運び込まれた時に
   同時に記憶喪失でもあったのさ。」
喪君「その時の服装は?」
医者「黒ずくめだったかな。」
~END~