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発端は「せんぱいせんぱーい。わたし、スゴイ能力手に入れちゃったんですよー」なんていう、何気ない彼女の一言。
狭い部屋。コタツで差し向かい。そんな、色気もなんもないシチュエーション。
バカな話にも飽きて、さぁ寝るかという時間にも関わらずコイツのバカさ加減は相変わらずだ。
俺は俺で、例によって彼女の虚言なのだろうと本気にすることなく、
「あーあー、そりゃヨカッタなー。精々世界平和にでも貢献してろー。俺は寝る」
などとテキトーにあしらったり。
コイツの行動パターンは読み切っている。
「えー、つまんないですよーぅ。せっかくなんだから『どんな能力?』とか食いついてくださいよー」
「はいはい。どんな能力よ?」
あくまでがっつかない程度に質問してやる。会話の主導はこうして握るのだ。
「聞いて驚かないでくださいなー。なんと時間を止めることが出来るのです!」
じゃーん、などと擬音を発し大げさに両手を広げる彼女。
「……はいはい」
期待した俺が馬鹿だった。さて、寝るか。
「こらー、寝るなー! 寝たら襲いますよー」
「そうなる前に全力で逃げるわ」
「時間止めれるんですよー?」
「やってみろよ」
「わかりましたー♪ 証拠見せますから眼ぇ閉じてくださいー」
「誰が閉じるかボ――――」
ケ、と言葉を繋ぐよりも早く、視界は彼女の顔で埋まっていた。
そして唇には微かに甘く、柔らかな感触。
「!!!!!!!!?」
慌てて飛びのくと彼女はぺろり、とイタズラっぽく舌で唇を湿し――
「ごちそうさまです」
などと呟きやがる。
「ちょ……ッ、おま! なにすんねん!」
どうやったのか?
なんてこたぁどーでもいい。ファーストキスなのに。穢されちゃった、俺……
「わたしも初めてですよ?」
訊いてねーよ!
「オマエなー、初めてなら初めてらしく大切にとっとくなり、
 もっとムードある場所で思い出にしたり、
 もっと好きな人との記念にしたりだな――――」
焦る俺焦る。
何言ってんのか自分でもわからない。
そんなふうに狼狽してる俺を前に、彼女は
「くすくす」と笑い、「見かけによらずロマンチストなんですね」などと嘲い。
「もう充分に大切にしてましたし、ムードはなくとも一生の思い出ですし、

 せんぱいより好きな人なんか、居ませんから」
と恥かしげも無くそんなコトを口にして、
「わたしは別にかまいませんよ?」
などと屈託の無い笑顔で締めた。
「せんぱいは、不本意でしたか?」

ああ、もう。
そんな風に問われたら

「……俺も、まぁ、いいかな」

と呟くコトしか出来ない。
時間止められたんなら、抵抗なんかできねーし。
時間を止められなくとも、俺はコイツを拒絶なんか出来ないのだ。

「それじゃ、いきますよ」
瞬間、ガチャンと俺の手が後ろで手錠とこんにちわ。
…手錠?
「おいこら、なにしてんだよ」
「え?せんぱいに手錠をしておりますが?」
見りゃ分かるっつの。
「そうじゃない、何をするつもりだ。
 俺はいかに危険思想人物であっても、まだ行動には起こしていない。
 ゆえに警察にしょっ引かれるような道理はまったくないぞ」
「え?先輩、まぁいいかなって言いましたよね?」
「…はぁ?」
「あの…つまり…、その、エ、エッチさせて頂きたく…」
手が塞がっていたので頭突きを食らわす。
「きゃん!」と彼女がほえた。
馬鹿だ、この子、お馬鹿だ。
「そういうのはちゃんと段取りをふんでだな!大体いまn(以下説教」
「う~ん、うるさいなぁ」
次の瞬間、口にガムテープが張られていた。
くっ、また時間を止めやがったな。
「おとなしくさせてくださいよぅ!
 ここまで女の子にさせてやめるだなんて、せんぱい恥辱プレイヤーですか!」
「---!!」
声にならない声を上げる。縛って口ふさぐおまえは緊縛プレイヤーかと。
「恥ずかしいじゃないですか!あーもう!
 こうなったらせんぱいも恥ずかしくさせてあげます!」
次の瞬間、俺のズボン&パンツが消え、脚の間に彼女の顔があった。


紅潮している彼女の頬。息も少し荒く、息子にかかる。
「---!!(意訳:ちょ、おい!)」
「こ、これがせんぱいのなんですね…まだおっきくなってないのかな?」
たどたどしい指使いで俺の息子に手を添える彼女。
指が触れただけで大きくなり始めた。
「あ、おっきくなってきましたよ?」
「---…(意訳:は、恥ずいって…)」
やめろ、と残った理性をフル導引し、足で彼女をどけようとする。
「あ、せんぱい、そういうことするなら、おしおきですよ」

さて、時間をとめられて足までガムテープでぐるぐる巻きだ。
OK,打つ手なし。また板の上の…なんだっけ。鰯?そんな気分だ。

「まだ抵抗しますか?」彼女が俺に尋ねる。
今手元に白旗があったら全力で振っているだろう。俺は首を横に振った。
「それじゃ、おくちのガムテープはずしますね」
ぴりぴりと、ガムテープをはがした。
「せんぱい、おねがいがあるんですけど…」
手と足を縛られて俺はすでに抵抗する気力をなくしている。
「今度はなんだ…」
「わ、わたしの…その、まだ濡れてないので、手伝って欲しいのですが…」
「…はぁ?」
「とにかく、あの、入れたいんですけど、濡れてなかったら痛いらしいので…
 その、わたしのあそこ、な、なめてください!」
「…」
俺は沈黙する。あの、手足縛られてなめてくださいって言われたらどう反応
するのが正解なんでしょう?
しばらく沈黙して、
「…ああー、もうっ!本当に恥辱プレイがお好きですね!
 こうなったら無理にでもさせていただきますよ!」
気がつくと、彼女が俺の顔の上に乗っかっていた。

真上から見下ろされる。
「あの…せんぱい…お願いします…」
目の前に女性器。こんな形ではじめてみることになるとは。…なんか情けな
くなってきた。
「…すまん、はじめてなんでわからん。どうすればいいんだ?」
「わ、私だって知りませんよ!初めてですもん!」
…はじめてでこうなのか。すごいやつだな。
了承を得ず、俺は舌を伸ばした。
「ひっ!?」
ビクッと彼女が身を震わせる。
「い、痛かったか?」
「いえ、ちょっとビックリしただけです…続けてください」
舌を動かしてみる。ぐにゃぐにゃと柔らかい。嗅いだことのない匂いが鼻腔を
刺激する。彼女が「ん…」と声を漏らす。俺は少しうれしくなって、また舌を
伸ばしていく。

「あはっ、先輩、顔べちゃべちゃになっちゃいましたよ」
俺の顔の上から降りて、彼女が言う。
「…全面的にお前のせいだ、責任を取りたまえ」
「はっ、了解いたしました」
顔を拭いてくれる、と思ったら彼女は俺の脚の上に。
「…何をする気だ?」
「あの、責任を取れ、と」
本日二度目の頭突きを食らわす。今度は「ひゃん!」とほえた。
「…まぁ、いいや、好きにしてくれ」
「えっ、今の頭突きはなんだったのでしょう?」
「気にするな。さ、しよう」
わかりました…と、彼女は身を沈めた。

柔らく、暖かいものに包まれた。
半分ほど結合する。
「ん…」と彼女が呻く。
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫です、はい、伊達に女やってません…」
涙目になる彼女。
「お、おい、無理しなくても…」
「大丈夫ですって、任せてください…ん」
何かを破る感触がして、俺のすべてが埋まる。
「いっ…あ、は、入りましたよ、せんぱい…」
「馬鹿、おまえ…」
「いいんです」俺にキスをする彼女。「せんぱいのですから…」
うっすらと血がにじみ出る。
「う、うごきますよ」
彼女がゆっくりと上下に動き出す。俺のが女性器の肉壁で擦られていく。
「せんぱい、…ん、き、気持ちいいですか…?」
「ああ、ちょっと、やばいなこれは…」
「よかったです…もっと感じてください…」
ゆっくりとした動きだったが、俺を確実に絶頂へと誘う気持ちよさだった。

「ごめん…もうイきそう」
「はい、いつでもいいですよ…、出してください」
俺は彼女の中に出す。頭が白くなって気絶しそうになるくらい、気持ちよ
かった。
「あはっ、せんぱい可愛いですよ…」
頭をなでられた。くそっ、かわいいじゃないか、こいつ…

「あの~せんぱい~」
コタツで一緒に寝てると、彼女が俺に声をかけた。
「その、無理やりしちゃってごめんなさい」
一応、申し訳ないと思っているようだ。
「…ごめんなさい、嫌いになりました?」
俺はNOと答える代わりにキスをした。

「どうでもいいけどさ…」彼女に聞く。「そろそろ解いて欲しいんだけど」
俺の手足は相変わらず拘束されたままだ。
「駄目です。せんぱい、またムラムラ来て襲ってくるかもしれないじゃ
ないですか!」
「襲われたのは俺だよ!」
「解いたら襲ってくるのは目に見えてますよ!それにお股がまだ痛いんで
 今日はもうかんべんしてくださいよ!」
股間を押さえて彼女がモジモジする。…そうですか、すいませんでした。

「せんぱい…不本意でしたか?」
キスされたときと同じことを聞かれた。
「…やってから聞くな、と。…まぁ、よかったよ」

あはは、せんぱい赤くなってる~かわいい~、と返されので、軽い頭突きを
返しておいた。

(完)