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――――死神女デス:彼の死

 693年間止まっていた時間が動き出すと、彼の父と母は再開を果たした。
 彼は自分の部屋で死を待っていた。

 父と母が階段を上って彼の部屋に入ってきた。
 父は無抵抗の息子を殴り、蹴飛ばし、投げ飛ばした。
 母は朦朧としている息子に致死量の睡眠薬を飲ませた。

 二人は彼が死んだことを確認すると、遺体を車に乗せ、山の奥深くへ運んで、埋めた。
 二人はどこかへ去っていく。幸せそうな顔で。

――――――死神女デス 祝福

 自分の体が埋められた土の上、彼は無表情でぼうっと座っている。

 「悲しい?」私は死神になった彼に聞いてみた。
 「…」彼は何も答えなかった。ただ、いつもみたいに無表情だった。

 「おいで」両手を彼に差し出してみる。
 「ごめん」いつものように彼は謝る。「泣きそうなんだ」
 「そう」後ろから抱きしめ、頭をなでてあげた。私の腕に何滴か
彼の涙が落ちたが、気にしないであげよう。

 「死神合格おめでとう」
 彼の一生をねぎらう。
 「これからも私と、ずっと一緒だから。ね?」
 ギュッと強く抱きしめ、そして今からを祝福した。

――――――――――最終話 男の死亡、祝福 終わり