第14章 奇跡
8月1日 早朝6時
オレゴンは不思議と自然に目が覚めていた。
待ちに待った、予選最終順位を確認するためだ。
この日をどんな思いで、待ったことだろう。
やるだけのことはやった。
それで、ダメならオレゴンとはそこまでのプレイヤー
実力がなかったと認めるざるを得ないのだ。
最初はマイナス思考で、パソコンを起動した。
ファミスタにログインし、少しの間深呼吸をした。
静かな朝に、自分の鼓動だけがやけに耳に響いた。
そこに待っている結果がどうあれ、決まっていることなんだ。
オレゴンは覚悟を決め、ランキング画面へとマウスを動かした。
そして
次の瞬間
オレゴンは目を疑った
公式戦 2008限定① 8オレゴン
50位
なんと!!!
決して見間違いではなかった。
朝早いせいもあって多少寝ぼけていた、オレゴンの目が一気に覚めたのだ。
何度見ても
50位という文字が、8オレゴンの順位についているのであったのだ。
キターーーーーーー!!!!
オレゴンは歓喜に沸いた。
その場にログインしていたメンバーとその喜びを分かち合い
仕事へと出勤したので、あった。
うれしすぎて、仕事も手につかなかったのもまた事実であるw
その日の夜
オレゴンを待ち受けていたのは、喜びの声であった。
「奇跡だ!」
「すげー!!!」
「おめでと^^」
思わずにやけてしまったw
さて、ここからだ!
無事、奇跡的に予選を通過したものの
この大会に臨むに当たっていろんな疑問があった。
まず、第一にゲームパットの使用が可能なのかどうかだ。
オレゴンはパットプレイヤーなので、ここは一番重要なポイントであった。
その他にも、2度曲げの有無、ゲーム方式、PCの環境、当日の会場の環境etc,,,
第一回大会ということもあり、疑問点はたくさんあった。
とりあえず、思った疑問点を運営側に確認のメールを送信した。
数日後
返信があり、その返信内容は愕然としたものだった。
ゲームパットの使用不可orz
一瞬、大会への情熱が失われた。。。。
これじゃあ、実力が出せない。。。。
ファミスタ始めた当初は史の最初でも紹介したように
オレゴンはキーボードプレイヤーだったのだ。
しかし、コネクトのメンバーの奨めもあり、ゲームパットに変更し
それから、ファミスタの技術が磨かれていったのも事実であった。
予測はしていたことだが、現実となると厳しいものがあった。
あきらめきれずに
「予選でのパット使用者が多数いると推測され、本番でも同様に制限なく使用可に。。。。」
との訴えを、再度送信したのだ。
しかし、結果は同じことだった。
オレゴンは、ここはあきらめて
素直にキーボードでの特訓を始めたのだった。。。
やれやれ。。。。。。
最終更新:2008年11月06日 18:27