第10章 伝説


第10章 伝説






1勝












1敗












1分 













3試合総合得点












共に9得点








全くの互角で迎えた








優勝決定戦!!!






この試合に限り、先発投手は今まで使用した投手も使用可となった。



つまり


両チーム共に






エース同士の投げ合いとなったのだ。










第3戦を終えてから、少しの準備期間があった。




そこで、私は秘密兵器の入手に動いた。。。






そう




泣く子も黙る






08 ダルビッシュ 有







精密機械撃破には



どうしても、彼の力が必要だったのである。






そして




ダルビッシュ入団の助けを仰いでくれたのが




盟友クロろすだった。







しかし




入手したのが、優勝決定戦の数時間前。




時間が無い。





オレゴンは急いで、ダルビッシュでの試運転を始めた。




抜群のスピード


抜群の球威


抜群の変化量


抜群のスタミナ



どれをとっても、他の追随を許さない



唯一無二の最強投手





しかし、問題はすぐに判明した。




今までにいないタイプの投手だけに




使いこなせなかったのである。。。




曲がりすぎる変化球



コーナー一杯に決めるのが逆に困難になってしまったのは、皮肉である。。。




しかし、時間は無情にも過ぎていき



とうとう








試合開始の時刻になった。。。




2008年 5月20日 22時  プレイボール


第4R 市民 イニング9回 wp700

オレゴン       先発 08ダルビッシュ有N
MumtazaMahal  先発 07川上SP



マハルは突如のダルビッシュの登場に困惑気味だった。


無理もない


こちらも川上SPでくると読んでいたからである。




序盤



ペースを握ったのはオレゴンだった。



困惑気味のマハルを、ダルビッシュで次々と討ち取っていったのであった。



そして、2回表


オレゴンが先制点をあげ


1-0



そして、5回表


オレゴンが多村の3ランで、突き放し


4-0



しかし、精密機械マハル


簡単にこのままでは終わらなかった


6回裏



福留のソロHRを足がかりに、この回3点を返したのだ。



4-3



そして、互いにラッキー7へと突入



オレゴンの7回表



なんと、無得点に終わってしまった。。。



嫌な流れだ




嫌な流れは的中した



マハルの7回裏



ラッキー7の勢いに乗り、パックの3ランなども飛び出し


この回一挙4点を奪う猛攻を見せたのであった。


ついに逆転を許したのであった。


4-7



しかし



このままでは、終われない。。。



9回表


マハルの投手浅尾を攻め立て、1点を返すのであった。



なおも、同点、逆転のチャンス


わずかな望みを託して・・・・






2ストライク2OUTと追い込まれての浅尾のフォークボール。。。









空振り三振。。。





ゲームセット。。。






長い





長い





80人の頂点を決める戦いはここにピリオドを打ったのであった。










第38回優勝者 Mumtaz Mahal









無念の準優勝に終わってしまったのが




オレゴンの38回大会であったのだ。




















しかし





その大会から3ヵ月後












衝撃が走ったのである。







Mumtaz Mahal 引退







なんと、彼が引退を宣言したのであった





とても、ショックでした。




ここまで書いてきたとおり、彼とは数々の激闘を繰り広げてきました。





まだまだ、彼にかないませんし、いつかは越えたい存在でした。




ありがとう。



Mumtaz Mahalよ 永遠に・・・






最終更新:2008年10月31日 03:46