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 服の上から胸を鷲掴みにしてやる。
「あ……」思いっきりこねまわす。「だ、だめ……やめて……」知るか。
 布越しにとてつもない柔らかさを持つ物体を感じる。
 あーもう、じれったい。直に触ってしまえ。
「いや、いやだ、だめ……」
 服の隙間から手を侵入させる。
 熱を帯びた彼女の体。滑らかな体の感触が手に伝わってくる。
 ぷにぷにしてて触る指先が気持ちよくなるな、これは。
 指先が胸に達するがブラジャーが邪魔くさい。まぁいいか、とるのも面倒だ。
「やめて……やめてください……」
 ソウデスカ。
 胸はもういいし、やめてやるか。
「脚ひらけ」
「……え?」
「いいから、脚だ。早く開け」
「や、やだ……やです」
 ギュッと太ももを閉じてしまう彼女。まだ抵抗するか。
「んじゃこれを使うまでだけど」
 そういってストップウォッチを見せ付ける。
「あ……」抵抗が無駄だと悟ったのか、彼女は俯く。「やだ……だ、だめ……」
 ギュッと目を閉じてうわ言のようにやだとだめを繰り返す。
 脚に手をかける。びくっと彼女は反応したが、次第にその力も弱まる。
 力をこめる。両足を開かせる。スカートの中の下着が目に入った。
「……なんだよ、濡れてんじゃねぇか」染みが楕円状に広がっている。
「いやだ……やだ……」
 なんだよ、いやだって言ってる割には「やだ……」うるさいな「いやだ」強引に
覆いかぶさる「やだあ」うるさいので少し黙らせる。「!? ん! んん!」ファー
ストキスはレイプの味だった。
「ん……や……た、助けて」

「誰も助けてなんてくれねぇよ」
「――あ……」

「……ん?」
 彼女の瞳から色が消える。そして「いやああああああああああああ!!!」暴れる。
地団駄を踏む子供のように。脚をばたつかせて。耳障りな声で。
「うるさい」うるさくて腹が立ったので頬を張る。
「痛っ……やだ! ひっ、やめてよぉ……やめて……」少しおとなしくなる。「だ……
助け……くれない……」彼女が何か言おうとする。
「なんだよ、はっきり言え」見ていたらなんだかイラついてきた。

「だって……だれも……助けて……くれない……お父さんなのに……なのに!」

 誰も助けてくれないと彼女もそう言った。
「なんだよ」急にやる気が失せていった。「お前もか」
 誰も助けてくれない、自分は苦しいのに。その絶望的な感情をこいつは知っていた。
 なんだよ、俺と仲間なんじゃないか。なのに俺は……。

「ひ……ひぃ……は、はひ……」
 彼女の呼吸音がおかしい。いかん、過呼吸を起こしている。
「すまん、謝罪は後だ。大丈夫か?」
 俺は背中をさすろうとすると「あっ! やーっ!」彼女は暴れだす。その空ろな目に俺は
映っていない。
 くそ、えーっと……エヴァ10巻で仕入れた知識によるとだな、過呼吸の治療には紙袋か。
「ひく……ひ、は……は……」んなもんが都合よくあるわけが無いわけでして、つまりカオ
ル君はだな……。
「えーっと……ごめんな、また一つ謝ることが増えた」
「ひ、ひぃ……はっ……」
 唇を重ねる。今度は出来るだけやさしく。
 「んん! ん!」脚で腹部を蹴られる。気にしている暇は無い。
 俺は懸命に彼女と呼吸を合わせる。「んぅ!」次第に彼女の目がしっかりしてきた。
 そろそろ呼吸が苦しくなってくる。「……」あれ、大人しくなった。もういいか?
「ぷはっ……」
 つーと、唾液が糸をひく。
 頭がくらくらする。くそっ、酸素が足りん。呼吸を整える俺。

「えーと……とりあえず、大丈夫か?」
「……ぁぅ」
 彼女はぼーっとした目で俺を見ていた。

 コーヒーを淹れ直して、二度目の気まずい沈黙。
 俺はなかなか謝罪の言葉が思いつかない。
 そんな中、先に静寂を破ったのは彼女だった。
「あ、あの……」
「は、はひっ!?」いかぬ、不意をつかれたとはいえキョドり過ぎだ、俺。「ごほん……すま
ない。えっと……?」
「だ、大丈夫ですから……大丈夫」
 ――だから、何がだ。
 この子は主語とか大事なところを省く癖があるな。アホな子に違いない。
「いや、とりあえずだな……」
 俺は座布団をほおり投げる。びくっと彼女は驚く。そして俺は猛烈な勢いでフローリングの
床に額を叩きつけた。ゴフォと鈍い音が部屋に響き渡る。「が…」予想以上に痛くて声が出た。
「謝ってどうなる問題じゃないが……」俺は精一杯の気持ちで謝罪する。「すまない、殺して
くれてもかまわない。罵って俺の頭を踏んづけてくれてもいい。そうすると作者は喜ぶが……
いやすまん、真面目な話だったな。どんな罰でも受ける、好きにしてくれ」
「いえ……あの……」
 分かってる。こんな謝り方をするのは卑怯だってことぐらい。
 でも、形だけでも、彼女には謝っておきたかった。
 罪が消えるわけでもないし、絶対に許されることじゃない。それぐらい分かってるよ。

「いいですから……あの……わ、忘れましょう?」
「……はい?」

「あれはあの……じ、事故ということで……」
「いや……そういうわけには」
「大丈夫ですから……大丈夫。こちらこそ、ごめんなさい」
「いや、あの……すまん」
 なんだか良く分からないが、二人して謝りあう変な形になってしまった。

 おそらく彼女には永遠に許してなどもらえない。
 それが俺に与えられた罰なんだろう。
 俺はもうすぐ死ぬまでの時間、これを背負いきらなければならない。
 それはなんと難しいことなんだろうかね?

「……? 何してるんですか?」
「人間、死ぬときには準備が必要なもんさ」
 俺は死に支度を始めることにした。
 まずはPCをつける。乱暴に電源を落としたが、ちゃんと生きていた。
 とりあえず、HDの中身を全消し。ぐっばい、俺の彼女たちよ。
 次に見られたら切腹ものの物品を机からガサガサ取り出す。
「あの、すまん」俺は彼女にお願いする。「ちょっと部屋から出てて欲しいんだが……」
さすがに見られたら引かれるな、あれは。
「その……すいません」と、彼女は言う。「私たち死神は……あの、監視する目的もある
のです。あなたから目を離したら……職務怠慢です」
 ソウデスカ。
 ……冷汗が頬を伝う。
「……引くなよ?」
「? え?」
 ガラッと机の一番でかい引きだしを開ける。わがエロゲコレクションの一部である。
「う、あ……」
 引いてる! 明らかに引いてる!
 俺はもう自棄になりつつ、布団が3セットほど入りそうな押入れを開けた。ガラッと。
「……」
 沈黙が痛い。
 たぶんゴミ袋に入れたら4袋分にはなるだろうエロゲたち&ヲタグッズが積まれてたからね。


「あね……じる?」
「そこ! 手にとって読むな!」

★次回予告!

 ヲタクグッズをゴミ袋4つ分ほど抱えて旅に出た主人公と死神さん。
 しかしその二人に魔の手が迫る!

 「待つんだ。その月姫読本初回版は置いていってもらおうか」
 「誰だあんたらっ!?」
 「ちょっと……あんた何やってんのよ!」
 「いやデス、彼はあのレア物の山を捨てようとしているんだ。それくらいなら僕が……」
 「あのね、あんたと私は今回出番無いんだから。多分。はいはい、退場退場」
 そういって魔の手は引くのであった!

 「まて、次回予告のはずなのにこれじゃ視聴者の興味が薄れ」「うるさいわよ」「アー……」
 変な男は黒服の女に引きずられて退場した!


 「……なんだったんだ? あれ?」
 「な、なんでしょう……ね」


※尚、次回予告の内容が確実に次回に出てくるかどうかと問われると、まずありえません。