見極め
~ステップ2 投手の手元の軌道でコースを読め!~
ここでは、さらに流し打ちを完全習得するための
見極めについて書いてみる。
まず、見極めで大切なことは
相手投手の手元の軌道を見ることだ。
参考図1
赤枠の部分に注目してほしい
投手からボールが放たれるとき、ここの角度でだいたいの方向が決まる。
参考図1での、赤、黒、青の大きく分けて3方向に投げ分けることができる (厳密に言えばもっとあるが。。。)
投手の変化量のパラメーターで変化幅に差はあるが、球の出所はほぼ一緒だろう。
さらにこれを踏まえて
投手は左右にプレート移動をする。
右端に寄った場合
ストライクになる可能性のある軌道は、赤と黒
ボールになるのは、外に外れる青
左端に寄った場合
ストライクになる可能性のある軌道は、青と黒
ボールになるのは、外に外れる赤
要するに、球の出所とプレートの位置に注意すれば、だいたいのコースがわかり
見極めをする目安となることがわかるだろう。
~ステップ3 直前曲げを見逃すな!~
しかし
投球上級者になってくると、直前曲げを使用して芯を外しにかかってくる。
参考図2
参考図2の赤、青の方向に曲げてくるのが、直前曲げだ。
ステップ2の手元だけの軌道(黒)だけで見切ってしまうと、まんまと相手の術中にはまり詰まらせてしまう。
そこで、手元だけの軌道だけで判断せずに最後まで、ボールの曲がる方向を追う必要もある。
それが、困難な場合はステップ1のタイミングだけで、流すことも可能ではある。
ステップ2でも言った通り、ここでもプレート位置は重要である。
右端に寄った場合
ストライクになるのは、真っ直くる黒、中に入れる赤
ボールになるのは、外に逃げていく青
左端に寄った場合
ストライクになるのは、真っ直くる黒、中に入れる青
ボールになるのは、外に逃げていく赤
ステップ2,3を合わせただけでも、これで18パターンの投球コースがある。
さらに、微妙なプレート位置、曲げる最中に方向キーを放して曲げる量を加減する放し曲げ、忘れてはいけないフォークボールetc...
すべて会わすと50通り以上の投球コース、球種が存在するのだ。
~ステップ4 相手の配球を読んで見極めろ!~
すべてのコース、球種を把握して打つとなると、かなり困難なことだ。
自分の見極めの判断に手が負えないとなった場合は
配球を読む!
試合が進むにつれて、相手の投球パターンを把握することも大事なのだ。
初球に、このコースから入ることが多い
追い込んだら、必ず一球外しにかかってくるetc...
かならず、どんなプレイヤーにも投球のクセがきっとあるはずだ。
そして、野球というスポーツはストライクを取りにいかないことには始まらないスポーツ。
かならず、ストライクがくるのだ。
そのストライクを見逃さず、いかに捕らえてヒットにするかが
1ゲーム、1ゲームの勝負を判断するのではないだろうか。
以上
ここまでのステップを全てマスターすれば、全国大会優勝が現実味を帯びてくるだろう。
最終更新:2008年10月31日 03:13