第38章 油断
予選が始まり
3戦終了し
3戦3勝 失点0
いい流れ
このまま失点0で、予選1位通過。。。
そんな甘い夢を時折脳裏がかすめる。
しかし、いつもこういうことばかり考えて
失点をボロボロしていくのが
やらかしオレゴンの油断4たる由縁。
もう1戦1戦を集中して戦う他はないのだ。
そして、3戦を終えて翌日
4戦目
その日の1試合目というのは
実に緊張する。
先発は順調にローテしてきた、ダルビッシュ
しかし
この試合
コールドを逃してしまった。
終わってみれば、大差の完封勝利。
しかし、先発の台所事情を考えると
早期コールド勝ちがベスト。
これでダルビッシュ1枚は登板間隔を2,3試合空けることが濃厚となった。
そして、5試合目
この試合も打線は打ちあぐねていた。
なんとか先制に成功したが
思うように点数がかさまない。
回が進むにつれて
危険度も増してくる。
相手の攻撃のイニングの分だけ
失点を喫する危険があるのだ。
そして終盤を迎え、
最大のピンチ
1OUT満塁
ドクドク
ドクドク
カーン!!!
打球は
ピッチャー前に転がった!!!
落ち着いて、1-2-3とつなぎ
ゲッツーを完成させ、失点最大のピンチは乗り切った!!!
これがオレゴンのピンチ3だ。
しかし、試合は
6イニングまでいき
結局全イニングを消化しての完封となった。
5試合を終え
5戦5勝 失点0
しかし、これで次戦はきつい。
とうとうダルが使えない試合
先発 八木
ここを乗り切ればまた、
ダルでローテをすることができる。
次戦が正念場だ!
しかし、
この日の消化は危ない。
打線は湿り、上手い具合に打てていない。
ここまで、失点0で勝てているのが不思議なほどの調子だ。
せっかちな性格のオレゴン。
勢い良く消化したかったが
さすがにここは踏むとどまった。
先発が八木だけにここも慎重な準備が必要となるのだった。
次さえ乗り切れば。。。。
乗り越えなければ。。。。
最終更新:2009年07月20日 20:36