何が楽しいのかも分からない そんな世界で生きていくことは 難しい 生れ落ちた場所がたまたまここであっただけ それがどうしてこんなにも私を責めるのだろう 辛い 気がつけば片手にはナイフが握られている それを私は自ら腕に突き刺して血潮を浴びる 痛い 薬はいつ飲んだのかもう覚えていない 不図見れば床には禍々しい色のものが幾多も転がっている 哀しい 必要なものは傷ついた私と鋭く光るナイフ さあ今夜も始めよう 私だけの自虐的なパーティーを ■あとがき■ 心を病んだ友達がいる。